モルカーの一覧とは (モルカーノイチランとは) [単語記事]

モルカーの一覧とは、パペットアニメ『PUI PUI モルカー』に登場するモルカーの一覧である。

概要

『PUI PUI モルカー』では、メインのキャラクターとして5体のモルカーが活躍するほか、各回で登場するゲストのような立ち位置のモルカーや、モブとして登場するモルカーなどが存在する。公式パンフレットによると、作られたモルカーの数は総じて65体。1体のモルカーを作るのに4日かかり、全て作るのに3か月を費やしたという。

見た目だけでも個性豊かなモルカーだが、当初彼らのほとんどは名前が明かされていなかった。『とびだせ！ならせ！PUI PUI モルカー』の劇場公開が発表された際、公式サイトに「MOLCAR COUNTDOWN」と題したページが公開され、作中に登場する全てのモルカーの名前が判明した。短い説明文の中でも強烈なインパクトを放っているモルカーが多い。

本稿ではそんなモルカーたちを一覧にまとめた。

メインのモルカー

最初から公式サイトで名前が判明していた5体（DS編では10体）のモルカー。詳細は個別記事を参照。

ポテト: 本作の代表的なモルカー。のんびり屋だけど運転手の操縦を時々無視する側面も。; 助けを求める者がいたら、どんな状況であっても行動を起こす勇敢さを持ち合わせる。; ニンジンが好き。
シロモ: 基本的に臆病なモルカーのなかでも特に臆病な性格を持つ。; 心優しい運転手に甘えたりもするが、いろいろなトラブルに巻き込まれがち。; テディを姉御のように慕う。レタスが好き。
アビー: 真面目で好奇心旺盛。初心者マークを付けているが、いつか卒業できる日を夢見ている。; 他のモルカーに比べてプライドが高い。猫が苦手。
チョコ: 爽やかでおしとやか、かと思いきや力強くて身体能力に特化した一面も。; 綺麗好きでオシャレにも気を遣っている。いつかNo.1の高級モルカーになることが夢。
テディ: とにかく何でもよく食べ、よく動く。おてんばで怖気知らず。; とんでもない行動をするトラブルメーカーで、周りからは恐れられている。
ローズ: 赤い窓と耳につけたピアスが特徴のモルカー。オシャレに気を使っている。9話で凍結した道路を走行しているほか、チョコたちと共に華麗なスケートを披露した。10話では痛車になったアビーを見つめている。; DS編ではメインキャラとして扱われている。
ペーター: DS編から登場。ポテトたちが訪れたドライビングスクールで教習を受ける新人モルカー。
ひー、ふー、みー: DS編から登場。ポテトたちが訪れたドライビングスクールで働くモルカー。フロント部分の色が赤なのが「ひー」、青なのが「ふー」、黄色なのが「みー」。

