アビーとは、パペットアニメ『PUI PUI モルカー』に登場するモルカーである。
真面目で好奇心旺盛。初心者マークを付けているが、いつか卒業できる日を夢見ている。他のモルカーに比べてプライドが高い。猫が苦手。
今作のメインモルカーの一台(一匹?)。シロモと色合いが似ているが、体色がシロモよりやや黄色がかっており、窓部分と耳(サイドミラー?)と車輪の色が違うこと、両サイドに初心者マークを付けていること、上部がモコモコしているのが違い。
メイン登場回は3話、5話、10話(11話放送時点)。3話では炎天下のレストランの駐車場に駐車していたところ、自分の車内に猫がいることに気付いて大慌て。駐車場にいた他のモルカーともども猫に怯えるが、炎天下で車内の温度が急上昇し猫がスヤスヤぐったりしていることに気付き、涼しくしようと日陰に移動するも効果なし。そこでレストラン店内のアイスを見て、他のモルカーたちを引き連れてレストランへ突撃、ドリンクバーを破壊してレストランの屋根を吹き飛ばし、看板をプールにして猫と一緒に涼んだ。そうはならんやろ。なっとるやろがい! なお、運転手の女性が一緒に吹っ飛ばされてプールに落ちたが、そっちは特に心配する様子はなかった。いいのかそれで。
5話ではプイプイレーシングにロケットエンジンをつけて参加。スタート前はエンジンを空ぶかしするなどやる気満々だったが、スタート後はロケットエンジンが上手く動作せず、スタート地点で止まったまま出遅れる。ドライバーが出てきてエンジンを叩いているうちにエンジンが爆発、ドライバーは吹っ飛ばされて地面に叩きつけられたがアビーは無傷だった。そうはならんやろ。飛んで行ったロケットエンジンはコース脇に積まれていた大量のニンジン(用途は不明)を吹き飛ばしてコース上にまき散らかし、他のモルカーたちがゴール手前で食事に夢中になる。遅れて追いついたアビーもニンジンにありつこうとするが、チョコとの取り合いに敗れてひとつも食べられず、失意の中その場を立ち去った結果、一着でゴールすることになる。賞品の豪華野菜をゲットして大喜びするも、他4匹の物欲しげな顔を見て、結局全員に野菜を分けることになるのだった(と言ってもちゃんとアビーの皿が一番大きい)。
10話ではスーパーマン的なヒーローに憧れてトレーニングを重ねる。いかにもオタクな風貌のドライバーに初心者マークを外してもらい、バットマン的なコスチュームにしてもらうことを期待していたところ、意に反してアニメ『魔法天使もるみ』の痛車に塗装されてしまった。喜ぶドライバーを某アニメイト的なアニメショップに乗せていくが、ドライバーを下ろしたあと、周囲の目が気になり、その場を逃げだしてしまう。そうして物陰で泣いていたところ、猫が木の上で動けなくなっていることに気付く。なんとそこで、アビーの車体に描かれたもるみもそれに気付き、アビーに天使の力を分け与えた。天使の羽根を手に入れたアビーは空を飛び、木から転落した猫を見事救出。周囲のモルカーや人間たち、ドライバーからもヒーローとして讃えられるのだった。
その他の回では、1話では渋滞でポテトの4台前に並んでおり(アビー、テディ、チョコ、シロモ、ポテトの順)、救急モルカーが自分の上を走り抜けたときは「なにごと?」という感じで渋滞の先を覗き込み、その後ポテトに踏まれて目を閉じていた。
2話では対向車線を走っていたところ、銀行強盗に乗っ取られたシロモと、それを追いかけるパトモルカーのコーナリングでぶつかりそうになり二度びっくりして飛び退いていた。
9話では冒頭でスリップしたポテトに追突され、その後は凍結路面ダンスに参加。踊るモルカーたちの輪の真ん中あたりでわたわたと踊っていた。
4話・6話・7話・8話・11話には登場していない。
主役回全てで泣くほどの目にあっており、脇役の回でも渋滞・2度の衝突寸前での回避・追突事故被害と、登場するたびに何かしらの不憫な目にあう気苦労の絶えないモルカーである。
