Dr.ワイリー単語

ドクターワイリー

4.9千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

もしかして土下座マン

Dr.ワイリーとは、ロックマンシリーズに登場するロックマンの宿敵である。シリーズにも登場する。

概要

本名:アルバート・W・ワイリー(Albert W. Wily)。
CV青野武石森達幸(アーケード版)、緒方賢一(OVA星に願いを」)、斎藤志郎(パチスロアビリティ」)。

アメリカ出身、『ロックマン&フォルテ』の時点で57歳。趣味卓球

立ちたがり屋でプライドが高く、負けず嫌いで懲りない性格。
ライト博士とはローバート工科大学時代からの旧友でもある。
LITマニュアルデザインコンテスト5年連続準優勝世界技術大賞賞、ノーブル物理学賞ノミネート等を受賞。
ライトに次ぐ功績を誇るが、万年2位という立場がプライドに傷を付けたようだ。
卒業行方不明になり、数年後太平洋ロボット工場を建設。世界征服を企むようになった。

世界征服を企むと言う解かりやすい悪役ではあるが、自分の作ったロボット息子のように大事に思っている。
その気になれば弱点の完璧ロボットを造れるらしいのだが、資不足の上に大な借があるため、永久に造ることができないと言われていた。
……ロックマンと同等の性を持つフォルテや、後述のゼロを除いては。

この資不足は制作しているナンバーズにもが見られており、ジャイロマンチャージマンクリスタルマンターボマンなどの設定に反映されている。また、ワイリーが1から設計したロボットであっても、純戦闘用は少なく「本来の用途」が設定されているものがかなりの割合で存在する。
これらを見ると、ワイリー作のロボットも全世界で相当な数使用されていたものと考えられる。

また、ロックマン本編のほぼ全ての作品でワイリーマシンワイリーカプセルを操縦する姿が見受けられるが、実はワイリー自身は乗り物酔い体質であるらしい。ゲーム内の挙動としては、を動かす動作やジャンピング土下座が有名。
特にロックマン9土下座シーンは一見の価値あり。

ロックマンX』『ロックマンゼロシリーズに登場するゼロは、ワイリーの最高傑作ロボットにして最後のワイリーナンバーズアーケード版『ロックマン2 ザ・パワーファイターズ』のフォルテ編EDでは、製作段階のゼロシルエットで登場。

ロックマン9』や『ロックマン10』ではDr.ライトが作成した使用期限切れロボット改造して「延命」した事や、「ロボットに感染するウィルス」を作成するなど、無印~Ⅹシリーズ間のミッシングリンクを意識したであろう描写・設定が追加されている。

各作品における動向

ロックマン

突然だが諸君!わしは世界を征することにした!」

世界征服の野望を達成すべくライトナンバーズをはじめとする工業ロボット達を悪用するも、ロックマンに鎮圧される。要塞に潜入したロックマンを迎え撃つが戦をすべて撃破され、許しを乞う為にジャンピング土下座を披露した。

今作のワイリーマシンは被弾後の無敵時間が極端に短いため、出の長い特殊武器を使うと2~3ヒットする。変形前はファイアストーム、変形後はローリングカッターがお勧め。

ロックマン2

前作での敗北を受け、ライトナンバーズデータを基に8体の人ロボットワイリーナンバーズ(通称セカンズ)を自前で用意し、世界征服のための戦として使役。しかしロックマンの手によってセカンズ全滅し要塞への侵入を許す。最深部でエイリアン変身し自らロックマンを襲撃したかに見えたが、実際はホログラム映像カムフラージュしたメカワイリー遠隔操作していたものであり、結局はこれも撃破され土下座する羽に。

2のワイリーマシンクラッシュボムが弱点だが、直撃よりも爆の方が大ダメージを与えられる。変形前後を問わず、当たり判定のあるコクピットではなく、やや下の胴体部分を狙ってボムを撃つと秒殺できる。

この作品からドクロステージ→ボスラッシュワイリーマシン→最後にもうひとドクロ→最終決戦の流れが確立する。

ロックマン3

心したふりをしてライトの協のもとガンマ及びサードナンバーズを作成し、これらを用いて再び世界征服論む。ロックマンがサーズおよびドクロボットを倒してから間もなくして本性を明かしてガンマを強奪するが、またまた敗北し3度ジャンピング土下座となったが、基地の崩落に巻き込まれ…?

