トイレでの災難はポルナレフの役だ!とは、ポルナレフの宿命の一端である。
し…信じられん 便器の中に!概要が顔を出してるぞッ!
ジョジョの奇妙な冒険Part3「スターダストクルセイダース」の登場人物、ジャン=ピエール・ポルナレフが旅先で起こるトイレでの災難を表したセリフ。発言者はモハメド・アヴドゥル。
第3部はDIOのいるエジプトへ向かう為、日本からアジアの国々を渡りながら旅を続けていくストーリーだが、その旅路の途中で体験する異国の文化も見どころである。
その中で、作中一のコメディリリーフであるポルナレフは、何故か異国の珍しいトイレでの災難に縁がある。その一つ一つを紹介していこう。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
第一の災難 ・インドのブタ便所
アヴドゥル以外は誰も初めて訪れるインドの国。十九世紀のイギリス人は『この宇宙で最悪の所』と呼んだカルカッタの都市に渦巻く凄まじいまでのエネルギーに、一行もカルチャー・ショック。レストランについて一息つき、トイレに立ったポルナレフは店員から謎の木の棒を手渡される。
わけもわからずトイレに入って用を足そうとしたポルナレフは、涙目になりながら驚きの声を上げて外に出た。何があった聞きつけた店員にポルナレフはあ…ありのまま 今 起こった事をツッコミを入れる。
店員が説明するに、インドでもめずらしい方式のトイレだが設計ミスで下のブタ小屋が浅くできており、ブタが腹をすかすと顔が出てくるようになってしまうという。つまり、ブタのエサのためにこのトイレはできているのだ。
そして、さっき渡された木の棒は、 顔を出したブタに突きを食らわして顔を引っ込ませるための棒なのだ。
店員の「店長はシリをブタになめてもらえるからキレイでいい」というジョークなのか本気なのかわからない話にポルナレフも苦笑い。インドに一生なじめない気がしてホテルまでガマンすることにしたのだ。
その後、手洗いの鏡に映るスタンド「ハングドマン」の襲撃に会い、妹の敵J・ガイルが迫ってることを知る。
ちなみに、ブタ便所は約2500年前の中国で作られたトイレとブタ小屋をかねたもので、人間の未消化分をブタが食べることから考案されたもの。戦前までは沖縄にもあったが、現在は使われてない。エサを求めてブタが顔を出すことも実際あるそうだが、勢い余って人間の陰嚢を食いちぎるという事故があったとか。今からテメーのタマキンかみ切ってやるぜーッ!メーーン!
第二の災難・なめるように便所そうじ
パキスタンを移動中、霧が深くなったので通りかかった町で宿をとることにした一行だが、宿を貸した女将の老婆はDIOの刺客、エンヤ婆だった。スタンド能力「ジャスティス」は傷口から体に入り込んで操り人形にできる霧のスタンドで、息子J・ガイルを殺された恨みからポルナレフを追うエンヤ婆に、ポルナレフは逃げ道のない地下に降りてしまう。
ポルナレフは仕方なくドアの空いた部屋に隠れたが、そこはトイレの部屋だった。
作者からギャグキャラ扱いされてることにようやく勘づき始めるポルナレフ。承太郎たちとの旅が始まってからは、トイレに一旦引っ込んだ敵から○○○○を狙われそうになったことはあっても、トイレみたいな場所で襲撃を受けたことはなかったのだが・・・まあ敵味方の分別がなくなりつつあるうえに、歴戦の戦士と同等の速さで迫ってくる鬼婆が襲ってくるとなれば、頭が混乱することもあるだろう。
外からの物音に戦う覚悟を決めたポルナレフだったが、唐突に物音が聞こえなくなる。外がどうなっているか、ポルナレフは鍵穴から外を覗こうとする。鍵穴から見えたのは、操り人形になった死体の目。向こうからものぞいていたのだ。鍵穴に目を近づけるのはいけないことでしょおーーーか!?
驚いた拍子に、死体が鍵穴から伸ばしてきた舌で、舌に傷をつけられたポルナレフ。ジャスティスの操り人形と化し絶体絶命。エンヤ婆はJ・ガイルの恨みとして、便所そうじをやらせることに決めた。
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なめるように便器をきれいにするんじゃ なめるように!
