ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ(艦これ)単語

ルイージディサヴォイアドゥーカデッリアブルッツィ

3.3千文字の記事

掲示板へ

記事編集

「退きなさい、わたしとガリィの前から……！」

モデルはイタリア海軍のルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級巡洋艦のネームシップである＜ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ＞。

概要ですね、了解しました。お持ちします。

2019年 8月30日開始のイベント「欧州方面反撃作戦発動！「シングル作戦」」第2海域突破報酬として実装された艦娘。前回（春イベント）で実装された二番艦ジュゼッペ・ガリバルディに次ぐ二隻目のイタリア巡洋艦娘である。名前の圧倒的長さゆえ、基本的には公式にも「L.d.S.D.d.Abruzzi」と記述される。

能力は妹ジュゼッペ・ガリバルディとほぼ同等。つまり、軽巡洋艦では数少ない兵装スロット4つを持ち、火力と装甲には一部の重巡洋艦に並ぶほど優れるものの雷装値は若干低め、運の数値は軽巡洋艦屈指の30（最大98）という、高レベルな構成となっている。

初期装備としては、無印で152mm/55 三連装速射砲、改で同じく改を持ってくる。これもジュゼッペ・ガリバルディと同様である。

あまりにも名前が長いせいか、提督達の間で様々な略称や別称が生み出された。運営側はゲーム内でも使用される「L.d.S.D.d.Abruzzi」表記が基本だが、それはさておき「姉バルディ」と呼んだり、更には「パスタの国のアブ姉さん」などと紹介する始末である。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/1217031044047597568

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/1225763611601014785

「姉バルディ」や「アブ姉」は、ニコニコ静画に数点のイラストが上がっているので興味が有れば見てみよう。更に渋百には、テッテ・アブルッツィという記事も有るのでこちらも興味が有れば読んでみよう。

第一次世界大戦の後、イタリア海軍は半島の西側で対峙するフランス海軍の大型駆逐艦に対処するために高速の軽巡洋艦を相次いで建造した。艦名からコンドッティエーリ（傭兵隊長）型と総称されるそのシリーズの第5グループ、最後のクラスがルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級である^[1]。常備排水量 11090t、水線長171.8m、15.2cm 砲を三連装、連装それぞれ2基ずつと34ktの最大速力を持つ、大型の軽巡洋艦であった。

一番艦＜ルイージ・ディ・サヴォイア・ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ＞は、ラ・スペツィア近郊レーリチのOTO社ムッジャーノ造船所で建造され、1933年末起工、1936年に進水し翌1937年末に竣工を迎えた。艦名の由来はイタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の次男の子、冒険家にして登山家、イタリア海軍大将アブルッツィ公爵ルイージ・アメデーオ・ディ・サヴォイア＝アオスタ王子（アブルッツィ公爵ルイージ・ディ・サヴォイア）。別に傭兵隊長ではないが、そもそもこのシリーズ、傭兵隊長型とか呼ぶ割に最初のグループ4隻以外は大体傭兵隊長でなく普通の軍人である。

1939年のアルバニア侵攻が初陣。第二次世界大戦勃発後の翌1940年には二番艦＜ジュゼッペ・ガリバルディ＞とともに第8巡洋艦戦隊を構成し、かつて海軍総司令官としてアブルッツィ公も座乗した戦艦＜コンテ・ディ・カヴール＞などを主力とする第一艦隊に所属してプンタ・スティーロ海戦（カラブリア沖海戦）で活躍する。翌年のマタパン岬沖海戦、イギリス海軍のハルバード作戦への迎撃にも参加した。

1943年のイタリア降伏後、第7巡洋艦戦隊に転属。その後、イタリア共同交戦海軍（連合国側イタリア海軍）の艦艇として大西洋にも進出している。戦後は王政の動揺と廃止によって亡命するイタリア王族を二度に渡って運び、50年代までに新型レーダーの搭載や対空火器の増強といった改装を受けた。1954年には、イタリア帰属が確定したトリエステ自由地域A地区への象徴的な入港を実施している。