F-ZERO 99とは、Nintendo Switch専用ゲームソフトである。
ゲーム情報 | |
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ジャンル | レースゲーム |
開発元 | 任天堂 |
販売元 | 任天堂 |
機種 | Nintendo Switch |
発売日 | 2023年9月14日 |
価格 (税別) |
無料 |
対象年齢 | CERO A |
その他 | オンライン対戦 Nintendo Switch Online加入者限定 |
ゲームソフトテンプレート |
2023年9月14日配信のニンテンドーダイレクトで初発表、ダイレクト終了後に配信が開始された。2004年発売のGBAソフトである『F-ZERO CLIMAX』以来、19年ぶりのF-ZEROシリーズ新作となる。
スーパーファミコン版の「F-ZERO」をベースに、ミュートシティなどのおなじみのコースをオンラインバトルで走り回り1位を目指すレースゲームだが、過去のF-ZEROとの唯一の相違点にして最大の特徴はコース内を99台のマシンが走り回るというところである。『F-ZERO X』には最後の1台になるまでマシンをぶつけ合う「DEATH RACE」というモードがあったが、これまでのF-ZEROレースは最大でも30台でのレースであり、それを大幅に上回るレース風景は非常に強いインパクトを誇る。
いわゆる『テトリス99』『パックマン99』に続く「レトロゲームを多人数バトルロイヤルゲームにリメイク」の流れを汲んだゲームといえる。
本作はNintendo Switch Online加入者限定のゲームとなっており、加入者限定で購入できるスーパーファミコン Nintendo Switch Online専用スーパーファミコンコントローラーも使用可能。
一部のモードを除き、マッチングしたらランダムに選ばれた二つのコースから投票するところから始まる。票数の多かったコースを走ることになる。
スタート地点はいつものコース上から少し離れた地点から始まり、途中からコースに合流するという流れになる。99台が横並びにスタートできるよう極めて幅広に設計された特設のスタートは一見の価値有り。高速道路の合流地点のような感じ。
操作方法は基本的にスーパーファミコン版の「F-ZERO」に準拠しているが、新たなシステムとして後のシリーズ作品のものも一部取り入れられている。
パワーが0の時にダメージを受けたりコースアウトして爆散するクラッシュアウトの他、周回ごとに決められた規定順位「SAFE RANK」に入れなかったマシンはランクアウトで強制リタイアとなる[1]。
最後まで脱落せず無事に完走できたら最終順位、その他KO数やデイリーボーナス等に応じてポイントを獲得でき、ポイントを貯めると一定時間ごとに開催されるGRAND PRIXへの参加チケットが入手できる。
コースの形状はスーパーファミコン版とほぼ同じだが、大人数で走る内容のため一部コースの道幅が広くなっている(MUTE CITY IIIの地雷原前の直線、FIRE FIELDのピットエリア後の直線等)ほか、WHITE LAND IIのジャンププレート~着地地点までの距離が短くなっていたりといった変更点もある。
名称が変更されているが、簡単に言えば「X/GXのブースト仕様になったスーパージェット(S-JET)」。
効果時間中に瞬間的な急加速を得られるのはS-JETと同様だが、使用するとパワーゲージが減少する代わりにスタートラインを通過してからは何度でも使用できるようになった。
なお、パワーゲージが著しく少なくなるとパワーダウンを起こして最高速度が減少してしまう。初代やforGBAよりもパワーダウンの発生領域は狭いものの、パワー消費型ブーストとの両立はシリーズ初。パワーを使い切るターボはこれまで以上に慎重に行う必要がある。
ちなみにパワーが0の状態でも実はターボを使うことが可能。それなりの速度にしかならないがそのまま走るよりはマシなので、ゴール前の滑り込みや悪あがきに。
当時はまだ実装されていなかったスピンアタックの操作が追加されており、SFCコントローラーではLR同時押し、それ以外ではZL/ZRで繰り出せる。Xで初登場した攻撃方法だが、マシンの挙動に影響を与えずに繰り出せる所はCLIMAXのそれに近い。
相手マシンを弾き飛ばせる他、アタック中は他のマシンから体当りされても弾かれずダメージも無効化する優れものだが、再使用までのクールタイムが新たに設けられており連発はできない。
ジャンププレートに乗ることでクールタイムをキャンセルしてすぐに再使用が可能になる。また、アタック中に弾かれない仕様から、小さいダッシュプレートの奪い合い(スタート後の合流地点終了間際や各所にダッシュプレートが配置されているDEATH WINDなど)では乗る直前にスピンしながら行くことで乗れる可能性がアップする点も覚えておこう。
99系作品でお馴染み「相手を倒すと強くなる」システムはF-ZERO 99でも健在。
