この記事では、プレイステーション及びプレイステーション2で発売された宇宙戦艦ヤマトシリーズのテレビゲームについて扱う。
概要
宇宙戦艦ヤマトシリーズを原作としたリアルタイムシミュレーションゲームシリーズで、全6作。
キャラクターデザインは増永計介、メカデザインは宮武一貴が担当しており、全体的に松本零士色の強いデザインや世界観に仕上げられている。
オリジナルの物語やシーンを再現するだけでなく独自の再構成やオリジナル要素の追加が行われており、原作で死亡するキャラクターの生存ルートの追加など新たなメッセージ性が込められている。
新規作画のアニメシーンも含まれており、可能な限り旧作シリーズと同じキャストが起用されている。山寺宏一が富山敬の代役として古代進を演じるのは今作からとなる。
スターシアはスターシャとも表記されていたが今作ではスターシアに統一されており、合わせてサーシャもサーシアとなっている。
登場する艦艇の種類が大幅に増えており、地球防衛艦隊の宇宙空母からリデザインされ全通甲板となった"戦斗空母"やアンドロメダ級の発展形である"春藍"など根強い人気を持つメカも。
近年は宇宙戦艦ヤマトシリーズの再構成の形としてリメイクヤマトシリーズと比較される事も多い。
シリーズ作一覧
宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル
1999年2月4日に発売されたプレイステーション用ゲーム。
テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が原作。
原作から登場しないサブキャラクターも多いが、コルサックと言った新キャラクターも設定されている。ちなみにシュルツらの肌の色は青色に合わされている。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
2000年5月2日に発売されたプレイステーション用ゲーム。
アニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」及びテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2」を原作とし、また、松本零士による漫画版「宇宙戦艦ヤマト2」の要素も含む。タイトルと裏腹に「ヤマト2」の展開がベースだったりする。
CD-ROM3枚組もの大ボリュームで、「さらば」ルートと「ヤマト2」ルートのマルチエンディングとなっている。
宇宙戦艦ヤマト 英雄の軌跡
2000年9月28日に発売されたプレイステーション用ゲーム。
前2作のファンディスク。松本零士による「宇宙戦艦ヤマト」の外伝エピソード漫画「宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ」を原作とした短編が収録されている。
映像集や未公開アイテムを含む資料集に前2作をどこからでもプレイ出来るセーブデータ集も収録。
宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶
2005年1月27日に発売されたプレイステーション2用ゲーム。
テレビアニメ映画「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」が原作で、暗黒星団三部作の一作目。
地球と白色彗星帝国の残党との戦闘のエピソードが追加されており、鹵獲・改造されて運用される白色彗星帝国の艦艇も登場する。原作にて登場する新乗組員達の掘り下げに加え松本作品お馴染みのトチローこと大山歳郎や、椎名晶と言った新キャラクターが登場し物語を盛り上げる。
原作の設定に無理のあるイスカンダルの放浪がサンザー恒星系の出来事に変更された他、結末が大きく異なっている。
宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲
2005年1月27日に発売されたプレイステーション2用ゲーム。
アニメ映画「ヤマトよ永遠に」が原作で、暗黒星団三部作の二作目。
原作とはキャラの役割が異なる部分も多く、原作では雑に死亡する古代守がヤマト艦長に就任する他、山南修は春藍の艦長として登場する。また、原作では出番がフェードアウトしていたキャラクターのエピソードが追加されている。
宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊
2005年1月27日に発売されたプレイステーション2用ゲーム。
アニメ映画「ヤマトよ永遠に」が原作で、暗黒星団三部作の三作目。
原作ではあっさり到達した敵母星へ到達するまでのエピソードが追加され、一筋縄ではいかなくなっている。
原作に準拠した結末と新たに作られたサーシアらが生還するルートのマルチエンディングとなっている。
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