火影(NARUTO) 単語

ホカゲ

4.3千文字の記事

火影(NARUTO)とは、木の葉の里の長である。

概要

木の葉隠れの里の忍者の長が火である。最初は戦争を終結させ里を建設した千手柱間が初代火となったが、以後は民主的に「上や相談役、前任火などからの推挙」→「大名の承認」→「上衆からの信任投票」という手続きで選ばれるようになった。立場上は里の最高責任者であるが独裁権はなく、大名や相談役の掣肘を受ける事もしばしばある。

うちはイタチく「"火になった者”が皆から認められるんじゃない、”皆から認められた者”が火になるんだ」。とはいうものの、三代目ヒルゼンが二代から名されて火になっていたり、師匠かということがかなり重視されたりとコネが重要ともとれる面もあり、実際に七代までの火は全て「千手一族(柱間、間、綱手)とその直系の子達(間→ヒルゼン→ミナト→カカシナルト)」で占められている 。

呼称

に就任すると、一部の気心の知れた者以外に本名で呼称されることが少なくなる。

他里の五は自里、他里問わず一貫して「○(もしくは○様)」と呼ばれるが、火は木ノ葉の里人からは「火様」と呼ばれることよりも、「○代(もしくは○代様)」と代数で呼称されることが多い。

他里の者からは、当代の火は「火(もしくは火様)」。それ以前の火は「○代(もしくは○代様)」と呼ばれる(一代前の火は「先代火」とも呼ばれる)。

初代火影・千手柱間

木遁忍術と仙術を使いこなすの神。大戦を終結させ、大陸ではじめての里システムを考案し、その過程で今まで争っていたうちは一族や飛一族、志村一族などを同胞とするなどの功績を持っている。彼が作った里システム大陸中に普及し、少年忍者寿命は格段に伸びたとされる。世の中の安定に勤め、その一環として尾を他里に売り渡し、各パワーバランスを整える政策を執った。

うちはマダラとは幼なじみであり、一族同士が憎しみ合い殺し合うという凄惨な時代の中で何度もを交えたライバル同士でもある。伝説忍者の名に恥じない極めて高い戦闘力を持ち、マダラとの戦いはその規模から「地図を書き換える必要がある(地形を変える)」ほどとされる。

その人がよく優しい性格が周囲からの信頼を集めている反面、理想義に走る傾向があり、間に怒られることも。

二代目火影・千手扉間

そんなの後を継いだのが柱間のである千手扉間であった。理想義者のとは違ってリアリストであり、最初尾を他にタダで与えようとしたを制したり、里の運営に関して民意を重視するなど、その手腕には地に足がついている。忍者アカデミーを創設したのも間である。

分身の術」、「飛雷神の術」、「穢土転生の術」など、NARUTOという作品を徴するような忍術をいくつも考案している凄い人。穢土転生開発したことからネット上では蔑称として卑劣様と呼ばれていたが、後にその合理的行動がうちは一族と対され、やがて通称として扱われるようになっていった。

作中判明している政策には「木ノ葉警務部隊」を設立し、うちは一族に「里の治安維持」という非常に重要な仕事を任せたというものがある。間としてはうちは一族にしか出来ない任務を与えていたつもりであったが、そのことがうちは一族への差別感を増長させ後の争いの種になったと作中で大蛇丸摘されていた。

三代目火影・猿飛ヒルゼン

三代目に来て初の千手一族以外からの火。柱間には子どもがいたので、火は千手一族が独占するものではないということがここではっきりした。初代火と二代の両方の子。

プロフェッサー」「五大最強」「天才」「歴代火最強」など、ヒルゼンを賞賛する言葉には暇がない。柱間と間に師事し、里の創設時からその全てを見守ってきた人物である。ヒルゼンが作ったカリキラム忍者アカデミーでも採用されており、個人としても自来也、綱手、大蛇丸を育成するなどその手腕は確かである。

歴代最強と称されるものの、少なくともとしての強さは柱間には及ばない。これは里が大きくなり人口も増え、ヒルゼンを評価する後の時代になってからは柱間と直接面識がある人物がどいなくなっていたのに加え、柱間の強さが余り現実離れしすぎていて半ば御伽噺だと思われていたためである。
ただ、ヒルゼン自身も「里に存在する全ての術を解き明かした」と言われるほど多な術を操り、五大性質変化を全て使いこなすなど、柱間と較しなければ最強と呼ばれても遜色ない実力者である事は間違いない。

先代間が死に赴く直前にヒルゼンを名したことにより火に就任。第三次戦後、一旦はミナトに火の座を譲って隠居するも、ミナトが戦死したために再度火の座に戻ったため、合計の就任年数は歴代の火の中で最も長い。
しかし政治的に優柔不断な所があり、かつてのライバルであったダンゾウに汚れ仕事を任せきりにしてしまったことを本人も後悔していた。クーデター論むうちは一族にも最後まで和解のための努力を続けていたが間に合わず、結局ダンゾウら強硬による一族殺を止める事ができなかった。

うちは殺後もイタチから一生き残ったサスケを頼まれるなど人物に対する信頼はあったようだが、ヒルゼンが死んですぐにイタチが警告しに現れた事から、安心なのはヒルゼンが生きているうちだけで、根本の解決には至っていないであろう事は予想されていたようだ。

更に九尾人柱力である幼少期のナルト虐めを受けていた件についても、ナルト人柱力であることを口外しないように箝口を布いたりはしていたものの、それ以外には特にこれといった対策をとらなかったことについてもよく読者からツッコミを入れられる。また、邪に落ちた大蛇丸を情に流され殺せなかった点もよく批判の対になる。

