『うまぴょい伝説』とは、Cygamesによるアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のイメージソングであり、そこから派生したアニメなどの企画でも使用された楽曲である。
概要
初登場は2016年に開催されたアニメ・ゲーム等のイベント「AnimeJapan 2016」で『ウマ娘 プリティーダービー』が発表された際のPVである。
やたら耳に残るキャッチーなメロディと特徴的な歌詞から、「こんな電波曲聞かされたら馬主も断るわ」などとまで言われてしまうこともあった。
しかしファンやスタッフからはなんだかんだ言って本作を代表する楽曲として愛されており、CDシリーズ「STARTING GATE」ではCDごとに各ウマ娘達のバージョンが揃って収録されているため「課題曲」とまで言われた。うまぴょいから逃げるな
制作秘話
楽曲情報 | |
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曲名 | うまぴょい伝説 |
作詞 作曲 編曲 |
本田晃弘(Cygames) |
ギター | 小原莉子 |
バイオリン | Ayasa、澤田昭子 澤田若菜 |
ビオラ | 島岡万里子、七海加奈 |
トランペット | 土澤咲子、織田祐亮 高澤綾 |
トロンボーン | 馬場祐介、黒沢沙紀 |
コーラス | 川上紗耶 |
プログラミング | 本田晃弘(Cygames) |
レコーディング エンジニア |
飛澤正人 渡辺大志 |
ミキシングエンジニア | 飛澤正人 |
冒頭でも記した通り、この曲の作詞・作曲はどちらも「本田晃弘」氏が担当した。氏はCygamesに所属するサウンドプロデューサー/サウンドディレクターである。
本田晃弘氏は下記2つのインタビューにて本楽曲の制作秘話を語ったことがある(1つ目のインタビューの主題としては『プリンセスコネクト! Re:Dive』という別ゲームに関するものだが、インタビュアーが途中で本楽曲についても触れたため)。
- 『プリコネR』では全員で歌う曲を作ってみたい - Real Sound|リアルサウンド
- ゲーム『ウマ娘』で制作済みの音楽をほぼ全曲作り直すことになった理由とは? まるで”ウマ娘2″を作るように──「うまぴょい伝説」から始まった楽曲制作5年間の歩み
その語った内容によると、「電波ソングを」というオーダーを受けたが本田氏は電波ソングがよくわかっていなかった。そのため1000曲(!)くらい聴いて勉強したがそれでも「電波具合が足りない」と言われてしまったらしい。
そこで本田氏は「ワインを開けるしかない」という考えに至ってしまったのだという。どうしてそうなった!
そしてワインを瓶で飲みつつ、パンツ一枚で踊りながら作った結果がこの曲になったとのこと。ワインを2本空けた結果、相当酔っ払って作ったのでアガる曲になったのだ、と語っている。
歌詞には平仮名や伸ばし棒やふんだんに使われているが、これはもともとレコーディングでわかりやすいように平仮名や伸ばし棒を多めに使った仮の歌詞で、本当は後から体裁を整えるつもりだったのにそのまま本採用されてしまったそうである。なお歌詞自体は素面の状態で作ったとか。そっちは酒入ってないんかい!
