223系とは、JR西日本が製造・運行している近郊型電車である。
当初は2両編成と6両編成であったが、紀州路快速の運転開始により3両編成と5両編成に組み替えられ、その後2500番台が増備されつつ全編成が4両編成に統一された。
2023年11月時点では関空快速・紀州路快速はもちろん、阪和線の各快速列車や普通列車、きのくに線(主に御坊以北)の普通列車に225系5000・5100番台とともに運用されている。
2018年からは0番台組み込み編成において体質改善工事が施工されている。
0・2500番台ともに新製時より吹田総合車両所日根野支所の所属であったが、2500番台の編成8本が運用減のため2022年に日根野支所から京都支所に転属。約1年間のニートレインを経て2023年3月より嵯峨野線・湖西線運用に入り国鉄型(113系・117系)を置き換えた。京都車は帯色を変えずに221系・223系6000番台を問わず併結しておりなかなかのインパクトを持たせる。
密かに関西本線(大和路線)も走れるようになっている
阪神大震災後に輸送改善のため投入された車両。221系に比べ立ち席スペースの拡大・補助座席の設置がなされており、ラッシュ時の輸送にも対応している。
1000番台は130km/h運転のできる高性能な電車なのだが製造コストが高かったため、ところどころ簡素化&即座に改造可能な仕様で作られた量産車が2000番台である。その2000番台からモーターを一つ減らしたのが3000番台である。
2023年11月時点では全車網干総合車両所の所属で8両のW編成が39本、6両のJ編成が9本、4両のV編成が59本在籍。後に投入された225系0・100番台とともに琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の新快速・快速列車を中心に運用され、敦賀駅や播州赤穂駅にも終日顔を出している。以前は定期運用でJR東海管内の大垣駅まで顔を出していた。
なお、所定運用以外にも宇野線・瀬戸大橋線に代走で入ったりするなど、北近畿地区や山陽地区への入線実績も多数ある。
2019年に1000番台のクハ2両において有料座席サービス「Aシート」対応改造が施工された。
また1000番台は2019年より体質改善工事が行われ225系100番台に準じた設備になっている。
2022年より減便に伴い吹田総合車両所京都支所に6連2本4連5本が転属した。
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線221系の快速運用部分に充当することや、221系と連結して運行する、130km/h未対応区間を走行するなどの理由により、制御部分(加速度と最高速度など)の性能を221系と同等にデチューンしたもの。
細部の仕様が異なり、新製車の網干総合車両所宮原支所所属車と2000番台の初期車を改造した網干総合車両所所属車、両所より転用された吹田総合車両所京都支所所属車の3車種がある。宮原支所に4両編成、網干総合車両所に6両編成、京都支所に6両編成と4両編成が在籍している。
2023年11月時点では宮原にMA編成が13本、網干にBJ10・11・12編成の3本、京都車は6連2本4連14本が在籍。宮原車は福知山線で運用されている。後に当初導入された網干の4両編成6000番台の運用は225系100番台に置き換えられ、2000番台に番台復帰した。京都で嵯峨野線・湖西線運用に入っている6000番台とは別物(こちらは後期車が中心)。その後221系6連B編成と組むために暫定的にBJ編成が3本デチューンされている。(221系網干車の転属完了次第もとに戻す模様)宮原車は207系・321系で置き換えられ9本が京都に転属した。
2022~2023年に減便で余った宮原・網干の223系が京都に転属したがこの際2000番台は4両・6両問わず全て6000番台化された。
福知山線・嵯峨野線・舞鶴線で使用されていた113系・115系の置き換えのために製造された。
223系で唯一のワンマン対応車。
6000番台と同じく、性能を221系と同等スペックにしている。
2023年11月時点では全車吹田総合車両所福知山支所の所属で、2両のF編成16本が在籍。朝晩は吹田総合車両所京都支所の221系や223系と併結して京都駅に顔を出す。2023年春より日根野支所の2500番台とも手を組むことになった。
下関総合車両所岡山電車支所に所属し、2両のP編成7本が在籍。
瀬戸大橋線にてJR四国5000系と連結して快速マリンライナーとして運用される車両である。
2004年の台風16号による車両不足や2007年に発生した踏切事故で破損した時は2000番台が代走で運用に入ったりした。ちなみに行き先表示器がフルカラーLED化されているのはJR四国の5000系。
在来線では最も速い部類に属する車両であり、なおかつ特別料金を必要としないため、前面展望などの動画が多くみられる。
絶対にクビにならないシリーズでは股尾前科運転士によりたびたび事故に遭遇し、少なくとも七両が脱線、一両が踏み切り事故により前頭部を大破している。
分岐器速度超過編で車番が確認できるクモハ223-1013(Mc223-1013)は、実際にJR東海道・山陽本線にて運用されている網干総合車両所(近ホシ)所属車両である。
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最終更新:2024/12/31(火) 01:00
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