スピンアタックやターボで他のマシンに体当たりして破壊すると「KO」となり、パワーゲージの最大値が増加する。バンパー(NPC)をKOした場合はパワーの残量が最大値と同じ分だけ増えるが、他のプレイヤーをKOするとパワーゲージが最大まで回復する。
なお、瀕死のプレイヤー同士が衝突することで共倒れになった場合「ダブルKO」となる。KOとしてカウントはされるものの、パワーゲージの強化や回復は得られずそのままクラッシュアウトで脱落となる(「ダブルKO」のバッジが存在するが、狙って取るのは至難)。
マシン同士が衝突するとその場にスーパースパークという黄色いアイテムが落ち、これを一定数拾い集めることでスーパーターボが発動できるようになる。
スーパーターボは普通のコースの上空のエリアであるスカイウェイを一定時間高速走行可能で、操縦性が抜群かつ壁に接触しても減速しないため非常に速い。スカイウェイは一部独自のルートを辿っていて難所を避けたりショートカットができたりする他、直線でもダッシュプレートが多く配置されている。
発動後の持続時間は発動時の順位によって異なり、下位であるほど持続時間が長く、逆に上位だと短い。
ゲージが無くなると通常のコースにゆっくりと着地するが、ゲージが尽きた時点での走行位置が急カーブやシケイン、スカイウェイ下に道がない場所だった場合は直線などの安全な地点まで走行してから着地するという特徴があるため、上位にいる時は着地地点を把握して発動することで持続時間を延ばすことができるテクニックが存在する(ただしこの場合、持続時間が切れた後はスカイウェイ上のダッシュプレートは消滅する)。
スーパースパークは、スカイウェイから通常コースに着地したときにも発生したり、車列中央付近に出現する金色のNPCマシンであるゴールドバンパーからばら撒かれたり、そのゴールドバンパーにぶつかることで大量に入手できたりと後続ほど集めやすく、これにより下位のマシンでも逆転を狙うことができる。
クラッシュアウトやランクアウトによって途中リタイアになっても、運が良ければ青いNPCマシンのラッキーバンパーとして一定時間復活でき、相手にアタックすることでポイントを獲得できる。
ラッキーバンパーになると1位の更に前方から出現し、後方視点のまま自動的に走行する。この時左右移動とクールタイム短めのスピンアタック、そしてゲーム中には説明がないがアクセルとブレーキで加減速もできるので、これらを駆使して追い抜いていくプレイヤー達を体当たりで妨害しよう。
30秒経過するか+ボタンを押すと自爆して終了となるが、この爆発に当たったプレイヤーは地雷や赤バンパーに触れた時のような大ダメージを受ける。
マシンは以下の4台から選ぶ。ステータスはほぼ初代ベースだが、ピットエリアに入った時の回復力の差がステータスとして新たに明示化されている。
ボディ強度:3.0 回復度:3.5 グリップ:3.0 最高速度:457km/h 加速:標準
お馴染み主人公機で、バランスの取れた性能を持つオールラウンダー。
どちらかというと加速寄りの性能となっていて局面を選ばず扱いやすいマシンだが、その代わり突出した長所も持ち合わせていないので扱い次第では器用貧乏な面が浮き彫りになることも。
ターボに余裕がありある程度連発できる、コーナーで速度が下がっても早めの加速によってトップスピードに戻しやすいといった長所を活かしたい。
ボディ強度:2.5 回復度:5.0 グリップ:2.0 最高速度:437km/h 加速:速い
加速と回復力が最も高いマシンで、ターボの消費パワーがやや少なく連発しやすい。
そのため今作ではターボをガンガン使って最高速度の低さを補うことで好タイムが出せるようになり、実戦でも持ち前の加速力を活かした先行逃げ切りの立ち回りを得意とする。
ただし耐久力とグリップが低いので、コーナリングには繊細な操作が要求される上にひとたび体勢を崩して混戦に巻き込まれれば途端に脆さが露呈するピーキーさも併せ持つ。
ボディ強度:4.5 回復度:2.0 グリップ:3.5 最高速度:462km/h 加速:遅い
遅めの加速に加えてコーナリング時に減速しやすく、更には回復度の低さからターボ連発もしにくい…と、その走行性能は最高速度を除いていまいちパッとしない。
しかし圧倒的なボディ強度により、本作の過酷なぶつかり合いの中でもそうそう動じない頑丈さを誇る。
またターボのパワー消費は4台中最も少ないので、総じてパワーゲージの増減幅が小さく予想外の事態に強い。少ないターボも計画的かつ効果的に使いやすい他、KOできればその恩恵も相対的に最も大きい。
ボディ強度:3.5 回復度:2.5 グリップ:4.5 最高速度:478km/h 加速:とても遅い
圧倒的な最高速度とグリップを誇り、ターボに頼らない素のスピードでは他の追随を許さない。
ボディもそこそこ強靭ではあるが加速力が極めて低く、1回の失速が特に命取りになりやすい。ターボでリカバリーしようにもパワー消費が最も大きく、回復度の低さもあって多用はできない。
明確にターボ効率で劣り最低限のショートカットやリカバリーで精一杯なものの、特にピットが短いテクニカルコースをミスなく走れれば原作で一強とも称された持ち前の速さが真価を発揮する。