メインメロディの他にハモリや掛け声、セリフなど収録には大変手間がかかり、その上音域も高く歌詞も詰め込まれているので人によっては非常に歌いづらいのだが、この曲が声優オーディションで本当に課題曲だった事があったという。「歌唱力を見るオーディションでそれはどうなんだ」とさすがに思われたのか、その後別の曲に変わったそうだ。
なお、氏はかつてコナミに所属しており、そちらでも「Dr.Honda」名義などで多数の曲を書いていたが、いわゆる電波に該当するような曲は書いていなかった。[1]本曲の作曲作詞を知った元BEMANI勢からは「あのDr.Hondaが電波ソングとは……」と驚きをもって迎えられた。ファンによればバッキングのフレーズなどに確かにトレンディーなDr.Hondaの息吹が感じられる、とのこと。
アニメ版関連
その後、2018年からはアニメ版『ウマ娘 プリティーダービー』が放映されたが、OP/EDともに『うまぴょい伝説』とは異なる曲だった。その為に「まあ流石にないか」と言う声と「何処かで使ってくれないかな」と相反した声が飛びかった。
第13話特殊ED後に画面が暗転。
「うまぴょい伝説」が流れた瞬間であった。
なにげに「STARTING GATE」に選ばれていないウマ娘も歌っている。
後に、アニメ版のキャラクターCDシリーズ「ANIMATION DERBY」でトレーナー(沖野T)、おハナさん(リギルのトレーナー)、実況の赤坂さんバージョンが発表された。
これはおハナさん役の豊口めぐみさんが「私(達)も歌いたい」と言ったのが発端とされており、他の二人はとばっちりを食った格好に(笑)
2021年放映の『Season2』でも、案の定というかなんというか、最終回のEDとして採用。
(ネタバレ→)いつかの日、もはや2度と相まみえることは叶わないはずだったテイオーとマックイーンの2人が練習場とはいえ揃ってターフの上に立ち、(「位置についてよーいドン」とばかりに)駆け出す感動のラストと共に流れ始めた「うーーーーうまだっち」に苦笑してしまった人もいるかもしれないが、1ヶ月前に始まったゲーム版でもグランドフィナーレ的な立場になっており、もはやこの扱いは当たり前と言っても過言ではなかった。
歌っているのはSeason2に登場したウマ娘たち。アニメ初出の面々もしっかり参加している。
その後も『うまゆる』『RTTT』『Season3』の最終話でEDとして採用されている。それぞれ使用されたバージョンは各アルバムに収録されている。
ゲーム版関連
開放条件
URAファイナルズ決勝で1着
歌唱ウマ娘
MVデモ(左から)
この曲がイメージソングとして世に出てから4年11ヶ月、ついにサービスを開始したゲーム版では、ウイニングライブ楽曲の一つとして初期実装されている。『Make Debut!』と並び、育成ウマ娘全員分の歌い分けに対応している。(CDが出ていても、育成ウマ娘として実装されていないウマ娘は非対応となる)
ただし、開放条件はURAファイナルズ決勝で1着。育成ストーリー最後のレースを突破する必要がある。
ゲームを始めたてのトレーナーではURAファイナルズ決勝どころか、URAファイナルズに辿り着くことすら容易ではないというゲームバランスの中でのこれ。(少なくとも「新設!URAファイナルズ」シナリオ内では)全楽曲中最難関を誇る。
ウイニングライブは楽曲開放条件を初めて満たした場合自動的に流れるため、苦難を乗り越えてURAファイナルズを制覇したトレーナーは必ずうまぴょいで出迎えられる。最後のレースで有終の美を飾ったご褒美としてノリノリで盛り上がるか、あんだけ苦労した果てが電波ソングかと困惑するかはトレーナー次第。いずれにしても、ともに歩んできたウマ娘が「きみの愛が!」と叫ぶシーンはユーザー間でも評価が高いようである。
シナリオ中ではゲーム新キャラであるトレーナー・桐生院葵(とプレイヤーのトレーナー)が広報のため、ウマ娘たちには余計な負担をかけまいと(そして乙名史記者の放言に乗せられて)自分たちが代わりにうまぴょいする羞恥プレイイベントがある。やはり人間にとっても課題曲なのか。モーションはちゃんとやってくれているがボイスはないので、収録が待たれる。
新人トレーナー2人がその場で無茶振りされてうまぴょいしていることや、うまぴょい伝説に関する他のイベント(キングヘイローのランダムイベント「三人寄れば一流の知恵」など)からして、作中設定としても「関係者なら誰もが学んでいるような曲」である様子。
URAファイナルズを主題としていないシナリオでも、URAファイナルズを行うシナリオならば、決勝後は『うまぴょい伝説』となる。
