カビゴンとは、ポケットモンスターに登場するNo.0143のポケモンである。初登場は赤・緑。
基礎データ | |||
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名前 | カビゴン | タイプ | ノーマル |
英語名 | Snorlax | 高さ | 2.1m |
分類 | いねむり | 重さ | 460.0kg |
性別比率 | ♂:87.5% | 特性 | めんえき |
♀:12.5% | あついしぼう | ||
孵化歩数 | 10240歩 | 隠れ特性 | くいしんぼう |
グループ | かいじゅう | 捕捉率 | 25 |
イッシュ | #― | 孵化歩数 | 10240歩 |
世代 | 第1世代 | 努力値 | HP+2 |
進化 | ゴンベ → カビゴン(なつき+レベルアップ) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0143 | 図鑑の色 | 黒 |
ジョウト | #225 #230(HGSS) |
ホウエン | #― |
シンオウ | #113 | イッシュ | #― |
カロス | #139(セントラル) | アローラ | #036(アローラ/メレメレ) (USUM) #043(アローラ/メレメレ) |
ガラル | #261 #173(カンムリ) |
ヒスイ | #052 |
パルデア | #― |
図鑑説明
- ポケットモンスター赤・緑、ファイアレッド、X、ソード
- 1にちに たべものを 400キロ たべないと きが すまない。たべおわると ねむってしまう。
- ポケットモンスター青、リーフグリーン
- ぐうたらで たべては ねるだけ。だから どんどん ふとっていき ますます なまけてしまうらしい。
- ポケットモンスターピカチュウ
- たしょう カビが はえていても きにしないで たべまくる。おなかを こわしたりもしない。
- ポケットモンスター金、ハートゴールド
- なきごえ とおもっても じつは いびき だったり へった おなかが なりひびく おと だったりする。
- ポケットモンスター銀、ソウルシルバー
- いぶくろの しょうかえきは どんな どくも しょうか できる。おちているものを たべても へいき。
- ポケットモンスタークリスタル、シールド
- がんじょうな いぶくろは カビの はえたものや くさったものを たべても こわれることはない。
- ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
- たべて ねての くりかえしで 1にちが おわる。おおきな おなかの うえを あそびばに している こどもたちも いるほど おとなしい ポケモンだ。
- ポケットモンスターダイヤモンド、Y
- カビが はえていても くさっていても だいじょうぶ。 カビゴンの いぶくろは なんでも しょうか できるのだ。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール
- ねむっているとき いがいは エサを たべつづける。 1にちに 400キロ たべないと まんぷくに ならない。
- ポケットモンスタープラチナ、ブラック・ホワイト
- まんぷくになると ゆびすら うごかすのが めんどうに なるので おなかに のっても だいじょうぶ。
- ポケットモンスターサン
- さいきょうの いぶくろを もつと いわれる。 ベトベトンの どくでさえ カビゴンの したには スパイスなのだ。
- ポケットモンスタームーン
- まいにち 400キロの エサを くう。くってるはじから いねむりを はじめ ねむったままでも くっている。
- ポケットモンスターウルトラサン
- くうか ねるかしか していないが なにかの きっかけで ほんきをだすと すごい パワーを はっきするらしい。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- たべること いがいに きょうみが ない。 ひるねちゅうに おなかのうえに のっかっても まるで きにしないぞ。
- Pokémon LEGENDS アルセウス
- 出し抜けに 村に現れ たちまち 米蔵を 空にする 大食漢。古より 災厄のひとつと 数えられし行為なり。
概要
- ポケモン界の大食いチャンピオンだが外見から憎めない奴である。
- ファミ通発刊(1996年3月)の「ポケットモンスター図鑑」という攻略本によれば、モデルになったのは実在の人物で、ゲームフリーク社員で「赤・緑」ではプランナーを担当した開発スタッフの西野弘二氏。同氏はカビの生えた物でも食べるという大食漢であったことから仲間内から"カビゴン"という愛称で呼ばれており、それがそのままポケモンとして採用されたとのこと。「我が子のようなカビゴンです」というコメントを写真付きで添えており、顔から体格まで瓜二つである。
- 体重は460kgもあり、第2世代までは最重量ポケモンであった。この重さゆえ「けたぐり」に弱い。
- 「赤・緑」や「金・銀(リメイク含む)」「X・Y」では固定エンカウントする。前者二つではカントー地方の道端で眠っており、道を塞いでしまっている。「X・Y」ではカロス地方の橋の上で寝ている。どれもポケモンのふえを吹いて(「金・銀」及びリメイクではラジオ「ポケモンのふえ」を流して)起こして戦うことになる。野生のカビゴンはたべのこしを持っている。ただし「ファイアレッド・リーフグリーン」のものはカゴの実を持っていて、バトル終了後にカビゴンがいた場所を調べると入手できる。
- 「金・銀」ではレッドが使用。HGSSではレッド戦のデフォルト天候である霰状態では必中となるふぶきを覚えているが、特攻が低いので弱点をつかれない限りたいしたダメージにはならない。
- 「ダイヤモンド・パール」で進化前のゴンベが登場。
