アンブレラとは、
である。ここでは2.について記載する。
概要
バイオハザードシリーズに登場する巨大製薬企業で、シリーズ前半における敵組織。社名のアンブレラは「傘で人類を庇護する」という意味合いがあり、会社のマークも傘をあしらったものになっている。ということになっているが実はスペンサーがかつて医学生時代に訪れた村にある洞窟に掘られたマークをデザイン元にしている。
創設者は大富豪のオズウェル・E・スペンサー、名門貴族のエドワード・アシュフォード、生化学者のジェームス・マーカスの3人。1968年創業。
アンブレラ社は医薬品や化粧品等を販売している大手製薬会社であり、バイオハザードの世界では世界的大企業として誰もがその名前を知る存在となっている。しかしその裏では生物兵器の開発やウィルス兵器の開発を繰り返し、必要に応じてクライアントに売っている。そもそもアンブレラ設立の理由が、Tウイルスの有効利用なので裏家業がある意味主力と言える。
政界や各国に巨大なパイプを有し、競合他社にスパイを送り込むなど暗躍を続けている。
大企業であるため優秀な人材が多く、かつてはウィリアム・バーキンやアルバート・ウェスカーもアンブレラに所属していた。また生物兵器(B.O.W.)を取り扱うやべー業務から、その生物兵器が問題を起こした際に出動するU.B.C.S.と、情報戦と破壊工作を主任務とするU.S.S.という私設部隊を擁しており、さながら軍隊のような企業である。
一方、表の顔である製薬会社側では広く人材募集を行っており、人種や家柄で差別せず平等に雇い入れているようだが待遇は劣悪らしい。酷い時は生物兵器相手のモルモットにされてしまうなど、やべー企業である。
世界各所に研究所を持っており、Tウイルスや生物兵器の実験・開発が行われている。中には常軌を逸したものや狂気に満ちたものもある。ラクーンシティにも地下研究所と郊外に工場があり、アンブレラからの出資で街は発展してきた。ところが地下研究所でTウイルスの流出事故が発生し、市民はゾンビ化。事態の収拾を図るためU.B.C.S.が投入されるも壊滅し、ラクーン市警も機能を失った。
アンブレラ社が開発したT-ウィルスは人をゾンビに変える効果がある。
T-ウィルス以外にもG-ウィルス等を開発し、多くの生物兵器を製造していた。
それが一因となり、ラクーンシティは壊滅状態になり、滅菌作戦とともに消滅した。
アンブレラはラクーンシティの一件の後、1998年から2003年にかけ生物兵器を生産した疑いで裁判が起き、ロシア/コーカサス研究所のへの摘発(アンブレラ・クロニクルズ)により多数の証拠が見つかったことで2004年に倒産した。しかしアンブレラの製品は世界に拡散。各地でバイオテロ等に利用されている。
ちなみに日本にも子会社が存在していた。社長は五十嵐皓貴。1984年設立。当初は自社製品を輸入し販売していたが1987年に研究所を設立。2004年に本社倒産を受けてこちらも倒産した。(5公式サイトの隠しページより)
リベレーションに登場する「パラグアス・ライン社」は公式での言及はないものの、アンブレラ社との関係が見え隠れする。(パラグアスはスペイン語で傘の意)
ネオ・アンブレラ
6で登場したアンブレラの後継テロ組織。リーダーはCウイルスの力でエイダ・ウォンに化けたカーラ・ラダメス。イドニア共和国・蘭祥・トールオークスにて傭兵や一般市民にCウイルスを投与し生物災害を発生させた。
最終的にカーラ・ラダメス、及び裏で繋がっていたディレック・C・シモンズが死亡したことで壊滅する。
民間軍事企業「アンブレラ」
7から登場した新たなアンブレラ。2007年に旧アンブレラ関係者によって設立された。「かつての負債の回収と贖罪」を掲げており各地のバイオテロへの介入行為を敢行、生物兵器の根絶を目指している。自戒の意味を込めて「アンブレラ」の名を継ぎ、白と青のアンブレラマークを社章としている。
7本編ではクリス・レッドフィールドを顧問として招聘。ルイジアナ州・ベイカー邸での生物災害の対処を行った。
映画版では
原作同様、アンブレラ社は世界的大企業として登場。基本的な設定は原作を踏襲している。ゲーム本編とは違い、最終作まで一貫して敵役を務める。主人公のアリス・アバーナシーは元々アンブレラの情報部門に所属しており、地下研究施設ハイブの入り口「鏡の館」を守る人員だった。
一作品目「バイオハザード」では製薬会社という表の顔を持つ一方、裏ではウイルス兵器や生物兵器の開発・実験に腐心。ラクーンシティの地下にある研究施設ハイブでTウイルスの実験が行われていたが、転売を目論んだスペンスによってTウイルスとワクチンが盗み出された上、証拠隠滅としてわざとウイルスがばら撒かれ施設は壊滅した。職員498名はゾンビ化し、五時間後に来たアリスやワンの特殊部隊と交戦。
二作品目「バイオハザードⅡ アポカリプス」では、ハイブ壊滅の調査をするため調査隊が隔離シャッターを開くが、中から現れた大量のゾンビにより全滅。これがウイルス漏洩に繋がり、ラクーンシティは死の街と化す。ところがこれを好機と見たアンブレラ社はネメシス計画を始動。追跡者を起動し、戦闘データを採集した。最後は証拠隠滅と滅菌をするためラクーンシティに核ミサイルを撃ち込み、消滅させる。情報工作により表向きは原子力発電所の事故として発表された。
三作品目「バイオハザードⅢ」では、滅菌作戦もむなしくウイルスの封じ込めに失敗し、全世界にウイルスが波及。人類の大半がゾンビ化(劇中ではアンデッドと呼称)し、地球は荒廃した砂漠となった。
アンブレラ社の幹部は地下へと退避したが、地上がアンデッドに支配されているため各支部との連絡は通信のみという状況に追いやられていた。中には食料が不足して窮地に陥っている支部もあった。アリス計画で、アリスのクローン化に成功していたアンブレラ社・北米支部は、Tウイルスと完全に適合したアリス(のクローン)から血清を採取し、アンデッドを人間に戻す実験を行っていた。ところが主任のアイザックス博士が死亡した事により頓挫した。
四作品目「バイオハザードⅣ アフターライフ」では東京支部が登場。渋谷の地下に作られており、アルバート・ウェスカーが指揮を執っていた。しかしアリスのクローンに襲われ、陥落寸前にまで追いやられる。ウェスカーは脱出すると同時に支部を自爆させ、クローンをまとめて葬った。またラジオで「アラスカに安住の地アルカディアがある」と偽情報を流し、誘い込まれた生存者を捕まえて実験台にする鬼畜の所業を行っていた。
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