一方、第3シナリオ「Make a new track!!~クライマックス開幕~」では、最終レースがトゥインクルスタークライマックスであり、第6シナリオ「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」では凱旋門賞のため、別の曲がエンディングになっている。
3周年アップデートに際し、本楽曲にハッピーミークの歌唱が追加されている。アプリ初期からのライバルである彼女もアップデートでパワーアップを果たし、センターを飾ることも珍しくないため、ミークのファンには嬉しい発表となった。七色の歌声はなくなってしまったが…
育成シナリオ以外
ゲーム中では随所でBGMとしてうまぴょい伝説のアレンジが流れる。特に印象に残るのは育成終了時のものだろうか。うまぴょいを知らない新規ユーザーであっても、「これまで何度も聴いてきたメロディがエンディング曲(実質)として流れる」という、ゲームあるあるの感動的な流れを体験できるようになっている。
メインストーリーでは、第1部最終章のグランドフィナーレとして流れる。歌唱メンバーは第1部に登場したウマ娘ほぼ全員である。
5人バージョン振り付け
製品版では、ウマ娘たちが馬蹄形の花道を縦横無尽に駆け巡るダイナミックな振り付けとなっているが、トレーラー第1弾のバージョンでは、3人がその場で踊るものであった。振り付けもかなり異なる。
ここから現在の仕様になる途中で、Cygamesは新スタジオ設立と共にモーションを収録し直したらしい。2018年リリース予定だったバージョンでは、バックダンサーが加わってモーションとしては5人分になっている。→ファミ通TUBEの取材映像
そこから事実上のグランドフィナーレとなるに従って、どんどんブラッシュアップされ、振り付けも派手になって今に至る。一方で、この5人バージョンは育成シナリオでもライブシアターでも見ることができない[2]。
唯一見られるのがサークルルーム内の屋外ステージで、ここではミニキャラとなったウマ娘たちが、このバージョンの『うまぴょい伝説』を踊っている姿が確認できる。ただし、音楽は流れない。
他メディアでの展開
ウマ娘アプリ版が空前のヒットとなり、テレビや他メディアで話題になったこともあってか、『うまぴょい伝説』はウマ娘ファン以外にも本作を代表する楽曲として知られるようになった。
また、TikTokなどで本作とは無関係にBGMとしてつけられ、『ウマ娘』は知らないが『うまぴょい伝説』は知っているという例も現れ始めた。
そのようなことから、2021年以降、他メディアでも続々と『うまぴょい伝説』が歌番組のライブで流れたり、演奏されたり、馬が出てくる番組のBGMとして使われたりと露出度を増やしつつある。
TV
シブヤノオト
先陣を切ったのは、早くからアニメに理解のある公共放送NHK。
『シブヤノオト』2021年7月17日においてテレビでの初披露が行われ、全国ネットでうまぴょいが放映されることになった。[3]
空気的に大丈夫か?というトレーナーの予想に反して宮田俊哉の後輩である佐久間大介が解説したりいつの間にかうまぴょいしてたりしたため無事上手く行った模様である。
なお、この実現に関してはNHK側からの積極的なラブコールがあったとのこと。
FNS歌謡祭
2021年10月6日、フジテレビ系列のFNS歌謡祭でも披露され、全国ネット2回目にしてゴールデン進出という異例の大出世となった。[4]
司会が嵐の「相葉」雅紀だったために、「俺の愛馬が!」ならぬ「俺の相葉が!」がTwitterトレンドになるという現象まで発生。事態はジャニーズファンにまで波及した。
シブヤノオトとは違い時間が早めであったがためか、共感性羞恥を感じた『ウマ娘』ファンもいたようだ。
FNS歌謡祭(2023)
それから2年後の2023年12月6日、ふたたびFNS歌謡祭での歌唱が実現。[5]
なんと今回は番組が始まり、1曲目が終わり司会の挨拶や出演者の紹介が終わってすぐの2曲目に登場。
『FNS歌謡杯(お台場 床 200m)』と題し、過去のライブイベントのポスターやタオル、またグリーンカーペットやハロン棒などでレース場風に装飾が施されたフジテレビ局内の廊下~階段~スタジオを、先導するカメラをウマ娘が追いかけ走りながらポジションを入れ替わり歌うという、チャレンジングな演出で披露された。
2年前と同じく司会が相葉雅紀であり、前回話題になったことを受けてか「きみの愛馬が!」の歌詞テロップのタイミングでスタジオに入ってきたウマ娘を相葉が入口で出迎え、一緒にカメラへピースする姿が画面に映り、再び「俺の相葉が!」がトレンド入りした。
