3.1万
31261 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 16:55:33 ID: 3nKnWKR15O
>>31260
邪気「くっ…」
(邪気眼はうっすらと光を放つに留まり)
(そのまま左腕で口を押え俯く)
31262 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 17:19:12 ID: efTjGlb9cy
>>31261
ゼロ「これが、貴方とオレの違いですよ。邪気様。」
水泡「邪気公と仲のええんは、皆利害で結び付いた者。せやけど、ゼロは人望…いや、縁で結ばれてるんですわ。」
ワイナモイネン「故に今、小僧の周りに誰も居らぬ」
コールブランド「だが、此方には我らが居る。」
ヴァルカン「弁明が有れば、聞きますよ?場合によっては情けだって。」
神子「……やっぱ帰ろう」
那由他「そう致しましょう。」
31263 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 17:33:32 ID: 3nKnWKR15O
››31262
邪気「くっくくく…」
(俯いたまま、肩を震わせる)
(苦しんでいるのではない…笑っている!)
邪気「くくく…はははははは!…いや、すまなかった。おかしさがこらえられなかった。『解脱落』、面白い発想だとは思っていた。だが、あらゆる存在に作用できる程度で俺に通用すると、いったいいつから錯覚していた?」
(ひとしきり笑ってから、顔を上げる)
邪気「お前の予告は優しすぎる。…『死』を与えるなら、これくらいはするのだな」
(そういって、ヴァルカン指さす)
邪気「『死ね』」
(吉岡邪気の力…過程や条件に関係なく、臨む『結果』を引き出す力が)
(静かにヴァルカンに結末を与える)
31264 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 18:16:01 ID: efTjGlb9cy
>>31263
ヴァルカン「……マジ…かよ……」
【血反吐を吐いて倒れる】
ワイナモイネン「ヴァルカン!」
【急いで助け起こす】
コールブランド「えぇい!和解策を提示した者をこうも簡単に」
ヴァルカン「……い、ヴェリア…を……頼む」
【部下であろうか、そう頼んで事切れた】
神子「那由他ぁ!」
那由他「はい。湯津爪櫛」
【大きな櫛のような弓を召喚、構え】
那由他「裏切り者は骨の髄まで串刺しです」
【大量の刃が邪気へ向けて撃ち出される】
水泡「ハイペリオンが戻るまで…まだ有りますやろうか」
ゼロ「ああ、そうだな」
31265 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 18:25:36 ID: 3nKnWKR15O
>>31264
邪気「ゼロ、そろそろお前が出てくる気はないか?被害が大きくなるだけだぞ」
(左腕を軽く上げ)
(無数の刃を空中で縫いとめる)
邪気「…わかっているはずだ、お前か神子でなければ俺とは戦えん、と」
‐‐‐‐
???「…刻限は近いが、随分時間がかかっているな」
???「あの人のことだし、余計な情けでもかけて長引いてるんだろうよぅ?」
(拠点からやや離れたところ、二人の『神』がじっと拠点を見つめている)
???「こちらは全員揃ったぞ…騒ぎにはなったがな」
(大剣を携えた男が数人の能力者をひきつれてやってくる)
???「これ以上時間がかかるようならば、私が一旦介入するか」
31266 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 18:41:39 ID: efTjGlb9cy
>>31265
那由他「神子様を名指しするなんて……」
神子「私が出る必要はなさそうだけど。」
水泡「なら、程ほどに」
【ゼロから距離をおく】
ゼロ「……いいだろう、邪気眼の始祖。お前が五王を超えられるか見てやろう!」
【ゼロの右手に光が収束、剣の形を成す】
ワイナモイネン「まさか、『光の剣』じゃと!?」
コールブランド「ゼロめ、吉岡邪気をこの拠点ごとを消すつもりか!」
31267 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 18:53:04 ID: 3nKnWKR15O
