テラファンタスティカとは (テラファンタスティカとは) [単語記事]

概要

テラファンタスティカ
基本情報
ジャンル	シミュレーションRPG
対応機種	セガサターン
開発元	セガ
発売元	セガ
発売日	1996年 12月27日
ゲームソフトテンプレート

テラファンタスティカとは、1996年 12月27日にセガから発売されたシミュレーションRPGである。

ファンタジー世界をテーマにした戦略シミュレーションゲーム。主人公は記憶を失った女性ディーネとなり、女神の導きによりマイス大公国の軍を率いて、周辺国からの侵略を阻止する。戦闘ユニットが編隊で、自由に編成できるのが特徴。

ちなみにアレクシスII世のパラメーターには「武勇」と「仁徳」と「知性」の3つがあり、全て「高」になるとトゥルーエンディングに到達する条件を満たした事になる。

主な勝利条件は敵ボスの撃破だが、一部を除いて敵の全滅などが存在する。

クリア EXPは敵部隊を全滅させるごとに加算される。

ストーリー

広大なセレシオン帝国の南西に位置するマイス大公国。ある日、幼いアレクシス2世は、母である大公妃テレーズに連れられ、古い神殿に訪れる。そこに祭られた、「無名神」と呼ばれる古い女神の像に魅せられたアレクシスは、その女神に名を与えた。幼い王子がほんの思いつきからとった行動が、後に世界の運命に関わることになろうとは……。まだ西が、ただ沈黙を守っていた頃のエピソード。ある日、セレシオン帝国の西の守りであるヴェルシェン公国は、魔国ボーフォンを名乗る魔物の軍勢に飲み込まれた。公国を滅ぼし、さらに東へ侵攻を続ける魔国の軍。これを迎え撃つべく出兵した隣国マイスも、圧倒的な戦力差により大公アレクシス1世と、その部隊を永遠に失う事となった。突き進むボーフォンの前に、誰もがマイス全滅を、終末を確信した。まさにその時、奇跡が降臨した。

