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トレセン学園とは、「ウマ娘プリティーダービー」に登場する架空の学校である。
モデルとなっているのはJRAのトレーニングセンター。
理事長は秋川やよい。
概要
URAが運営するウマ娘養成機関であり正式名称は「日本ウマ娘トレーニングセンター学園」。ドラマCD「トレーナー候補の為のトレセン学園案内」によると、150年ほど前に設立されたようである。
「トゥインクル・シリーズ」デビューを目指すため、ウマ娘たちが通う学園。生徒のウマ娘以外にトレーナーたちも学園の敷地内で生活している。
全校生徒は約2000人弱程であり、全国から選りすぐりのエリートウマ娘が集っている。生徒は全員がレースに出走する競技者というわけではなく、スタッフ研修生として入学している生徒もいる。
前述のドラマCDでは、年々入学希望者が増えている一方で、深刻なトレーナー不足にも悩まされている状態とのこと。(少々労働面でブラックな部分が原因なのでは…)
東京都府中市に所在し、全国のウマ娘トレーニング施設の中でも最新鋭かつ最大規模の施設。オグリキャップのように地方の学園から転校するケースもある。
文武両道を掲げ、「Eclipse first,the rest nowhere.（唯一抜きん出て、並ぶ者なし）」をモットー（校訓）としており、この校訓は生徒会室に掲げられている。
教育面では一般の中学・高校普通科と同程度の座学授業を必修としており、それに加えレース座学[1]スポーツ栄養学・ウイニングライブ等の声楽やダンス・レースのトレーニングなどウマ娘ならではの授業も組まれている。
レース後のウイニングライブも重要視されているようで、散々たるライブを披露したスピカの面々に対し、生徒会長のシンボリルドルフが「ウイニングライブを疎かにする者は学園の恥」と断じている。
現実の学校に当てはめるなら『中高一貫式のスポーツ高等学校+音楽学校+高等専修学校』と云うべきか(事実SSR駿川たづなの絵では、トレセン学園の資料が入った封筒を手渡すイメージだが、封筒に「School and College」の一文があり、『College』には専門学校や大学など複数の意味があるので、中高に加えて大学や専門課程で分化する事、ウマ娘の身体能力や交通規則による人間との生活環境の差異なども考慮すると凡そウマ娘に関するあらゆる分野での一貫教育の場として可能性もある)。
生まれ年によってクラス分けがされており、大きく分けて年少の「ジュニアクラス」と年長の「シニアクラス」がある。ジュニアクラスは更に年少からA組、B組、C組に分けられており、C組はシニアオープンクラスへの出走が認められるなど、各クラスで出走出来るレースが変わる。
トゥインクル・シリーズに出走するには「チーム」に所属してトレーナーの指示を仰ぐ必要があり、フリーで出走する事は出来ず、各チームによる勧誘や入部テストが盛んに行われている模様。チームと認定されるには5人のメンバーが必要なはずだったがチーム・カノープスが4人で活動している辺り無かったことになっている。もしくは幽霊部員でもいるのだろうか。アプリ版では活動に見合う実績(レースでの勝ち星)があれば緩和される条項もある。
敷地内には寮があり、美浦寮と栗東寮の2つの寮がある。基本的に二人部屋で、門限を破ったら締め出されるなど規則には厳しい。栗東寮寮長はフジキセキ、美浦寮寮長はヒシアマゾンで、双方の寮がライバル意識を燃やしている。珍しいケースだが、マルゼンスキーやミスターシービーのように寮生活ではなく一人暮らししながら通学するケースもある。
年中行事としてファンとの交流と文化祭を兼ねた「トゥインクル・シリーズファン大感謝祭」を春・秋の年二回開催しており、OVAではその一環として駅伝を開催するなど、イベントは豊富で、学園外でのファンとの交流も盛んである。
アニメ「うまよん」第二話では、テイオー、ルドルフ、エアグルーヴの三人で完成したての学園案内のVTR視聴していた。
漫画「シンデレラグレイ」では「ローカル・シリーズ」向けのウマ娘養成機関として「カサマツトレセン学園」が登場するが、地方のトレセン学園では中央のレースはテストに出ない、在籍するウマ娘が中央のトレーナーを「雲の上の人」と呼ぶ、在校生やメディア関係者が移籍直後のオグリキャップの事やカサマツトレセン自体を格下に見る発言等、レベルの違いが描かれている(シンデレラグレイが他作品とかなり毛色が異なる事からアニメ・ゲーム版でこのような描写は見られない)
学園近郊には昔ながらの商店街(ファンの考察によると府中市の晴見町商店街に相当)もあり、日々の日用品の買い出しや交流、一部バイトに励む姿も見られる。
施設
- エントランスホール
- 校舎中央に位置する2階吹き抜け式の広いホールで購買部や図書室、学園掲示板、アプリ版ではトレーナールーム、資料室や各種レース登録ロビーにアクセス出来る。カリキュラムやトレーニングが無い非番の時には設置してあるデスクやソファで談笑しているウマ娘の姿が見られる。イベントの際には生徒の手で鮮やかにラッピングされる
- トレーナールーム
- アニメやコミカライズでは別棟、ゲーム版では本校舎エントランスホールから直結しており、シナリオ媒体によりトレーナー個人の私室だったり、事実上チームの部室として宛がわれている。教員室と違い、担当以外のウマ娘も施錠されていなければ基本的には自由に入室可能なほど敷居は低い様子(無論常識の範囲ではあるが)。トレーナーは基本的に近隣にある自宅であるマンションや家屋からトレーナールームへ通勤している。
- 食堂(カフェテリア)
- バランスの取れたメニューが用意されているようで、ニンジン料理を中心にバラエティに富んだラインナップが用意されている模様。