この作品からワイリーは終盤で事件の黒幕だったことが判明する、というパターンが多くなっていく。

ロックマン4

「裏切ったな、ブルースめ!!!こうなったらワシが相手だ!!!」

コサック博士であるカリンカを捕らえ、コサックに自信のロボット達(コサックナンバーズ)をロックマンと戦わせるように強要。しかしブルースによって解放されたカリンカによってロックマン真実が告げられた為、めてロックマンに挑戦状を叩き付け自分の要塞へと向かわせる。だがまたしても敗れ去り土下座の後に基地を自爆させ逃亡した。

ロックマン5

「上手くブルースの仕業に仕立てたつもりだったが…本物が出て来るとはな!!」

ブルースに変装したダークマン4号ライト拉致させることでブルースの仕業に仕立て上げ、ロックマンとの対立を煽るが、本物のブルースによって計画がばれてしまい、自分が黒幕であることを明かしロックマンワイリー要塞で迎え撃つ。敗北の末に拘束していたライトを取り返され土下座するが、要塞崩壊時のゴタゴタの間に逃走した。

ロックマン6

「今度は真剣勝負だ!」

世界ロボット連盟名誉会長Mr.X」を名乗りロボット選手権を開催。参加した世界ロボットを奪い、自分こそがワイリーの陰にいたスポンサーだと宣言し世界征服論む。X財団本部「ニューメトロポリス」での直接対決に敗れたことで正体を明かし、めてワイリー要塞で迎え撃つがまたも敗北。いい加減土下座を見飽きていたロックマン拘束され、とうとう投されてしまった。ちなみにこの時の罪状は「世界制服の罪」。未遂じゃないのか…?漫画版では逃亡を図るもUFOを待ちせていたブルースに破壊されることで退路を断たれ、全面降の末に逮捕される流れとなっている。

ロックマン7

「撃つのか?ワシを撃つのか?このワシを!!ロボットお前人間のこのワシを!!」

前作での流れで刑務所に収監されていたが、有事の際に起動するようプログラムされていたセブンナンバーズの手によって脱走を果たし、世界征服計画を再開。戦増強のために博物館に展示されていたガッツマンの標本を盗んだ他、フォルテに一芝居撃たせてライト研究所に潜入させロックマンパワーアップ設計図を強奪させた。だが例によって要塞をロックマン攻略され敗北怒り心頭ロックマンが自身に口を向けロボット工学三原則を破りかけたことに驚愕するも、フォルテとゴスペルに救出される形で要塞を脱出した。

ロックマン8

「これで世界ワシの物じゃ!ガハハハハハ!」

地球墜落したロボット魔神」に内蔵されていた悪のエネルギーを利用して世界征服論む。しかし結局はエイナンバーズ及び秘密基地の戦を悉くロックマンに倒され敗北土下座した直後にワイリーカプセルグレートに残留していた悪のエネルギーロックマンに襲い掛かった隙に逃亡した模様。

ロックマン9

「お別れじゃ、ロックマン。この基地と共に死ね!!」

使用期限切れで棄処分が決定していた新生ライトナンバーズを唆して暴走させ、さらにライトに偽装して作成したロボットを用いることでライトを事件の首謀者に仕立て上げることに成功し、事件の相が記録されていたライトナンバーズチップライト研究所から奪取した。基地に乗り込んだロックマンに敗れていつも通りに土下座するも、1からロクフォルまでの歴代土下座を見せ付けられる羽になる。最終的には偽ライトを利用してロックマンを気絶させ、その隙に自爆装置を作動させて逃亡。しかしエンディングではコンクリートマンに見つかり追い回されている様子が確認できる。

