カーリュー(アズールレーン)とは (カーリューとは) [単語記事]

「ご機嫌麗しゅうございます。ロイヤルメイド隊、カーリューが着任しました。主の礼儀作法を正すのもメイドの務めゆえ、ご主人様が内面も外見も優れたロイヤル紳士になるようサポート致します。ご主人様も何卒精進なさってくださいませ」

カーリュー(アズールレーン)とは、イギリス海軍軽巡洋艦(シアリーズ級5番艦)カーリュー(HMS Curlew)をモチーフとした、STG アプリゲーム『アズールレーン』の登場キャラクター(KAN-SEN)である。

概要には人生の哲学が秘められております。ぜひ覚えて頂きたく存じます

2019年 1月31日のイベントキャンペーン「ワイワイ旧正月」の開始に伴い、期間限定建造で実装された。レアリティはR。イラストはもねてぃ。CVは藤沢れい香（2019年 3月28日実装）。

2019年 6月13日に、下記の改造実装とともに小型艦建造での通常実装となった。

シアリーズ級の軽巡洋艦で、姉妹艦・キュラソーの妹。真面目で厳格、礼儀作法を大切にし、細部にとことん拘るタイプ。やや厳しすぎるという声もあるが、ある意味「完璧なメイド」に近い。

公式ツイッターより

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 https://twitter.com/azurlane_staff/status/1089705462671454209

自信を持って、胸を張って堂々とする立ち振舞いこそが他人の敬意を勝ち取れます（容姿）

栗色の髪を右側で三つ編みにし、左側は長いまま垂らした非対称の髪型である。ロングスカートのヴィクトリアンメイドの典型的スタイルにコルセット、と姉と同様の出で立ちであるが、足元はパンプスを履いている点が異なる。カーリューというのはダイシャクシギという鳥のことであり、コルセットにはその鳥の姿をあしらったエンブレムがあるのが確認できる。

高い等身を感じさせて、全体の姿は大人っぽい。胸部装甲は一見目立たないが、下の着せ替えで明らかなように姉にも引けは取っていない。艤装は単装の高角砲が目立つ。これは、史実で初の防空艦として改造されたため、防盾なしの砲が装備されたことによる。

キャラクター実装と同時に、旧正月着せ替え衣装「東国の清麗」が実装されている。

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いつものメイド姿とは打って変わって、華麗な紅色のチャイナドレスである。メイド姿のときには隠されていた胸部装甲もばっちり明らかになっている。ロード画面に採用された、公式絵師もねてぃ氏による姉妹おそろいのイラストは必見の壮麗さである。

この衣装はイベント終了までの限定販売なので、買い逃し注意にゃ。

私がメイドの鑑、ですか？……姉のキュラソーをご覧になっていないから、そのような賛辞をいただいたものと存じますが（性格）

軽巡洋艦としては姉ともども極めて古参の艦船で、ゲーム中ではユニオンのオマハ級姉妹よりも古く、アヴローラに次ぐ古さである。モチーフの艦は「C級」と呼ばれているが、なぜかカーリュー本人は「C級」と呼んでほしくないようで「シアリーズ級」と名乗っている。

極めて生真面目で自身にも他人にも厳格。指揮官にも礼儀作法、立ち居振る舞いをふさわしいものとするよう求めてくる。しかし、自分を完璧だとは思っていないようで、常に姉であるキュラソーを意識し、その存在に追いつこうとしている。

当然、色恋ごとは苦手であり胸部装甲にタッチされても戸惑うばかりである。親密度が上がっても触れるのはマナーを極めることへの追求心と、姉に対する思いであり、浮いた雰囲気はない。ただ、最後の最後には…それは指揮官自ら確かめよう。

