公孫瓚とは (コウソンサンとは) [単語記事]

「公孫瓚（公孫サン）」（コウソンサン？～199）とは、後漢末期の群雄の一人。字は伯珪（ハクケイ）。

白馬を駆る武勇に優れた将で、廬植の元で劉備と共に学んだ後、騎射攻撃の得意な「白馬義従」と呼ばれる配下を率いて異民族討伐で名を上げた為「白馬長史」とも呼ばれていた。

※その他「公孫瓚（公孫サン）」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

ニコニコ動画においては、架空戦記界隈で「イナゴ」と呼ばれて大人気な武将の一人。

※イナゴの由来についてはこちら参照→「山賊志」

本来の表記は「公孫瓚」だが「瓚」の字が表記できないブラウザを考慮して、
「公孫サン」もしくは「公孫瓚（公孫サン）」と併記する。

歴史SLGにおける概要

コーエー作の歴史 SLG「三國志」シリーズに初代から全作に登場している。

当初は、全体的な能力はそこそこだが決めてに欠ける二流武将程度の能力の上、一族を含め配下武将も非常に少なく、とても袁紹と一時期覇を競ったとは思えない扱いであり、攻略難易度も袁紹と戦うしか道がないという地理的条件も合わせると荊州四英傑には及ばないもののトップクラスであった。シリーズを重ねるごとに、特に戦闘力関係が高目に設定されるようになり、配下武将も充実してきたのだが。

特に、三国志IXでは、最大５人で１部隊を率い、且つ、相性の良い者同士で組ませると兵法が連鎖してダメージが高くなる事、弓騎兵能力最強兵法の「飛射」を使える事から、血縁の公孫一族や配下を率いて大活躍する武将の一人となった。

12では当たり前のように騎兵。知力も弟弟子の劉備にかなり近づいてきた…のだが、政治が並以下で弟や息子よりも下と言う体たらく。廬植先生が泣くぞ。

13では若干政治が上がったがそれでも趙雲以下と全盛期には及ばず、しかも弓騎兵といった特殊兵科を取り上げられた（編成はできるがそのためには西涼まで支配する必要がある）ため騎兵Sの武将でしかなく、早晩袁家に揉み潰される。

能力一覧	統率	武力	知力	政治	魅力	陸指	水指	身体	運勢
三國志	－	70	67	－	89	－	－	84	28
三國志II	－	75	70	－	72	－	－	－	－
三國志III	－	71	70	64	58	67	28	－	－
三國志 IV	67	81	67	66	59	－	－	－	－
三國志V	－	86	66	56	70	－	－	－	－
三國志 VI	61	87	67	54	77	－	－	－	－
三國志VII	－	84	72	68	48	－	－	－	－
三國志VIII	－	84	62	63	79	－	－	－	－
三國志IX	82	85	71	41	－	－	－	－	－
三國志X	85	84	67	66	79	－	－	－	－
三國志11	84	83	70	46	77	－	－	－	－
三國志12	84	83	75	46	－	－	－	－	－
三國志13	81	80	71	53	－	－	－	－	－

その他のゲームにおいて

ナムコ三国志こと「覇王の大陸」では、ナムコアンソロジー収録のアレンジ版にて君主として登録される。本人の能力、配下ともに見るべきところのない弱小勢力となっている。

「恋姫無双」シリーズでは名前が常用漢字の「賛」になっている。無印ではいつの間にか袁紹に攻められて敗死する損な役回りだが、「真恋姫」では無事脱出して劉備の陣営に転がり込んでいる。
良い人だが貧乏くじを引きやすく存在感が薄い。
ニコニコでは「ハム」と呼ばれ何気に人気がある。実際、初代では真名（女性としての本名のようなもの。関羽や張飛という名前でにゃんにゃんするのがアレだということから設定された）も無く一行で死んだことにされていたため続編で生存・真名設定・ヒロイン昇格（といっても袁紹たちと抱き合わせだが）は大出世と言えよう。