火影(NARUTO)とは、木の葉の里の長である。
木の葉隠れの里の忍者の長が火影である。最初は戦争を終結させ里を建設した千手柱間が初代火影となったが、以後は民主的に「上忍や相談役、前任火影などからの推挙」→「大名の承認」→「上忍衆からの信任投票」という手続きで選ばれるようになった。立場上は里の最高責任者であるが独裁権はなく、大名や相談役の掣肘を受ける事もしばしばある。
うちはイタチ曰く「"火影になった
火影に就任すると、一部の気心の知れた者以外に本名で呼称されることが少なくなる。
他里の五影は自里、他里問わず一貫して「○影(もしくは○影様)」と呼ばれるが、火影は木ノ葉の里人からは「火影様」と呼ばれることよりも、「○代目(もしくは○代目様)」と代数で呼称されることが多い。
他里の者からは、当代の火影は「火影(もしくは火影様)」。それ以前の火影は「○代目火影(もしくは○代目火影様)」と呼ばれる(一代前の火影は「先代火影」とも呼ばれる)。
木遁忍術と仙術を使いこなす忍の神。大戦を終結させ、大陸ではじめて忍の里システムを考案し、その過程で今まで争っていたうちは一族や猿飛一族、志村一族などを同胞とするなどの功績を持っている。彼が作った里システムは大陸中に普及し、少年忍者の寿命は格段に伸びたとされる。世の中の安定に勤め、その一環として尾獣を他里に売り渡し、各国のパワーバランスを整える政策を執った。
うちはマダラとは幼なじみであり、一族同士が憎しみ合い殺し合うという凄惨な時代の中で何度も刃を交えたライバル同士でもある。伝説の忍者の名に恥じない極めて高い戦闘力を持ち、マダラとの戦いはその規模から「地図を書き換える必要がある(地形を変える)」ほどとされる。
その人がよく優しい性格が周囲からの信頼を集めている反面、理想主義に走る傾向があり、弟の扉間に怒られることも。
そんな兄の後を継いだのが柱間の弟である千手扉間であった。理想主義者の兄とは違ってリアリストであり、最初尾獣を他国にタダで与えようとした兄を制したり、里の運営に関して民意を重視するなど、その手腕には地に足がついている。忍者アカデミーを創設したのも扉間である。
「影分身の術」、「飛雷神の術」、「穢土転生の術」など、NARUTOという作品を象徴するような忍術をいくつも考案している凄い人。穢土転生を開発したことからネット上では蔑称として卑劣様と呼ばれていたが、後にその合理的行動がうちは一族と対比され、やがて通称として扱われるようになっていった。
作中判明している政策には「木ノ葉警務部隊」を設立し、うちは一族に「里の治安維持」という非常に重要な仕事を任せたというものがある。扉間としてはうちは一族にしか出来ない任務を与えていたつもりであったが、そのことがうちは一族への差別感を増長させ後の争いの種になったと作中で大蛇丸に指摘されていた。
三代目に来て初の千手一族以外からの火影。柱間には子どもがいたので、火影は千手一族が独占するものではないということがここではっきりした。初代火影と二代目火影の両方の弟子。
「プロフェッサー」「五大国最強」「天才」「歴代火影最強」など、ヒルゼンを賞賛する言葉には暇がない。柱間と扉間に師事し、里の創設時からその全てを見守ってきた人物である。ヒルゼンが作ったカリキュラムは忍者アカデミーでも採用されており、個人としても自来也、綱手、大蛇丸を育成するなどその手腕は確かである。
歴代最強と称されるものの、少なくとも忍としての強さは柱間には及ばない。これは里が大きくなり人口も増え、ヒルゼンを評価する後の時代になってからは柱間と直接面識がある人物が殆どいなくなっていたのに加え、柱間の強さが余りに現実離れしすぎていて半ば御伽噺だと思われていたためである。
ただ、ヒルゼン自身も「里に存在する全ての術を解き明かした」と言われるほど多彩な術を操り、五大性質変化を全て使いこなすなど、柱間と比較しなければ最強の忍と呼ばれても遜色ない実力者である事は間違いない。
先代扉間が死に赴く直前にヒルゼンを指名したことにより火影に就任。第三次大戦後、一旦はミナトに火影の座を譲って隠居するも、ミナトが戦死したために再度火影の座に戻ったため、合計の就任年数は歴代の火影の中で最も長い。
しかし政治的に優柔不断な所があり、かつてのライバルであったダンゾウに汚れ仕事を任せきりにしてしまったことを本人も後悔していた。クーデターを目論むうちは一族にも最後まで和解のための努力を続けていたが間に合わず、結局ダンゾウら強硬派による一族抹殺を止める事ができなかった。
うちは抹殺後もイタチから唯一生き残ったサスケを頼まれるなど人物に対する信頼はあったようだが、ヒルゼンが死んですぐにイタチが警告しに現れた事から、安心なのはヒルゼンが生きているうちだけで、根本の解決には至っていないであろう事は予想されていたようだ。
更に九尾の人柱力である幼少期のナルトが虐めを受けていた件についても、ナルトが人柱力であることを口外しないように箝口令を布いたりはしていたものの、それ以外には特にこれといった対策をとらなかったことについてもよく読者からツッコミを入れられる。また、邪道に落ちた大蛇丸を情に流され殺せなかった点もよく批判の対象になる。
24歳と歴代で最も若い火影。若くして才能と人望に溢れ、時空間忍術「飛雷神の術」によって木の葉の黄色い閃光と呼ばれた。自来也の弟子であり、三代目火影の孫弟子。
