マンサ・ムサ 単語


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マンサムサ

1.6千文字の記事

マンサ・ムサとは、空前絶後の大金持ちである。

概要

13世紀から17世紀にかけて君臨したアフリカ国家マリ9代の王(在位1312~1337)である。マンサはマリにおける「王」を意味する称号で、ムサムーサ)が名前祖、スンジャタ・ケイタの孫にあたる。

ハラ以南における歴史に共通して言えることだが、ヨーロッパ中国などにべて史料が乏しいため分かっていることはマリ自体の歴史を含めあまり多くない。しかし、この王についてはエジプトの金相場を10年にって下落させたほどの金をバラまいたメッカ巡礼徴的な出来事として現在まで伝わっている。総資産日本円に換算して40兆円とも言われ、歴史上でも現在に至るまで最大級の大金持ちとして知られていたが、彼の治世から700年以上経過した2024年12月になってイーロン・マスクの推定資産が4470億ドル(約68兆円)に到達したexit為、彼にその座を譲ることに成った。700年塗り替えられない時点でおかしい

マリは金の一大産地として有名であり、1324年のくだんメッカ巡礼では10トンとも言われる黄金ラクダに積ませたと言われている。従者も臣6万人、奴隷1万2千人とちょっとしたの人口丸々なほどの規模を連れ立ったという。ちなみに参考までにの大名行列は、最大規模の加賀100万前田で4000人前後の従者とされているので文字通り桁違いである。

もちろん、これだけの桁外れの巡礼を可にしたのは累代の征事業の成果であり、13世紀末には西アフリカ経済的中心地の一つだったガオを手中に入れ、ムサ王自身もテルクークなどを征して現在ナイジェリアに接するほどの広大な領域を実現したのである。

これだけの金をバラまいた理由としてはムスリムイスラム教の信徒)の行うべき規範である六信五行のうちの喜捨(寄付)の一環でもあったが、イスラム世界の中心都市であり、メッカへの途上であったカイロでド手なパフォーマンスを行ってマリの威を見せつける意味合いもあっただろうとされている。ただ、行きでこんなアホみたいに金をつかってしまったので帰りはかなり切り詰めねばならなかったようで、借金をしたという伝説もある。7万人をえる随行者もいればさもありなんである。

メッカ巡礼後は臣の反乱に悩まされながらも、サンコーレ・マドラサ(Civシリーズプレイヤーにはサンコーレ大学という呼び方が知られているだろうか)造営などの文教事業に力をいれ、マリの全盛を現出した。

Civilizationにおけるマンサ・ムサ

Civilization4で初登場。外交において盛んに多数工作を行いつつ豊富文化力、科学力を叩き出して勝利そうとする恐ろしいAI文明として知られ、Civ4動画では必ずといっていいほどネタにされる。戦争そのものはそこまで強くないので近くにいれば叩き潰せばいいが、別大陸にいると本当に手がつけられなくなるので注意。涼しい顔して技術を売りつけてきたり、1、2世代先のユニット気でちらつかせたりしてくる。

Civ6においても拡パックGathering Stormで登場する。しかし4ほどの暴性はなく、砂漠でひっそりとやるおとなしい文明になっている。ただし、彼が民主主義を採用するとただでさえ安くなる購入コストが更に値下がりしてかなり手強くなるのであまりめてかからずい内に潰したほうがいいこともある。プレイする文明としては生産力にデバフがかかるので序盤は辛いが、それを乗り越えれば圧倒的な金の力でなんでも出来るようになるので金満プレイオススメ。その際はとりあえず砂漠タイルを底上げしてくれる遺産ペトラは狙いに行こう。

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最終更新:2025/12/13(土) 07:00

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