ぬアアアめるよォオオオオにィィィィ だよん レロレロレロレロ
傷つけられた舌が便器に引っ張られていくポルナレフ。あわや、便器を舐めそうになる瞬間、ポルナレフを探しに来た承太郎のドアを蹴る音に気付いて、ごまかすためにエンヤ婆が上の部屋に戻ったので、間一髪便所そうじから逃れられたようだ。
この後、オオホーンオホンオホーンベンキを舐めそうになったことをジョセフに散々からかわれたポルナレフ。そのつけが、今後ジョセフに降りかかるとは本人も知らなかっただろう。
TVアニメではこのエピソードが放送された第15話「正義 その②」の前の回での次回予告として、「トイレ」が含まれる台詞で構成されており、アニメスタッフのポルナレフいじりが垣間見える。
余談だが、ポルナレフが舐めそうになったオホンオホオホンベンキは、和式トイレのような便器と、備え付けられた蛇口やホースから水を汲んで、左手の指できよめるフィンガー・ウォシュレット方式。インド・西アジア方面ではポピュラーだが、トイレットペーパーが無いので旅行者にはちょっと戸惑うもの。ポルナレフはこのトイレに馴染めず、キレイなトイレのついているホテルに泊まりたかったが自分がキレイにする側に回りそうになってしまったのは皮肉だろう。
第三の災難・「風」洗式トイレ
エジプトに上陸したジョースター一行は次の街ルクソールへ向かっていた。道中、公衆トイレを探しにいったジョセフ。アヴドゥルに「おまえもいくか?」とポルナレフに聞くが、「まともな、しくみならな…」と答えた。そう、まともなしくみじゃあないのだ。
ジョセフが見つけた公衆トイレは、窪んだところに出したモノが乾燥した空気ですぐ乾いてチリになって飛んでいく、水洗式ならぬ「風」洗式トイレだったのだ。風になったワムウもこの風とは一緒になりたくないだろう。
さらにトイレットペーパーのかわりは、砂漠の無菌の砂で拭く「サンドウォッシュレット」。もはや、どこぞの岩かげでしてもかわらない、エジプトでも超珍しい公衆トイレだ。
だが、トイレの災難はこの後もまだ続く。岩に埋め込まれた意味不明なコンセントを見つけてしまった。このコンセントこそ、新手のスタンド使い、マライアの「バステト女神」。珍しいトイレに出会ったばかりか、どことなくシュールなものに好奇心で不用心にも触れてしまったのだ。こんなところで「ジョセフ以外はな」と言われるジョースター家の共通点「好奇心旺盛」を発揮してしまったばっかりに、ジョセフのトイレどころではない災難にあってしまう。
第四の災難・ホテルの婦人用トイレ
バステト女神の術中に嵌ってしまったばっかりに、磁石になってしまい鉄製品を引き寄せるようになってしまったジョセフ。おかげで女性客のスカートがまくれて変態のレッテルを張られるわ、情熱的なアプローチにとらわれてバアさんに惚れられるわ散々な目に合う。
しかし、エスカレーターで本体のマライアに接近する。一定の距離を保って顔を見せずに逃げるマライアを追ってアヴドゥルとともに追いかけるが、なんと婦人用トイレに隠れてしまう。
命がかかっている以上、入って探すしかない。「脚がグンバツの女」という特徴を頼りに、足元をのぞいてマライアを探す二人。アヴドゥルは一番奥のトイレにそれらしい女性を見つけ、ジョセフを確認のため呼ぶが、磁石になっているので他の使用中のトイレの鍵が開いてしまったのだ。さらに、アヴドゥルが見つけた「脚がグンバツの女」はさっきの惚れられたバアさんという人違い。思いっきりチカン扱いされ(バアさんにはす・て・き♡に思われたが)、窓から逃げ出す2人。
と、思いっきりメタなセリフを叫んで嘆くアヴドゥル。ポルナレフのことをトイレでの災難役とか思っているある意味酷い台詞だろう。
そして、トイレの災難はここにひとまず幕を降ろします。しかし!それはまた新たなバステト女神の災難の始まりでもあったのです…
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今 なんか関連商品…とか聞こえましたが………
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あああーっこれはわたしの関連項目じゃあない……
トイレの関連項目はポルナレフの役だ!
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ジョースター・エジプトツアー御一行様以外の
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