- 無料のビュッフェ形式で量はどれだけ盛っても良いようで、自己管理が苦手なウマ娘が食べ過ぎた結果、レースに悪影響が出るほど太ることも。何事も腹八分で医者いらずである。
- テレビも設置されており、出走予定の無いウマ娘はここでレースを見ていることも。
- プール
- ゲームでは主にスタミナトレーニングで使用。普通の競泳用プールとしての設備だけでなく、かなり高さのある飛び込み台も設置されている。
- 飛び込み台使用時は、足を滑らせたり、腹打ちに注意しましょう。
- 泳ぎが苦手な生徒はビート板を使用することも可能。門限はかなり緩いようで深夜にコッソリ練習に励むウマ娘の姿も・・・
- トラック(練習場)
- レースのトレーニングとして使用される。各チームのトレーナーの指示に従い練習メニューが組まれている。ゲームでは主に根性トレーニングとして活用。また、年数回選抜レースが開催され「トゥインクル・シリーズ」にデビューする為にはトレーナーのスカウトが必要なため実力をアピール・トレーナーもウマ娘の実力を見極める機会として注目度が高い。
- コースは芝・ダート・ウッドチップ[2]・坂路のコースがあり、出走用としてレース場そのままのゲート(劇中では最大9枠)観戦用のスタンドも設置されている。
- URAファイナルズ開催決定後には、理事長のポケットマネーでダートコースを一瞬で整備してくれる巨大重機「ダート整備マシン・耕し君3号」が購入された。
- トレーニング用ジム
- 肉体を鍛え上げるため、バーベルやランニングマシンなどを始め様々なトレーニング機材が設置されており、トレーニング好きのウマ娘の姿をよく見かける。スピードトレーニングで活用。他にも瓦割りの演武場やボクシング用のサンドバッグなども併置されている。
- 図書室
- 賢さトレーニングで使用されるほか、文学や学問に興味のあるウマ娘がよく利用しているようであり、うまよん ではゼンノロブロイやビワハヤヒデなどが、ゲームではダイワスカーレットやライスシャワーも利用している描写がある。視聴覚室も併設されており、映像媒体も貸し出されている。また、歴代ウマ娘のレースに関する記録も全て納められておりウイニングチケットが文化祭の発表での資料集めとして利用してる。
- ダンススタジオ
- ゲーム版でウイニングライブの練習やフォームのチェック用として利用されている。ウマ娘の輪番で門限チェックもされており、オグリキャップやヒシアマゾン、フジキセキがよく担当している。
- 壁が一部鏡張りとなっており、バレエのレッスンバーも設置されているほか、スピーカーも設置されている。
- 体育館
- 一般的な学校と同じような体育館となっており、バスケットゴールや舞台も設置されている。
- アニメ劇中及びゲームでは主にトレーニングに使用された。全校集会でも使用され秋川理事長のURA開催宣言も此処でされている。他にも注目度が高いウマ娘や学園関係者による記者会見も都度開催され、URA公式の会見ブースも用意される。
- 合宿所
- 海岸近くに建てられている合宿訓練用の宿泊施設。年季の入ったやや趣のある施設。
- チームによってはこの合宿所を使わずに、近くにある高級ホテルを合宿所代わりに使用することもあるようである。ゲームではクラシック・シニア期のそれぞれ7月から8月いっぱいの約二か月を過ごす。
- 浜辺ではタイヤ引きやランニングなど熱心にトレーニングに取り組む生徒もいれば、浜辺でくつろぐ生徒や、遠征してレースに出走、近くの海の家で遊んだりバイトする生徒もいるなど、合宿での行動・方針は生徒とトレーナーによって様々である。
- 野外ステージ
- 屋外にあるが屋根や座席が設置されており、オペラオーがオペラを披露したり、逃げ切りシスターズのライブ会場になったりとイベント会場として機能しているようである。
- 保健室
- ウマ娘の治療や休憩のために使用される施設。
- ゲームではトレーニングに失敗して怪我をした際や、寝不足やトレーニングが上手くいかなず悩む生徒が休息をとる場所となっている。
- 大樹のウロ
- 井戸のように、地面に向かい深く穴の開けられている切り株。
- レースに負けた悔しさや、誰にも言えなくてモヤモヤする気持ちなどを、この大樹のウロにウマ娘たちが向かって叫ぶ。
- 三女神様像
- ウマ娘達の始祖とされる三女神の像。校内中央の噴水に設置されている。
- ウマ娘たちを常に見守り、導いてくれるとされ、時に力や想いを託すと言われている。
- 元ネタはダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークのサラブレッド三大始祖だと思われる(現行のサラブレッドの血統をたどり着くと、この3頭に必ず行き着く)
- にんじん大農園
- ウマ娘たちの大好物であるにんじんを育てている農園。一部秋川理事長のプライベートファームもある。
- 理事長の気分次第では特製にんじんを分けてもらえるかも？
- 寮
- 学園に通うウマ娘が生活する施設。原則としてトレーナーは立入禁止であるが、寮長の許可があればその限りではない。基本的に1つの部屋を2名のウマ娘がシェアすることになっている。
栗東寮と美浦寮の2つが存在し、中央競馬の栗東トレーニングセンター・美浦トレーニングセンターをモチーフとしている。
なお、全員が寮で暮らすわけではなく、マルゼンスキーなど一人暮らしを選ぶウマ娘もいる。
関連動画
関連商品
関連チャンネル
関連リンク
- ウマ娘プリティーダービー
- (公式サイト)
関連項目
脚注
- *競技規則・関係法規などといったところ。現実の競馬学校の座学では、騎手免許試験の筆記や口述試験において一番多く出題される関係法規に最も多くの時間を割いている。
- *間伐材等の木片を粉砕して敷きつめた調教用の馬場。
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