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シングマン

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シングマンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。

大昔において超人への神々による裁きを逃れた超人「完璧超人始祖ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｵﾘｼﾞﾝ」の一員であり、鉄壁の防御力と音波攻撃が得意。

概要

太古の昔に超人としての力を正しく使おうと唱え、神の座を捨てた男であるザ・マン（現・超人閻魔=ストロング・ザ・武道）に導かれカピラリア七光線での全超人抹殺から助かった超人達「完璧超人始祖ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｵﾘｼﾞﾝ」の一人。"完璧・捌式ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｴｲｽ"の称号を持つ。所持ダンベルは「星のダンベル」。

サンシャインより頭一つ大きい巨体を誇る。地球に飛来した隕石に含まれてた地球外物質で体を構成しており、どのような攻撃でも傷一つ付かないほど頑強。地球上の物では傷付かないという。肩の突起部分「エクストリームショルダーアーマリー」は鋭利な円盤状回転刃「ショルダーアーマリー・ディスクカッター」を収納しており、砂を入れかき混ぜる事で完全なる人工石ｺﾝｸﾘｰﾄ･ｺﾝﾌﾟﾘｰﾄを生成出来る。体をギュワーンと反響させる事で固定物を粉々に粉砕する音波「シング・デモリッション・ウェーブ」が必殺技。

プロフィール

属性：完璧超人始祖ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｵﾘｼﾞﾝ
出身：アメリカ
身長体重：298 cm 800kg
超人強度：3000万パワー
肩書：完璧・捌式ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｴｲｽ

人物像

生真面目で神経質な性格。サンシャイン曰く「義理堅いたいした奴」。変わってしまった「あやつ」こと超人閻魔を今も尊敬しており、「あやつ」を妄信する発言が多い。ただし、内容が過去であるザ・マン時代の行いを称賛する言動なので、今の変わりようから目を背けてザ・マン時代の栄光に固執しているとも見れる。

そもそも超人閻魔を「あやつ」と呼ぶこと自体が「超人閻魔を認めていない」という証でもあり、その為に「私が敬愛してやまないあやつ」という若干日本語としておかしい呼び方すらしている。

生真面目だがそれ故に、ザ・マン以外の思想を決して受け入れない。ガンマンのイレギュラーは排除すべきという過激思想にも賛同していた過激派でもあり、下等超人を「あやつ」の思想を理解しない下劣者と徹底的に見下し、その上「あやつ」が変わってしまった元凶と断定し排除しようとしている。

その一方で、死にかけている相手の願いを聞いてしまうなど、お人良しな面が目立ち、悪魔の策略に簡単に耳を傾け引っかかって有利な戦況をあっさりひっくり返されている。また、サイコマンのマグネット・パワーのプレゼンテーションの際にいきなり実験体にされ投げ飛ばされてしまったが、横で見ていたガンマンが怒る一方で「不意打ちとはいえ対応できなかった私が悪い」と涼しげに諌めている。

笑い方は「ギララ」、掛け声は「ギラー」。シングデモリッションウェーブ発動時に「マッ!」という掛け声を放つ。

必殺技

シングデモリッションウェーブ: 「マッ！」という掛け声で掲げた両腕をクロスさせ、金属の両腕を打ち鳴らすことで「ギュワーン、ギュワーン」という強力な超振動波を放ち相手を粉砕する技。シングマンはこの技を「崩壊の鐘」と呼んでいる。
エクストリームショルダーアーマリー: 両肩の楕円状の突起物を回転させ、内部に装備された武器を使って相手を攻撃する。サンシャイン戦では、内部からコンクリートを生成することで、サンシャインの砂の体をコンクリートによって固めた。
ショルダーアーマリー・ディスクカッター: ショルダー・アーマリーから刃物になっている鋭利な突起物を出し、相手を切りつける。

作中での活躍

超人の神々による全超人絶滅から逃れた後はザ・マンの下で修練に励み己を鍛えていた。絶滅から生き残った超人が地上で勢力を伸ばし始めるとガンマン・シングマンは粛清を求めるが、ザ・マンは逆に完璧の山(モン＝サン＝パルフェ)に拠点を移し地上から手を引く決断をする。

その際に完璧超人の痕跡を地上に残さないように地上にあるザ・マンの巨像を爆破撤去する任務を請け負い、尊敬する男の像を壊す任務を涙を流しながら遂行した。

完璧超人始祖編

悪魔将軍が超人墓場に攻め込んだことにより地上への出入りができるようになったため、久方ぶりに地上に出る。ニューヨークの自由の女神像をザ・マンの立像"完璧の巨像ﾊﾟｰﾌｪｸﾄ･ｼﾞｬｲｱﾝﾄ"に塗り替え、同地で悪魔六騎士・サンシャインとの戦闘に突入。サンシャインの攻撃を鉄壁の防御力で防ぎ、砂化能力を完全なる人工石ｺﾝｸﾘｰﾄ･ｺﾝﾌﾟﾘｰﾄで固めて封印。そこに「シング・デモリッション・ウェーブ」で粉々に破壊しキーパーツも砕いた。

このままトドメを刺せばよかったのだが、サンシャインの話に耳を傾けてしまい、よせばいいのに最期の願いを叶えるために海に投げ捨てようとしたのが悪かった。ゆで理論を応用してホッカイロとなったサンシャインが砂化能力を復活させてしまう。そのまま砂化能力でショルダーアーマリーの内部に侵入され、内側から破壊されるたうえに、内蔵していたディスクカッターを奪われる。最期はその上から「コンプリートサンド・セメタリープレス」で激突させられ敗北した。

試合後もボロボロになりながら下等超人を侮辱した結果、サンシャインに「星のダンベル」でお空に打ち上げられてお星さまになってしまった。

終始始祖をバカにするような言動をしていたサンシャインからも、本人が消えた後には「あんたは義理堅い対した奴だよ」とその人格に対し敬意を表されていた。

その後

行方不明になったまま再登場はしていないが、超神編でバベルの塔に挑む超人たちを選出する展開になった時に、公式ツイッターに載せられた候補の超人一覧に名が挙げられており、存命である事が示唆されている。
完璧超人始祖は戦いに参加しないことがザ・マンから告げられており、代表選手として選ばれることは無かった。

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