ひらけ!ポンキッキ~beポンキッキーズ とは、
1973年4月に「ひらけ!ポンキッキ」としてスタートしたフジテレビ・BSフジの幼児番組。
放送中断期間を含め足掛け45年もの間続き、日本を代表する幼児向け番組として「おかあさんといっしょ」と並び称されている。
概要
NHKで日本語吹替版が放送されていた「セサミストリート」の高視聴率に刺激を受けたフジテレビが、1971年よりアメリカ本国版を製作したチルドレンズ・テレビジョン・ワークショップの総合研究所に新しい幼児教育番組の開発を依頼。数年間の研究期間を経て1973年より立ち上げたのがこの「ポンキッキ」である。
この経緯から、『日本版セサミストリート』というコンセプトで作られた番組というのが通説とされている。
番組開始に当たり、後に「夜のヒットスタジオ」「スターどっきり(秘)報告」「オレたちひょうきん族」「初詣!爆笑ヒットパレード」「ビートたけしのオールナイトニッポン」などを手がけることとなる高田文夫が番組開始当初の企画台本を一人で書きあげた。その後、「できるかな」ののっぽさん役で知られる高見映も放送作家として参加し、長い間「できるかな」「ひらけ!ポンキッキ」という当時の二大人気子供番組に関わることとなる。
1960年代~1970年代に渡ってフジテレビの人気子供番組として君臨した「ママとあそぼう!ピンポンパン」と並び、『母と子のフジテレビ』と称された当時のフジテレビを代表するまでに成長した。
「ポンキッキ」を代表するマスコットキャラクターとなったガチャピンとムックは番組終了後も広く愛され、「グランブルーファンタジー」のコラボ企画に登場するなど「ポンキッキ」以外でも広く活躍している。
また、「ピンポンパン」「ポンキッキ」の一部スタッフはバラエティ番組製作の現場にも転じ、これらの子供番組で実験された手法を「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」などにも応用して、1980年代のフジテレビ黄金時代の礎となったという評価もされている。
ポンキッキの歴史
出演者個別の出演期間は掲載していません
ひらけ!ポンキッキ 1973年(昭和48年)4月~1993年9月
ペギー葉山 木の内もえみ 橘いずみ 三輪優子 山崎清介 砂川直人ほか
1973年に平日14時半で放送開始。開始当初はガチャピンやムックを日本に連れて来た『船長』というキャラもいた。
1975年に初OAされた「およげ!たいやきくん」が大ヒットし、そのシングルレコードは後の再発盤を含めて454万枚(オリコン調べ)を売り上げた。これは「日本音楽史上最も売れたシングル盤」であり、発売から半世紀近く経った現在でも未だに破られていない。
この「たいやきくん」ブームと共にポンキッキの人気も不動のものとなり、フジテレビのみならず日本を代表する子供番組の地位を確立した。
1975年に平日8時台に移動し、フジテレビ平日朝の顔として親しまれた。
放送時間は基本30分だったが、1988年~1992年にかけては45分に拡大して放送されていた。
ガチャピン | ムック |
ポンキッキーズ 1993年10月~2001年3月
高泉敦子(山田のぼる) 三輪優子 BOSE(スチャダラパー) ピエール瀧(電気グルーヴ)
初代シスターラビッツ(鈴木蘭々、安室奈美恵) あんじ 市川実和子
1993年、大幅リニューアルでガチャピン・ムック以外のメンバーを一新。新たな試みとして、生放送 および 当時フジテレビで放送されていた『ウゴウゴルーガ』の成功を受け、オーソドックスな子供番組からミュージシャンやタレントも多く参加するサブカルチャー寄りの内容になる。
1999年にフジテレビの朝番組の大改編があり夕方に移動。朝番組の編成上、30分の帯番組の継続が困難になったための措置である。この改編により始まったのが『とくダネ!』。
以降、週1回の放送に縮小されたり土日の早朝に回されたりとどんどん扱いが悪くなっていく。
またこの時代はコニーちゃん(1994年)や爆チュー問題(1999年)等人気キャラクターが登場している。
コニーちゃん | 爆チュー問題 | Pちゃん |
ポンキッキーズ21 2001年4月~2005年3月
井ノ原快彦(V6) ブラザートム 爆笑問題 はしのえみ 三瓶 2代目シスターラビッツ
この頃からネット局が減り始める。
ポンキッキーズ 2005年4月~2006年3月
井ノ原快彦(V6) ブラザートム 爆笑問題 3代目シスターラビッツ
2006年3月をもって13年使用した「ポンキッキーズ」から、かつての「ポンキッキ」にタイトルを戻す。
ポンキッキ 2006年4月~2007年3月
2007年3月、地上波(フジテレビ)での放送が打ち切られる。これから1年ほど「ポンキッキ」の歴史が途絶える。
Beポンキッキ 2008年4月~2011年4月22日
南明奈 チェルシー舞花 ピーター ダンテ・カーヴァー 大塚ムネト マイク眞木ほか
2008年4月、フジテレビからBSフジへとチャンネルが変更され、放送再開。
シスターラビッツ |
beポンキッキーズ 2011年4月25日~2017年3月
南明奈 チェルシー舞花 セーラ ジェロ 石井正則
「ポンキッキーズ」の名称が5年ぶりに復活!!
