ウィスパーとは、クロスメディア作品「妖怪ウォッチ」に登場するキャラクターの一人である。
類似する単語が多いと思われるため、便宜上記事名は「ウィスパー(妖怪ウォッチ)」とさせていただく。
CVはヒーロー、悪役、妖精、お兄ちゃん、その他諸々幅広い演技力を持つ役者「関智一」
概要でうぃっす!
妖怪ウォッチと言う作品は主人公(ケータ君orフミちゃん)が林の奥で石で出来たようなガチャガチャを回したとたん突然この白い妖怪「ウィスパー」という妖怪と出会い、彼から妖怪ウォッチという不思議な腕時計を貰い、
物語が動き出す。
つまりこの作品において最も重要なキーキャラであり、
彼の存在なくして妖怪ウォッチと言う作品は成立しないと言っても過言では無い。
…ただし普段の言動や態度から主人公にはあまり信頼されてはいないようだが。
あなたの執事となりましょう!
妖怪ウォッチの記事でも軽く触れられているが、ウィスパーは時をさかのぼる事約190年前、とある僧侶から一方的に悪霊だと決めつけられ、封印されてしまったという哀しい過去をもっている。(ただなんで封印されていたのが墓石を模したガチャガチャマシンの景品カプセルの中なのか…というのは多分ツッコんではいけない。ちなみにカプセルも石のような素材である)。
後でジュースを買うつもりで持っていたなけなしの100円玉を使って封印を解いてくれた主人公に対し彼はお礼として主人公の執事(強制的)になってくれる。
と、ここまでの流れはゲーム版アニメ版特に差異のない流れである。
ゲーム版でのウィスパー
妖怪ウォッチ(無印)
ゲーム初代版の彼は状況に応じた情報を引き出し、ゲームの世界に初めて触れた人にもわかりやすく操作や概要を説明(いわゆるチュートリアル)してくれるので、ゲームの進行を程よくスムーズにしてくれる。
本来のターゲットである子供達にも優しい仕様。
この時はアニメでおなじみの知ったかぶりな素振りはせず、押し切る態度はそのままだが、
メインイベントでは妖怪「オロチ」やボス妖怪「鬼くももん」の存在を素直に「見たこともない妖怪」だと語ったり、
たのまれクエストイベントでは妖怪「ぜっこう蝶」と「ゼッコウ蝶」の性質の違いをよく知らないまま主人公に教えてしまった際には素直に「妖怪執事としてお恥ずかしい…」と謝っている。
妖怪ウォッチ2のウィスパー
ゲーム続編の「妖怪ウォッチ2元祖/本家/真打」では「妖怪パッド」で得た情報をそのまま主人公に知ったかぶりで教えたり、活躍も何もしていないのにえらそうな態度をとったりとアニメの設定が踏襲され、アニメ同様に頼りない性格になってしまう。
「何でもかんでも妖怪のせいにするな」とアニメではよくウィスパーがこの言葉を使うが、
こちらではそのような事はほとんどなく、それどころか妖気の察しがいいのは無印版からもおなじみで、
古典妖怪の封印を解く為のアイテムを用意するなど、全く頼りにならないという訳ではない。
アニメ版でのウィスパー
ゲーム版とアニメ版ウィスパーが決定的に違う様になったのは、
アニメ版主人公のケータ君が放った一言からである。
ケータ「なんか見てるよね?」
ウィスパーは情報をまとめる為に必須としている「妖怪パッド」という携帯情報端末を所持している。
が、なぜかアニメ版のウィスパーは妖怪パッドで妖怪を調べた事を、さも自分本来の知識であるかのように
「知ったかぶり」で披露し、ケータ君にカンニングしていたことを突っ込まれると必死にごまかそうとする。
結果、主であるケータ君には知識の無さを見透かされ、
ゲームと違い、イマイチどころか全く信頼されないという哀しい事になっている。
切羽詰まるとケータ君にパッドを強奪されてしまう始末である。
後記する「妖怪軍師ウィスベェ」の回ではケータ君から「ウィスパーはいいからパッドだけ貸して」と言われてしまった。
それでもウィスパーは必死に隠そうとし、あらゆる方法でパッドを見ながら妖怪をチェックしているが、ほとんどバレバレな行動を取っている。本人は「あくまで参考のためです!」と語ってはいるが…。
2で使われる「妖怪ウォッチ零式」を取り出す時はケータ君がウィスパーの口に妖怪ウォッチごとつっこんで、
零式に変更させる。
ちゃお版のウィスパー
少女漫画ちゃお版では主人公のフミちゃんには原作に基づいているので知ったかぶりの素振りはせず、
解説や講座も兼ねて妖怪パッドで「妖怪ウキウキペディア」に載っている妖怪を紹介していた。
妖怪パッド
ウィスパーがいつも手放せないタブレットPC状の物。
190年間も封印されてたウィスパーがどこらともなく最新式なアイテムを所有していたのかは謎。
「1」では「探したり、見つけた妖怪を詳しく検索する」為に使われていたが、
アニメでは前記の通り主に「妖怪の名前をカンニング」だけにパッドを使っている。
「2」ではアニメ通りにウィスパーがパッドでカンニングをすることもあるが、
ゲーム1同様に妖怪の検索やチェック、メインメニューが「妖怪パッド」となり必要不可欠なものとなっている。
2015年1月中旬には玩具版の「妖怪Pad」が発売された。
妖怪メダルを妖怪パッドに登録することにより、取得トロフィーのランクがアップしたり、
一部妖怪の「必殺技メダル」のイラストや、主に後半のボイスなどが追加される「エクストラ情報」が増えていく。
他にも「妖怪ゲラゲライン」というものがあり、同じパッドを持つ人と言葉を送ることができたり、
ウィスパーの質問に答えるなど、LINE風に悪口会話をすることが出来る。
妖怪ウキウキペディア
ウィスパーが妖怪パッドでよく利用しているアプリ。
注目は「妖怪不祥事案件」のコーナーで、憑りついた妖怪によって人間に起こった出来事が記載されている。
妖怪のことをほぼ全て網羅しており、近代妖怪を初め、古典妖怪や一部の未来(ロボ)妖怪の記述があるらしい。
アニメでは未来妖怪は載っていない。
ちなみにデータカードダスでは「妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」というアーケードカードゲームがある。
迷言・奇行・珍言でうぃっす!