ゲストモルカー

各回に登場する、メインキャラ以外のモルカー。

救急モルカー: 1話、9話、10話にて登場。白い体に赤い目を持ち、上部にパトランプ、側面に十字マークを備えた救急車型モルカー。患者の容体を心配して涙を流すなど心優しい性格。患者を病院まで運ぶ途中に渋滞に引っかかってしまったが、正義感に燃えるポテトの活躍により無事渋滞を抜けることができた。9話は仕事中ではないようで、初めは路上に停まっていたがその後フラッシュモルに参加し軽快なブレイクダンスを披露した。10話では木の上から降りられなくなった猫を心配そうに見つめていた。
ちなみに、1話で救急モルカーの中に乗っている二人は見里氏の両親である^[1]。
DJ モルカー: 1話、5話、9話にて登場。青いラインの入った紫色の体とヘッドホン、巨大なスピーカーが特徴。運転手がスマホを操作しており、渋滞を発生させて周囲に迷惑をかけていた。その後数十匹のモルカーに踏み抜かれ放心、そして警察が駆け付ける寸前に運転手を置いて逃走した。5話ではモルカーたちのレースを観戦している。9話ではスリップするパトモルカーを見てダンスを連想し、音楽をかけてフラッシュモル開始のきっかけを作る。その後モルカー用巨大ターンテーブルでさらに音楽を盛り上げ、ラストはモルカーピラミッドの最上段でポーズを決めた。ちなみにヘッドホンは取り外し可能だが、スピーカーはもみくちゃにされても外れず、走行時は体の後ろに配置し音楽をかける際に任意に体の横に移動させられるなど半ば体の一部になっている。
パトモルカー: 黄色い体と赤目、上部にパトランプ、側面には警察のマークを持つパトカー型モルカー。複数個体登場しているがすべてまったく同じ姿をしている（染めているのだろうか？）。事件の際は迅速に現場に駆けつけ、シャッターをぶち破って犯人の潜伏場所に突入するなどパワフルに仕事をこなすが、犯人の追跡中でも好物のにんじんに釣られてしまうおちゃめな一面も。9話では軽快にスリップする姿を見せてDJ モルカーに音楽をかけるきっかけを与え、ラストにカップルを見送った後は一匹だけ踊り続けるというさらなるおちゃめさを見せた。
ゴミ収集モルカー: 4話、7話、9話にて登場。青と白の体をしており、背中にはゴミ収集・運搬用の青い荷台を持つ。モルカー用トイレに向かうテディに驚いて飛び退き、ゴミをばら撒いてしまった。7話では洗車機に向かう道中にあるゴミ集積所に停車していた。9話では画面を横切る一瞬だけ登場。
要するにチョイ役のモブキャラなのだが、鮮やかなカラーリングと愛らしい顔つきから人気は高い。
ハンバーガーモルカー: 6話にて登場。ハンバーガーの移動販売車で、側面にメニューや日傘を備えている。背中の大きなハンバーガーは看板かと思いきや実際に食べられる。シロモとテディ、そしてゾンビたちに周囲を取り囲まれ、目を回して横転。落ちたハンバーガーを奪い合うモルカーとゾンビに対して笛を吹き、平等に分け合うよう促した。その後、自分もちゃっかり食事に加わっている。全員して売り物に手を付けてる事に突っ込むのは野暮だろうか?
ゾンビシロモ: 6話にて登場。ゾンビに噛まれたことで、シロモがゾンビになってしまった。体は緑色で、上半分が血のように赤い。また、真っ白で生気のない目が特徴。ゾンビ化したシロモは、ゾンビが食べていたパティを奪いつつ、テディらを追いかけている。公式 Twitterで設定イラストが公開されている。
トレジャーモルカー: こげ茶色の体で頭部に髪の毛のような長毛を持ち、その上に某冒険者的なハットを被ったモルカー。詳細は個別記事を参照。
ウェディングモルカー: 9話にて登場。白い清純な体を花やリースで飾られた美しいモルカー。フラッシュモルの末にプロポーズが成功したカップルを乗せ、夫婦としての新たな道へ送って行った。なお、数あるモルカーの中で一番最初に作られた初号機モルカーが、このウェディングモルカーであ。
魔法天使もるみ: 10話にて登場。モルカー世界の劇中劇のキャラクターであり、モルモットカラーをした架空の美少女キャラクター。「わたしのモルカーは天使だった──」というキャッチコピーから、どうやら一応モルカーらしい。どこまでモルカーに染まってるんだこの世界は。オタクに人気なようでアニメショップに大きな看板が掲げられているほか、アビーのドライバーはアビーのボディにもるみをでかでかとペイントして痛車にしてしまっていた。
タイムモルカー: 11話にて登場。くすんだ茶色にスコープのような赤い目、背面には機械を背負った近未来的なモルカー。側面にはガルウィングドアのように長い毛が垂れ下がっている。時間移動能力を有し、どこかで見たような少年と博士を乗せて原始時代へと航行。その際の衝撃で原始人が苦労してつけた火を消してしまったため追い回されたが、その後モルカーの祖先である巨大モルモットと邂逅。寒がる彼に博士たちが服を与え、仲良くなった後に別れ現代へと帰還した。
公式ホームページでは「博士によって開発された」と紹介されているが、生きてるモルカーに時間移動機能を与えたのか、一から作った人造モルカーなのかは不明。泣いたり震えたりの生物らしい仕草もあれば、エコーのかかった声や赤く点滅する目など機械的な側面もある。
9話にもカップルのダンスを採点するシーンでチョイ役で登場している。12話ではチョコたちと共にマリオカートっぽいゲーム(モルカート?)で4人対戦をしている。

