デスティニーインパルスガンダムとは (デスティニーインパルスとは) [単語記事]

デスティニーインパルスガンダムとは、メカニックデザイン企画『DESTINY MSV』に登場するモビルスーツである。

概要

DESTINY IMPULSE デスティニーインパルス
型番	ZGMF-X56/θ
搭乗者	マーレ・ストロードコートニー・ヒエロニムス
備考	ミラージュコロイド光の翼
兵装	MMI-G AU25A 「20mm CIWS」×2
	M71-AAK 「フォールディングレイザー」×2
	MA-BAR 72 「高エネルギービームライフル」×2
	RQM60 「フラッシュエッジビームブーメラン」×2
	MMI-710 「エクスカリバーレーザー対艦刀」×2
	テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔×2
	ソリドゥス・フルゴール（ビームシールド）

万能のシルエット・モジュール「デスティニーシルエット」を装着した最強のインパルスガンダム。
ブラスト(遠距離高火力)、フォース(大気圏内・高機動戦用)、ソード(近接戦用)の特性を一つに纏め上げてMSの保有するスタンドアローン性と火力を最大限に引き出せるよう設計された。本体チェストフライヤーにはビームブーメランとビームシールド発生装置が追加されている。

元々インパルスやストライクのモジュール式パックはMSの万能性を高めるためのもので、『単機単一であらゆる状況に対応できる万能機』を目指していた。
そのため、連合の統合兵装パックの利点を考慮するとデスティニーシルエットの開発は必然と言えたが、本機の開発に携わったコートニーは、換装を行う必要がなくなった点について「これはインパルスではない」と言及している。

火力に優れるビーム兵装が多いかわりにエネルギー消費が激しく、1度の出撃で2・3回のデュートリオン充電が必要とされる。
デュートリオンシステムがあるとはいえ基本的にはバッテリー駆動のインパルスでは燃費が悪かった。また、若干過剰な重武装が複雑な機構を持つインパルスの負担となった。

開発陣は1から万能機を開発する判断を下し、本機の生産を中止。本シルエットの要素を継承し、核エンジンとデュートリオンのハイブリッドシステム「ハイパーデュートリオン」を採用した万能機「デスティニーガンダム」が誕生したのである。

デスティニーインパルスは4機が製造され、うち赤紫を基調とした1号機、ザフトレッドの様な真紅の2号機、群青色の3号機の所在が判明している。現在 2号機は設定画、4号機は設定文のみの存在。

「光の翼」
翼状に展開した高機動スラスターが放つ光。後年の資料においては惑星間航行用推進システム「ヴォワチュール・リュミエール」の技術を転用したものとされる。
「テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔」
背部に2基ジョイントしたテレスコピック構造のビーム砲塔。ジョイント部をフレキシブルに可動させ、両肩あるいは両腰に展開させる。ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲と同等以上の極めて強力なビームを放つ。
「ソリドゥス・フルゴールビームシールド発生装置」
両腕に取り付けられたビームシールド。ハイペリオンガンダムのモノフェーズ光波防御シールドを改良したもので、展開中は外部の攻撃を防ぎ内側からの攻撃を透過させる。出力次第で攻撃に転用可能な万能シールドでもある。