アニメ版以降、ウィスパーにはとにかく迷言や奇行が多い。
これはウィスパーそのものの性格のブレ幅が多い事に起因し、テンションも落ち着いていたかと思えば急にブチ切れたりと振れ幅が上下しやすいせいだと思われる。よく言えば掴みどころが無く、悪く言えばいい加減。
ゲーム版()で声の付いていた場面では、終始物事にほとんど動じず、落ち着いて渋い声であったが、
声の付かないサブイベントなどでも、妖怪に憑りつかれてしまうことなどでその片鱗は見せていた。
が、やはりその奇行が表面化するのはアニメ版からだろう。
以下、迷言・珍言の一部である(ちなみにこの項目で取り上げたのはアニメ第5話のもの)。
中の人の怪演もありとても字面だけでは表現できないのが残念だが、そのハイテンションっぷりは一見の価値あり。
…と、まるで良い所なしのようなウィスパーだが、度重なる妖怪不祥事案件に関わってしまうケータ君を気遣ってお守りを買って上げたり、頼りないながらも問題解決に全力を尽くすなど、執事としての心構えにだけは嘘は無いようだ。それがちゃんと本来の役割に成果を上げているかどうかはまた別の話となってしまうのだが。
頭のトグロ状の物を「ほにょほにょ」と呼んでおり、自在に巻くことが出来、コマさんにソフトクリームと間違われたこともあった。
第27話では新商品発表(妖怪ウォッチ零式)の動画を見ており、
紹介するのが得意な妖怪「スティーブ・ジョーズ」の外見に合わせたのか、なぜかアメリカンな口調となっており、
ともっともウザい喋り方をする。
第48話では妖怪パッドをうっかりトイレに流してしまい、道中「ホノボーノ」に出会うが名前すら憶えておらず、
間違えた名前で「イエローもくもく男」と言ってしまった。
ウィスベェ
「ジバニャンの秘密」同様にウィスパーにも秘密がある。
「妖怪ウォッチ2真打」にてウィスパーとジバニャンがマキモド石により「戦国時代」に引き込まれ、
その際ウィスパーが和服の服装になり、頭のグルグルも黒くなり髪の毛風になっている。
アニメでは第47話で先行登場。
その正体は相手に憑りつくと「知ったかぶり話」をする妖怪「シッタカブリ」であり、
ウィスパーはこの能力を恐れ、隠し続けていた。
ひょんなことから「石田三成」と出会い、憑りついてしまった少年「圭之助(けいのすけ)」の口から
知ったかぶりを披露し、偶然言ったことが成功したをきっかけに関係を結び、
「妖怪軍師」と呼ばれた。その際三成から名を聞かれるが、ウィスパーは時代に合わせ「ウィスベェ」と名乗る。
その後、作中マキモド石の力(と言うよりも尺の都合)で端折られてしまうが、
10数年続いた三成との関係も関ヶ原の戦いで終わりを迎えようとしていた…
この先はアニメ第47話、真打のゲームクエストをぜひ見ておきたい。
なお、この回のアニメオープニングはおなじみの「ゲラゲラポー」ではなく
大河ドラマ風のリアル調に描がかれ、スタッフも縦書きとなっている。
ゲーム版ではイベント開始時にこのオープニングが使われているが、
並びはレベルファイブのスタッフとなっている。
妖怪メダル
玩具版の妖怪メダルには「はぐれメダル」と呼ばれるメダルがあり、通常の妖怪メダルの一部の妖怪の中にある物がウィスパーに差し替わっている。
後にウィスパー自身も『妖怪メダルバスターズ第四幕 月が出た出たヨイヨイ編』と『妖怪メダル三国志 ~統一!さくらニュータウン~』で妖怪メダルとして収録、種族はニョロロン族である事が判明した。
妖怪メダル第3章
まさむね
くいい爺
くいい爺が吸い込んでいる食べ物の中で、吸い込まれるおにぎりがウィスパーになっている。
竜神
竜神の持つ水晶の宝玉がウィスパーになっている(痛そうに握られている)。
妖怪メダル三国志
「ウィスパー孔明」名義で収録。また、ウィスベェもはぐれメダルとして収録された。
関連動画ういっす!
初期のPVアニメは前述の胡散臭さが無く真面目なので、今から見ると間抜けな口調だったのが拍子抜けするほど。
関~連~項~目~ぅ!
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