なお、5話のチョコとのニンジンの取り合いは「エサの奪い合いに負けてしまったモルモット」の動画が元ネタである。詳細は当該記事を参照。また3話で外側の目を閉じて車内に目を出して中の様子を見ていたが、これはアビーに限らずモルカーは皆できるらしい。
モデルになっているのはアビシニアンモルモット。「巻き毛モルモット」とも呼ばれ、毛並みにつむじがあるのが特徴。アビーの上部のモコモコはそのつむじの表現のようだ。
3話では黄色地に白い水玉模様のエプロンをつけた女性。なぜエプロンをつけたままレストランに行ったのかは謎。アビーの中にいた猫は彼女の飼い猫だそうなので、レストランに駐車する前から一緒に乗っていたはずだが、アビーは気付かなかったのだろうか? その後、アビーたちがドリンクバーを破壊したときにちょうどドリンクバーのところにおり、一緒に吹っ飛ばされている。5話でゴールしたアビーを祝福しているところでは隣に小学生ぐらいの男の子がいるが、3話や5話冒頭の観客席で一緒にいないことを考えるとその子のママさんというわけではなさそうである。
5話ではオレンジのレーシングスーツを着て黒いヘルメットを被ったドライバーが乗っていたが、上記の通り3話の女性の姿が観客席やアビーのゴール時に祝福する観客の中に見えるので別人と思われる。この回ではポテトやテディのドライバーも観客の中にいるので、参加モルカーは皆レーシングドライバーが乗っていたのだろう。こっちのドライバーは前述の通りロケットエンジンの爆発で吹っ飛ばされて地面に叩きつけられたが、アビーのゴール時には祝福する観客の輪の中に遅れて駆けつけ、最後の表彰台のシーンでちゃっかり巨大なトロフィーを掲げている。
10話では眼鏡・チェック柄シャツ・バンダナ・ポスターの刺さったリュックという、いかにもな風貌のオタク青年。3話の女性との関係は不明。アビーを望まぬ痛車にして泣かせてしまうが、アビーが猫を救ってヒーローになると喜んで駆け寄りアビーを褒め、アビーも褒められて喜んでいたので、アビーとの関係自体は良好のようだ。ところで彼が描いた(?)魔法天使もるみが実際に動いて魔法天使の力を発動したわけだが、これはつまり彼は魔法使いということなのだろうか。
作中世界で放送されているアニメ。キャッチコピーは「わたしのモルカーは天使だった――」。
魔法のステッキを持ち、天使の羽根を持った少女・もるみが主人公の魔法少女アニメと思われる。街角の大きなビジョンでアニメが流れ、アニメショップの横や店頭に大きな看板・ポスターが設置され、アニメショップの向かいのビルでは3Fでコラボカフェが営業中と、どうやらかなりの人気作品の模様。アビーの車体に描かれたイラストは左右で異なり、合計3種類のポスター・看板が作中で確認でき、ちゃんと短いながらアニメーションまで用意されている謎の力の入れようぶりである。
キャッチコピーやケモ耳・ω型の口・前歯・カラーリングなどの見た目から、もるみはモルカーを擬人化したキャラクターという説が根強いが、看板やポスターに天使モルカーの姿も確認できるためキャッチコピーはこちらのことを指しているともとれる。この天使モルカーはもるみに比べるとずいぶんと小さいが単に縮尺の都合でそう描かれている可能性もあり実際のサイズ感は不明。魔法少女アニメによくあるマスコットポジションのキャラクターなのか、単にもるみが搭乗するための飼いモルカーなのか、はたまた天使モルカーからもるみに変身するのかなども想像の域を出ない。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/molcar_anime/status/1358324622954016768
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/06/06(木) 15:00
最終更新:2024/06/06(木) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。