ポンキッキーズ 2017年4月~2018年3月
放送終了、ガチャムクへのバトンタッチ
2018年2月にフジテレビからポンキッキシリーズとしての放送終了が発表され、同年3月をもってポンキッキシリーズは完全終了した。これにより足掛け45年の歴史に幕を閉じた。
後継番組として2018年7月よりガチャピン、ムックがメインを務める「ガチャムク」が放送開始。2020年現在もポンキッキの意思は生き続けている。
関連動画
ポンキッキーズ~beポンキッキーズ
ひらけ!ポンキッキ
コニーちゃん祭り
第6回MMD杯(本選開催時期2011年2月11日~2月21日)に「Connie.」という作品が投稿された。
そして、この動画がtwitterを始めとするネットのつながりによって広がり、ついには、ポンキッキを放送していたフジテレビによるコニーちゃんまつりが開催されるまでに至った。
2011年2月、「♪バブルバスガール」にのせて踊るコニーちゃんとガチャピン・ムック達の映像「Connie.」(ちゃーりぃさん作)がニコニコ動画にアップされ、それを見たイラストレーターの水玉螢之丞さんが、ご自身の作風にアレンジしたコニーちゃんのイラストをツイッターに公開。
その後、コニーちゃんの生みの親であるきはらようすけさんも参加し、漫画家さん達を中心にたくさんのクリエイターの皆さんがそれぞれの作風でコニーちゃんのイラストをアップ!
それはツイッターで話題になり、「漫画家さん達のコニーちゃんまつり」とネーミングされると、その数はあっという間に100作品以上になりました。
そして、ついにこの夏、フジテレビKIDSによる“リアル展覧会”が開催されることに…!
【期間】2011年8月13日(土)~8月28日(日)
【会場】りんかい線 東京テレポート駅構内
【出展された方々】(敬称略)
水玉 螢之丞 いしかわじゅん 現代洋子 ちゃーりぃ よしまさこ 井上正治 関 善之 みやしたゆきこ 桃田百合若 とだ勝之 もんでんあきこ 足立紀史 井荻寿一 星里もちる 阿部ゆたか きもとのりこ 星崎真紀 オザワミカ 日高トモキチ 佐久間真理子 青木俊直 中垣慶 飯田耕一郎 山田雨月 山下友美 長月みそか さべあ のま ひろせみほ 愛田真夕美 こやまけいこ よしだやこら 内田美奈子 北道正幸 若狭たけし 原田専門家 アルマジロひだか エハラマサヒロ きはらようすけ 山田ゴロ 田川 滋 おぎのひとし 朝倉 かすみ 高田明美 ゴヒエツコ 斉木久美子 そえたかずひろ 猪熊しのぶ やまわきたかよ 森井ユカ 水谷 京子 本田恵子 後藤寿庵 兎本幸子 眞島真太郎 池沢理美 中山蛙 木野鳥乎 ヨシオカサトシ いけだたかし 近藤ようこ 加藤賢崇 折原みと 竹谷州史 野間美由紀 東城和実 しゃあた 彩也 山本貴嗣 たまきひさお どり☆あすか 長江朋美 でるび 麻宮騎亜 かずはし とも 青井邦夫 東山マキ 藤島康介 カサハラテツロー うるま 森川弘子 吉田戦車 新藤力也 中沢しのぶ 横田守 小林俊彦 カナヘイ 目白花子 ヤスコーン(杉木ヤスコ) 斎藤かよこ 今木商事 若尾はるか ホットチョコ よしじま あたる 澤田 圭 夏目義徳 sino 西野司 あらいずみるい☆
関連リンク
- 漫画家さん達のコニーちゃんまつりver.4.0
- Togetter:漫画家さん達のコニーちゃんまつり
- NAVER:漫画家さん達のコニーちゃんまつり
- けいじばん:漫画家さん達の コニーちゃんまつり 開催!
関連動画
関連項目
- フジテレビ/BSフジ
- およげ!たいやきくん
- パタパタママ
- 爆チュー問題
- のこいのこ
- 学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!
- きかんしゃトーマス ※現在は新声優陣でテレビ東京で放送中
- おかあさんといっしょ
- ウゴウゴルーガ
- 大!天才てれびくん
- おはスタ
- テレビ番組の一覧
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