風雅システム

風雅システムとは、主にパソコン用ゲームを開発している日本の企業である。

概要

関連ホームページの情報を辿ると、その前身は富山のマイコンサークルらしい。
持ち込まれた同人ソフト（リボルティー）にメンバーがBGMを提供してコミケに出したものが好評で起業の動きへと繋がっていった模様。

ゲーム機としてはあまりに貧弱なハードであるPC-98上にて高速スクロールを実現させた技術力をセールスポイントとしており、メンバーのDTM能力の高さもあって、少数運営ながらスピード・グラフィック・音楽が手堅くまとまった作品を世に出し続けていった。

しかし、そうしたプログラミング技術はハードウェアに著しく依存したものであったため、Windows時代にはセールスポイントと成り得ず、やがて時代の流れに取り残されていくことになる。
これは90年代中盤の国産PCゲームメーカー全般に言えることではあるが…

2021年現在、公式ホームページは存在するが、主なメンバーはすでに別の仕事に就いているようで、SNS上では元社員の神主さんを見た、などの目撃例が垣間見れる。

アンシャントロマン

1998年に日本システムから発売された「アンシャントロマン」は風雅システムが制作したと思われているが、制作は風雅システムとは別の会社で、制作の後半で風雅システムの社員が駆り出されたというのが実態である。^[1]

その（アンシャントロマンを制作するために立ち上げられた）制作会社にはゲーム開発経験者が1人もいなかった…とも証言されている。^[2]

関連動画

関連リンク

• 風雅システム公式サイト
• 風牙族のMuisc Box
• 風雅システム 配信ゲーム | プロジェクトEGG

関連項目

• PC-98
• アンシャントロマン

脚注

1. *https://x.com/mujin_fuga/status/1433807754410414089
2. *https://x.com/mujin_fuga/status/1440344261443022853