ニホンツキノワグマ(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノニホンツキノワグマとは) [単語記事]

ニホンツキノワグマ(けものフレンズ)とは、スマートフォンアプリゲームやアニメなどのメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物が擬人化して女の子になったキャラクター)である。

概要

名前通り日本の本州以南に生息する三日月模様が特徴な、ニホンツキノワグマのフレンズ。

まったりしていて温厚な性格。中性的な喋り方をする。フレンズ化した事で精神文化が生まれたのか、静かで落ち着く夜が大好きで、夜中に月を見ながらゆったり寛ぐのを好む。月の満ち欠けを楽しむ風流な趣味を持ち、特に名前通り三日月の欠け方が一番好き。

厳しい冬を冬ごもりで乗り切るクマの習性からか、寒いのが苦手。暖房器具に憧れを持ち、特にこたつに興味があり、いつかこたつに入ってゆっくりしたいと思っている。

外見

全身真っ黒な格好。ダークグレー色のシャツの上から黒色のカーディガンを着て、ダークグレー色のミニスカートを履き、黒タイツを着用している。黒色ネクタイを巻いている。シンボル的存在である白色の三日月模様はカーディガンのマークとして、上手く服に合わせている。

髪型は黒髪のショート。前髪に謎の茶色模様が付着。瞳の色は茶色。カミソリの如き切れ味だという爪が付いたクマの手を模した武器を所持。この武器はクマ科フレンズ共通の装備アイテムでもある。

ネクソン版での扱い

ニホンツキノワグマだよ。
私は夜が大好きなんだ。ゆったりできて、静かなことが多いからね……満月、半月、色々あるけど三日月の欠け方が一番好き。
ただ寒いのは苦手でね。こたつだっけ？あたたまるらしいからいつかそれに入って夜を越してみたいんだ。
わがまま、かな？

アプリ内プロフィールより

クール属性(青)のレアリティレベル4のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは近距離・サイズはM。パワー自慢の草食・雑食哺乳類系フレンズが集った「パワフルっ娘連合」に所属している。固有スキル「宵闇三日月ハンマー」は敵軍団の先頭1体にダメージを与える。ダメージ値は自身の攻撃力の6倍の量。あの武器はハンマー扱いなのだろうか。

アニメでの活躍

ネコ目クマ科クマ属
ニホンツキノワグマ
Japanese black bear

第6話「へいげん」で登場。へいげんちほーでぶつかる2大派閥のうちの1つ・ライオン陣営に組している。与えられた役割は本拠地である天守閣風木造建築物の通路を守る門番役。同陣営のうちライオン・オーロックス・アラビアオリックスは群れを形成するが、ニホンツキノワグマのみ群れを成さず単独で生活する＝チームでの戦いには向いていない、と判断されたのかもしれない。門番として警戒している際はクマらしく(?)辺りを徘徊していた（ちなみにクマの左右への徘徊行動はストレスによる場合があり、後述の状況から結構ストレスが溜まっていた可能性もある）。

ライオン陣営とヘラジカ陣営の51回に及ぶ戦いごっこは、ヘラジカ側の「道沿いに真っ直ぐ突撃するのみ」という知波単学園戦法だったため、戦いごっこはライオン陣営の51連勝という一方的な展開だった。勝負は先鋒役のオーロックスとアラビアオリックスの2人だけで決着が付いていたため、門番役であるニホンツキノワグマの出番は無かった。

52戦目の戦いごっこでついに出番が到来。別動隊として本拠地に乗り込んできたヘラジカ・かばんちゃん・パンサーカメレオンと接敵し、そのうちパンサーカメレオンと対決。パンサーカメレオンが見せた透明化忍法に「消えた！？すごーい！」と感嘆し、対立する相手であっても褒める清く寛大な心を視聴者に披露した。勝負の方は姿を消したパンサーカメレオンのまきびし攻撃で紙風船を割られ(52戦目は新聞紙を丸めた棒を使い・紙風船を割られたらアウト、という安全に配慮したルール)敗北。直後にパンサーカメレオンも自分が撒いたまきびしが紙風船に当たって自滅し、この勝負は相打ちとなった。

勝負後はみんな一緒に和気あいあいと次の試合方法で盛り上がっていた。かばんちゃんがヒトだと判明した際も特に態度は変わらず、ジャパリ図書館へ向かう一行を見送った。

８話Cパートではセリフはなかったが、ライオン・ヘラジカ陣営の面々と共にサッカーに興じていた。

第12話「ゆうえんち」ではラッキービーストの救援要請に応じて駆け付けたフレンズ軍団の1員として登場。はっきり映るシーンは無いが、よく見ると後ろで超巨大セルリアンの動きを押し込めているのが分かる。おそらくはライオンに率いられる形で参加したのだろう。また、戦いで武器が折れてしまったヒグマに自身の手持ち武器を貸し与え、超巨大セルリアンの脚切断とかばんちゃん救出に貢献した。

ぱびりおんでの扱い

「三日月の欠け方が一番好きかな。」

2019年 9月25日から観察可能になった。けもトークの枠の色は青。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「きみ」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。

実はへいげん組は登場時期にバラつきがあり、全員揃うのに2019年 12月4日のオーロックスの実装までかかっており、ニホンツキノワグマ自身も比較的後期の実装である。アニメではライオンの呼称については不明であり、ぱびりおんでも長らく不明のままだったが、2020年 11月11日に「へいげん」エリアの実装で追加されたけもトークで大将と呼んでいるのが確認された。ちなみにヒグマからは「ツキノワ」と呼ばれている。

ぱびりおん内では「かっせんごっこ」が一段落した後にへいげん組は一度解散して自由行動をしているようだが、へいげん組との交流がなくなっているわけではなく「かっせん」以外で勝負したり、一緒に遊んだりはしているようである。その中でライオンとヘラジカは相変わらず勝負をしており、ヘラジカが勝ったこともあることなども語られている。またとあるけもトークでへいげん組はライオンとヘラジカのかっせんごっこに付き合っていた関係で、別チームだっただけで別に仲が悪かったわけではないということも語られている。このけもトークでパンサーカメレオンに久々に「アレ」を見せてとお願いしまたも「消えた！すごーい！」と驚いている。

比較的おとなしい性格なようでアラビアオリックスからも「いつも大人しい」と言われており、「かっせん」の再開に積極的なオーロックスや積極的ではないが再開しないかは気になっているアラビアオリックスとは異なり、「のんびり静かにしているのも悪くない」とあまりノリ気ではない様子を見せている。その一方でそこはクマのフレンズだけあってオーロックスとの特訓にも付き合えるだけのパワーはあるようで、時折「獲物を狙うような目つき」を見せることもあるようだ。また寒さで眠たくなるのもクマのサガだろうか。