火影になることを熱望していた大蛇丸を下しての火影就任。この時ミナトはヒルゼンから、大蛇丸はダンゾウから推挙を受けているので、大名の指名か上忍衆からの投票のいずれかにおいてミナトが大蛇丸を上回ったと考えられる。
就任後すぐに九尾襲撃事件によって世を去ってしまったために火影としての実績は少ないが、上忍時代には後の四代目雷影とも刃を交えており、神無毘橋の戦いを勝利に導くなど第三次忍界大戦終結に大きく貢献した。
九尾襲撃事件の際にかつての教え子であったうちはオビトの正体を見破ることが出来ず、後の争いの種を摘みきれなかったと本人は後悔していた。
初の女性の火影。初代柱間の孫にしてヒルゼンの弟子。自来也、大蛇丸と共に「伝説の三忍」と呼ばれるほどの人物である。
四代目雷影をも上回る百豪の術による怪力無双が持ち味であるが、それ以上にカツユの術を使った広範囲同時医療忍術での活躍が大きい。また、作中ではその時々の敵が強すぎることもあってあまり目立たなかったが、一定時間無敵モードになれる百豪の術を応用した再生忍術、創造再生というチート忍術も使う事ができる。
若い頃はペチャパイであったが、現在は作中トップクラスの巨乳。自来也の目算ではバスト106cm。
この巨乳を始め、20代の若々しい女性の姿をしているが、実際の年齢は自来也と同い年で、火影就任時点で51歳。主に借金取りから逃げるために用いていた外見年齢を変える術で若い姿になっているだけである。
スリーマンセルに医療忍者を加えるという、現在では常識になっているフォーマンセルスタイルを提案し、忍の戦死率を格段に下げた功績を持っている。
ナルトの「火影になる」という曲げない夢に最も強く動かされた人物の一人であり、ナルトの最大の理解者の一人かつ応援者である。また、抜け忍であるサスケに対しては穏健派であり、最後まで「始末」ではなく「連れ戻す」事を前提にした指示をだしている。
ペインの木の葉襲撃戦による負担で綱手が寝込んでしまっていた間、暫定的に火影になっていた人物。かつてはヒルゼンとことあるごとに張り合っていたライバル同士。影から木の葉の里を守るという意思のもと、木の葉の汚れ仕事を一身に引き受けてきた。二代目火影の弟子でもある。
ご意見番の二人からの指名は受けたが、里の上忍による信任投票を済ませていない段階であったため、あくまで「暫定」であるが、他に候補もいなかった事もあってか、顔岩を掘る仕事はスタートされており、また五影会談にも火影の笠をかぶって出席している。
最終的には上忍の投票を経て正式な火影になる前にサスケとの戦いで死亡したため、六代目に数えられる事は無かった。
暗部養成部門「根」の創設者でありリーダー。根とは、「日の当たらぬ地面の下から木の葉という大樹を支える」という意味を持っている。「忍の闇」という異名から一見あくどい事を平気で行う下種のように見えるが、その行動の裏には里を大事にするという確かな想いがある。しかし、その事を理解していたのはご意見番の二人と三代目火影ヒルゼンだけであった。アニメ版ではオリジナルストーリーでことあるごとに黒幕を押し付けられメタ的にも汚れ役になっていた。
うちはクーデター事件では煮え切らないヒルゼンに代わり、イタチに一族抹殺を命じた。
第四次忍界大戦後、綱手から火影の座を受け継ぐ。四代目火影の弟子。
写輪眼を失ったカカシではあるが、劇場版NARUTO the LASTではその優れた洞察力と戦術眼によって里の防衛に努めていた。そもそも写輪眼には洞察力を高める能力はなく、その高い分析力はカカシ本来の実力なのである。
原作での火影カカシが登場した場面は699話のみ。詳細な活躍は原作終了後、699話から700話の間にあった出来事を描いた〜伝系のノベライズやthe LASTがメインである。
最終回にて火影になったことが判明した。四代目火影の息子であり、六代目火影の弟子。戦争後は目立った争いもなかったのか木の葉の里も近代化し、なんとノートパソコンをいじる描写もあった。最終回では父親譲りの瞬身の術を披露している。
劇場版+アニメ・BORUTOでは、七代目火影・ナルトの活躍がより描かれている。
掲示板
119 ななしのよっしん
2022/02/04(金) 19:50:02 ID: 5EKh5PzRnu
直接的な描写がなくともカカシやナルトも時に苦しい決断をせざるを得なかったであろうことは想像出来るもんな
特にナルトの代では劇的に経済が発達して良くも悪くも里そのものが大きく変化している
共同体があれだけ急激に変化すれば諸々の問題が噴出するのは当然で、舵取りは更に難しいものになる
120 ななしのよっしん
2022/06/17(金) 05:52:16 ID: Ohd/WIii4e
いま思えば和の世界なのに米国の彫刻品をモチーフにして違和感ないって面白いな…
たぶんあれって土遁忍術が得意な忍が担当して作っているんだろうなあと想像してる。
121 ななしのよっしん
2025/08/06(水) 12:38:31 ID: zG8kK48dwQ
まぁナルト自身は皆から認められたいってのが目標だから里を収めるトップになりたいとはまた違うだろうね
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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