エクセレン・ブロウニングとは、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するキャラクターである。
CVは水谷優子。
概要
登場する作品はスーパーロボット大戦COMPACT2(初登場)、IMPACT、OG1、OG2、OGs、OG外伝、第2次OG、OGMD、X-Ω。
COMPACT2、IMPACTではパートナーのキョウスケ・ナンブとあわせて、もう一人の主人公と言える。
担当声優が逝去された後のX-Ωでは、ボイスは実装されているが、ゲスト出演のためかライブラリ出演という形がとられた。
公式の乗機はヴァイスリッター、及びヴァイスリッターがとある理由で変質したライン・ヴァイスリッター。
公式のBGMは『白銀の堕天使』(はくぎんのルシファー)
なお『無限のフロンティア』シリーズでは彼女をモチーフにした主人公「ハーケン・ブロウニング」が登場している。と思ってたらキッチリ関連付けられた人物でした。
人物
一見すると陽気な楽天家で、自己アピールが激しくあけっぴろげ、ノリもひたすら軽くマイペース、困難な状況でも明るく笑い飛ばし、さらには敵部隊にもボケをかましたりする為、彼女がいるかいないかで部隊の空気が変わるムードメーカー的存在。
余程の事がない限りそのスタンスを崩す事はないが、その本質は冷静かつ知的な女性(公式設定)であり、時折垣間見える内面からは洞察力が高く、思慮深い人物であることが窺える。物事の本質を見抜き、核心を突いた発言をすることも。
また時として現実的で冷淡とも思える台詞を口にすることもあるが、反面仲間達に対しては深い愛情を持っていたりと、いろんな表情を持つ女性。
キョウスケ・ナンブとは恋人にしてパートナー。性格、能力、搭乗機体、あらゆる要素が好対照で、何かにつけて博打(および突撃)で解決しがちなキョウスケを公私に渡りフォローしている。
キョウスケと二人でいる時は素の表情を見せることも多く、普段とは違った冷静な意見や弱気な面を見せることも。キョウスケも恋人の性格は把握しているようで、ボケはスルーしつつもお互いに意見交換や精神的なフォローを行っている。
本人は燃えるような恋がしたいらしく、普段は恋愛事や自分に対し素っ気ない態度を取るキョウスケに不満を抱いているが、本当は誰よりも彼を愛している。
また自身の予想を上回る事態には意外に弱く、キョウスケからストレートな愛情を示された時や、思わず口走った本音を聞かれた時などは狼狽していた。
キョウスケがギャンブル好きであることに対し、エクセレンは酒豪であり酒好き。自身は呑んでもほとんど酔わず、周りの酔っ払いを見て楽しむ呑み方を好んでいる。ハガネのダイテツ艦長とは呑み友達であり、よく酒を呑み交わしている。
モデル顔負けのプロポーションとその性格から、コメディにシリアスにお色気に戦場に、八面六臂の存在感を放つキャラである。
能力
パートナーとは反対に、高機動の射撃戦が得意。
その研ぎ澄まされた判断力や冷静さで超長距離からの精密な狙撃・射撃を行い、敵を寄せ付けない。また操縦技術も非常に高く、機動性の低い機体で滞空戦を行ったり、装甲がほとんど存在しない機体を扱ったりしているほど。
L5戦役におけるトップエースであり、ゼンガーにも「読みの深さはキョウスケ以上」と言われるほどの実力を持つ。
その反面、格闘・接近戦は苦手。しかし声優ネタ等の影響で格闘でも別の意味で大活躍。
「孤狼よ!我に力を!」
ゲーム的な能力は、パートナーがどことなくスーパー系よりな反面、こちらは完全にリアル系で、射撃、命中、回避が高い。援護に関する能力が豊富で、特に援護攻撃で真価を発揮するキャラクター。
その性格ゆえか精神コマンドが独特で、命中回避系の精神コマンドが集中(命中回避30%アップ)のみで必中、ひらめきを覚えないことが多い。その為ボスに単独で攻撃する際には注意が必要。敵が強くなりだすと一般兵からも想定外の被弾があり得る為、回避に関する養成、改造は必須と言える。
また数少ない脱力も習得する。第2次OGで魔装機神勢が参戦するまではOGシリーズで唯一の脱力習得者だった。
キョウスケとの出会い、そして……
キョウスケとの出会いは士官学校時代、同じ宇宙シャトルに乗船し座席が隣同士になった事だった。
そのシャトルが衝突事故に遭い、キョウスケ以外の乗員は全員死亡となる大事故となる。
この事件でエクセレンとキョウスケの人生は、大きく二つに分岐する事になる。
死亡したエクセレンは、衝突事故の原因の地球外生命体「アインスト」に目を付けられ、アインストの「働き蜂」として蘇生させられる事になる。本人はその事は覚えていない。アインストはその後、エクセレンを複製する形で「アルフィミィ」を生み出す。(スパロボCOMPACT2、IMPACTの世界。OGシリーズでは『こちら側の世界』で統一されている世界)
アインストに目を付けられたのがキョウスケの場合、キョウスケは別人のように変貌(別称アインスケ)し、彼女はそのまま死亡してしまう事になる。しかし彼女の両親は俗にいう「人造人間」の研究に携わっていたため、その技術で娘を蘇らせようとしたが、エクセレンとしての記憶と人格まで再生する事はできず、結果として同じ外見と声をもつ別人が誕生する。
それが『スーパーロボット大戦A』で登場したレモン・ブロウニングであった。レモンもまた人造人間の研究に携わり、同作の主人公ラミア・ラヴレス、『無限のフロンティア』のハーケン・ブロウニングたちを生み出す事になった。
OGシリーズでは次元転移にて、エクセレンとレモンが邂逅し、戦うことになってしまう。この設定は、レモンをエクセレンで撃墜した時のみ語られる。また、OGMDにおいては転移したハーケンと出会うことになり、関係性を疑われた。
なおこの設定は、スパロボA及びムゲフロのプロデューサー森住惣一郎氏が「おもしろそう」という理由で深く考えず、レモンにブロウニング姓を付けたため、OGシリーズを出す際寺田貴信プロデューサーが苦心して結び付けた後付設定らしい。
実は"Lemon"は英語で「欠陥品」や「傷物」という意味でも使われる単語であり、"Excellent"(つまり「優秀」)に通じるエクセレンとは偶然だが上手く対比として成り立っている。
ニコニコ動画でのエクセレン
キョウスケのガッカリ具合とは裏腹に、エクセレンは多彩なボケとパロディを繰り出すネタの女王として名高い。
しばしば「公式自重しろww」と言われる理由の3割ぐらいこの人のせい。
タグとしては「エクセレン劇場」で検索するとよい。
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関連項目
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