鍛錬を始めましょう。
……私には、負けられない理由がある
フリオーソ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「フリオーソ」をモチーフとするウマ娘である。CV:西連寺亜希
誕生日:5月1日 身長:161cm 体重:きっちり スリーサイズ:B81・W53・H78
船橋トレセン学園から訪れた、特別留学生。
誠実で物静かなウマ娘だが、その胸の内には誰よりも熱い船橋への愛情を宿している。
船橋の強さを証明するために、掲げる目標はひとつ――打倒、中央。
2024年2月22日放送の「ぱかライブTV Vol.38」にて発表されたウマ娘。地方競馬場の所属馬としてはハルウララ以来2頭目、ダーレー・ジャパン・ファーム(ゴドルフィン)の所有馬としては初のウマ娘化となる。
アプリには3周年アニバーサリーでは出番がなかったが、同時に発表されたトランセンドが3月12日に育成実装されたのに伴い、同時発表のエスポワールシチーとともに登場。勝負服のデザインは主戦騎手だった戸崎圭太の騎手服[1]とメンコの市松模様がベースになっている。
GⅠ級6勝を挙げ4度のNARグランプリ年度代表馬に輝き、地方所属馬の獲得賞金最多記録を有する船橋のレジェンド。GⅠ級2着11回(歴代最多)というシルバーコレクターとしても有名。
2004年5月1日、新冠町のハシモトファームで誕生。ウオッカやダイワスカーレットと同世代になる。
父*ブライアンズタイム、母*ファーザ。近親にはトリプティクをはじめ、国内外に多数の活躍馬がいる良血馬である。
そんな良血馬がなんでまた地方に行ったかというと、答えは単純。オーナーのダーレー・ジャパン・ファーム(ゴドルフィン)が、当時はまだ中央の馬主資格を持っていなかったから。
ドバイの王族マクトゥーム家のシェイク・モハメド殿下が率いるゴドルフィンは世界各国に生産拠点を持ち、無数の名馬を所有する世界的大馬主。当時、ダーレーは日高の牧場を買収していよいよ本格的に日本進出を果たしたのだが、これに国内の生産者などの反発があったようで、地方では2003年から馬主資格を取得したものの、中央の資格を取れたのはフリオーソがデビューした後の2007年のことだった[2]。なおフリオーソは最後まで中央に移籍することなく、地方所属のまま走り続けることになる。
ともあれ船橋競馬場の名門・川島正行厩舎の所属となったフリオーソは2歳の夏に船橋でデビューすると、3戦2勝で全日本2歳優駿に乗りこみ、中央勢を蹴散らしてGⅠ級初制覇。
3歳では中央のクラシック挑戦を目指して共同通信杯、スプリングSに挑んだが7着、最下位11着とあえなく撃沈。南関東三冠に目標を切り替えるが、羽田盃3着、東京ダービー2着と、内田博幸を背に挑んだ当時南関東SIだった2戦は勝ちきれず。しかし最後の一冠、川崎競馬の今野忠成を背に参戦したJpnIジャパンダートダービーで再び中央勢を蹴散らしてレコード勝利。世代GⅠ級の両取りを達成した。
なお、旧ジャパンダートダービーは2024年実施の3歳ダートグレード競走再整備に伴い、10月開催のジャパンダートクラシックに移行したため、フリオーソのレコードタイム2:02.9は2023年の旧制度廃止まで保持された事になる。
3歳秋は古馬GⅠ級に挑み、古馬相手でも通用する実力は見せたもののヴァーミリアンに蹴散らされ、JBCクラシック2着、ジャパンカップダート10着、東京大賞典2着。
明けて4歳初戦の川崎記念もフィールドルージュの2着に敗れたが、当時大井競馬に所属していた戸崎圭太に乗り替わったダイオライト記念を圧勝すると、帝王賞を逃げ切り勝ちして待望の古馬GⅠ級初制覇を飾り、以降は引退まで戸崎が主戦となる。
しかしその後は中距離戦線ではまた2歳上のヴァーミリアンやカネヒキリ、1歳下のサクセスブロッケンらに蹴散らされる日々が続く。ならばとマイルに目を向けると1歳下のエスポワールシチーが立ち塞がり、6歳の春まで善戦マンの日々が続く。
2010年の帝王賞でついにカネヒキリを破って久々のGⅠ級4勝目。目の上のたんこぶだったカネヒキリとヴァーミリアンはもう8歳、ようやくフリオーソの時代が来た!と思ったら、現れたのは覚醒したスマートファルコン。JBCクラシック、東京大賞典と為す術なくすり潰され2着に敗れる。