登場人物

ディーネ(CV:松井菜桜子): 本作の主人公。マイスがボーフォン軍の手に落ちようとした、まさにその時現れた謎の女性。その姿形はマイス大神殿に祭られた「無名神」と呼ばれる女神に瓜二つだった。記憶を失っており自分の名前さえ分からない彼女は、アレクシスが神殿の女神に付けた名前と同じ名で呼ばれる事に。
アレクシスII世(CV:折笠愛): 10歳にしてマイス大公国を継承した少年。彼が神殿の女神に名前を付けた事から物語が始まった。
ジェラール(CV:相沢正輝): 宰相アザンの息子。過去に自分のせいで死なせてしまった戦友がいるらしく、その事を悔やみ続けている。
ジニー(CV:南杏子): ダーマ公爵の娘で、親の干渉を嫌って家出を繰り返すジャジャ馬だ。クラスはファイター。頭を使うよりも力で勝負、といったキャラクターだ。
プラット(CV:鳥海勝美): ロシュ神官長の息子で、彼自身もマイス神殿の神官だ。初期のメンバーの中で、彼だけが唯一攻撃系の魔法が使える。
マルレーヌ(CV:横尾まり): トリスタン男爵の娘で、修道院で魔法を学んだプリーステス。最初から「月の瞳」を持っている、珍しいキャラクターだ。
ジャンヌ(CV:岩坪理江): ウル山に住む魔法使い。大魔法使いトポルに育てられ、魔法を学んだ。ココと非常に仲が悪い。
ココ(CV:麻見順子): 口が悪く、計算高い魔法使い。真面目一方のジャンヌとは、相性が悪いようだ。
チューニー(CV:南杏子): ランザー海峡で仲間になる人魚。幼く見えるが、実は百歳以上。そのためか序盤から魔法が使える。
シド(CV:山崎たくみ): 無口な、元ヴェルシェン軍技術将校。ボーフォン軍によって妻子を殺され、復讐のためマイス軍に加わる。
ゲロリン(CV:子安武人): リオラのバニン湖に住むカエル人の一人。ある事件をきっかけにマイス軍に加わる。
トムリン(CV:山崎たくみ): リオラのヘロン湖に住むカエル人の一人。バルデース要塞での差別的な待遇に嫌気が差し、マイス軍に加わる。
セルシェ(CV:麻見順子): 大陸自由民のリーダーの後継者。その身分を嫌って旅に出たところでマイス軍に出会い、参戦する。
フェリックス(CV:鳥海勝美): ラ・グロリューズでペットショップを経営していた商人。ボーフォンに焼かれた店の再建のため戦う。
コーディリア(CV:横尾まり): ヴェルシェン大公家最後の子爵。祖国再興と公爵継承を夢見て、騎兵隊を率いながら帝国を駆け回る。
ロラン(CV:山崎たくみ): 大陸自由民の動物使い。動物使いとしての腕前は素晴らしいが、酒と女と喧嘩が好きな困った男だ。
ドーラ(CV:横尾まり): 元サーカス団員の大陸自由民。そのサーカス団がボーフォン軍に皆殺しにされたため、復讐に起つ。
アザン: マイス公爵。宰相として国務会議に参加するも他のメンバーに押され気味。
ロシェ: マイス大神殿の神官長。聖職者代表として国務会議に参加している。プラットの父。
オリヴィエ: 大提督にして伯爵という身分の商人貴族。数多くの航海で鍛えられた屈強な体格、意志を持つ人物だ。
クロード(CV:子安武人): ディーネの副官を勤める男。冷静かつ迅速な判断力と、忠誠心を持ち合わせた、ディーネの右腕だ。
カロリーヌ(CV:岩坪理江): マイス大公国の副将軍。軍人としては非常に有能な人物だが、プライドが高く傲慢に振る舞うため周囲の評判が悪い。
ヴィルジニー: マイスの大法官を勤める女伯爵。貴族階級の代表として国務会議に名を連ねる、優美な物腰の貴婦人。
トリスタン: マイスを実質的に動かしている官房長官。冷静かつ実直な人物で、外交や行政を一手に引き受ける影の実力者だ。
ダーマ: アレクシスII世の叔父であり、マイス公爵でもある人物。アレクシスの地位を虎視眈々と狙う、非常に危険な男だ。
ミカエル(CV:堀内賢雄): 帝国軍の将軍で皇位継承候補者の一人。皇帝の政策に不満を感じ帝国の将来を案じている。
ゲブハルト: ノルダーガルト大公国の元帥で、筋金入りの軍人だ。戦場で死ねるなら本望とばかりに無理な進軍をして、部隊を危険にさらす事もある。本来は愛国者であり、有能な人物なのだが……。
ウイア: ヒュロン叛乱の指導者。70年近く叛乱の指導をしているという大物。また、ヒュロン異教の巫女でもあり、高齢ながら高いカリスマ性を発揮している。
モニカ: リオラ叛乱の指導者で、元は牧場の娘。ある日、神の啓示を受けたとして蜂起した。なお、国務会議でリオラへの増税を否決した場合は登場しない。
ジュリアンVII世(CV:広瀬正志): アロマ国王。髭の伊達男として各国で有名な人物だが、策略家としても有名。今回はマイスの併合を狙っているらしい。
バーバラ: アルビオン共和国の大陸派遣軍司令官を務める女公爵。どんな状況でも冷静さを保つ知性派の将軍だが、単なる気取り屋という声も多い。
ガディング(CV:堀内賢雄): ゴブリンの王と名乗っているゴブリンチーフだが、実際には王でも何でもない。頭はあまり良くないようだ。
ベツァール: 魔国四天王のNo.4。「眠れる世界の王の悪夢」を呼び覚ますための研究を行っている。
ザイタン: 魔国四天王のNo.2。ヴェルシェンやマイス侵攻の指揮をしていた。不死身とも言われている。
イビルシェイド(CV:子安武人): ダークチャイルドによって作られたデスナイト。感情などはないに等しく、操り人形的な印象が強い。
リディス: 魔国四天王のNo.3。人の夢を操り、欲望を増大させて心を食らうサキュバス。多少気まぐれなところがあるが、ボーフォンへの忠誠心は厚い。
ダークチャイルド(CV:折笠愛): 魔国四天王のNo.1。その身を常に魔界に置いているため、正体がつかめない存在。事を起こす時には、腹心のイビルシェイドを動かし、自らが手を下す事はない。