【注意】 このページには18禁ゲームに関する記述がされています。 また、一部ネタバレに繋がる記述もされております。 |
同級生2とは、élfから発売されたアドベンチャーゲームである。
1995年にパソコンゲームとしてMS-DOS上でプレイするPC98版、DOS/V版が発売された後に家庭用ゲーム機を含めさまざまな媒体で発売されており。OVAも発売された。
PCでの全作品及びPC-FX版は18禁指定。セガサターン版は18歳以上推奨、スーパーファミコン版及びプレイステーション版は全年齢対象である。
現在はDMMでダウンロード販売よりWindows版が入手可能
OVA版が発売されている。OVA版の再編集版がテレビ放送されている。
本項ではPC98版を中心に説明する。
「同級生」の続編となる本作は、前作同様原画に竹井正樹、シナリオを蛭田昌人が担当。ゲーム性は似ているものの、ヒロインの1人を除き本作とは繋がりが無い。
今でこそゲームメディアはDVD等大容量のROMに収められ、1枚もしくはせいぜい数枚のディスクの入れ替えでインストールが完了したり、近年はダウンロードでの販売から入手しクリックのみでインストール完了などゲームを始めるまでの煩雑さはかなり軽減されたが、当時のゲームはフロッピーディスクでありインストールにはフロッピーディスクの入れ替えを要しかなりの時間と手間がかかった。このゲームは11枚組のフロッピーディスク。年々ボリュームが増え内容が充実しそれを喜ばしく思う一方、ユーザーの手間も年々増えていた時代である。
また通常の起動ではほぼメモリの空き容量が足りず、config.sysやautoexec.batをいじった起動ディスクを用意したものである。
機種の制約上16色CGではあるが、それを感じさせない美麗なグラフィックで当時のエロゲとしては最高水準であった。
舞台は高校生活最後の冬休み。この期間中にヒロインとの親交を深め好感度を上げ、またイベントをクリアすることにより3学期の始業式にヒロインの一人と付き合う事が目標である。攻略可能キャラは15人で一部同時攻略も可能。
ゲームはプロローグ、本編、エンディングのパートに分かれている。
クリア後はGirls roomにてイベントCGの閲覧が可能である。
購入後の応募用紙を送るとおまけのスペシャルディスクが入手できた。これには「マハートの世界」「鳴沢家の居候」「卒業生」「攻略コーナー」が収録されている。
1996年~1997年にかけて雑誌の発売予定のソフト欄に発売日未定ながらも続編となる「同級生3」が掲載され、また原画も数枚公開されファンはその発売を心待ちにしていたが、未定のまま「同級生3」の文字が消え開発中止となった。
プロローグは冬休み一週間前の放課後、居眠りをしていた主人公が親友の川尻あきらに起こされるところから始まる。
ここでは全てテキスト欄に表示される選択肢から選び話を進めていくのだが、どの選択肢を選んでもゲームオーバーとはならず話が進む(話が進む選択肢が選ばれるまでそのシーンでループする)ようになっている。また、どの選択肢を選んでも本編の好感度には影響されず、人物の相関を紹介するパートである。
なお、このプロローグ部分を省略して本編からプレイすることも可能である。
オープニングの後に始まる本編は冬休み初日、12月22日午前8時の自室からスタートする。プロローグとは違い画面をクリックしてゲームを進めるアイコンクリック方式である。
基本的に建物内の移動が5分、マップ移動が15分で、場所を動かなければどれだけ探索しても時間が経過することはない。学校内の移動に於いては注意が必要で夜8時を過ぎると建物内に閉じ込められるが、1フロアの移動でも5分経過するためギリギリまで探索していると学校内で一夜をすごす羽目になることある。
あきらから誘われる温泉旅行に行くか否かで攻略可能キャラが大きく変わる。これは普通に探索していれば誘われるイベントであるが断ることも可能である。
所持金の概念があり攻略する上で必要なものではあるが、街中に落ちていたりクイズに正解すると貰え、多数を同時攻略しないかぎりは神経質になる必要はない。
