星霜鋼機ストラニア(英語名:Strania -The Stella Machina-)とは2011年3月30日にXBLAにて配信されたグレフ製作の「80年代風ロボットアクションシューティング」である。後にアーケード版としてNESiCAxLiveでも配信された。略称は「ストラニア」
XBLA版の追加コンテンツにて「サイド”バウワー”」がDLC配信。アーケード版はストラニア、バウワー陣営両方プレイ可能。ただし、バウワー陣営は「2周目相当の難易度」とされている。プレイの際は注意されたし。
更に2015年11月25日にPCゲームプラットフォーム”steam”へグレフ参入第一弾として、本作が配信されることが決定した。 360版では追加コンテンツであった「サイド”バウワー”」もセットの配信となる。
ストーリー
惑星ストラニア
古くから人々は、見上げる空に不思議な輝きを放つ星があることを知っていた。
黒く、そして時には輝きを放つその星は、神話の時代から数々の予言と共に名を残している。
ストラニアの文明は歩みを止めること無く……やがて、その星の正体を知るまでの科学水準に達する。
距離にして約3光年先にあるその星の正体は、はるかに高度な文明を持った人工物、「人工惑星」と言える存在だったのだ。
核となる惑星を包み込んだ、機械の星。ストラニアを遥かに上回るその高度文明に、ストラニア中が驚愕した。
バウワーにも人類が存在するのか。そして、我々はどうなるのか……。
しかし、ストラニア側にとって、そして恐らくバウワー側にとっても、その距離は途方もなく遠いものだった。
月日は流れ、数百年。
バウワーの存在が、ストラニア文明の歩みをさらに加速させていた。
宇宙開拓時代。人類は、惑星ストラニアを飛び出し、近隣の衛星や惑星などに到達していた。
そして、新紀380年。超高速航法「クォータムジャンプ」に繋がる研究が完成を迎えた。遂にストラニア文明は、バウワーへの"道しるべ"を見つけたのだ。
しかし、その5年後……ストラニアに突き進む巨大質量の存在を確認。
概要
- 各陣営の人型機動兵器を操作してステージを進行する。
- スタート時に3つの難易度から選択可能。HARDかEXPERTを選ぶと特殊な条件下による最終ステージに進むことができる。
- 操作方法は方向レバー+3ボタンで「ショット」「武器チェンジ」緊急回避兼スコア増加要素の「O/D(オーバードーズ)」が使用可能。(ただしアーケード版は2ボタン仕様でO/D発動はショット ・武器チェンジボタンを同時押しする)
- O/D発動時は一定時間無敵で、敵機を破壊すると最大2倍の点数を獲得。なお、倍率は発動時間が長くなるほど高くなる。
- 各陣営ごとでパワーアップ武器が異なり、一部の武器は重ね取りすることで2段階まで強化が可能。
- パワーアップ要素とは別に武器毎の段位制があり、同一武器を使い続けることで等級が上がる。等級が上がるごとにスコアも上がり、最終的にはゲームクリア後のボーナスにも反映される。
- ステージによって「ミッション」が課せられることがあり、達成することでボーナススコアを獲得。
武器
ステージ進行時に武器を取得することで、ストックを含めて最大3つの武器を使い分けすることができる。その際右手と左手に装着され、場面に応じての使い分け、またはプレイヤーの得意な武器を使用した進め方をするのが攻略のポイントとなる。両陣営毎に取得条件とパワーアップ武器の可否が存在する。余談だがストラニア陣営の武器は総じてクセが少なく、バウワー陣営の武器は特殊条件下に強い武器が多い。
バルカン
放射状に弾をばら撒き、正面の雑魚集団相手に強い。ストラニア陣営では範囲増加による強化が可能。
ミサイル
誘導性の高いミサイルを連射する。強化時は発射数が増加。
ロケット
単発ながら高威力かつ巨大な爆風を発生。わずかだが誘導機能もある。
ボム