さらに、歌唱途中に通ったロビーでペンライトを振りながら応援するアーティストや芸人に混じって、Snow Manの一員として出演予定の佐久間大介が、おそらく私物と思われるウマ娘グッズを身に着け、両手でペンライトを振りながらはしゃぐ姿が数秒間見切れ、こちらも「佐久間ニキ」がトレンド入り。FNS歌謡杯によって、ウマ娘だけでなく2人のアイドルもトレンド入りする事態となった。
(NHK紅白歌合戦)
第72回NHK紅白歌合戦への出場の噂もあったが、実現しなかった。スペシャルゲスト枠としての登場もない。アニメ・ゲーム枠では、この年にヒットした『鬼滅の刃』や『シン・エヴァンゲリオン』が選出されている。
なお、ウマ娘としても登場する競走馬・キタサンブラックの馬主である北島三郎は、本番組でトリを飾るのが往年の定番であったが、2018年の特別出演を最後に出場していない。
ももいろ歌合戦
その代わりというべきかBS日テレ及びABEMAで放映されるももいろ歌合戦に出場が決定した。
出走メンバーはスペシャルウィーク(和氣あず未) 、サイレンススズカ(高野麻里佳)、 トウカイテイオー(Machico)、 ゴールドシップ(上田瞳)、 ウオッカ(大橋彩香)、 マンハッタンカフェ(小倉唯)、 エルコンドルパサー(髙橋ミナミ)、 オグリキャップ(高柳知葉)、 シンボリルドルフ(田所あずさ)、 マチカネタンホイザ(遠野ひかる)、 キングヘイロー(佐伯伊織)。
テレビ出演としては比較的多い面々であり、それに加えももいろクローバーZのメンバーである高城れにが参戦する。
その他
競馬・乗馬・馬関連の面白動画紹介など、馬が出てくるシーンでカラオケ版が流れることがある。
他のウマ娘関連楽曲が(天気予報など)全くの無関係なシーンで流れることもあるが、これはウマ娘楽曲の多くがJASRAC管理曲であり、TV局はJASRACと著作権の包括契約を結んでいるケースが多いことから使いやすいという面も大きいと思われる。
スポーツ
野球
東北楽天ゴールデンイーグルス
2021年12月4日に行われた楽天イーグルスファン感謝祭2021において、
早川隆久(→ハヤカワブライアン)
高田孝一(→タカダブラック)
藤井聖 (→フジイワンダー だいたいこいつのせい)
内間拓馬(→ゴールドタクマ)
入江大樹(→イリエスカーレット センター)
内星龍 (→セイリュウスカイ)
石田駿 (→サイレンスイシダ)
のルーキー7名が、ウマ娘ならぬ『ワシ娘』に扮してレース&ウイニングライブを行うという珍事ルーキーパフォーマンスが行われた。その際に流されたのがこのうまぴょい伝説である。
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https://twitter.com/PacificleagueTV/status/1466987648829243394
Twitter引用部分では『関東G1ファンファーレ(現実)』→『うまぴょい伝説』冒頭かけ声・・・に似せたMCのオカマ声→爆風スランプ『Runner』→『威風堂々』が流れている。
選手入場や各選手へのインタビューを収めたフル版もあるが動画リンクを直接貼れないため、こちらからパ・リーグTVに飛び、各自で探していただきたい。2021年のファン感謝祭とさえ覚えていれば、サムネのトレセン制服姿ですぐ見つかるはず。
- 当時、イーグルスの選手やコーチの間でもウマ娘が流行しており、特にウマ娘廃人として知られた田中将大からの差し金ではないかとの憶測が飛び交ったが、実際は企画会議で藤井聖が提案したものである。(入江のセンターも会議欠席なのをいいことに藤井が指名。)
なお、この翌年から藤井は楽天ファンの一部から「フジイワンダー」と呼ばれるようになったのをはじめ、初年度から活躍し、既に名前を知られていた早川を除いた他の選手たちも、楽天・他球団問わずファンの一部に選手名よりも『ワシ娘』の時の名前で認知されやすくなった模様。のちに藤井は愛称として定着し、この名前で応援タオルが限定販売されたが、「藤井ワンダー」と関係各所への配慮なのか微妙にぼやかした漢字+カタカナ表記となっている。
- 反響はすさまじく、ウマ娘のキャストで野球好きとして知られるヒシアケボノ役松嵜麗とウイニングチケット役渡部優衣、さらに同年に別作品[6]のイベントで始球式を務めた実況役の明坂聡美がTwitterで反応を見せた。
- その影響力はワシ娘本人たちのミミにも届いていたのか、高田は「恥じらいを捨てて一生懸命踊りました。笑」、内間は「みなさんが笑ってくれた?笑われた?ので良しとしましょう。。」、内は「叩くのだけはやめてください! メンタルが。。。」とそれぞれコメントを残した。
- 実はファン感謝祭から遡ること四ヶ月前の8月19日、同じく公式チャンネルにて、球団マスコットのクラッチーナがウマ耳と手作りのトレセン学園の制服を身に纏い「うまぴょい伝説」を踊ってみた動画が公開されていた。まさかこれが伏線になるとは・・・