自室で寝るとセーブ(日記帳に記載するという設定)できるが、初期は1ヶ所。様々なところで日記帳を入手することで最大5ヶ所までセーブできる。
冬休み終了後、3学期の始業式がエンディングとなる。このパートではまずヒロインから告白され、告白を断ったり告白してくるヒロインが居なければ自ら告白するヒロインを選ぶこととなる。
ヒロインからの告白に対して主人公は一人を除き拒否することができる。
ヒロインからの告白を断った場合、自らが告白するヒロインの選択肢にそのヒロインが挙がらず選択することはできない。またゲーム中に登場しなかったキャラにも当然告白はできない。
ヒロインからの告白を了承したり、自らが告白するヒロインが一定好感度と必須イベントをクリアしていた場合はそのヒロインと付き合うこととなり、付き合った後のエピローグとともにエンディングを迎える。ハッピーエンドとなる条件は好感度が14もしくは15(最大値は15)で必須イベントを消化していること。
主人公は振られた場合は卒業式を一人で迎えるエンディングとなる。
ヒロインは、クリア後のGirls roomで表示される上段左→右、中段、下段の順に紹介。
八十八(やそはち)学園3年生。幼くして母親をなくし母親代わりの鳴沢美佐子とその娘、唯と同居している。父親は考古学者で、仕事のためほとんど家に帰って来ない。
エルフ作品の主人公の特徴として、ケンカに強く正義感にあふれ、女好き。一方でそれまで彼女が居ない。風貌は痩せ型でCGでは前髪が目を完全に覆っており顔全体を伺うことはできないということが挙げられるが本作品の主人公の特徴も同様である。
体力は無尽蔵。一晩中八十八町と隣の如月町とを往復しようと、最大8時間の工事現場での肉体労働を繰り返そうと、絶対にぶっ倒れることがない。下級生シリーズと違って門限なんて物はないので家に強制送還されることもまずない。しかしセーブは家でしか出来ないし自室で重要イベントが起こる場合もあるので、ちゃんと家には帰ろう。
主人公の家庭とは逆に早くに旦那を亡くしたが、大学時代の友人である主人公の父親からの頼みにより、娘の唯と共に主人公と同居するようになる。また、普段は自宅で喫茶店を営んでいる。
クリアに関してはかなり困難なヒロインであり、後述の杉本桜子とのイベントを同時に進めなければならない。
設定としては「同級生」の主人公であるたくろうと一度結ばれたが、喧嘩別れをしフリーの身。友人の鈴木美穂に会うために八十八町に来たということである。
駅前で偶然ぶつかった主人公とたくろうが似ていた事で主人公に魅かれ2度目はわざとぶつかり接近してくる。
2度目にぶつかった後ある約束をさせられるのだが、約束を守れば攻略可能であり比較的難易度は低い。
八十八学園の体育教師である天道新幹線に一目ぼれされ付きまとわれるのだが、主人公がそれを助け親密になる。
彼女の事を考える言動を普通に行えば攻略可能であり難易度が最も低い一人。
八十八学園1年生
主人公に憧れおりデートまでは簡単に進められるのだが、そのデートでのお酒である失敗をし主人公を見ただけで逃げ出すほど嫌われてしまう。仲直りするまで地道に進めなければならないヒロインである。
また、このデートでの失敗で悪い噂が広まり他のヒロインの好感度が軒並み下がってしまうため、こずえと他のヒロインを同時攻略することが難しくなってしまう。
八十八学園3年生で弓道部に所属
あきらに誘われる温泉旅行にいずみを誘うことができればエンディングを迎えることができ難易度が最も低い一人である。
彼氏と気持ちのすれ違いで別れ落ち込んでいたところ、主人公が慰め結ばれる。
八十八学園内のみならず街中でのイベントをクリアしなければならない。
彼氏は居るのだが、温泉旅行で一緒になった主人公の方に魅かれ付き合うようになる。
温泉旅行前に旅行代理店に足しげく通い、美里との親密さを深めておかなければならない。
八十八学園3年生でありアイドル
トップアイドルでファンも多くほとんど学校に通えないほどなのだが、他の女の子同様に接してくる主人公に心魅かれるようになる。
あくまでアイドルではなく一人の女の子として接していれば彼女との仲が親密になっていく。
