悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls(グリモアオブソウルズ)とは、コナミデジタルエンタテインメントより配信されているアクションゲームである。
Apple Arcade専用作品。iOSのほか、Macなどにも対応。
概要
スマホ以外に対応しているが、主にスマートフォンでの操作を前提としたアクションゲーム(ゲームコントローラーも対応)。『月下の夜想曲』以来のスタイルをかなり受け継ぎ、RPGのような育成・収集要素を持つが、ゲームの構成は短いステージが連続するものとなっている。
アクション要素は強めだが、インフレゲーでもあり、レベルでのゴリ押しもかなり可能。
もともとマルチプレイの基本無料+ガチャ等で課金のスマホゲームとして開発されていたもので、お蔵入りかと思われていた頃にApple Arcadeでシングルプレイ用ゲームとして復活してきたという経緯がある。
Apple Arcade用に変化したことで、課金要素は基本プレイ料金(Apple Arcadeの月額600円)のみとなっている。
沿革
2018年4月17日に発表、5月にiOSでクローズドβテストが行われる。
東京ゲームショウ2019にて試遊ありで出展、ノベルティとしてヴァンパイアキラー(なわとび)が配布された。
2019年9月17日からカナダのみで配信がされていたが、2020年9月9日にサービス終了。それっきり続報がなく、国内での正式リリースは絶望視されていたが、中止の宣言もないままであった。
しかし2021年8月13日に突如Apple Arcade独占での配信がされるとアナウンスされた。これに伴い、当初対応予定であったAndroidへのリリースはなくなっている。
2021年9月17日、正式に配信。
当初のバージョンに存在した協力・対戦要素は廃止され、完全に1人プレイに特化した内容になっている。また、課金要素もなくなったが、ガチャ自体は移植されており、無料で手に入るジェムで大量のガチャを回せるようになっている。
ストーリー・登場人物
1999年の戦いでドラキュラは完全に滅ぼされ、そして2035年の日食からも長い時間が流れた。
ある日、ドラキュラに関する魔導書を収集していた組織「エルゴス」に招かれた有角幻也。彼に与えられた使命は、暴走する魔導書の中に自ら踏み込み、状況を収めることである。
魔導書からは過去の英雄たちも召喚され、有角に力を貸してくれる。
アルカードである。今回は正体を隠していない。日本政府所属。
長生きしてる割に歴史に疎いことが明らかになる。
1691年の戦いなどで活躍した、ベルモンド史上でも特に有名な人物。強くて優しくて高潔な大人物だが、おじちゃんと呼ばれるとショックを受ける。
まともにキャラクターが掘り下げられたのは『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』以来。
1944年のドラキュラ城で戦った天才魔法使い。現在の魔術への理解力も高く、またシャーロットの時代の魔術も影響を残していることが語られる。
1792年にドラキュラ城に乗り込んだ少女。声が鬼頭明里になった。
天真爛漫で自由。
- シャノア
19世紀にドラキュラと戦った戦士。冷たい雰囲気ながら優しい心の持ち主。
シャーロットの相棒だが、戦闘ではサブキャラ扱いで差をつけられた。なぜか今回は素手で戦う。
1792年のリヒター。自分の代でベルモンドが途絶えるネタバレを食らってしまい、かわいそうなお兄ちゃん(かつてインタビューなどで示されながら、ゲーム内では曖昧にしか語られなかった歴史が今回表面化した)
歴史上重要な人物であり、戦闘ではサブキャラ扱いだが、ストーリー上の出番は多い。
1797年のマリア。昔の自分とのギャップを感じるも、知り合いも多く、すぐに馴染んだ。
5年前のマリアとは名前の区別が一切行われていない。
シャノアの兄弟子。グリフの技術者であり、最新の魔法技術にも理解度が高い。
その一方で、リヒターに意識されるほどの体術の達人でもある。
- ルーシー・ウェステンラ
魔導書を管理しているお姉さん。魔術に長けるが自己評価が低い。メガネ。
名前は「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物から。
関連動画
β版からの比較も含めてまとまっている解説動画。
ただし、動画説明文にもある通りスタミナ制の廃止についての言及が不足しているため、補足を入れる。
動画でも説明している通り、本作には課金要素はなくガチャも無料なのだが、確率は非常に渋い。大量に手に入るジェムで千連ガチャ回しても、目当てのものが普通に手に入らなかったりする。ガチャだけに頼ることはできない。
しかし本作のガチャで手に入るレア武器の数々は、通常ステージの攻略でも手に入る(逆にレア度の低い武器はガチャでしか出ない)。ただし「毎回少数ずつ手に入る紙片を100枚集めると武器が完成する」という方式。必要なのは運ではなく回数。
序盤は苦労してレア武器を手に入れなくても全く問題ないが(というか、序盤はレア武器の性能が発揮されない)、ゲームが進むと高レベルのレア武器でないと太刀打ちできないようになってくるため、同じステージを数百回プレイして武器の紙片を集める必要が出てくる。
スタミナが削除されたため、そのような作業も好きな時間に滞りなくできるわけだが、代わりにプレイヤーのリアルスタミナを要求するゲームとなったのである。
関連リンク
関連項目
- 1
- 0pt