北海道日本ハムファイターズ
2024年5月20日、北海道日本ハムファイターズと「劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」のコラボが5月31日から、そしてコラボの目玉となる「劇場版ウマ娘 Fビレッジコラボナイター」が6月13日に開催されることに先立ち、ウマ娘コラボのPRとして、ファイターズ公式Twitterと公式YouTubeチャンネルに、きつねダンスで知られるファイターズの公式チアリーディングチーム「ファイターズガール」による「うまぴょい伝説」を踊ってみた動画が公開された。ハム娘ではない。
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https://twitter.com/FightersPR/status/1792465285292728349
こちらはファイターズの本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOの一角で、縦画面でファイターズガールの3名が踊る形で撮影が行われている。なお、うまぴょい伝説の音源は「新時代の扉」に出演するウマ娘たちの歌唱版、振付はアプリ版のものではなく、リアルライブやテレビ出演時に披露されているものではないかと推測される。
- こちらも、「新時代の扉」で主役のジャングルポケットを演じる藤本侑里がTwitterで反応を見せた。
- 3年前に披露された先述のワシ娘のインパクトが凄まじかったのか、ファンの一部からは「チアじゃなくて、ファイターズの選手が踊ってるのが見たいんだよ!」というご意見も出たとか・・・
その他
- 2021年に塩見泰隆(東京ヤクルトスワローズ)が、既にヤクルトの優勝が決まった後の11月1日の試合で第2打席[7]のみ打席に入る際の登場曲をチームメイトの山田哲人や村上宗隆に「登場曲にうまぴょい伝説を流せ」と言われたために、うまぴょい伝説にした。実は、当初は優勝争い中の試合でも同じく第2打席で流す予定だったが、第1打席で凡退してベンチに帰ってきた際に塩見が激怒していたのを見た山崎晃大朗が「これうまぴょい流す空気じゃない!」と慌てて塩見がいつも使っている登場曲に変えてもらった。塩見自身も「あれじゃ何も(気分が)上がらない」と乗り気ではなかったということで、残念ながら一度限りの使用で封印となった。
- 2022年に福岡ソフトバンクホークスの選手の『誰か[8]』が、他の選手の登場曲をイタズラでうまぴょい伝説にしたところ、流された選手は安打やHRを打てるというジンクスが発生し、縁起物になった。[YouTube(カチタカ!KBC)]
- 社会人野球チーム「西濃運輸」の応援歌にうまぴょい伝説が採用されている。
・・・など、プロアマ問わず、球界にもうまぴょい旋風が吹き荒れている。
競馬
実際の競馬場でも、海上自衛隊東京音楽隊により『うまぴょい伝説』の生演奏が披露されている。
ただでさえ生演奏が難しい本曲を、オケ部分だけでなく「う~うまだっち」「うまぴょい」など台詞部分もブラスで表現する芸の細かさである。
自衛隊音楽隊は以前よりアニメソングの演奏を日常的に行っており、本演奏も「有名なアニメソング」枠に気を利かせて本曲を入れてくれた可能性が高い。[9]
JRAは『おそ松さん』『ポプテピピック』『タツノコプロ』など突飛な組み合わせのコラボを行ってきたが、『ウマ娘』は競馬場にCMが流れる程度で、長らくJRAの側からのコラボは行われてこなかった。理由は公表されていないが、そもそも『ウマ娘』で競馬に興味を持った層は既に現役馬に目を向けていたり馬券を買い始めたりしており、今さらコラボしても南極で氷を売る結果にしかならないという点に加え、新型コロナウイルスの世界的パンデミックが本格化した2020年以降、無観客開催を繰り返したり入場制限を設けたりと、コラボしても感染拡大防止策のせいで訴求性が薄くなる恐れが大きいと思われる[10]。
演奏された日のメインレースは以下の通り。日本競馬最大のお祭りや、リアル馬娘頂上決戦の舞台で『ウマ娘』を代表する楽曲が流れることは、非常に名誉なことである。
演奏日
ゲーム
チュウニズム
2021年11月4日、セガの音楽ゲーム『CHUNITHM NEW』に収録された。
Cygamesの他のゲームの曲はすでにいくつか収録されており、他のSEGA音ゲーと共にコラボキャンペーンが行われたことがあったのだが、この時『ウマ娘』は発売延期中で間に合わなかった。今回満を持しての登場である。