››31266
邪気「その試練、応じよう」
(右手の邪気眼を輝かせ、掲げる)
(今までの小手調べとは全く違う正真正銘の『無限』が収束し)
(『黒の剣』を形作る)
邪気「…行くぞ、われら異能者の祀るべき『神』よ!」
(無限の剣をゼロに向ける)
31268 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 19:34:56 ID: efTjGlb9cy
>>31267
ゼロ「そんな短剣でか?」
【光の剣を長テーブルに刺すと】
ゼロ「この異能神には届かんな」
【瞬く間に机が床ごと消滅】
【光の剣は何十倍もの大きさに進化した】
ゼロ「天沼矛!」
【左手にも長柄の矛が現れる】
【そして右手の剣を頭上へ掲げると】
ゼロ「全てを見せてみろ、邪気眼の王!」
【巨大な剣は天蓋を穿ち、空と雲を斬った】
神子「ムキになっちゃって」
水泡「こうなったら、この基地は廃棄確定やな。」
コールブランド「ヴァルカンを頼むぞ」
ワイナモイネン「分かっておる。」
31269 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 19:42:46 ID: 3nKnWKR15O
>>31268
邪気「くくっ、流石に舐めてかかれんな!」
(巨大な剣を、ちっぽけな『黒の剣』できれいに受け止める)
邪気「大きさ比べが望みか?」
(直後、その桁外れの『密度』はそのままに『黒の剣』も天地を引き裂くほどに巨大化し)
邪気「ふん!」
(左腕に生まれたもう一本の『剣』は地平を引き裂き、天と地を割った)
‐‐‐‐
???「…止めに行ってくる。時期尚早だ」
???「ほいよーぅ?じゃあこっちは先に引き上げておくぜぃ?」
31270 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 20:36:53 ID: efTjGlb9cy
>>31269
ゼロ「いいや、チャンバラ遊びは……」
【その刹那、三振りの剣がパっと消失】
ゼロ「おめでとう、卒業だ。」
【更に、ぽっかり空いた天の穴から轟音が】
ハイペリオン「ただ今戻った!」
【その瞬間、巨大な船『ツムガリ』が現れた!】
水泡「なんや、ええタイミングやな。」
【何人もの精鋭や幹部が降下し、邪気を囲む】
ハイペリオン「賊徒の加勢は許さぬ!吉岡邪気の所へ行きたくば、このハイペリオン、ヴォータン殿、鸞殿、百八殿にアルリム殿……他の皆も倒して参れ!」
【更にツムガリの外壁の上や、天穴を囲むように英雄たちが】
神子「カルペ・ディエムにスケープゴート、天全、ガングレリ……両刃まで!?」
那由他「そのようですね。」
コールブランド「正しく、カノッサ機関の英雄集結だな。」
ワイナモイネン「……うむ。」
【天沼矛を構え】
ゼロ「これが、カノッサ機関の一員、ゼロ・ジ・オールの力だ。」
31271 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 20:44:36 ID: 3nKnWKR15O
››31270
邪気「…ふむ」
(周囲を見回して)
邪気「壮観だな、神の力と人の絆を併せ持つ。なるほど今の俺には届かぬ境地だ」
(ゼロに対して最大級の賛辞を贈る)
???「お時間です、邪気様」
(そんな中…そこに並み居る英雄などどこにもいないかのように)
(緑の着物の少女が吉岡邪気の傍らに現れる)
???「これ以上ここにいても彼を討つことは出来ません。退くが上策かと」
(静かな佇まいは、ゼロや邪気にも匹敵するオーラを纏っている)
邪気「…そうだな、ひとまず負けとしておくか」
(それに鷹揚に頷く)
31272 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 21:09:15 ID: efTjGlb9cy
>>31271
ゼロ「この『世界』がそう言うんだ、従うとしよう。」
【矛をしまう】
那由他「あの方は?」
神子「いわゆる私の昔の同僚の使い走り。」
コールブランド「水泡、皆にもう終わったと」
水泡「もう、伝えといたよ」
【一帯に充満した尋常ならざる殺気が和らぐ】
ゼロ「では、どうぞお帰りを。この中の誰かの気が変らないうちに」
31273 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 21:14:03 ID: 3nKnWKR15O
››31272
世界「それでは、また」
(ゼロを見て、さらに神子に一礼する)
邪気「そうだな、またいずれ会おう」
(邪気も続き)
(瞬きの後に姿を消す)
31274 ななしのよっしん
2014/09/20(土) 21:54:25 ID: 3nKnWKR15O
‐現代‐
邪気「…」
(かつての戦いを思い浮かべ)
(右の手のひらを眺めつつ)
邪気「(…受け入れねば、ならんか。奴がカノッサの一員として立ちはだかるならば…私は―全てを)」
31275 ななしのよっしん
2014/09/22(月) 21:05:04 ID: OJxXmgndE+
>>31250
親方「小楠も寝入っちまってるし休息するか」
―――
ローゴ「そ、そうだ。あいつは何者なんだか……。能力サンプルとか言ってたが」
31276 ななしのよっしん
2014/09/23(火) 17:34:15 ID: zmBifukVE7
ニュクス「能力サンプル…? ごめんなさい、相手はなにか名前を名乗っていたかしら?」
ホゼ「なんというか…第六感?が強くなった感じがある」(むむむとこめかみを抑えて)
灰嘘「ああ、じゃあ宿取る?こー…ココア屋?もあるみたいだけれど」
31277 ななしのよっしん
2014/09/24(水) 09:39:49 ID: 3nKnWKR15O
>>31276
ベアトリクス「確かシュライ・ホルスとか名乗ってたわねぇ」
―――
マリア「一度死んでしまったせいなんでしょうか~。私も正規の方法でよみがえった人は初めてなのでよくわかりませんけれど~」
―魔術師の館・『塔』の研究室―
綾姫「と言うわけでな、頼めぬか?」
塔「んー、まあ良いでしょう。かけた魂を補う義肢、面白そうですしね。オーライ?ヒヒッ」
31278 ななしのよっしん
2014/09/24(水) 21:22:06 ID: efTjGlb9cy
【洋上】
【人知れず航行するカノッサ機関の飛行艦が二隻】
無線「カラドコルグからカリブリヌスへ、本艦はブラン城へ向けて規定速度にて航行中」
通信手「カリブリヌスからカラドコルグ、了解。現速度を維持」
【ブリッジには数名の幹部が】
船員「艦体隠蔽機構、異常なし。外遊仕様にて稼働中」
艦長「……コールブランド将軍、本当にブラン城へ接近出来るのでしょうか?」
【艦長が傍らの偉丈夫へ問いかける】
コールブランド「なに、我らは神威ほど嫌われてはいないさ。」
閣下「うむ、当代の月は聡明であろうて。」
幹部「敵対したところで、この船を落とせるとは思えんな。」
【そのうち、海から陸へと揚がり】
【遠くに件の城が見えてきた】
31279 ななしのよっしん
2014/09/25(木) 02:15:32 ID: OJxXmgndE+
>>31276-7
親方「ココア屋なんてどこにでもあるんだな……。知らなかったぜ。ちょっと入ってみるか」
―――
ローゴ「そう、そんな名だったな。シュライ・ホルス」
31280 ななしのよっしん
2014/09/28(日) 01:37:59 ID: efTjGlb9cy
【姿を隠した二隻の艦がブラン城に迫る】
無線「カリブリヌスからカラドコルグ、本艦は現地点で航行を停止し警戒行動に移る」
通信手「カラドコルグからカリブリヌスへ、了解。」
【カラドコルグの格納庫】
技術士官「当艦からブラン城まで、輸送艇を使用されては?」
ハイペリオン「いや、外交にもそれなりの礼儀が有る。遠慮しておく」
クレメンシー「ハイペリオン様、準備が整いました。」
【何時もの微笑が其処に有った】
セザール「機関創設以来の英雄の御供か」
【ぼそっと呟く】
クレメンシー「では、参りましょう。」
【手に持った端末を操作すると】
【次の瞬間には光に誘われ、ブラン城を眼前に捉えている】
クレメンシー「歓迎の挨拶は執事でしょうか、それとも憲兵でしょうか?」
セザール「出てきてくれれば、だけど」
31281 ななしのよっしん
2014/10/04(土) 01:50:45 ID: +tFvNkOQcc
>>31224
ヘイム「うん、ゆっくりしていってね!」
(それだけ言うと、来た道を引き返して行った)
>>31236
ワーギル「どったの、レイナ?」
(同じように寝転がったまま、声をかけてくる)
(ルッタは部屋にいない)
>>31280
ラグラス「……何か来たでありますね。上空にそれなりの大きさの物……それと、門前に複数人でありますか」
(城の尖塔の、黒いスーツが腰掛けて眺めている)
31282 ななしのよっしん
2014/10/04(土) 15:43:36 ID: 3nKnWKR15O
>>31281
レイナ「ん…なんでも…」
(なんでもない…と言おうとしたのだろうが)
(言葉を止め、むくりと起き上がる)
レイナ「…そっちに行っても良い?少し、怖い」
31283 ななしのよっしん
2014/10/04(土) 16:44:46 ID: +tFvNkOQcc
ワーギル「いいよ、おいで」
(こっちも起き上がって誘う)
ワーギル「怖い夢でも見た?」
31284 ななしのよっしん
2014/10/04(土) 16:56:05 ID: 3nKnWKR15O
>>31283
レイナ「ん…」
(ワーギルのベッドへ潜り込んでくる)
レイナ「世界の外で…災厄がここに近づいてる…そんな夢を見た」
(『星蛇』すら相手にしなかった彼女が、小さく震えている)
レイナ「二人を…守れないかもしれない。そう思うと…怖い」
31285 ななしのよっしん
2014/10/05(日) 14:54:20 ID: +tFvNkOQcc
>>31284
ワーギル「うーん……」
(ちょっと悩むそぶりでうなりつつ)
ワーギル「私もルッタも、そんな滅茶苦茶強いわけじゃないから、あんまりアテにならないけどさ」
(そして、レイナを抱きしめる)
ワーギル「私達に出来るのは、ただレイナのそばにいて上げられるだけだからさ、どんな時でも一緒にいることしかできない。そして、それを後悔なんてしないよ。
だから、そんなに気負わないで。大丈夫だからさ、絶対に」
31286 ななしのよっしん
2014/10/05(日) 18:39:11 ID: 3nKnWKR15O
>>31285
レイナ「ん…」
(ほんの少しだけ微笑み、目を細める)
レイナ「…誰かを守るのは、初めて…だから、心配だった。…でも不思議、こうしてると…安心する」
31287 ななしのよっしん
2014/10/05(日) 19:00:50 ID: zmBifukVE7
ニュクス「シュライ・ホルス……ッて、あのシュライですって!?そんな化石がまだ生きてたっていうの!?」
(さすがの魔女も驚いたのか声を荒らげている)
ホゼ「うーん、そうはいうが…実はいまいち生き返ったという実感がないんだよな 魂だけっていがいと普通なんだな」
灰嘘「しかも宿まで兼ねているときた、ココア屋ってなんなんだろうな…」
(中にはいると店主らしい老婆がいる)
老婆「あらいらっしゃい」
31288 ななしのよっしん
2014/10/05(日) 19:30:36 ID: +tFvNkOQcc
>>31286
ワーギル「安心できたか、よかったよかった」
(頭を撫でながら)
ワーギル「永遠に平穏が続くなんて思わない。でも、私も、多分ルッタも、覚悟はできてるから。だからレイナ、心配しないで、ね?」
31289 ななしのよっしん
2014/10/05(日) 20:04:14 ID: 3nKnWKR15O
>>31287>>31279
ベアトリクス「でもなんだかヘンだったのよねぇ…。私の知っているデータ上のシュライ・ホルスと比べるとなんだかねぇ…違和感があるのよぉ」
マリア「なんだか不思議ですね~。でも確かに魂だけあれば気合で実体化して生活している人もいますし、そう言うものなのかもしれないですね~」
(と、奥から黒フードの男が出てくる)
塔「お話し中すみませんねぇ、採寸の方、させてもらってもよろしいですか?オーライ?」
―――
>>31288
レイナ「ん…ずっと昔、こうして誰かに抱きしめて貰っていた。ふわふわして、安心する…」
(だんだんとまどろんできたようだ)
レイナ「別れは必然、孤独もまた善し。…でも、奪われることは、変じてしまうことだけは…怖い」
(最後に、顔を上げてワーギルを見た)
レイナ「だから…一緒に居てほしい、最期まで。…きっと、守るから」
31290 ななしのよっしん
2014/10/07(火) 20:48:30 ID: +tFvNkOQcc
>>31289
ワーギル「わかった、誓うよ」
(レイナの頭をなでながら)
ワーギル「絶対に、離れない。ちゃんとそばにいるよ。
もちろん、ルッタもだろうけど、ね」
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。