RanceⅨ-ヘルマン革命-とは、アリスソフトより2014年4月25日発売の18禁ゲームである。
ジャンルはシミュレーションRPG(ママトト発展系)
ランスシリーズ正史の9作目にあたり、リーザス、ゼスに並ぶヘルマン帝国が舞台となっている。
別名 ママトト2
あらすじ
大陸に現存する国家の中で最も古い歴史を持つ軍事大国、ヘルマン帝国。
歴史の中で長く世界最大最強の国家であったこの国は、
数年前から続く腐敗統治によってぼろぼろに荒廃し、疲弊している。
いずれ内乱が起きるか、隣国に攻め込まれるか、その両方か――
少なくない人間がそんな終末を予見する中、かつて国を追われた男が立ちあがった。
数年前に功を焦って隣国へ侵攻し、失敗して行方をくらませた皇子、
パットン・ミスナルジ。
いつか国を取り戻すと誓った彼は修業を積み、たくましく成長して帰ってきた。
「修行の旅で知り合った一騎当千の猛者を集め、少数精鋭で革命を成し遂げる」
その作戦の仕上げにパットンが協力を頼んだのは、
最強の鬼畜戦士ランスだった。
システム
ゲームは、俗に言う恋愛ADVパートに相当する『ランスモード』と、戦略パートである『タクティカルモード』にわかれており、ランスモードの内容は後の展開をも作用するらしい。
ランスモードは複数居る攻略対象ヒロインとのイベントを、タクティカルモードで入手できる猿玉を消費して進めるというランス6の玉システムを継承しており、ヒロイン攻略の結果によって全体のストーリーも正史と各ヒロインのルートに分岐する。
タクティカルモードは移動要塞『浮要塞』の心臓部を守りながら勝利条件達成をめざすという・・・・手軽に言うとキッズの無い『ママトト』である。
さらに『浮要塞』に戦闘に役立つ機能を持つ施設を増設していくという要素もあり、ママトトとも一風変わったママトトの発展系とでも言うべきシステムとなっている。(言うなれば闘神都市IIIの工房での「付与」が近いかもしれない)
尚、各ヒロインキャラが敗退すると、ヒロインのバッドエンドイベントかセーフイベントかを選択するメニューが現れ、バッドエンドを選択すると、ヒロインのハードHイベントであるバッドエンドを見れる代わりにゲームオーバーとなる、隠しバッドエンドという物も存在している。
キャラクター
詳しくは・・・ 『ランスシリーズ主要キャラ』及び、各キャラ個人項を参照。
いつもの面々
本作主要キャラ
- パットン・ミスナルジ
本作でランスとともに2大主人公の片割れを勤めるキャラ。
前皇帝の皇子だが、アホの子過ぎて功を焦って失脚した過去を持つ。(ランス3参照)
だがその失敗を糧に成長し、かえるにょぱにょ~んの主人公ポロンの導きで格闘にも目覚め、
今ではマッチョなナイスガイと化した。
官僚の腐敗と宰相ステッセッルの専横によって疲弊したヘルマンを救うべく、ランスも誘って革命を起こす。 - ハンティ・カラー
パットンの乳母でついでにパットンの母親「パエリナ」のマブダチ。ついでにパットンの想い人。
黒髪ながらその名のとおりカラー族であり、なぜか天使にも悪魔にもならないなんかよくわからん体質。
古くは聖魔教団の時代から活躍する伝説の存在。
本作ではついにその実態が明かされる。あと、リセットとのイベントも見所。 - フリーク・パラフィン
ヘルマン評議会の評議員にしてパットンの支持者。古くからハンティと友人関係にある老魔法使い。
青銅の肉体を持つ闘将といういわばサイボーグであり、永い歳月を生きてきた。
MMルーンの師匠にして聖魔教団の元幹部であると同事に、魔蓄(マッチ)やマナバッテリーといったランス世界の文明の根幹を支える発明を遙か太古に行った超偉人でもある。
詳しくはランスIVをプレイすべし。 - ヒューバート・リプトン
パットンの幼馴染にして親友。ついでに言うとかつてランスが倒した人類最強の男トーマ・リプトンの忘れ形見でもある。ちなみにとりだててランスに遺恨は無い。
ランス 勇者アリオス リック 信長といった大陸TOPクラスの剣士達に準ずる実力を持つ剣豪でもある。 - シーラ・ヘルマン
パットンの異母妹で現へルマン皇帝だが、実は前ヘルマン皇帝の血を引かない不義の子。
かなり薄幸の少女。鬼畜王ランスの時のように麻薬漬けには成っておらず、傀儡皇帝として幽閉されているだけ。 - クリーム・ガノブレード
ヘルマン第4軍の若き知将で金髪メガネの少女。
だがあまり評価されておらず、さらには上司のお守りに苦労している。
鬼畜王ランスが初出のキャラ。 - マイトレイア・メイシアン
ヘルマンの魔法使いの少年でランスの戦いを見て革命軍に参戦。