四代目火影・波風ミナト

24歳と歴代で最も若い火。若くして才と人望に溢れ、時忍術「飛雷神の術」によって木の葉の黄色閃光と呼ばれた。自来也子であり、三代目火影の孫子。

になることを熱望していた大蛇丸を下しての火就任。この時ミナトはヒルゼンから、大蛇丸ダンゾウから推挙を受けているので、大名の名か上衆からの投票のいずれかにおいてミナトが大蛇丸を上回ったと考えられる。

就任後すぐに九尾襲撃事件によって世を去ってしまったために火としての実績は少ないが、上時代には後の四代目ともを交えており、神無の戦いを勝利に導くなど第三次界大戦終結に大きく貢献した。

九尾襲撃事件の際にかつての教え子であったうちはオビトの正体を見破ることが出来ず、後の争いの種を摘みきれなかったと本人は後悔していた。

五代目火影・綱手

初の女性の火。初代柱間の孫にしてヒルゼンの子。自来也大蛇丸と共に「伝説の三」と呼ばれるほどの人物である。
四代目をも上回るの術による怪力無双が持ち味であるが、それ以上にカツユの術を使った広範囲同時医療忍術での活躍が大きい。また、作中ではその時々の敵が強すぎることもあってあまり立たなかったが、一定時無敵モードになれるの術を応用した再生忍術創造再生というチート忍術も使う事ができる。

若い頃はペチャパイであったが、現在は作中トップクラス巨乳自来也算ではバスト106cm
この巨乳を始め、20代の若々しい女性の姿をしているが、実際の年齢自来也と同い年で、火就任時点で51歳。に借金取りから逃げるために用いていた外見年齢を変える術で若い姿になっているだけである。

リーマンセルに医療忍者を加えるという、現在では常識になっているフォーマンセルスタイルを提案し、の戦死率を格段に下げた功績を持っている。
ナルトの「火になる」という曲げないに最も強く動かされた人物の一人であり、ナルトの最大の理解者の一人かつ応援者である。また、抜けであるサスケに対しては穏健であり、最後まで「始末」ではなく「連れ戻す」事を前提にした示をだしている。

暫定六代目火影・志村ダンゾウ

インの木の葉襲撃戦による負担で綱手が寝込んでしまっていた間、暫定的に火になっていた人物。かつてはヒルゼンとことあるごとにり合っていたライバル同士。から木の葉の里を守るという意思のもと、木の葉の汚れ仕事を一身に引き受けてきた。二代子でもある。

ご意見番の二人からの名は受けたが、里の上による信任投票を済ませていない段階であったため、あくまで「暫定」であるが、他に補もいなかった事もあってか、顔岩を掘る仕事スタートされており、また五会談にも火をかぶって出席している。

最終的には上投票を経て正式な火になる前にサスケとの戦いで死亡したため、六代に数えられる事はかった。

暗部養成部門「根」の創設者でありリーダー。根とは、「日の当たらぬ地面の下から木の葉という大樹を支える」という意味を持っている。「の闇」という異名から一見あくどい事を気で行う下種のように見えるが、その行動の裏には里を大事にするという確かな想いがある。しかし、その事を理解していたのはご意見番の二人と三代目火影ヒルゼンだけであった。アニメ版ではオリジナルストーリーでことあるごとに黒幕を押し付けられメタ的にも汚れ役になっていた。

うちはクーデター事件では煮え切らないヒルゼンに代わり、イタチに一族殺を命じた。

以下、原作未読の人にはネタバレ

六代目火影・はたけカカシ

第四次界大戦後、綱手から火の座を受け継ぐ四代目子。
写輪眼を失ったカカシではあるが、劇場版NARUTO the LASTではその優れた洞察力と戦術眼によって里の防衛に努めていた。そもそも写輪眼には洞察力を高める力はなく、その高い分析力はカカシ本来の実力なのである。
原作での火カカシが登場した場面は699話のみ。詳細な活躍は原作終了後、699話から700話の間にあった出来事を描いた〜伝系のノベライズやthe LASTメインである。

七代目火影・うずまきナルト

最終回にて火になったことが判明した。四代目息子であり、六代子。戦争後は立った争いもなかったのか木の葉の里も近代化し、なんとノートパソコンをいじる描写もあった。最終回では父親譲りの身の術を披露している。
劇場版+アニメBORUTOでは、七代ナルトの活躍がより描かれている。

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掲示板

  • 119 ななしのよっしん

    2022/02/04(金) 19:50:02 ID: 5EKh5PzRnu

    直接的な描写がなくともカカシナルトも時に苦しい決断をせざるを得なかったであろうことは想像出来るもんな
    特にナルトの代では劇的に経済が発達して良くも悪くも里そのものが大きく変化している
    共同体があれだけ急に変化すれば諸々の問題が噴出するのは当然で、取りは更に難しいものになる

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  • 120 ななしのよっしん

    2022/06/17(金) 05:52:16 ID: Ohd/WIii4e

    いま思えば和の世界なのに米国の彫刻品をモチーフにして違和感ないって面いな…

    たぶんあれって土遁忍術が得意なが担当して作っているんだろうなあと想像してる。

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  • 121 ななしのよっしん

    2025/08/06(水) 12:38:31 ID: zG8kK48dwQ

    まぁナルト自身は皆から認められたいってのが標だから里を収めるトップになりたいとはまた違うだろうね

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