最上川とは、山形県を流れる一級河川である。そして、俳句(or川柳)の最後にあったほうがかっこいいじゃん!
とりあえず 概要だよね 最上川
延長229km。流域面積7040km2。
1つの県を流れる河川としては国内ではもっとも総延長が長い。
吾妻山(米沢市付近)の辺りから、山形県を左右に両断するかの如く北へと流れていく、最上地方・新庄市辺りから西側(日本海側)へと向きを変え、終点である酒田市まで流れた後に日本海へ通ずる。
30代以上の方にとっては、NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台(ロケ地)としても有名かもしれない。
江戸時代は本川を通しての水運(舟運)が盛んだった。
内陸部で取れた紅花や米は最上川を通し下流の街・酒田まで運ばれ、そこからさらに上方(京や大坂)まで運ばれた。
逆に上方からひな人形などが運ばれたため、流域の旧家(特に河北町)には古いひな人形が多く残されている。
現代では川沿いに国道が走っており(国道13号線・47号線・112号線・287号線・345号線・347号線)、近年では東北中央自動車道も開通。
また、自然に囲まれた風景も見所の1つで、川の周辺には各地に河川公園などが存在する。季節によって四季折々に表情を変えるため県内では最上川の風景画を撮った写真展なども開催され、県外からの観光客も少なくない、さらには船頭のガイドを聞きながら、最上川の舟下りができる観光名所もある。
富士川・球磨川に並ぶ、日本三大急流の1つでもある。
碁点・隼・三ヶの瀬という水運の難所がある(いずれも村山市)。
そして最上川の象徴でもある歌に「最上川舟唄(舟歌)」がある。
米沢と酒田の中間に位置する左沢(あてらざわ)にてこの舟歌は誕生し、昭和初期に渡辺国俊と後藤岩太郎によって作詞・作曲された、もとは農民である彼らが歌っていただけの民謡にすぎなかった歌も、舟歌の掛け声など様々な要素が組み合わせられていった結果緩急自在かつ力強い曲調を見せる舟歌へと成長を遂げ、ついには「ホフマンの舟歌」「ボルガの舟歌」に並ぶ世界三台舟歌として世界各地で歌われ、若しくは演奏されるに至る。
現代でも先述の「最上川舟下り観光」にてこの歌は耳にする事ができ、外国からの観光客のために中国語や英語で舟歌を歌える船頭も存在する。
そして上記の最上川舟歌とはまた別に、『山形県民の歌「最上川」』という歌があり、こちらは昭和天皇が大正14年(1925年)に山形を訪れた際に最上川の様子を和歌にして詠んだのが直接のルーツで、その後東京音楽学校(現:東京芸術大学)の教授・島崎赤太郎によって宮内庁の許可を得た上で上記の詩を基に作曲された。県民にも広く親しまれたこの歌はやがて、1982年3月31日をもって山形県民の歌へと制定。
いずれにおいても、最上川は山形を語る上で欠かせない要素なのである。
かつて松尾芭蕉が山形を訪れた際に詠んだ俳句「五月雨を 集めて早し 最上川」はあまりにも有名。
そしてその精神は現代の俳人・相生祐子にも受け継がれていく。
日常の ゆっこも詠んだ 最上川
漫画・アニメ「日常」ではゆっここと相生祐子がなんとなく作った俳句になんとなく付けたらなんとなくいい感じになった単語として最上川が登場する。アニメ6話(原作 日常の7)では準主役級に活躍しているのでご覧頂きたい。
これにより、それまで最上川を知らなかったアニメファンにも少しだけ最上川が浸透した。
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