その他のモルカー

作中でモブとして登場するモルカー。

おかか: 薄茶色のモルカー。カカオとは家が隣。1話でDJ モルカーの3台後ろに並んでいる。9話では、華麗なスケートを披露するチョコたちを見つめた後、フラッシュモルに参加している。
オッド: うぬぼれ屋なネオ三毛モルカー。9話で華麗なスケートを披露するチョコたちを見つめている。
オニキス: 黒と茶色のカラーリングのモルカー。ドライバーがリッチなのでご飯はいつも高級だが、本人は雑草と区別がついていない。8話で逃げるテディたちの対向車線を走行している。9話では凍結した道路を走行している。12話では、ポテトの家で開かれたパーティーに参加しており、テレビの後ろに隠れている。公式ツイッターでは設定イラストが公開されている。
カカオ: 全身カカオ色のモルカー。おかかとは家が隣。1話でモルカーたちが渋滞の上を駆け抜けるシーンにて、渋滞の列の中にいる。
キッド: 仮面のような模様が特徴のモルカー。怪盗と間違われ、職質にあいやすい。9話で凍結した道路を走行している。11話ではラストシーンに映っている。12話では、ポテトの家で開かれたパーティーに途中参加している。
ごましお: 点々とした模様が特徴のモルカー。恥ずかしがり屋でめったに姿を現さない。9話で凍結した道路を走行している。
コロッケ: 茶色のモルカー。モルカーにしては珍しく猫が好き。9話では、眼鏡をかけ頭に猫を乗せており、華麗なジャンプを成功させたカップルたちに10点をつけた。
シーナ: 車体は白く、窓は黄色いモルカー。お花に話しかけてその後食べる。2話でお店の前に停まるシロモの後ろにいる。9話では凍結した道路で滑っている。
ジーニー: 全身真っ青なモルカー。ツボなどに隠れるのが得意だが、特に願い事を叶えてくれるわけではない。5話の最後のシーンにちらっと映っている。7話では、トレジャーモルカーの様子を離れた場所から見つめている。9話では、ポテトの対向車線を走行した後、フラッシュモルに参加している。12話では、ポテトが振る舞った野菜を食べているほか、オレンジ色のツボの中に隠れている。
ジェリー: コーヒー色のモルカー。すばしっこく、ルールにとらわれない。2話の覆面シロモの逃走シーンで逃げるシロモに驚いており、その後は銀行強盗がバラ撒いたニンジンに集まっている。5話では、冒頭でプイプイレーシングを観戦している様子が見られる。
スカンク: 鼻の周囲が白い真っ黒なモルカー。名前に反して実はいい匂いがする。5話で建物の中からプイプイレーシングを観戦している。12話ではポテトやアビーたちとサッカーボールで遊んでいる。
寿司モルカー（海老）: 米っぽい毛並みなので海老を頭に乗せられたモルカー。9話で華麗なジャンプを成功させたカップルたちに100点をつけた。12話ではシーソーで遊んでいる。くら寿司とのコラボでは、全8種類のマグネットの1つとして選ばれている。なお、公式サイト等では、名前の後ろに「（海老）」の文字が必ず付いている。そのため、他にも寿司モルカーがいる可能性が……
なお、Nintendo Switchのテレビゲーム「PUI PUI モルカーLet's! モルカーパーティー!」では頭に乗せるパーツにマグロ寿司のネタがあるので、擬似的に別の寿司モルカーを作ることは可能。
セサミ: 黒っぽいモルカー。クールでドライでどんくさい。1話でDJ モルカーの4台後ろに並んでいる。2話では、覆面シロモの逃走シーンで停車している後ろ姿が見られる。
タクシーモルカー: 頭上に「TAXI」の文字を掲げる緑色のモルカー。行きたいところはたくさんあるけど、人間を目的地に運ばなければならない。多少のミスはご愛嬌。2話でお店の前に停まるシロモの対向車線を走行した後、銀行強盗の騒ぎで逃げている様子が見られ、銀行の前までお客さんを運んでいたものと思われる。また、覆面シロモが逃げるシーンにも映っている。9話では、衝突したポテトとアビーの後ろを走行している。12話では、ポテトの家で開かれたパーティーに参加している。
タラコ: 頭部からリーゼントのようなものが生えているモルカー。DJ モルカーとは仲が良い。5話で優勝したアビーの後ろにいる。9話では眼鏡をかけてDJ モルカーの音楽にノリノリになっている。ゾンビシロモを頭上に乗せていたが、テディによって両者とも吹き飛ばされ雪玉になった。
タンポポ: 薄橙色のモルカー。名前の通り、タンポポをよく食べる。2話の覆面シロモの逃走シーンにちらっと登場する。4話ではトイレに急ぐテディと遭遇し、驚き飛び退いている。9話では凍結した道路を走行している。
チャイ: 前は薄茶、真ん中は薄橙、後ろは濃茶と3色に分かれているモルカー。インドからやってきた模様。2話; でお店の前に停まるシロモの対向車線を走行している。
