エコールソフトウェアとは、元CADソフト会社、現ゲーム会社である。
まずエコールと聞いて連想されるものはアレであろう。そう……デスクリムゾンである。
まぁ、これについてはデスクリムゾンのページに詳しいのでそちらを参照していただきたい。
だが、エコール伝説はまだ終わらない。
伝説のクソゲーを世に放っただけでは終わらなかったのだ。
セガサターン末期(1998年)に登場した『せがた三四郎 真剣遊戯』。覚えている方も多いのではないだろうか。
そう、♪セーガターサンシロー、セーガ゙ターサンシロー、セガサターンシロ!!!……の最終回である。(関連動画参照)
このソフト、発売元はセガなのだが、開発はエコールが行っていたのである。
開発日数は僅か41日。セガの要求45日も大概無茶だが、それを上回るスピードで仕立て上げたのだ。
しかし、この開発期間であのエコールである。中身がどうなっているのかは察するまでもないであろう……。
翌年、あろうことかデスクリムゾン2(ジャンル:暗黒ギャルゲーシューティング)をドリームキャストで発売。
成長のない作風はクリムゾナーを歓喜(?)させ、また、失笑させた。知らない人には前評判でスルーされた。
前作で不評だった点がほとんどそのままなあたり、絶対わざとである。そうとしか思えない。
一応、視点変更とか今に通じる要素もあるんだよ?自分の声をヤラレボイスにもできるんだよ?
まぁ、作品の詳細については毎度おなじみWikipediaを参照にしていただきたい。
結局散々叩かれたはずなのだが……それでも懲りないのがエコールクオリティ。
デスクリムゾン2のリメイク(?)作品、デスクリムゾンOXをアーケードで発表するという暴挙に出た。
とはいえなかなかのバランスで評価もそこそこだったようである。いろいろとデスクリムゾンなのだが。
その後DCに移植、2年後にはPS2にてデスクリムゾンOX+として発売された。
低弾数クリアやタイムアタックなどのやり込み要素もあり、デスクリムゾンでなければ売れていたかも知れない。
ネタバレすると、デスクリムゾン2の皮を被ったザ ハウス オブ ザ デッド2である。
ここまでは、大多数の人が直接の関わりを持っていないであろう。特に最後の方。
だが、2005年……エコールは後世に名を残すであろう大仕事をやってのけた。既に残ってるとか言わない!
TYPE-MOONの月姫と言えば、知る人も多いだろう。
同作キャラクターを用いた格闘ゲーム『メルティブラッド』は、格ゲーをしない人でも聞いたことぐらいはあるだろう。
メルティブラッドをアーケードへ移植したのが、何を隠そうエコールソフトウェアなのである。
デスクリムゾンを知る人間としては、悪夢としか思えない事態であった。PCのメルブラ・月姫も知る人間なら尚更に。
だが、予想は良い意味で裏切られた。同時期に競合作品もなかったことも追い風となり、大ブレイクと相成ったのだ。
その後のバージョンアップも、PS2、PCへの移植も行っている。最早エコールの看板作品と言って相違あるまい。
だが悲しいかな、月姫のネームバリューが強すぎてエコールが作ったことにはほとんど気付かれていない。
まぁ、その方が幸せ……なのかも知れない。何せ、デスクリムゾンの会社なのだから…………。
余談だが、PS2へ移植された際のおまけボイスでは、ネコアルクがデスクリムゾンのネタを持ち出している。
なお、アルカナハートをPS2へ移植したのもエコールだが、発売元はAQインタラクティブとなっている。
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最終更新:2025/12/19(金) 23:00
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