7歳初戦、めぼしい相手がおらず単勝元返しの支持を受けた川崎記念を当然のように圧勝してGⅠ級5勝目。中央GⅠ制覇を目指してフェブラリーSに乗りこんだが、2歳下のトランセンドの逃げ切りに届かず2着。メイセイオペラ以来の快挙はならなかった。そしてシーキングザダイヤの記録を塗り替えるGⅠ級競走10回目の2着となった。
続くかしわ記念でようやくエスポワールシチーを撃破しGⅠ級6勝目。しかし秋は脚部不安で日本テレビ盃を除外になりそのまま全休となってしまう。
8歳も現役を続行したが、川崎記念はまたスマートファルコンに蹴散らされ3着、ダイオライト記念5着、かしわ記念はエスポワールシチーのリベンジを食らい2着。東京大賞典6着をラストランとして現役を引退した。
通算39戦11勝 [11-14-2-12]。2歳から8歳まで南関東のエースとしてダート戦線の第一線を走り続け、カネヒキリ、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、スマートファルコン、サクセスブロッケン、トランセンドといった錚々たる中央勢と渡り合った。GⅠ級2着11回という数字は、生涯中央の強敵とバチバチに戦い続けた証でもある。NARグランプリ年度代表馬は2007年・2008年・2010年・2011年の4度受賞(史上最多)。獲得賞金8億4544万6000円はアブクマポーロの記録を更新し、地方所属馬として現在も歴代1位に君臨している。
船橋競馬場ではその功績を称え、引退翌年の2013年から準重賞・フリオーソレジェンドカップを創設。2023年から南関東SⅢの重賞に格上げされている。
引退後はダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬入り。種牡馬としては総じてパッとしないブライアンズタイム産駒だが種付け料50万円というお手頃価格で人気を集め、安定して100頭以上の牝馬を集めた。中央重賞や交流重賞を勝つ馬は未だに出ていないものの、地方ファーストシーズンリーディングサイアーになるなど地方重賞レベルでは結構活躍馬を出しており、ヒカリオーソが東京ダービーを勝っている。あとは後継となるような大物を出したいところだが、高齢もあってか種付け数はだいぶ少なくなっており、果たしてブライアンズタイムの系統を繋ぐことはできるだろうか。
詳細は当該記事へ→フリオーソ
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掲示板
55 ななしのよっしん
2024/04/05(金) 13:27:49 ID: Jo3eyg+0CV
そういえば『優駿たちの蹄跡』にフリオーソの史実調教師の話があるのだけど、フリオーソもアジュディミツオーも誕生前の漫画なので半分くらい「サブちゃんとの邂逅編(川島厩舎初期の代表馬がキタサンテイオー)」になってるのよね。ウマ娘でも「昔フリオーソの恩師と出会ってたキタサンブラックの父」とかって形で拾われないかな…。
56 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 03:51:40 ID: eI5ftveE5B
57 ななしのよっしん
2024/05/01(水) 19:48:48 ID: 4RLOKuNJ7a
フリオーソとエスポワールシチーの対戦成績、全5回中4回がかしわ記念で4年連続対戦で1勝3敗(必ずいずれかが優勝してうち2回がエスポ1着フリオーソ2着)、5回目だけが東京大賞典でフリオーソの引退レースなのか……
育成最終目標がおそらく東京大賞典2012(エスポのほかにトランセンドとワンダーアキュートが出走)、最後の最後にデレてくれるのか注目かもしれない
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最終更新:2024/05/02(木) 16:00
最終更新:2024/05/02(木) 16:00
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