「どう?良い北西の風、吹いたでしょ?」
マエストラーレ(Maestrale)とは、ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するキャラクター(艦娘)である。モデルはイタリア海軍のマエストラーレ級駆逐艦<マエストラーレ>。
概要は手早くお願いしたーい。
2018年9月9日開始のイベント「抜錨!連合艦隊、西へ!」第4海域(9月13日実装)突破報酬として実装された艦娘。2015年春イベントで実装された三番艦リベッチオに次ぐ、二隻目のイタリア駆逐艦の実装となった。
能力はリベッチオ同様、基本的には一般的な駆逐艦とさほど変わらない程度だが、改段階での対潜値が駆逐艦中では屈指のもの。他の改二艦と比べても相当のもので、比較的低レベルで先制対潜爆雷攻撃が可能。リベッチオと比べ、火力と対空で若干の優位にある。初期装備もやはりリベッチオと変わらず、命中に優れた優秀な小口径砲であるイタリア艦砲「120mm連装砲」を初期で一個、改で二個持ってくる。
艦歴は大事大事!うーんと鎖は長くね!
イタリア王国が戦間期に建造したマエストラーレ級駆逐艦の一番艦で、艦名略称は「ML」。全長107m、基準排水量1615t、主砲120mm連装砲2基4門の標準的な駆逐艦であり、その艦名は「北西の風(主たる風)」の意味を持つ。ちなみにフランスでは同じ風をミストラルと称し、同時期のフランス海軍には駆逐艦<ミストラル>もいた。
1934年に就役。第二次世界大戦では同型艦とともに第10駆逐隊を組み、もっぱら北アフリカ戦線が展開されているリビアと本国とを結ぶ輸送船団の護衛や機雷散布にあたった。1940年にはカラブリア沖海戦に参加。1941年のデュースブルク船団の戦いの直後に<リベッチオ>が雷撃を受け撃沈された際には、僚艦<エウロ>とともに救援している。同年末には第一次シルテ湾海戦にも参加した。
1942年には改装され、15口径120mm単装砲を50口径120mm単装砲に積み替えるなどの変更を実施。翌1943年初頭、チュニジア沖で触雷により艦尾を喪い航行不能に陥ったが、アンカーの鎖を繋ぐことで曳航され海域を脱出。チュニジアで応急修理ののちジェノヴァで修復に入る。しかし同年9月にイタリアが連合国と停戦したことを受け、修理未了のままで自沈処分となった。その後に北イタリアを占領したドイツが浮揚させはしたものの、そのまま1945年に再沈没している。
イタリア水雷魂を見せるときよ!出撃!
翡翠色の瞳、銀白色の長髪を持ち、頭の後ろで編み込んでいる。服装はリベッチオと基本的に同じもので、白地に緑と赤の線の入ったノースリーブのセーラー風ワンピース。スカートには「ML」の二文字が入り、イタリア艦艇前部甲板で定番の紅白縞が入ったスカーフを付けている。主砲と魚雷、太もものパラベーンなどといった艤装も同じ。
リベッチオ同様に元気が良いが、長女ということもあって多少しっかりした様子を見せる。長女なので日本語はリベとは比較にならぬ(自称)流暢さだが、日本の軍隊式の数字の読み方はまだ不慣れな模様。
機雷は苦手で艦尾はやっぱり弱い。アンカーの長さにこだわりを持ち、放置するとアンカーの鎖をつなげて長くしだすのだが、鎖系艦娘なサメさんポイさんがこれにやたら興味を持っている様子。レッツ連環の計
触れる艦娘はそのサメさんのほかリベを始めとするイタリア艦娘など。姉は”リットリオさん”なのに呼び捨てられる”ローマ”。そしてポーラが相変わらずなのでザラの胃炎が心配され……ていたらついにザラが一撃キメた。
リベ、食べ過ぎはダメだからね! さぁ、わたしも楽しもうっと!