CHUNITHM NEWで新たに登場した、AIR-ACTIONノーツを多重化した「AIR-CRUSH」ノーツが多く使われている。MASTER譜面では「(位置について よーい ドン!)」に合わせてゲートから飛び出すような演出が仕込まれていたり、「3 2 1 Fight!」のかけ声に合わせて「3」「2」「1」や「Fight」の形をしたAIR-CRASHが飛んできたり、振り付け合わせの譜面が降ってきたりする。譜面作成者名の元ネタはサポートRカードの「[トレセン学園] 〇〇〇〇」と思われる。
なお、
- 1クレジット中、全トラックで「うまぴょい伝説」をプレイすると称号「うまだっち」が
- さらに「うまだっち」をセットしたプレイヤー同士が店内マッチングで「うまぴょい伝説」をプレイすると称号「うまぴょい うまぴょい」が
それぞれ獲得できる。
アーティスト | スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、 サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、 トウカイテイオー(CV.Machico) |
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カテゴリ | POPS&ANIME | |||||
BPM | 170 | |||||
難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | ||
3 | 6 | 9+ | 12+ | |||
譜面作者 | [チュウニ学園] フェニックスレッド |
『ウマ娘』には、セガサミー会長所有馬サトノダイヤモンドが登場するが、彼女はまだセガ関連の作品には登場していない。
オンゲキ
2022年3月3日、セガの音楽ゲーム『オンゲキ』の最新作『オンゲキbright MEMORY』に収録された。
チュウニズム同様「STARTING GATE 01」の音源が使用されている。
アーティスト | スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、 サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、 トウカイテイオー(CV.Machico) |
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チャプター | 第5章 | ||||
対戦相手 | 星咲 あかり Lv.11 | 柏木 美亜 Lv.11 | |||
BPM | 170 | ||||
難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | LUNATIC |
3 | 6 | 9 | 12 | 13+ | |
譜面作者 | セガノアマリリス | セガノモノクロック |
LUNATIC譜面は課題報酬となっており、第5章内でMASTER以下の譜面をプレイして課題ゲージを溜めると解禁できる。MASTER以下とLUNATICで対戦相手が違うのがポイント。柏木美亜の中の人がスペシャルウィークと同じ和氣あず未という、中の人繋がりのネタである。(キャラはだいぶ違うけど……)譜面作者名は馬名っぽいアレンジになっているが同じセガサミーだからといってサトノ冠をつけるのは自重した模様。
チュウニズムに引き続きこちらもネタ度はかなり高い。「位置について よーい ドン!」では当然のようにゲート(しかもガチャで出てくる装飾の多い方)が描かれ、要所要所で譜面に歌詞が書かれているぐらいはあたりまえ、全押しを押した瞬間目の前に「きみの愛が!」と大書されたり、「ずきゅん どきゅん」「ばきゅん ばきゅん」に合わせてレーザーが飛んできたりとやりたい放題。なおレーザーは1回目のサビでは当たらない場所に飛んでいるが、2回目のサビでは普通に当たるのでレバー操作には注意しよう。レーザーに3回被弾したら競走中止途中閉店である。
LUNATIC譜面は純粋にMASTERのさらに上位譜面といった趣。レーン線がスペ、スズカ、テイオーのそれぞれのイメージカラーになるという趣向も含まれるが、HOLD判定の押しつけを利用するHOLD+TAP複合など流石にそれなりの難易度である。LUNATIC恒例の弾幕要素はないのでそういう意味では安心してチャレンジできる。なお、LUNATIC譜面の通例通り、ALL BREAK&FULL BELL&NO DAMAGEで完走すると称号「うまぴょい うまぴょい」が獲得できる。
maimai でらっくす
2022年3月24日、『maimai でらっくす UNiVERSE PLUS』に収録。これによりゲキチュウマイ3機種制覇となった。
