奇獣とは、アニメ「影鰐-kagewani-」及び「影鰐-kagewani-承」に登場する、超常的な身体能力を有する生物に対する呼称である。
「奇獣」表記で一括りにされているが、作中においては「常識的には考えられない性質を持った生物」の総称であり、 姿形は各々大きく異なる。雪山に生息しているものから深海に棲むものなど、生態も様々である。
一般の人々にはまず知られておらず、都市伝説、伝承といった形で伝えられている模様。UMAと呼称されることもある。
作中に登場した奇獣は殆どが非常に攻撃的であり、遭遇した人間は死亡するケースが大半を占めている。
これらの点から人間に対する甚大な危険が想定されるが、一部の人間のみが目撃するに留まっているせいか、表立った対策が講じられるまでには至っていない。
※名称は便宜上のもので一部非公式
立ち入り禁止区域の無人島内に生息していた奇獣。姿は竜脚下目の恐竜に似ている。 その巨体に反して俊敏に動き、獲物を口で襲い捕食する。
なお、確認されてから数か月経過したのち、首を切断され死んでいるのが発見された。
雪山に住む体長3メートルほどの体格をした、毛皮に覆われた奇獣。 視覚や嗅覚は鈍いが、相手の体温を感知し攻撃、巣穴のクレバスまで運んだのち捕食していた。現在に至るまでに多数の犠牲者が出ている模様。
クラゲのような形の奇獣。見た目に反し陸地も移動可能。触手で対象を捕らえるが、捕食しているかどうかは未確認。現地住民は処理方法として焼却を行っていたが、有効かどうかは不明。レントゲンを撮ると…?
ワニガメ型の奇獣。巨体ながら高速で移動が可能。成長速度が非常に速く、脱皮を繰り返し巨大化している。火に対する脆弱性がある模様。
2足歩行をする爬虫類型の奇獣。光学迷彩を体表に発現させ、姿を消したかのように見せかけて獲物の視界を惑わす。また腕を使った攻撃を行い対象を破壊・負傷させ捕食していた。しかしながら知能は著しく低いとされている。こちらも火に対する脆弱性が示唆されている。
南極の深海から現れた奇獣。海面付近まで浮上する様子も確認されている。救難信号に似たソナー音を発し、仲間とコミュニケーションをしている模様。
小学校の校庭に現れた鋏のような奇獣。地中から出現し、飼育小屋のニワトリを捕食。振動或いは音感知をしているらしく、小石が落ちた際の微細な衝撃も察知し襲いかかっている。後述の”トンネルの奇獣”の一部であった模様。過去に目撃した人物がいるらしく、数十年前から存在していた可能性がある。
トンネル内に現れたノミのような奇獣。地中から出現、人間に口吻と思われる部位を突き刺し、体液を吸っていた。車両事故による火災の中でも活発に動いており、奇獣としては珍しく熱に強い可能性がある。”トンネルの奇獣”との関係性は不明。
トンネルそのものに擬態していた奇獣。口腔内に幻視効果を持つ香りを発生させるほか、舌を疑似餌のように使い獲物をおびき寄せ、捕食していた。 小学校に出現した奇獣はこの生物の一部分であるが、なぜ捕食の為の部位が多数あるのか、全体像はどうなっているのかなど、不明なところが多い。
ランに似た植物型の奇獣。花に見える部分を捕虫器のように使い、蔓も併用して獲物を捕縛・溶解し養分を吸収していた。強い光に弱く、懐中電灯の光で行動が鈍る様子が確認されている。 一期9話の最後で人間に寄生していることが判明。共生体であるようだが、寄生された側は記憶が曖昧になっており体の主導権をどちらが握っているかは明確でない。危険なはずの炎に自ら接近するといった行動も見られ、奇獣はコントロールが可能という木村の発言にも信憑性が残ることとなった。ただしこの個体は、奇獣と寄生された側の相性が良かった稀なケースであるとされている。
移動中の列車に襲い掛かった奇獣。軟体動物のような外見をしており、強酸の液体を吐き出して先頭車両の一部と運転手を溶かし、列車をコントロール不能に陥らせた。
山奥の旅館地下の水源に生息していた巨大な奇獣。謎の集団の手によって人間を与えられ、捕食していた。人間の言葉を解するかどうかは不明。
猿楽製薬が管理している地区に野放しとなっていた奇獣。もともと野生に生息していた奇獣とは異なり、人為的に作られた奇獣である。 人間に襲い掛かるが、これまで登場した奇獣に比べ戦闘能力は劣る模様。夜行性のため夜間は活発になるが、強い光に弱い。体格が大型のタイプも確認されている。 二期9話で、この奇獣がどうやって作られているかが明らかになった。
