西武新宿駅とは (セイブシンジュクエキとは) [単語記事]

西武新宿駅とは東京都新宿区にある、西武鉄道新宿線の鉄道駅(起点駅)である。

概要

西武鉄道を代表する駅のひとつで、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の頭端式ホーム2面3線を有する高架駅。2番ホームにはホームドアが設置されている。西武線では初の大開口ホームドアで、複数のドア位置に対応できる。
改札は正面口改札と北口改札の2ヶ所あり、ホームの両端に位置している。西武新宿 Pe Peと直結しており、正面口改札は2階部分に、北口改札は1階にある。定期券・特急券売り場は共に正面口にあり、7時から20時まで営業を行う。

当駅は歌舞伎町に位置しており、他社線の新宿駅とは距離がある。他社線への乗換えは都営大江戸線新宿西口駅・丸ノ内線は比較的近いものの概ね遠い。特に京王電鉄・都営新宿線・都営大江戸線新宿駅へ乗り換える場合は徒歩で10分、慣れていないと20分はかかると思った方が良い(都営大江戸線六本木・大門方面は中井駅で乗り換えた方がいい…と言いたい所だがこちらも微妙に離れている)。ちなみに、連絡運輸の対象は都営大江戸線新宿西口駅・丸ノ内線のみだが、定期券の場合は東日本旅客鉄道（山手線・中央線・総武線・湘南新宿ライン・埼京線）・小田急小田原線・京王線・京王新線・都営新宿線・都営大江戸線新宿駅も可能。
そうした立地上のハンデゆえ、JRとの乗換えが簡易である隣の高田馬場駅の方が利用者数が多く、当駅はターミナル駅ではあるものの全92駅中3位で、新宿線内でも2位(2023年)である。

1927年に西武鉄道村山線(現・新宿線)が高田馬場駅まで開業した時点では、当駅への延伸ははっきり予定されたものではなかった。新宿への乗り入れは実質的には戦後具体化したものであり、駅を開設した当初は「仮設駅」としいう扱いであり、1964年の新宿ステーションビル(現：ルミネエスト新宿)開業と同時に新宿駅東口に乗り入れる形で移転する予定だった。
しかし、島式ホーム1本の6両編成用発着線2線分というスペースしか確保できなかったため、当時急激に増大していた乗降客を裁くことは不可能と判断しこの計画を中止。1977年に新宿プリンスホテルとショッピングモール(Pe Pe、アメリカン・ブルバード)を擁する現在の駅ビルが完成したのと同時この地を本駅にすることとした。この計画の名残として、ルミネエストの2階の一部が他の階よりも強固な構造として建設されている。

ホーム	路線	行先
1番線 2番線 3番線	■新宿線	←所沢駅・本川越駅・拝島駅方面

種別	隣の駅：上り	当駅	隣の駅：下り (所沢・本川越・拝島方面)
特急「小江戸」・拝島ライナー(下りのみ) ・快速急行(下りのみ)・通勤急行(上りのみ) ・急行・準急・各駅停車	-	西武新宿駅 (SS01)	高田馬場駅 (SS02)