射出すると画面下に落下していく。ストラニアサイドステージ3における超オススメ武器。
レーザー
絶え間なく前方に照射する。範囲は狭いが高威力。バウワー陣営で強化可能、少し太くなる。
ディレクション
移動した方向の逆に向かって扇状に連射。使いこなせれば雑魚掃討や地形戦などに強い。
リフレクト
斜め上2方向に地形反射弾を打つ。狭い地形に有効。強化時は反射数増加。
サイド
自機の左右にショットを発射。 正面方向には弾が出ないが、敵に密着して当てると非常に高威力。
ソード
両陣営共通の武器。両手にソードを持つことで各キャラクター毎に弾消し性能のある固有のフィニッシュ技が出る。でもぶっちゃけ片手のほうが使い勝手がいい。
ハンドガン
ストラニア編エクストラステージのみの限定武器。 左手のみ装備され、単発のショットを発射する。
また、両陣営問わずトレーニングモードでもエディットにより装備できるが、バウワー編ではグラフィックが用意されていない。
キャラクター
冬馬 操一郎
ストラニア1Pサイドキャラ。 実戦経験はまだ浅いが、その可能性を認められ特殊鋼機部隊『ステラマキナ』の一員となった期待の新人。 バウアー編ではライバルとして登場し、素質に恥じないトンデモ性能を見せ付ける。
ソード二刀流のフィニッシュ技は、ソードを交差させての光波飛ばし。
優・ベアトリクス・バレット
ストラニア2Pサイドキャラ。 特殊鋼機部隊『ステラマキナ』の隊長で3度の戦死を経験しており、身体の70%を培養細胞で補っている。そのため動画内では「また戦死した」というコメントがあったりなかったり。
ヨセミテ
バウワー編1Pサイドキャラにしてストラニア編のライバル。 その過激な戦いぶりから『狂戦士』と恐れられている。
ソード二刀流のフィニッシュ技は、ソードを扇状に切り払い。
スゥ・クアドロ
バウワー編2Pサイドキャラにして本作のちびっこ担当。とはいえ終始扱いが不遇な気がする。
ソード二刀流のフィニッシュ技は、優と同様に回転切り。
ステージ
ストラニア、バウワー両陣営共に全6ステージ。 それぞれ自軍の拠点から敵の本拠地へと向かう形となる。
また、バウワーsideは所謂『2週目』相当の難易度で、難易度HARD以上では6面クリア後に隠しボスとの一騎打ちとなる。
- ストラニアside
ステージ1 | ストラニア宇宙軍戦略都市"アヴィリア" | ボス:無人強襲戦闘機『ティオキア』 |
ステージ2 | アヴィリア内施設 原子加工工場 | ボス:汎用戦闘機兵『サイロス-02』 |
ステージ3 | 高高度中継機"Hi-Ryu" | ボス:大型電磁投射砲『ドゥーカス』 |
ステージ4 | 衛星軌道~オービタルリング | ボス:対艦戦闘機兵『サイザロス』 |
ステージ5 | バウワー軍巨大粒子砲"GUNROCK" | ボス:拠点防衛衛星『プレティウム』 |
ステージ6 | バウワー軍前線基地"NS-032" | ボス:弩級戦闘機兵『ガズィーマ』 |
ステージ1 | 衛星要塞『クルスアーク』 | ボス:強襲偵察機『Mei-Rai』 |
ステージ2 | 重力粒子砲『グレマティス』 | ボス:特殊鋼機部隊『ステラマキナ』:"Sei-Sou"3式2型 |
ステージ3 | オービタルリング~衛星軌道 | ボス:特殊鋼機部隊『ティーハウンズ』:"Koku-You"2式改 |
ステージ4 | ストラニア星高高度上空 | ボス:デンドロビウム『GAD(ギガ・アームド・ドレス)』3式連結系 |
ステージ5 | ストラニア星:兵器プラント | ボス:原子加工操作機『メタマテサン』 |
ステージ6 | ストラニア星軍事都市~亜空間 | ボス:最終決戦兵器『Shi-Nano(空間転移砲装備)』 |
その他
関連動画
関連商品
関連項目
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