音源はチュウニズム、オンゲキと同じ。
アーティスト | スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、 サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、 トウカイテイオー(CV.Machico) |
|||||||
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BPM | 170 | |||||||
譜面難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | Re:MASTER | |||
レベル | 5 | 6 | 8+ | 11 | 13 | |||
譜面製作者 | - | - | 隅田川星人 | 緑風 犬三郎 | 翠楼屋 |
MASTER譜面には元の振り付けを再現したSLIDEやTOUCHが多く仕込まれており、振り付けを覚えていれば楽しくプレイできるだろう。難易度も11と手頃である。他方、Re:MASTERはかなり本気を出した高難易度譜面。「位置について よーい ドン!」もそれぞれの難易度なりに再現されている。
プレイで称号「誰より速く駆け抜けたい!」、RANK SSSで称号「 俺の愛馬が!!!!!!!」、マルチプレイを勝利で称号「うまぴょい♪うまぴょい♪」が入手できる。
アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
曲タイプ | 全タイプ | |||
---|---|---|---|---|
難易度 | DEB | REG | PRO | MAS |
7 | 14 | 18 | 26 |
Cygames開発・バンダイナムコエンターテインメント配信の『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』にて、『デレステ×ウマ娘コラボ』のコラボ楽曲として2022年8月16日15:00よりカバー版がプレイ可能になった。歌唱アイドルはスペシャルウィーク・エアグルーヴ・タマモクロス片桐早苗(CV:和氣あず未)・多田李衣菜(CV:青木瑠璃子)・緒方智絵里(CV:大空直美)の3人。MVは2D標準・2D軽量のみとなっている。Full版は2023年4月5日発売のCD「STARLIGHT MASTER R/LOCK ON! 15 サマーサイダー」に収録されており、配信販売も同時に開始している。
- 多田李衣菜役の青木は「なぜか歌い慣れてる気がする」とコメントしている。なんででしょうね(棒)
- 実際のところ、「コラボ対象の曲をコラボ元のキャラでも歌唱している」という前例は既に存在する(詳しくは「キミとボクのミライ」を参照)。本曲でも、異なる2キャラの声を見事に歌い分ける声優の本気を聴くことができる。
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アプリ版関連
アレンジ
演奏してみた
異色演奏シリーズ
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歌わせてみた
踊ってみた
MikuMikuDance
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関連チャンネル
関連リンク
- ウマ娘 プリティーダービー プロモーションムービー - YouTube
- 【ウマ娘 プリティーダービー 】「うまぴょい伝説」「ENDLESS DREAM!!」ライブダイジェスト動画 - YouTube
- 【ウマ娘 プリティーダービー 】ANIMATION DERBY 03「Special Record!」「Find My Only Way」「うまぴょい伝説」試聴動画 - YouTube
- 商品情報|ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- ウマ娘 育成シナリオ楽曲
- うまぴょい伝説 - URAファイナルズ
- WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ- - アオハル杯
- BLOW my GALE - トゥインクルスタークライマックス
- GIRLS' LEGEND U - グランドライブ
- Everlasting BEATS - グランドマスターズ
- L'Arc de gloire - プロジェクトL'Arc
- 爆熱マイソウル - U.A.F. Ready GO!