いつでも挑めるオーソドックスなモードで、99人でF-ZEROレースを繰り広げるメインルール。チケットポイントを稼いでレベルを上げるとグランプリに挑むためのチケットが入手できる。
チケット3枚を消費して挑む、リーグに準拠した5連戦のレース。通常は2時間おき(※)に開催されるが、週末は特定のリーグがピックアップされて30分おきの開催になる。レースの成績によって週間ランキングのポイントを獲得できる。
※)10月末より平日の開催が1時間おきに短縮された
このモードでは前述のKOで増加したパワーゲージが次以降のレースにも引き継がれるため、KOの重要性が他のモードよりも高い。
またSAFE RANKも引き継がれつつ第4レースまでは1周ごとに5位ずつ上がっていくので、最終レースは最大でも20台のマシンでのレースとなる。最終レースではSAFE RANKは上昇しないが、その手前の第4レースが40位→20位と上がることで参加者の半数が失格になる苛烈な戦いとなる。
リーグの通常の開催サイクルは①KNIGHT⇒②QUEEN⇒③KING⇒④KNIGHT⇒⑤QUEENでワンセットとなっており、その後は再び①に戻る(掲示板の情報より)。
GRAND PRIXの開催されていない合間に、時間経過で順繰りに開催される特別なレース。現在は以下のレースが開催されている。
基本的なルールはF-ZERO 99と同じだが、通常は選出されていない難度の高いコースだけが登場する。
その代わり、無事完走できれば通常より多くのチケットポイントを獲得することができる。
マッチング後にグリーンとピンクの2チームに分かれ、49対50のチーム対抗レースを行う[2]。グリーンチームはワイルドグースカラー、ピンクチームはファイアスティングレーカラーに統一され、同じチームのマシン同士が衝突してもダメージを受けない。
相手チームにスピンアタックを当てた回数やKOした回数、5回通過するスタートラインでの順位、そしてラッキーバンパーでの攻撃数に応じてポイントが入り、チームの合計得点を競う。
黒バンパーが登場しないのでNPCのKOを狙うことは出来ないが、代わりに相手をKOした際にチームメイト全員のパワーゲージ最大値が増加するようになっている。
途中で脱落した場合、確定でチームカラーに属したラッキーバンパーとなる。
ここでは時間無制限かつ自爆できず、最後尾に到達した場合も自動的に先頭まで連れ戻されるので、レースが終了するまで自チームの勝利を目指して相手を邪魔し続けよう。
「ミニグランプリ」と読む。
チケット1枚を消費して挑む、ランダムに選出された3コースを勝ち抜く小規模のグランプリ。レースの成績によって週間ランキングのポイントを獲得できる。
選出されるコースは2レース目までは通常のF-ZERO 99、3レース目はHARD COURSESに準拠する。
KOで増加したパワーゲージやSAFE RANKが次レースに引き継がれる点もGRAND PRIXと同様。上位40人までが全3コースの完走を許されることになる。
一度走ったコースをいつでも練習できるモード。走る際には自分の最高記録のゴーストが現れる。
ゴーストはマシンの種類ごとに保存され、4台全てと並走することも可能。
スーパーファミコン版ではKNIGHT LEAGUEの5コースとWHITE LAND I、PORT TOWN IIの7コースしか走れなかったが今作では全コース走ることが可能になったため、WHITE LAND IIやFIRE FIELDといった難しいコースの練習が容易に行えるようになった。
マシンの見た目をカスタマイズしたり、プロフィールを設定したりできるモード。
プロフィールに付けられるバッジ(実績のようなもの)が存在し、「1位になる」「LV50になる」といったものから「ダブルKOを達成する」「全マシンでリーグ優勝する」といったやり込む人向けの難しいものも存在する。
☆…「HARD COURSES」で選出される高難度コース
★…「GRAND PRIX」にのみ登場するコース
掲示板
715 ななしのよっしん
2023/11/29(水) 11:56:18 ID: 4sHybFjf9o
クラシックレースやってみたけどコース狭いしマシンの挙動が99と違うので新鮮だった
ホントにSFC版のあの仕様で20人走ってる感じなので面白い
これはswitchオンラインで原作をやる人も増えそうだ
716 ななしのよっしん
2023/11/29(水) 11:58:08 ID: s/AlyrzDXD
717 ななしのよっしん
2023/11/29(水) 12:06:26 ID: 4sHybFjf9o
クラシックレースはハードコースも出てくる
そして1・2と2種類あるコースではちゃんとコースが見えてて封鎖されている所が細かい
あと爆発するバンパーは赤色ではなくてオレンジのバンパーが小さく赤色に点滅してる風になってる
流石にあのSFC版の赤と黄色のチカチカ点滅は仕方ないか
急上昇ワード改
最終更新:2023/11/29(水) 12:00
最終更新:2023/11/29(水) 12:00
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