「グルール違う?じゃあ死ね!」
―――腹音鳴らし
グルール一族とは、カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」に登場するギルドである。
概要
次元「ラヴニカ」内に存在する、10のギルドの内のひとつ。
色は赤緑。
文明を忌み嫌い、感情のまま生きることを主とするギルド。
だが、略奪・放火などを繰り返し、焼け跡の瓦礫の上で生活する様子はギルドという組織とは程遠い。
かつては動物のために自然保護を行うドルイドとシャーマン達による由緒正しいギルドであったが、ギルドパクト締結時に他のギルドが彼らを野蛮者扱いし村八分にしたため、あるいは聖なる森の侵略を止められなかったため、グルール一族は瓦解して略奪者の集団となってしまった。 (参考:http://mtg-jp.com/reading/translated/004152/#gruul)
グルールでは数種類の種族が混在しているが、その中で最も数が多いのが炎樹族であり、炎樹族の族長を務めるサイクロプスの腹音鳴らしが事実上の指導者として全体を率いている。
ギルドの本拠地は、宮殿の瓦礫が積まれたスカルグ。
また、プレインズウォーカーのドムリ・ラーデが所属するギルドでもある。
ラヴニカへの回帰においては、前述の通りラヴニカの都市に襲撃する野蛮な一族として描かれている。
ラクドスやボロス、アゾリウスなど、他のギルドとも度々抗争が発生している。
ゲーム内での特徴
ラヴニカブロック
Scab-Clan Mauler / 瘡蓋族のやっかい者 (赤)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 狂戦士(Berserker)
狂喜2(このターン、対戦相手1人にダメージが与えられている場合、このクリーチャーはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。)
トランプル
1/1
Burning-Tree Shaman / 炎樹族のシャーマン (1)(赤)(緑)
クリーチャー — ケンタウルス(Centaur) シャーマン(Shaman)
プレイヤーがマナ能力でない起動型能力を起動するたび、炎樹族のシャーマンはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
3/4
キーワード能力は「狂喜」。対戦相手にダメージが与えられているターンに戦場に出るとクリーチャーが強化される。色の組み合わせもあり条件達成はしやすく、《瘡蓋族のやっかい者》が赤緑系のデッキで採用された。
またセレズニアに次ぐレベルでクリーチャーの質が高く、《炎樹族のシャーマン》《喧騒の貧霊》《巨大ヒヨケムシ》がトーナメントで活躍。セレズニアやボロスと手を組んだ白赤緑ビートダウン「Zoo」というデッキもあった。
ラヴニカの回帰ブロック
Ruric Thar, the Unbowed / 自由なる者ルーリク・サー (4)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)警戒、到達
自由なる者ルーリク・サーは可能なら毎ターン攻撃する。
プレイヤー1人がクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、自由なる者ルーリク・サーはそのプレイヤーに6点のダメージを与える。6/6
ステロイドの色らしく、攻撃的なクリーチャーと火力効果を得意とする。
その中でも特にクリーチャーを主体とした戦術に長けており、クリーチャーのパワー分ダメージを与える効果(格闘)、クリーチャーのみをサーチ・ドローする効果、クリーチャー以外の呪文にペナルティを与える効果など、とにかくクリーチャーを中心としたものが多い。
以上の点から、とことんビートダウンに寄ったギルドと言える。
トーナメントシーンでも、クリーチャーを30枚以上積んだグルール・ビートが台頭。
速度の点ではラクドスやセレズニアと同等かそれ以上であり、2ターン目にクリーチャーが3~4体並ぶという光景もしばしば見られた。
Ghor-Clan Rampager / ゴーア族の暴行者 (2)(赤)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)トランプル
湧血 ― (赤)(緑),ゴーア族の暴行者を捨てる:攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+4/+4の修整を受けるとともにトランプルを得る。4/4
ギルド固有のキーワード能力は「湧血」。
手札からマナを支払って捨てることで、攻撃クリーチャーを強化できる。
要するに、攻撃クリーチャーに使える強化呪文のような効果。
現在湧血を持つカードはクリーチャーだけだが、それらは湧血で使わずとも当然普通のクリーチャーとしてプレイできるため、ほぼどんな状況でも無駄にならないのが強み。
さらに呪文としては扱われないため、「対抗呪文」などの打ち消し効果で妨害されることもなく、受ける側からすれば非常に厄介な効果となる。
ただし、攻撃クリーチャーにしか使えないため、ブロック時には役に立たない。
また、所詮はクリーチャーを強化するだけの効果であるため、普通に使うとカードアドバンテージを失いがち。
このため、ある程度前のめりなデッキでないと効果的に使うのは難しいと言える。
余談だが、「ギルド門侵犯」プレリリースイベントではギルドをひとつ選択してそのギルドのセットを受け取るのだが、グルールを選択した人からは笑いが巻き起こった。
各ギルドのセットには「ギルドマスターからの手紙」という手紙が封入されており、他のギルドでは選択を歓迎する旨のメッセージなどが書かれているのだが、グルールの手紙には
…のような壁画風の絵だけで、一切文字が書かれていなかったのである。
ある意味、最もギルドの個性を表現している手紙なのかもしれない。
AA
俺達、グルール一族。ギルド門侵犯PWガイド>>2もらう >>アゾリウス 世界、病気。お前たち、悪い / ̄ ̄\ >>オルゾフ オレたち、ポケットない。お前たち、盗めない / ―― ヽ >>ディミーア もやし、弱虫 / _/ ー^ー ハ >>イゼット ドラゴン怖いか?強いの、世界もらう / (/ ノ⌒=⌒ヘ) >>ラクドス オレたち、もっと強い /⌒ヽ| (( ● )) >>ゴルガリ 権力、お前たち騙す \ (⊂Yつ) | >>ボロス お前たち頭、槍飾り ヽ(_人_)ノ >>セレズニア お前たち、狼育てる。オレたち、狼奪う | ヽノノヽ >>シミック 自然ねじる、楽しそう。自然こわれる、悲しそう ノ ヽ_ノ | >>ラヴニカ市民 ぶっつぶす!
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