警戒心が強く主人公を含め人を寄せ付けない雰囲気を出す。しかし厚底メガネの彼女を他の女の子同様に接し続けコンビニ店員の鈴木ひろ子とも仲良くなっていくとしだいに主人公に心魅かれ、デートで同一人物と明かされる。
このことに対し主人公がだまされたと感じみのりが謝ってくるのだが、選択肢によってはその後に見られるHシーンが変わってくる。
あきらに誘われる温泉旅行に行くと出逢うことができる。旅行後に主人公宅へ家出をした娘の久美子を連れ戻しに八十八町へやってくる。
娘と同様にイベントを進めて行けば攻略可能だが、娘との同時攻略は不可。
クラスメートの芳樹にあることで付きまとわれるようになり、これを解決することで主人公との仲が深まる。
バイク屋の娘で学園にもバイクでこっそり通学するいわゆる不良。
あきらはこの洋子に惚れており温泉旅行に洋子を誘うために主人公を誘うのだが、洋子を攻略するためには旅行を断らなければならない。
なお、この洋子と結ばれるとエンディングでの洋子からの告白に対して断ることができずそのまま洋子エンディングとなってしまう。
都会への強い憧れがあり、温泉旅行で出逢った主人公の元へ家出してくる。
本作のメインヒロイン
主人公と同級生なのだが、出会った頃より主人公のことをお兄ちゃんと呼び同居を続けている。
他の学校へ通っていたのだが主人公と共に通学することを憧れ八十八学園に編入した。
唯との仲が深まったクライマックスで、家から飛び出した唯を追いかけるのだが、そこでの行動で結ばれるか否かが分かれてしまう。
八十八学園入学直後に入院するようになり、以来3年間病院生活を送っている。
今作で最も攻略が難しいヒロインで、自力では攻略どころか出逢うのも困難なキャラである。
また、仲が深まった後にヒロインと結ばれるためには避けては通れない悲しいイベントが待っている。
この作品に登場する立ち絵つきの男どもは恋敵である。うかうかしているとヒロインを取られることは必至である。
りゅうのすけのクラスメイトで柔道部主将。体育大学に推薦が決まっている。
普段着が全て柔道着(防寒用とか儀礼用とかの区別があるらしい)でテレビっ子という変なところはあるが、基本的にいい奴である。
しかし南川洋子に惚れており、彼への対応が洋子とりゅうのすけ、あるいはその他ヒロインの運命を左右することになる。意外と影響が大きい。
りゅうのすけのクラスメイト。八十八町の名家である西御寺家の跡取り息子で独り善がりとキザが服を着て歩いているようなボンボン。唯にご執心で、りゅうのすけが鳴沢家に居候していることが気に入らずいちいち噛み付いてくる。
勿論唯を攻略する上でコイツの動静にも気を配る必要があり、最後の詰めを誤ると見事に横から取られる。
りゅうのすけのクラスメイト。写真部の部室を私物化して女の子の恥ずかしい写真現像室に改造している。恥ずかしい写真を撮ることに歪んだ情熱を傾ける男。
友美を放置した状態でゲーム終盤に町をうろついているとコイツからとんでもなく屈辱的な報告を聞くハメになる。またみのりの心を開かせられるかどうかもこの男が握っている。
テーマ曲の「デーンデーンデーン…」という強烈なイントロが特徴的だが、スーファミ版では容量の関係で西御寺や天道先生にもこのテーマが使われている。
八十八学園の名物教師。りゅうのすけの破天荒な振る舞いを気に入らず何かといびっていたが、2学期終業式直前になって愛美に一目惚れしてしまい骨抜き状態に。愛美をストーキングしている。
愛美を放置していた場合は勝手に恋患いで倒れるだけだが、中途半端にかまっておいて詰めを誤った場合やっぱり取られてしまう。
ニコニコ動画で本作のプレイ動画が投稿されているが、アイドルマスターのキャラを本作品の舞台に登場させた動画も多数投稿されている。
詳しくは同級生2iを参照。
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最終更新:2024/11/22(金) 14:00
最終更新:2024/11/22(金) 13:00
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