2018年12月21日のアップデートにて、初の限定グラとなるじじの本気「Xmas mode」が実装された。
リベのXmas modeがいわゆるサンタ服なのに対して、お姉ちゃんゆえにかサンタカラーのドレスである。大胆に肩を露出し、胸元に柊を模した飾りを付けたドレスがおしゃまさんである。方位盤もサンタ帽に白いひげを付けている。
オフショルダーのドレスのため、普段の制服による日焼けあとがくっきり出てしまっているが、まぁそれも微笑ましいところである。そんなことより中破すると、上半身の衣服が全て吹き飛び大事なところは手ブラでかろうじて隠している状態に。ただでさえ第二期はグラフィックの解像度も向上しており、以前だとぼやけていたあたりもくっきり見えてしまうことになっており、界隈が騒然とした。お姉ちゃんだってすごいんです。
マエストラーレが特製艦隊ナポリタンをお作りしました!
ケッコンカッコカリをするとザラに教えられたとされる特製のナポリタンを提督に振る舞ってくれる。
えへへー、ナポリにも長く居た私、マエストラーレが特製艦隊ナポリタンをお作りしました、どうですか?見た目日本のナポリタンなんだけど全然違うでしょ?ザラさんにレシピ教えてもらったんです、おかわりもありますよ。
マエストラーレ自身も「ナポリにも長くいた私マエストラーレが」と自信満々に出してくれる一品なのだが、ご存知の通りナポリタンとは日本において第二次世界大戦以降にアメリカから渡来したスパゲティ文化をお得意の魔改造アレンジした代物であり、ナポリはおろかイタリア発祥の料理ではない。
その為、「マエストラーレに伝授したザラは一体何処で日本のナポリタンとは違うナポリタンを知ったのか?」という物凄い謎が残されてしまい、ナポリに関して自信満々のマエストラーレも意気揚々に提督に振る舞う点でナポリ通としてのモグリ疑惑が付きまとう事となった。自分をイタリアの駆逐艦だと思ってる日本艦?
一応、艦これにはロクマルを知っている日向やスマホという言葉を使う伊168、第四の壁を越える矢矧や「女王陛下の~」と言うアークロイヤルにしても、キャラから見える艦これの世界は「太平洋戦争後でなければ存在しないモノや事象を認知している世界」であり、戦後でなければ存在しないナポリタンをマエストラーレより先に実装された現代の日本と思われる文化(いわゆる畳化の恩恵)に触れたザラがナポリタンを知っていても艦これにおいての設定上の問題は無いであろう。
あくまでこれは当項目筆者の独断であるが、マエストラーレのこの一連のナポリタン騒動において肝心なのは『レシピを伝授したザラの背景』と『それを納得したナポリ通を自称しているマエストラーレ』に絞られる。それはナポリというかイタリア人はケチャップを使われる事を「簡単に(雑に)済まされる」として嫌う為、ナポリ通を強調するマエストラーレが振るうナポリタンはケチャップを使わない可能性が高く、日本ナポリタン学会が尋常ならざる思いを抱くであろう手法で手掛けられていることが推測される。
「ケチャップを使わないナポリタンがあるのか?」という事に関して言えば、ナポリの手法で手掛ける場合に日本ナポリタン学会の意見を尊重する必要は毛頭なく(っつーか日本ナポリタン学会に認められる必要は皆無だろうし、そもそも「お前ら勝手に人様の土地の名前を使いやがって」という事でもあろう)、そもケチャップ自体が保存のきくトマトソースである事から、マエストラーレが言うように手法を変えつつも見た目を寄せるのは十分に可能である。
ちなみに、ナポリ料理といえば代表的なものは縁の厚いピザ(ナポリピッツァ)や焼き菓子である。特にピザに関してはイタリア王妃が「まるで国旗のようだ」と気に入り、自身の名を与えたとされるマルゲリータが代表格である(なのでキャラとしてナポリ通という事を推していくならそれこそナポリピッツァのマルゲリータを出せば何ら問題なかったのになー。王妃の逸話もあるんだし―)。また、日本のナポリタンに近いスパゲティはアマトリチャーナであり、似たような名前のアッラ・ナポレターナとは関係無い。もしかすると艦これの運営がナポレターナをイタリアのナポリタンだと誤認した可能性はあるが、そこはプロデューサーである田中謙介氏以下、製作に携わるC2機関の面々に直接聞いてみる外ない。
提督、なに?関連動画、探してるの?
マエストラーレが、特製関連静画をお作りしました!
これはですね、ニコ百の記事と記事をつないでいるんです!
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2018年初秋イベント 『抜錨!連合艦隊、西へ!』 新規実装艦娘 |
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