ライバルの持っているゴンベが最終的に進化する。 - アニメでは複数の個体が登場しており、そのうちの1体をサトシがゲットしている。詳しくは後述。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズではモンスターボールか出現するポケモンの一体であり、上空からの垂直落下によって大ダメージを与える。
対戦
- 特殊耐久が高い。攻撃力も高く所謂「物言う特殊受け」。きあいだまや火力インフレのせいで実際に特殊受けをするのは難しいこともあるが、下記の特性、覚える技を活かして今も特殊アタッカーの脅威となっている。
- 特性は"あついしぼう"と"めんえき"の2種類。氷と炎を半減できる前者を採用するケースが多い。また、めんえきはポケモンカード版カビゴンの特殊能力でもある(同じような例にプテラのげんしのちから等がある)。
- 夢特性は"くいしんぼう"。HPが4分の1以下になってから使用するきのみなどを半分以下で使用するというもの。はらだいこからのカムラ発動はロマンがあるが、前述の通りなにかと安定感のあるあついしぼうの方が採用されやすい。
- 第7世代で「フィラのみ」や「ウイのみ」等の仕様が変更され、「HPが4分の1以下になった時に最大HPの半分回復する」という効果になったことでくいしんぼうにも十分な採用価値ができた。というのも、特性がくいしんぼうであればHPが半分を切った時点でこれらのきのみの効果を発動できる上、「リサイクル」を使えば何度もきのみを発動できるため「じこさいせい」と同じような感覚で扱うことができるのである。今まで回復技を「ねむる」くらいしか覚えなかったカビゴンにとってこれは非常にありがたい効果と言えるだろう。また、HPを半分削る「はらだいこ」との相性がいいのも嬉しいところ。ただし「リサイクル」はゴンベの基本技であり、進化させてしまうと教え技でしか覚えられなくなる点には注意。
- 覚える技が多く好みでカスタマイズ出来る。「じしん」や三色パンチなど様々なタイプの攻撃技に加え、一撃技「じわれ」もある。補助では「のろい」「あくび」が一般的。弱体化したが一致「じばく」もある。
- 第7世代では早期購入特典として配信されるゴンベとともに入手できるアイテム「カビゴンZ」を介して専用のZワザ「ほんきをだすこうげき」を使うことができる。ただしベースにできる技はノーマルタイプ全般ではなく、ギガインパクトのみとなっている。
過去
- 第2世代ではトップクラスの特殊耐久に加え、決定力と物理耐久を同時補強する"のろい"、当時はねごとでねむるも発動可能だったために鬼畜性能だったねむねご、凄まじい爆発力を得られる"はらだいこ"、第1世代から大幅強化された"じばく"などで劇的な強化を遂げ、文句なしの最強ポケモンとして君臨。ガラガラ、サンダーとともに初代マイナー組の出世頭となった。
- その後、強力な格闘技の追加、努力値仕様変更などで主にシングルでは衰えた。
しかし鈍足を補うトリックルームや範囲攻撃に設定されているじばく、霰パの主砲であるふぶきを受けられるあついしぼうのおかげでGSルール以前のダブルバトルではメタグロスと並ぶ最メジャー格の一体として君臨し続けていた。
レベルアップで覚える技
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※第8世代準拠。
サトシのカビゴン
- 声優:小西克幸
- 無印第94話(オレンジ諸島編)で初登場。ザボン七島のザボンを食い荒らして住民を困らせていた。サトシも手持ちポケモンで撃退を試みるが全く歯が立たず、最終的にプリンに協力してもらい「うたう」で眠らせてゲットした。
- 当初は食欲や睡眠欲を優先してサトシの言う事を聞かないこともあったが、後にサトシのトレーナーとしてのレベルが上がったためか指示を聞くようになる。
- サイドンを「メガトンパンチ」の一撃で吹き飛ばすパワー、チャーレムの「きあいパンチ」を何発も耐えてしまうスタミナ、更にはカビゴンにあるまじきスピードまでをも兼ね備えているというある意味チート級の強さを誇る。
- ジョウトリーグではシゲルのニドクインとウインディ、ハヅキのスリーパーとハガネールを倒すというリザードンにも並ぶ活躍を見せた。
- バトルフロンティア編ではバトルアリーナで登場し、苦手なかくとうタイプであるハリテヤマとチャーレムを立て続けに下す大金星を上げている。
- 手持ちに入っていた期間が短いため出番はあまり多くないが上述の通りバトルでの活躍は目覚ましく、出場した試合では確実に1体以上(高確率で2体)を持っていく実力者である。そのためピカチュウやリザードン、ジュカインやゴウカザル、ゲッコウガ等と並びサトシの最強メンバーの一角と考える人も多い。
レッド(ポケットモンスターSPECIAL)のカビゴン
- 第一章12話で登場。こちらでは自転車レースのコースを巨体でふさぐような形で眠ってしまい、参加者たちを困らせていた。色々試した末に最後の手段として、とある蜜をたっぷり被ったフシギダネで誘惑して、無理やり起こし、その後成り行きでレッドの手持ちになる。
- こちらは食欲や睡眠欲を優先する描写がかなり少ない。その代わり、サカキのゴローニャをずつきで砕く、グリーンのカイリキーと過激な物理攻撃合戦を繰り広げるなど、特殊受けというより物理受けとしての活躍が多く、こちらでも中々の強キャラぶりを発揮する(ちなみにサカキのゴローニャとの対決では結果的にカビゴンが負けたものの、ゴローニャに対するサカキの発言もあいまって、ゴローニャのネタキャラぶりに拍車をかける要因をつくってしまったキャラでもある)。
- 第一章以降は登場回数自体は少ないが、高速で行き止まりにぶつかろうとしているリニアを自慢の怪力でとめるなど、インパクトの強い活躍を見せている。
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