チョコミント: 水色のカラーリングが特徴の、夏が似合うモルカー。歯磨き粉の宣伝に使われそうになるというチョコミン党がブチギレそうなエピソードを持つ。2話で覆面シロモの登場シーンに一瞬だけ登場している。3話ではメインのモルカーたちと共に駐車場に停まっており、猫に驚いたり店内に突撃したりしている。7話では車体が画面左側に映っている。9話では衝突したポテトとアビーの後ろにいるほか、フラッシュモルに参加している。
テンテン＆トントン: 双子のモルカー。薄茶がテンテンで、濃茶がトントン。重なっていることが多く、トントンの方が重いらしい。2話でお店の前に停まるシロモの前を走行している。その後、橋の上を走行している際、覆面シロモの逃走に気を取られ、衝突事故を起こしている。5話ではプイプイレーシングを観戦している。7話ではポテトやチョコと共に登場し、汚れたトレジャーモルカーを洗車させようとしている。9話では凍結した道路を滑っており、パトモルカーに追いかけられている。その後、DJ モルカーの音楽に合わせて踊りだした。終盤には双子で重なっているシーンも見られる。10話では痛車になったアビーを見つめている。12話でも重なっており、トントンが頭に帽子をのせている。公式ツイッターでは設定イラストが公開されている。
バナナ: 目の周囲が濃茶のモルカー。本人はバナナより水菜のほうが好き。4話冒頭でテディの横を通過している。
ヒデヨシ: どことなくハム太郎っぽいカラーリングのモルカー。常にドライバーの靴を温めている。2話の覆面シロモの逃走シーンにて、交差点を横切る様子が映っている。5話では、冒頭でプイプイレーシングを観戦している様子が見られる。12話ではビデオゲームで遊んでいるほか、カーテンの後ろに隠れている。
ヒマラヤン: 黒い鼻と赤目が特徴のモルカー。雪男を信じている。4話でテディの運転手による無茶な転回のせいで大きく迂回させられ、不機嫌そうな表情を見せた。9話では凍結した道路を走行した後、フラッシュモルに参加している。
フラッタン: 灰色のモルカー。逃げるのが得意。2話で覆面シロモの逃走に驚き、後ろに下がっている。9話ではテンテンとパトモルカーの背後にいる。
ポストモルカー: 車体に「〒」の文字が描かれた真っ赤なモルカー。色が派手なため、遠くからでも目立つ。ドライバーに頼らなくても正確な宛先に届けることができる。ただし手紙は尻から出る。2話ではシロモがお店の前に戻るシーンで対向車線を走行している。5話ではプイプイレーシングを観戦している。9話では停車している後ろ姿が見られるほか、フラッシュモルで華麗なダンスを披露している。12話ではポテトの家で開かれたパーティーに参加しており、頭に帽子をかぶっている。DS編5話は前述の通りのサブタイトル「ラブレターはお尻から」と題され、ほぼメインで登場。冒頭で教習所の女性教官に想いを寄せる青年が落としたラブレターをそのまま食べてしまう。その後、職業訓練をするリテイクモルカーたちに郵便業務でキチンと手紙を尻から復元する手法を伝授していたが、チョコ以外は成功せず、ペーターは何度かの訓練で習得に至ったようであった。直後にラブレターの主の青年が現れるが、女性教官とは両想いだったらしく、めでたくカップル成立となった模様。
ポポム: 全体的にピンクがかっているモルカー。宇宙と交信している。4話冒頭でテディが停車している車線の対向車線を走行している。9話ではテンテンとパトモルカーの背後にいる。DS編9話では教習所の月面講習に同行。月のウサギを追いかける中で月面産のニンジンを入手するも、呼吸装置兼通信機を外せないため食べることは出来なかった。終始誰かと交信していたが、どうやらムーンバギーモルカーとの通信だった模様。
ポンタ: 砂遊びが大好きなモルカー。ヒマラヤンと似ているが、こちらは目が黒い。1話でDJ モルカーの後ろに並んでおり、文字通り道草を食っている。最後にDJ モルカーの上に乗っかっていたのもこのモルカー。2話では最後のシーンで対向車線を走行している。5話では、建物の中からプイプイレーシングを観戦している。9話では凍結した道路を走行した後、DJ モルカーの音楽に合わせて踊っている。12話ではビデオゲームで遊んでいる。
リンガー: 濃茶とオレンジのモルカー。お茶目でダンス好き。9話で華麗なスケートを披露するチョコたちを見つめている。10話では痛車になったアビーを見つめている。12話では、5話で登場したブーストにんじんを頬張っている。
わさび: 緑色のモルカー。大好きなキュウリを食べている間は何をされても気にしない。1話でDJ モルカーの2台後ろに並んでいる。12話ではシーソーの土台にされているが、キュウリらしきものを食べているからか気にしていない。DS編6話では障害物リレーに登場。海老寿司モルカーからのバトンを受け継ぎ、タマゴ寿司モルカーと共にいくら寿司モルカーへとバトンを繋いだ。その途中で障害物のキュウリを食べて、バトンタッチしてゴールした際はそのままもぐもぐタイムへと入っていた。