敵にロイヤルメイドの作法をお見せしましょう！（能力）

能力面は、姉キュラソーとほぼ同じ。

このゲームでは珍しい主砲と対空砲×2という構成の艦であることも同じ。少し耐久値が低く、代わりに対空がすこし高いぐらいである。

スキルもまったく同じであり、姉と同じ運用の仕方が出来る。どちらを使うかは指揮官の好み次第である。もちろん、姉妹揃って運用するのも良い。ヴィクトリアンメイド2人が敵艦をどんどん沈め、敵航空機をバンバン叩き落とす様は爽快ではある。詳細は、キュラソー（アズールレーン）の記事へ。

軽巡洋艦キュラソー、引き続きご主人様にご奉仕させていただきます。何卒ご期待くださいませ

2019年 6月13日のアップデートで、改造が実装された。

必要な資材は、巡洋改造図T1×17枚、巡洋改造図T2×14枚、巡洋改造図T3×1枚、資金21,100、カーリュー自身または汎用型ブリ×1体。

火力が+40、対空が+40され、対空の威力補正も+10%された。これらによってR軽巡洋艦ベースの燃費でありながら、サンディエゴ改にも迫る砲火力（弾幕スキルを考慮しないなら、だが）とロイヤル勢の中では高い対空能力を両立した。

主砲砲座+1に軽巡洋艦砲と駆逐艦砲を選んで装備できる特長は変わらず、特に、駆逐艦砲を装備しての主砲連続発射は強力で、敵の張ってくるシールドをたちまち砕いてしまう。魚雷装備や副砲がないため、最終的な火力はどうしても劣るが、そこは割り切って使おう。

と、ここまではやはり姉のキュラソーと同じである。違うのはここから。

戦術啓発によって、次のスキルを習得できる。

『空襲先導』 この艦が戦闘可能である限り、軽母、空母の航空攻撃ダメージが5.0%(MAX15.0%)アップ。同じスキルの効果は重複しない

駆逐艦アーデント改や、ベンソン、ヘイゼルウッドも持っているスキルだが、軽巡洋艦で持つのは初めてになる。高難度海域では駆逐艦の耐久力では心細いため、このスキルを使える頼もしいメンバーとして前衛艦隊に加えたいところ。

対空力強化と補助能力に特化した姉に対し、空母・軽空母中心の艦隊で空母たちを対空力で守りながらダメージの強化も図れるのがカーリュー改の強みだろう。同じロイヤルの一員ならば、やはり空母・軽空母と組むことで空母と自身を強化できるスキルを持つ、SSR 軽巡洋艦シリアスとの相性が抜群である。もちろん、クイーン・エリザベス陛下の女王号令を受けることも出来る。

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さて、改造後の姿はまたまた姉と同様の衝撃な変化を見せる。メイドらしい貞女な姿から一転、胸元を大きくはだけておまけに腕で寄せてあげている。ポーズも女の子座りでしどけなくへたり込んだような状態。首をかしげて流し目を送る表情も相まって、まるで異性を誘っているかのよう。いったい改造が彼女の心に何をもたらしたのか…。姉の記事でも書いたが、他のメイド隊を見ればこのぐらい当たり前にも思えてしまうのであるが。

細部を拘れば、勝つのも当然でしょう（史実）

シアリーズ級5番艦カーリューは1916年8月21日起工、1917年7月5日進水、1917年12月14日に竣工した艦である。シアリーズ級の詳細についてはキュラソー（アズールレーン）の記事で述べたが、カーリューは防空艦としてのプロトタイプを兼ねて、姉妹艦「コヴェントリー」と共に1934年に改造された。旧式化した主砲と魚雷発射管は全て撤去され、102mm単装高角砲10門と40mm8連装対空機関砲（ポンポン砲）2基を搭載。後にポンポン砲1基は降ろされて、12.7mm4連装対空機銃が代わりに装備された。

開戦当初より、カーリューは艦隊作戦での防空や長距離哨戒機から商船を守る活動で重宝されることになるが、意外にその最期は早くやってきた。1940年 4月、ドイツ軍はノルウェー海、バレンツ海方面への拠点を築くためにノルウェーに侵攻。カーリューはその防衛戦の最中、5月26日にドイツ軍爆撃機によって撃沈されてしまうのであった。