ショッピングモールに出現したヘビのような奇獣。目からフラッシュのようなものを発生・獲物の身体を麻痺させて捕食していた。皮が薄いためか、捕食した生物が体表に浮かび上がっていた。
ナギを襲った蠕虫状の奇獣。頭部に鉤爪上の牙が複数本生えており、壁や襲撃した人間にもそれらしき跡が残っていた。劇中の行動から、擬態を的確に使っていた様子が伺える。
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番場たちのいる洞窟に突如現れた奇獣。その正体は二期9話にて黒い液体を浴び、奇獣化した本間である。発達した腕で木村を貫き致命傷を与えるも反撃され、八つ裂きにされて井戸に棄てられた。
全体における重要要素である奇獣。奇獣に分類されているが、正確には全ての奇獣の祖である。中国奥地の村に”蠱毒の術”による生成方法が伝わっており、あらゆる生き物を同じ容器に入れて喰い合わせ、生き残った最後の一体が影鰐となる、とされている。3次元に実体を持たず、「影」としての状態で活動、対象の影を攻撃する。影に攻撃を受けたものは実体にもダメージが加わり、物体なら破壊され、生物ならば致命傷を負う。
非常に高い攻撃性が認められ、察知した生物を即座に喰らいつくす。幾つもの村を壊滅させているとされ、影鰐を生み出した村も例外ではない。影であるため、壁や水面も移動可能であり、入口の無い建物の中に侵入することも可能。1体の影が3体に分裂した様子が目撃されており、自身の大きさもコントロール可能だと思われる。
影鰐は対象を喰らうだけでなく、侵食し同化させてしまう可能性も示唆されている。その際、相手の体内に黒い液体が混入するが、この液体に他の生物が触れただけで奇獣化することが判明しており、奇獣が増加する要因と考えられる。
島根の漁村に現れた際、影鰐を追ってきた人物と現地の村人により焼却・退治されたかに見えたが、影鰐の細胞が混じった灰(以下、影鰐細胞と表記)が拡散した結果、その細胞を取り込んだ生物が各地で奇獣化することとなった模様。細胞の純度により奇獣の能力は異なり、個体ごとに差異が見られるのはこのためである。
一期12話にて、猿楽製薬が影鰐のクローン生成に成功していたことが判明。オリジナルとほぼ同じ能力を有し、他生物への攻撃性も認められた。特殊な光源により拘束・捕縛していたがアクシデントにより逃走、研究所に来訪していた番場と迎合することとなる。
2016年11月~2017年7月の期間、複数の[削除済]が八景島シーパラダイス内施設・通称「喰人奇獣の館」にて植物奇獣を確認。現在新たな目撃情報は上がっていないが、「光に弱い」「複数人で調査に当たる場合はロープを携行すること」「最深部にて■■ル■■■を目撃」といった報告が伝えられている。今後の更なる報告が待たれる。
資料音声:
2018年6月30日~2018年7月6日の間、東京・テアトル新宿にて[削除済]が複数の参加者を募り「ナイトツアー」と称し■■■■■に侵入。内部にて何らかの事象に見舞われ数名が[削除済]となり、[削除済]。武装隊の姿も確認され、■楽■■の手筈と考えられる。着任の際は現場にて試作■■■■「GDKZ」の服用を推奨。
影鰐以外の奇獣には決まった名前が付けられていない。これは監督インタビューによると「正体不明の生物である怖さ」を消さないためとされている。(こちら参照)ただしモスマン、チュパカブラなど、モデルとなったUMAがはっきりしているものもある。ちなみに監督は好きな奇獣について影鰐・南極海の奇獣(ニンゲン)、脚本担当の熊本氏はコンビニの奇獣と回答している。
また影鰐の容姿は「憎しみの連鎖」をイメージしており、”大量の睨む目”と”人を傷つける歯”を強調したデザインで、と頼んだ結果出来上がったものだとのこと。(こちら参照)
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最終更新:2024/05/02(木) 21:00
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