ニコライ・ジノビエフとは、バイオハザード3に登場する人物である。
概要
アンブレラ社の私設部隊U.B.C.S.に所属するデルタ小隊B分隊長の男性。年齢は38歳(1998年当時)、身長187cm、体重102kg、血液型A型。ロシア人で、出身地はモスクワ。
元ソ連軍特殊部隊スペツナズ隊員で、冷戦時代には数々の破壊工作や要人暗殺を行ってきたエキスパート。軍人としての能力は非常に高く、どんな局面にも柔軟に対応可能。特にブービートラップと暗殺術に長けている。その高い能力をアンブレラに買われ、U.B.C.S.へ転属する。しかし彼自身の生還率は高いが、一緒に出撃した同僚の生還率が異様に低い事から、部隊内での評判は芳しくない。彼の高い生還率を疑問視する声も多かったらしい。
劇中では
バイオハザード3では、市民救助の目的にラクーンシティへ投入された。しかし想像を超えるウイルス汚染と圧倒的な数のゾンビにより部隊は僅か数時間で壊滅。散り散りとなってしまう。生き残りであるカルロス・オリヴェイラと隊長ミハイル・ヴィクトールとともに路面電車へ避難していたところをジル・バレンタインと出会う。ニコライは彼女を見るなり「危険な女」と評価した。高圧的な態度が目立ち、カルロスやミハイルとは対照的に非協力的であった。
彼の正体は監視員(スーパーバイザー)。言うなればアンブレラが送り込んだ破壊工作員。Tウイルスの汚染環境、B.O.W.との戦闘記録などを調査・記録し、アンブレラにとって不利な証拠や生存者を抹消する任を帯びていた。このため通常のU.B.C.S.隊員よりも強力な抗ウイルス剤が投与され、脱出経路も複数確保されている厚遇っぷりだった。金にがめついニコライは、「監視員が減れば報酬の取り分が増える」という理由で、他の監視員を殺害して回った。これが同僚の生存率の低さの原因だった。
ジルの死を確認すると安いながらもボーナスが出るという事で、終盤ではジルの命を狙ってくる。ルートによっては追跡者に襲撃され、殺害される。が、ヘリで脱出したルートが正史となっている模様。
オペレーション・ラクーンシティでは
オペラクでは、同じアンブレラの兵であるはずのウルフパックの行動を妨害してくる。高い戦闘技術を活かし、ブービートラップや狙撃をやってのける。監視カメラの映像によると、理由は不明だが自身の部下を罠にはめ、全員ゾンビの餌にするという鬼畜な事をしていた。
アンブレラはウルフパックを切り捨てようとしており、切り捨てる口実を作るため彼らの任務を失敗させるようニコライに妨害を命じていたようである。
映画版では
実写映画「バイオハザードⅡ アポカリプス」にて登場。原作同様U.B.C.S.に所属し、市民を救助するためヘリからラクーンシティに降下した。原作とは打って変わって邪悪な面は一切無く、小学校ではアリスを助けている。しかし名乗った直後にゾンビ犬に襲われ死亡するという、あんまりな役回りとなっている。
Re:3では
(発売直後であり核心に触れるので白字)
大体は無印3と流れは同じ、初登場は変電所前の倉庫でゾンビに噛まれた同僚隊員を「処理」しジルと口論になる。地下鉄を発車可能にし市民を避難させるところでジルやミハイルと共に脱出、この時のミハイルの会話及び研究所にある彼のファイルから(上述のBOW等の戦闘記録の収集等の目的で)ゾンビの誘導やゲートの封鎖などの工作を行っていた節もある。直後ネメシスの襲撃を受けるが真っ先に前方車両に避難し連結扉にロックをかけジル達を囮にして退避、車両が脱線するも生存して身を隠す。後のネメシス第2形態戦後の独り言から戦闘記録の収集にジルを泳がせていたようであり以後は監視に徹する。後にTウィルスワクチンを製作したジルがネメシスの襲撃を受けた時にジルの前に現れワクチンを奪取、ネメシスとの戦闘記録を収集した後自らは脱出路へ退避する。連絡通路にてジルに追いつかれ銃を突きつけ合い膠着状態になるがネメシス最終形態の横やりで連絡通路が寸断されジルが戦闘中に屋上の脱出用ヘリに退避する。ギリギリの所でジルに追いつかれるがジルの武装を解除した後ワクチンを拳銃にて破壊、ジルに狙いを定めるがカルロスの逆襲に会い今度は「撃った」ジルにより形勢が逆転。黒幕等の情報を餌に自身を助けるようにジルに取引を持ち掛けるが拒否され、ミサイルが向かっているラクーンシティに負傷状態で取り残される末路となった
後にアンブレラ・クロニクルズにて手紙があるので今までは生存が正規ルートであるはずだかRe:3の最後に置き去りにされ、一応傍にもう一機ヘリがあるもののジルの乗ったヘリがラクーンシティを離れた直後に滅菌作戦の巡航ミサイルが着弾しラクーンシティが消滅しているので(ジルとカルロスが乗ったヘリも爆風で危うく墜落寸前だったので)負傷状態から逃げだした描写もないのでまず生存は絶望的であるのだが上記の「生存が正史である」との矛盾が生じている
関連項目
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