ロックマン10

「…ワシ人間じゃ…」

ロボット暴走させるコンピュータウイルスロボットエンザ」が各地で発生し、そのワクチンプログラム開発するも、暴走したロボット達に開発装置を奪われてしまい、ライトファミリーに助けをめる。しかしロボットエンザはワイリー自身が生み出したものであり、今回の事件も自作自演だった。ロックマンたちが取り戻した装置を強奪し、ワクチン提供の条件として自分に従うよう世界各地に要を突きつける。軌道エレベーターロックマン達を迎え撃つもやっぱり敗北。高熱を発症したことで病院送りとなったが、数日後にワクチンを残して消息不明となる。

ロックマン11

「あの時の研究…使えるかもしれん…」

大学時代に研究していた装置「ダブルギアシステム」を完成させ、再び世界征服に乗り出す。かつての彼はこの装置により、どんなロボットも圧倒的なパワーと驚異的なスピードを兼ね備えたヒーローに生まれ変われることを提唱したが、ライトを筆頭に学会からその理念を危険視されていたことが明かされる。歯車の最ダブルギアを組み込まれたロックマンにまたしても破れ、ロックマンこそ自身が見たヒーローではないかとライトに諭されるが、説得を聞き入れずに捨て台詞を残して行方をくらましてしまう。

ロックマンⅩへのDr.ワイリーの影響

ロックマンから100年後の話であるため、宿敵Dr.ライト同様ロックマンⅩの時点で故人となっているが
Dr.ライトが最後にエックスを遺したように、Dr.ワイリーも最後にゼロ製作して後世に遺している。
ロックマンⅩでは自らの心をもつロボット「レプリロイド」が登場するが、これはエックスの構造が基になっており、
100年前の時点で既にその域に達していた科学者が2名だけ存在したという伝説が残っている。

ゼロを後世に残すと同時に、ゼロにレプリロイド暴走させる引き金となるような因子を仕込んでおり、これがゼロからシグマに感染した事でレプリロイドイレギュラー化というロックマンⅩシリーズを通しての中核となる問題の発生の一端となった(もう一端はロボットが心を持ったことそのものに由来し、シグマはそのどちらでもあると思われる)。
また、サーゲス(Ⅹ2)やアイゾック(Ⅹ6)など、Dr.ワイリーの人格を持つと思われるレプリロイドが登場し、Ⅹシリーズでも彼の意思は暗躍を続けていた。

ロックマンエグゼでのDr.ワイリー

CV長克巳(アニメ版)

ロックマンエグゼでは、ネット犯罪組織、WWWワールドスリー)の総帥として登場。
ネットワークが発達した社会舞台に、本家ロックマンと同じ名前ネットナビや登場人物が異なる姿や役割で登場する中、本家とほぼ同じ見た、経歴、役回りである。

元は科学省の科学者でロボット工学の第一人者であり、ネットワーク工学の第一人者で主人公の祖である博士友であった。本来ロボットが専門であるが、エグゼ世界の初期インターネット開発においても、ハード面で活躍していた。
かつてのニホンではロボット工学ネットワーク工学の2つのすばらしい技術を持っており、二人はそれぞれの第一人者であったのだが、は2つの技術の共倒れを防ぐためロボットよりネットワークを重視することを決定し、その結果科学省に居場所がなくなってしまい、追われるように科学省を出ていくことになった。それ以来、ネットワーク社会そのものをデリートする悪の科学者として暗躍を開始、WWWを結成して現在に至る。
優れたプログラムやナビも作っているが、本職のハード開発天才的で、生身の人間を電世界に送り込むパルストランスミッションシステムから、逆にナビを現実世界で活動させるためのコピーロイドまで色々作っている。
かつてワイリーが設計した戦車は作中でいまだに現役で使用されている。

関連動画

関連静画

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2024/03/28(木) 17:00

ほめられた記事

最終更新:2024/03/28(木) 17:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP