サジマジバーツとは、『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』『ファイアーエムブレム 紋章の謎』『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』『ファイアーエムブレム新・紋章の謎~光と影の英雄~』で登場する戦士の三人をまとめて言ったものである。公式の呼称ではなかったが、後に逆輸入された。
暗黒竜と光の剣と紋章の謎第1部の第2章「ガルダの海賊」序盤にオグマの部下として三人まとめて仲間になる。クラスは三人とも戦士。
初期から何かと扱いがひどく、FC版では三人同じ顔でサジとマジは色までほぼ同じ(ただし、FC版では色だけ違うユニットは多かった)であり、斧も重い、命中率が低い、神器や銀の武器が無い等の理由で弱かった。
SFC版の紋章の謎では相対的に見てFC版よりさらに酷く、紋章の謎第一部ではFC版の時点でクラスチェンジできなかったハンターやアーマーナイトの上級職が用意されていたにも関わらず、戦士にはクラスチェンジ先が用意されなかった。
さらに、彼らのメインウェポンである斧にも上級武器「ぎんのおの」が追加されたが、彼らの活躍するであろう一部よりも、彼らどころか斧使いが登場しない第二部の方が多く手に入り、村人がぎんのおのを換金するように勧めてくると言った有様だった。
さらにマジにいたっては設定ミスでHP成長率がなぜか10%になっている…などなど、何かとひどい扱いを受けていた。
元々サジマジバーツという名前がネタになるのもこの壮絶な弱さと不遇ぶり故であり、これが転じて、この言葉自体がFEにおける斧と言う武器、そして戦士と言うクラスの哀愁を示す言葉となっていた。
これまでと同様に第2章「ガルダの海賊」で三人まとめて仲間になる。
初期ステータスは紋章の謎ほぼそのままでの登場で、個々の成長率についてもマジのHPが人並みに戻った以外はシステムに合わせて補正されたといった程度であるが、ゲームシステムそのものの変更の恩恵を大きく受け、戦士というクラスも彼ら個人もかなり使いやすくなった。
まず、ロードや盗賊などの特殊なクラス以外全てに上級職が登場したことで戦士にも上級職が登場しクラス上の不利が消え三すくみの導入と装備の重さを力で軽減できるようになったため斧にも活躍の場が生じた。その代わり、戦士・海賊とその上級職だけでなく勇者とドラゴンナイトも斧を使う事が出来るようになった為、槍に三すくみで優位に立つための斧使いは別に戦士か海賊(とその上級職)である必要は無い。
また、今作では「兵種変更」が可能になったのだが、戦士自体が弱かったのを反映してか戦士系は「兵種による基本値の補正」が弱めに設定されている。その結果、個人と兵種を合計した初期ステータスが紋章の謎とほぼ同じであるこの三人は個人のステータス分が多く、兵種を変更すると他のキャラに負けないステータスになる。特にバーツはこれが顕著。
また、三人に相互支援がついており、三人で戦うと強い。
紋章の謎の第二部部分の大幅増量リメイクである新・紋章の謎では彼らも登場するようになった。
マジは2章、サジは3章、バーツは5章で仲間になる。
今作では、サジは伸びないが武器レベルの高い序盤のお助けキャラ、マジは晩成型、バーツはエース級という個性付けがされている。
また、マイユニットや拠点会話が登場した関係で台詞が追加され、キャラとしての個性が出た。拠点会話等を作成するに際し、サジとマジが兄弟ということで台詞を設定する予定だったそうだが、原作の設定を溯って改変する恐れがあるということで没になったらしい。
また、昔から言われていたサジとマジの見分けがつかないネタがついに公式に登場することとなった。
そして、常々言われていたトライアングルアタックがまさかの実装となった。(後のファイアーエムブレムサイファでは、バーツのスキル「サジマジバーツ」としてこの戦士トライアングルアタックが使える)
茶色のオールバックの髪の方。曰く「マジより男前な方」。
マジと比べると力、技の成長率が高いが、速さが壊滅的に伸びない(成長率10%)。
DS版新・暗黒竜と光の剣では、キャラ固有成長率がSFC版と同じく技が伸びやすい。速さの成長率はキャラ固有では0%だが、DS版はキャラ成長率に兵種成長率を加えて成長率としているため、速さが伸びやすい傭兵等に兵種変更すれば多少はカバーできる。また、初期の武器レベルがCある。
ちなみに、初期パラメータの状態でアーマーナイトに兵種変更すると・・・?
新・紋章の謎では、第3章で仲間になる。
前述の通り台詞が与えられており、マジよりもまじめな性格となっている。薪を割るときは速さより技を気にするらしい。能力もそれに準じて技が伸び速さが伸びないが、仕様上敵味方とも攻撃が良く当たるのであまり意味がない。そのうえ速さと耐久面の脆さが相まり、育成にも難儀する。基本的には初期武器レベルやトライアングルアタックを活かしたピンポイント起用が基本となるか。一応兵種を海賊にすれば高い武器レベルを保持したまま速さ成長に補正をかけられるので、もし使うのであれば転職させておくようにしたい。
余談であるが、とあるネタ画像のおかげでロリコンで変態というイメージが付いてしまっている。
幻影異聞録♯FEでは霧亜のサイドストーリーにマジと共に登場。
全属性無効のため、スペシャルパフォーマンス含めたあらゆる攻撃が効かない。
が、つばさがある技を使うと…?
茶色の髪のオールバックではない方。マジ曰く「サジより男前な方」。
サジと比べるとこちらは速さと幸運が伸びやすく、技が伸びにくい。
FC版では驚異のHP成長率100%を誇っていたが、SFC版ではなぜかHP成長率が10%にされてしまい(とある攻略本で10%と誤植されたのが原因だという説がある)、戦士最弱と化してしまったこともあった。
DS版では元通りHPが良く伸びるようになり、速さ成長率も兵種Bトップタイとなっている。システム変更に伴う変更点が他二人より多く、武器レベルの初期値が最低のEであるかわりに、なぜか魔力成長率が10%ある。
これによりHPと速さを活かしてダークマージに兵種変更するプレイヤーもおり、ダークマージに兵種変更したマジのことをダークマジと呼ぶ者もいる。
新・紋章の謎では、第2章で仲間になる。
こちらは台詞的にサジよりも軽い性格になっている。薪を割るときは速さを意識しすぎて形が全然ダメらしい。能力もそれに準じており、技は最低だが速さが三人で最も高い。また、実は魔力や魔防の成長率があり、他の成長バランスもいいため、殆ど全ての兵種に適応できる。初期武器レベルも低いので、育成方針に応じて転職させておきたい。
ちなみに、戦士で育成しても斧による2回攻撃が期待でき、幸運のお陰で攻撃が外れることもそこまで多くはないため、思いのほか火力が高くかなり強い。
サジの項目でも書いたとあるネタ画像ではマジは熟女好きという二次設定がつけられたが、サジの場合と違いこちらはまったくもってネタにされない。むしろサジがアレなのでこちらはまじめな戦士というイメージがつけられている。
幻影異聞録♯FEでは霧亜のサイドストーリーにサジと共に登場。
全属性無効のため、スペシャルパフォーマンス含めたあらゆる攻撃が効かない。
が、霧亜がある技を使うと…?
三人の中で特に目立つ青髪。FC版・SFC版ともに隊長であるオグマを抜くほどの高い成長率を持っているが、概要でも述べたとおりFC版・SFC版ともに斧が使いにくい武器であったため微妙な扱いではあった。
しかし、前述二人よりかは使われており、ラスボスにとどめは刺しにくいものの最後まで一軍に残れるくらいの実力はあった。
ちなみに彼のみ後日談が「アカネイアの軍に所属したが後に脱走海賊になったといううわさも…」となっており第二部に登場した名もなき海賊が彼かもしれないという噂も流れていたりする。
そしてDS版では、個体の強さはそのままにシステム変更により他のキャラに遅れをとっていた要因がほぼ全てなくなり(クラスチェンジ可能、斧の重さの軽減可能)さらにパラメータをそのままに初期レベルが5から3に、しかも初期パラの状態で傭兵に兵種変更するとオグマを上回るパラメータになる。あと少し顔グラがイケメンに。かくして、DS版で三度目の正直。一軍のエースへと進化を遂げたのである。
紋章の謎では5章でほかの二人とは違い敵として登場し、オグマ、サジ、マジのいずれかの説得により仲間に加わる。
海賊じゃないのは何故とがっかりしたファンがいたとかいないとか…海賊の方が兵種上限的にも都合が良かったのだが。
例によって初期値が抜群に高く、エース級の性能を誇る。成長率は平凡だが、力と守備が他二人より良く伸び、技と速さは他二人の中間となっているため三人の中では最強。また、台詞上で他二人とはやや違う立場にいる事が分かる。
ちなみに同じ隊に居る彼でもサジとマジを見間違えることがある。
「幻影異聞録♯FE」には出ていないが、「ヒーローズ」にはサジ&マジを置いて真っ先に登場している。
オグマ同様HPが高いが魔防が壊滅的。オグマと比較すると攻撃・速さが若干低く、それ以外が若干高い。
武器は速さを-5する代わりに、自分から攻撃する時2回攻撃になる「勇者の斧」なので手数はある程度あるが、勇者武器は威力が低め。しかも奥義を習得していないため斧ユニットの中では攻撃力がやや低め。
後に専用武器としてまさかのデビルアクスが実装。2回攻撃ではなくなるが、戦闘中全能力を+4する代わりに戦闘後4ダメージ受けるようになる。また、特殊錬成することで「HP75%以下で攻撃系(範囲系含む)の奥義を持っている時、ターン開始時奥義発動カウント-1かつ奥義によるダメージ+10(怒り)」効果が追加され、火力が大きく向上された。
HPが75%以下で発動という関係上「攻め立て」+「差し違え」コンボや「待ち伏せ」との相性も良いが、奥義の継承は必須。またBスキルの「怒り」と効果が重複するため、Bスキルに「怒り」を継承させた場合、奥義カウント-2、奥義によるダメージ+20ととんでもないことになる。
戦闘中、隣接する味方の攻撃を上げる「攻撃の紋章」、自分から攻撃時相手を1マス奥へ突き飛ばす「叩き込み」、隣接する味方を自分の後ろへ移動させる「引き戻し」といった味方をサポートするスキルを習得するため、継承素材としても案外優秀。
出典元が「紋章の謎」ではあるが、実質的には、加入時の「今はしがないただの木こり」発言などから「新・紋章の謎」の設定と思われる。
FC版では、一部キャラには散り際のセリフというものが設定されておらず、サジマジバーツも言わずもがなで彼らが死亡すると「○○はいきたえた。」という表示が出るのみである。
SFC版では、登場する仲間キャラ全員に散り際のセリフが与えられたが、サジマジバーツは三人とも同じセリフである「オグマ隊長・・・すまねぇ・・・」となっている。なんという手抜き
余談ではあるが、アカネイア騎士団(ボア、トムス、ミシェラン、トーマス)もアリティア王宮騎士(アベル、カイン、ドーガ、ゴードン)もオレルアンの騎士たち(ウルフ、ザガロ、ビラク、ロシェ)も同じように口をそろえて団長や主君の名前を言う散り際のセリフになっている。
これらは、「新・暗黒竜と光の剣」でもそのままになっているが、隊長であるオグマよりもバーツが強いことを皮肉って 「バーツ隊長すまねえ・・・」というネタがあったりする。(ただし、バーツ強化されすぎwという話であって、新・暗黒竜のオグマは相変わらず強キャラの筆頭であることに注意)
尚、「新・紋章の謎」では成長率でオグマにやや劣るようになったようだがそれでも相変わらず強いためオグマとバーツで兵種Bの1位2位を争うほどの強さとなっている。
多くの任天堂キャラが一同に介して乱闘するスマブラSPにおいて、多くのサブキャラたちがスピリッツとして収録され、オグマや赤緑騎士を差し置いて「サジ&マジ&バーツ」として参戦。
原作を再現したバトルに勝利すればスピリッツが手に入る仕組みになっていて、サジマジバーツのバトルは所々に穴が開いていて足場の悪い吊り橋を舞台に、斧を山なりに投げる技を持つシモン・ベルモンド三人がひたすら斧を投げつけながら迫ってくるという内容。三人の木こりに囲まれる敵将気分を味わえるかもしれない。
スピリッツの性能はバトルでの特殊能力は特に無いものの、三人であることを踏まえてなのかサポータースロットを三枠持っていてなかなか使いやすい(サポーターの持つ「キルソード持ち込み」といったような様々な特殊能力を三つ、状況にあわせて組み合わせることができるので)。
またアドベンチャーモードである「灯火の星」では、フィールドマップ上の壊された橋を修復するという特別な能力も持っている。他にも複数のスピリッツが橋を直せるが、サジマジバーツは比較的序盤に接触できる位置に配置されており、スピリッツを手に入れるバトルの難易度もほどよいところから手に入れやすく、橋直し要員の一番手としてかなり目立つ存在となっている。
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最終更新:2024/11/25(月) 00:00
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