| スーパーマリオワールド Super Mario World (ファミコン) |
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| ジャンル | アクションゲーム | |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ ファミコン互換機 |
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| 開発元 | Hummer Team(悍馬小組)
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| 発売元 | JY Company
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| 発売日 | 1995年(台湾) | |
| 発売価格 | 600 台湾ドル | |
スーパーマリオワールドは、スーパーファミコンソフトのはずだ!
本稿では、海賊版でありパチモノである非正規版ファミコン移植の「スーパーマリオワールド」のファミコン互換ソフトについて記す。
正規版については「スーパーマリオワールド」の記事を参照下さい。
概要
驚いた人もいるとは思わないが、台湾で無茶移植された海賊版スーパーマリオワールドである。
最大の特徴は「ケツドラム」のようなドラム音である。
タイトル画面のコピーライト表記は「© 1995 COPYRIGHT」とあるのみで、会社名が表記されておらず、発売年が「1995年」であること以外の著作情報をゲーム画面から得られることは皆無である。
このゲームの動画には「スーパーマリオワールド」+「ファミコン」「中国産」「中華製」「パチモノ」「海賊版」「無茶移植」などとタグがされることが多いが、厳密にはこのゲームの開発および発売された場所は「台湾」である。
ブートレグゲームWiki
の「Super Mario World (Famicom)
」(※英文サイト)によれば、開発は「SOMARI
」の開発元として知られている「Hummer Team (悍馬小組)
」によるものとされ、当ソフトの開発期間は今まで開発担当した非正規版ソフトにくらべ、最も難航し長期間を要したとされる情報もあり、他作よりも念入りに作り込まれたようである。
参考として、1995年当時の日本では次世代機「ニンテンドウ64」発売が翌年に控え、スーパーファミコンは後期から末期に入る時期で「ヨッシーアイランド」等が発売された年で、オリジナルの「スーパーマリオワールド」発売から5年も経てからの発売となっている。
作品の出来自体はお世辞にもいいとは言えないが、スーパーファミコンのゲームをファミコンに無茶移植するにしては、非正規版の割りにはそれなりにできている方と言えるかもしれない(←いいかげん目を覚ませ!)。
なお、流出ロムのバージョンによっては、開発途中版や、最初から自由にコースが選べる版や、クリアしないと先に進めない版があるらしい。
特徴
- 残数初期値は 15。
- ステータス画面は、スーパーマリオブラザーズ3のように下部となっている。
- イギー・ルドウィッグ・ラリーが登場せず、ブイブイに差し替え。
- ステージ数が少ない。マップが1つの地図に収まっている。
- 壁にあたった状態で走っても加速状態と見なしマント飛行ができる。
- 上り坂を歩いたり走ると下り坂と同様の挙動を(通常より移動速度が加速)する。
- 基本的には土管に入れない(入れる土管も一部存在し、「ボーナスステージ用」と「ステージギミック用(発射土管)」に限られている)。別ゴールがない。スピンでブロックが壊せない。
- ドラゴンコインが小さくしょぼいデザイン。
- 大きな敵はあるものを使って代用。
(例:マグナムキラーはヨッシーの吐き出す炎的なものである) - ゴールした時、クッパやコクッパを倒した時、スターをとった時などいたるところでケツドラム。
- BGMのバリエーションが少ない。
- 洞窟、お化け屋敷、水中では使いまわしせず、単独で使用されているので豪華(←おう目を覚ませ!)。
- なお、チョコレー島におけるマップBGMは、オリジナルではバニラドーム内(マップ)のもの。
- エンディングのBGMは、オリジナルでは一切聞いたこともない謎曲である(唐突なネタバレ)。
以上の特徴づける要因の多くは、ファミコンというハード上の制約があるためか、オリジナルへの再現が不可能だったためと考えられるか、それ以外の理由でもあったのだろうか興味深い。
なお、オリジナルをなんとか再現している演出として特筆すべきは。
- ヨッシーが登場する。乗れる。乗り捨てもできる。
- BGMのアレンジに賛否評論があるものの、なんとかオリジナルを踏襲している。
- 金網アクション
- お化け屋敷ステージの大量テレサ。
- クッパ城ステージでのメカクッパが登場する場所で、垂れ幕にマリオや敵が隠れる演出。
- ラスボスはぎこちないBG処理でのクッパだが、なんとかオリジナルを踏襲している気持ちは伝わる。
※ただしラスボス専用のBGMはない。
関連動画
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関連項目
関連リンク
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