ロードロイヤル(ウマ娘)とは、『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場する人物、ウマ娘である。
概要
笠松トレセンから始まった物語が中央へと移った後のコミックス第4巻「白い稲妻編」から登場する中央トレセンのウマ娘。逃げの戦法を得意とし、ついた二つ名も「逃げのロード」。本人もその戦法に自信を持っているようで、「‘’逃げ‘’は孤独で良い!」「これこそがボクの逃げ!」といった本人の考えが随所で披露されている。所謂玉砕型の逃げウマ娘ではなく、先頭に立ってペースを細かく操作するといった形でレースを自分の有利な形で進めるなど、どちらかといえば頭脳派の逃げウマ娘。オグリキャップを中心とするシンデレラグレイでは決してメインキャラクターとは言えないが、登場するレースでは必ず1番手で逃げていること、オグリの出走するレースの多くに同じく参戦していることから出番は比較的多い。第86Rの扉絵からはSNSなどで積極的にファンサービスを行っていることを伺うことができる。ちなみにボクっ娘である。
作中での活躍
第32R『毎日王冠』にて、 オグリキャップの秋初戦である毎日王冠に出走する際のライバルとしてダイナムヒロイン、ロングリヴフリー、マッシヴバイキング、シリウスシンボリと同時に紹介される形で初登場。しかしそこでシリウスシンボリが踊っていた際に振り回した腕が顔面に直撃し、すごい顔で鼻血を出してしまう。この負傷がもとで発走除外。なんとわずか2ページで最初の出番は終わってしまった。
その後本番となる天皇賞(秋)で傷を癒して本格的に再登場。前哨戦の毎日王冠に出走できなかったことを手の内を隠せたとプラスに捉え。同じ逃げウマ娘のトップシュンベツが出遅れたこともあって堂々先頭での逃げ戦術を展開、最初の大逃げから中盤でペースを落とすやり方で後続に足を使わせ逃げ切ろうとするも、いつもと違う先行策をとっていたタマモクロスに直線に入った所で追い抜かれ、更に後方からタマモクロスを目標に追い込んで来たオグリキャップにも交わされたものの何とか3着を確保。怪物2人には及ばなかったが後続の追撃は振り切る強い逃げを見せた。ついでにシリウスシンボリにもリベンジした。
次の登場は年末の有マ記念、前走アルゼンチン共和国杯で同じ距離を逃げ切り勝ちした経験も踏まえ「第4コーナーの時点で3バ身の差を付けていれば勝てる!!」としてリベンジするべく今回も先頭でレースを進めるが、向こう正面からタマモクロスが強烈な追い込みを仕掛けペースが滅茶苦茶になり作戦が破綻。何とか第4コーナーまでは必死に粘ったものの後続に飲み込まれてしまった。
年が明けてからはオグリキャップが故障により休養に入ったのでしばらく出番はなかったが、秋2戦目の毎日王冠に南関東大井から移籍してきたイナリワン、怪我を癒したメジロアルダンと共に参戦。前回は発走除外となってしまったが今回は無事出走。「有マでは少し消極的過ぎた!」と「怪物」オグリキャップを相手にするにあたってこれまでの方針を転換し、小手先の作戦を捨て全力の大逃げで真っ向勝負を挑むも、残り400mでいっぱいになり撃沈してしまった。
その後は前回と同じく、しかし今回はその上トゥインクルシリーズの最後のレースとして天皇賞(秋)に出走。多くのファンの声援を受けながら最後のレースでも先頭で第4コーナーを回ったが、さすがに同じ戦術は2度通じず、直線に入ってから後続に抜かれてしまった。最後のレースを勝利で飾ることはできなかったものの、見せ場を作ってトゥインクルシリーズ最後のレースを締めくくった。
引退に際しては作画担当の久住太陽先生からもツイッターで労いの言葉を贈られている。
元ネタ
他のシンデレラグレイに登場するオリジナルのウマ娘同様断言はされていないが、レーススタイルや戦績から、元ネタはレジェンドテイオーと思われる(テイオー→ロード、ロイヤルは母のロイヤルハイブからの連想)。80年代後半の日本競馬を逃げ戦法で沸かせた名脇役で、旧4歳時のセントライト記念と、6歳時にアルゼンチン共和国杯をトップハンデで逃げ切り重賞2勝を挙げた。自身はGI勝利までは届かなかったものの、並み居るGI馬達を敵に回して逃げを打つ走りは多くのファンを惹きつけた。同期の中でも長く重賞戦線に居たため対戦経験のある競走馬はウマ娘になっていないものも含めるとダイナガリバー、メジロラモーヌ、メジロデュレン、フレッシュボイス、ニッポーテイオー、ギャロップダイナ、ミホシンザン、サクラユタカオー、スズパレード、クシロキング、スダホーク、ランニングフリー、ダイナアクトレス、シリウスシンボリ、トウショウサミット、マックスビューティ、サクラスターオー、メリーナイス、タマモクロス、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンなど錚々たる名馬が並ぶ。引退後は良血を買われ種牡馬となったものの振るわず1999年に用途変更となり、重賞馬だったにも関わらずそのまま行方不明になってしまった。
シンデレラグレイ作中では毎日王冠の発走除外のエピソードが登場するが、これは実馬がシリウスシンボリに回し蹴りをされたことがそのまま元ネタになっている。実際はその後厩務員同士の大喧嘩に発展しているなどあまり冗談では済んでいない。またマスコミの藤井泉助の元ネタとされる大橋巨泉には、天皇賞(秋)出走時に「レースの登録料を引き上げれば出てこないような馬」として名指しで批判されたという因縁(?)がある。
その他の詳細は当該記事へ→レジェンドテイオー
関連静画
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関連項目
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