じつは初出は鬼畜王ランスという裏のある少年。ドシスコン。 - ピッテン・チャオ
自由都市地帯の小国、パランチョ王国の国王ポロンの兄で完全無欠の黄金騎士。
平たく言うと「かえるにょぱにょーん」のラスボスの人。 - ミネバ・マーガレット
ヘルマン帝国の軍の内、首都防衛を担当する第三軍の将軍である野心家。
公式設定で全人類の女性で最強と断言されるほどの実力があるが、それに止まらず、狡猾かつ外道な手段も辞さない恐るべき人物で、前作でのカラーの森へのヘルマン軍襲撃を命令した人物でもある。 - ステッセル・ロマノフ
皇帝であるシーラを幽閉しつつ摂政たる太后パメラを操り、ヘルマンで専横の限りを尽くす悪しき宰相。
彼の登極以来ヘルマンは衰退の一途をたどっている。
なぜか闘将をボディーガードとして連れており、聖魔教団の遺産を利用できるため、誰も手を出せない。 - パメラ・ヘルマン
前皇帝の後妻にして現皇帝シーラの母。宰相ステッセルとは不義の関係にある。
攻略対象ヒロイン
- ルシアン・カレット
前作のサチコに代わる今回のランスの下僕。その正体は・・・・
とりあえず奴隷商人からランスの手で救われたことで、ランスの奴隷2号となったが、当初は家事壊滅という残念ちゃんでもある。
真っ当な性格なので気苦労も多そうだが、それ以上に頼り甲斐には定評のあるランスに依存気味。 - 見当かなみ
ご存じランス第一作のラスボスだったリーザスのどじっこ忍者。
「見当」は名字では無くコードネームで、本名が「かなみ」。風魔一族の出身だが抜け忍状態でリーザスに拾われた。 - 魔想志津香
カスタム4魔女のリーダーでデレ無きツンデレ。デレたらそこから先はIFと思って良いかもしれないレベルのツン。
リセット登場まではシリーズ最人気ヒロインでした。トレードマークは黒い三角帽子。
異父妹であるナギ・ス・ラガールを救うために、本作ではとんでもないことに。 - チルディー・シャープ
野心まみれのリーザスの親衛隊所属の女剣士。天才ぶっているけどじつは努力家タイプ。
現親衛隊長のレイラに激しく対抗意識を燃やし、いつか乗り越えんとしている。
そんな性格をランスに利用されて調教されてしまいました。 - 戦姫
戦国ランス初出のJAPAN版バトルマニア。戦を求めて大陸に。
バトルマニアぶりでは前作のアームズ・アークに匹敵する無駄美人。
うん、戦姫ならそうなるよねな戦姫エンドは必見? - ピグ・ギリシアム
なぜかヘルマン第一軍に居る不思議少女。第一軍の将である名将レリューコフに庇護されている。
頭に双葉のような物が生えていたり、髪の毛の色が摩訶不思議だったりとただ者では無い。
性格と言い行動と言いSEXに対する拒否感の無さと言いどう考えても、今は亡き 鈴女枠。 - ミラクル・トー
世界征服を夢見る魔女。中二病クサイとか言うな。彼女が「スチールホラー」と名付けた異界(我々プレイヤーの世界)の侵攻を危惧して、そのために世界征服を画策している。
外見は前作で聞き違いからランスが想像した漆黒の王女そのまんま。
他とは一線を画したミラクルENDは、ランスの良さが一番出ているともっぱら。
関連作紹介
全10作を予定しているとも言われるランスシリーズも九作目とも成ると、過去作が前提という内容も多いため、過去作の中でも、特に本作と関連の深い作品を紹介する。
フリー配布宣言作品
三作ともアリスソフトフリー配布宣言により、無料でのプレイが可能。
配布場所↓
- RanceIV-教団の遺産-
パットンの仲間であるフリークやヒューバートが初登場した作品。
その名の通り本作でよく名前の出てくる聖魔教団絡みのエピソードでもある。 - 鬼畜王ランス
IF設定ではあるが、本作の内容であるヘルマンの解放も描かれている作品。
本作登場のヘルマン出身キャラの多くは、鬼畜王が初出作品となっている。
さらにいうと、物語はヘルマンから始まっている。
それ以外
- RanceVI-ゼス崩壊- (ランス6)
大きく成長した後のパットンも大活躍。パットンがランスに心酔するまでの話でもある。 - RanceQuest (ランス8)
前作であり、本作に直接影響しそうなエピソードを含む。
ヒロインの一人であるチルディーの初出作でもある。 - RanceQuestマグナム
上記の追加パッケージ。 - かえるにょぱにょ~ん
直接は関係ないが、パットンの師匠であるポロンが主人公で、これもある意味前史的作品。
ピッテンの初出作品。
関連動画
関連コミュニティ
関連商品
外部リンク
関連項目
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