- ウマ娘 育成シナリオ楽曲
- ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
- Cygames
- 本田晃弘
- ゲーム音楽の一覧
- アニメソングの一覧
- 電波曲
- 課題曲
- 赤チン
- おれの愛馬が!
- こいつらうまぴょいしたんだ!!
- デレステカバー
脚注
- *代表的なのはMGSやZOE、ボクらの太陽、QMAやBEMANIシリーズなど、「ミッドナイト堕天使」や「クライマックス銭湯」などぶっ飛んだ曲名はあるがいずれも曲はガッチガチのテクノ。
- *よく見ると両端の2人はバックダンサーの振り付けになっているのだが、スポットライトが当たらないのでわかりにくい。
- *出走メンバーはエアグルーヴ(青木瑠璃子)ウオッカ(大橋彩香)、サトノダイヤモンド(立花日菜)、シンボリルドルフ(田所あずさ)、ナイスネイチャ(前田佳織里)、トウカイテイオー(Machico)、キタサンブラック(矢野妃菜喜)
- *出走メンバーはスペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、エルコンドルパサー(髙橋ミナミ)、シンボリルドルフ(田所あずさ)、ツインターボ(花井美春)。
- *出走メンバーはスペシャルウィーク(和氣あず未)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、キタサンブラック(矢野妃菜喜)、サトノダイヤモンド(立花日菜)、ダイタクヘリオス(山根綺)、シンボリクリスエス(春川芽生)。
- *八月のシンデレラナイン(2021年10月13日 楽天対ソフトバンク戦)
- *簡単に言うと試合中2回目のバッティング
- *明確な名指しはされていないが、おそらく牧原大成ではないかと推測されている。
- *例えば、2014年4月6日に産経大阪杯が行われた阪神競馬場では、『ドラゴンクエスト』『銀河鉄道999』などが演奏された。
- *アニメ1期が放映された時期では競馬場でグッズが売られていたことがあり、JRAが難色を示しているというわけではない。
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- Make debut!
- UNLIMITED IMPACT
- GIRLS' LEGEND U
- 彩 Phantasia
- 本能スピード
- ENDLESS DREAM!!
- Special Record!
- winning the soul
- NEXT FRONTIER(ウマ娘)
- ささやかな祈り
- ユメヲカケル!
- 木漏れ日のエール
- はちみーのうた
- 涙ひかって明日になれ!
- グロウアップ・シャイン!
- はじまりのSignal
- Never Looking Back(ウマ娘)
- WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-
- バクシンバクシンバクシンシン
- ぴょいっと♪はれるや!
- transforming
- BLAZE(ウマ娘)
- BLOW my GALE
- We are DREAMERS!!
- メジロ讃歌
- Ms. VICTORIA
- Gaze on Me!
- KIRARI MAGIC SHOW
- Find My Only Way
- Everlasting BEATS
- DRAMATIC JOURNEY
- Overrunner!
- Hat on your Head!
- トレセン音頭
- Glorious Moment!
- 笑顔の宝物 -Beyond The Future!-
- L'Arc de gloire
- イチバン星が駆ける空
- ソシテミンナノ
- ときめきスクランブル
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