コードギアス復活のルルーシュとは (コードギアスフッカツノルルーシュとは) [単語記事]

概　要

2016年 11月27日に開かれたイベント「コードギアス反逆のルルーシュキセキのアニバーサリー」の中にて、NEXT PROJECTとして発表された^[1] 。

物語は、TV シリーズ「コードギアス反逆のルルーシュ」を再編集した、劇場版3部作の最終回、「ゼロレクイエム」から数年後の世界。

^[2] 。

なお本作に登場するルルーシュは別次元やクローンといった“別人”ではなく、『反逆のルルーシュ』シリーズに登場していたルルーシュ本人^[3] 。劇場公開前は、キャストにルルーシュ／ゼロはクレジットされていなかったが、公開後はルルーシュとゼロが別キャラクターとしてクレジットされている。

新キャラクターとして、シャムナ、フォーグナー、クジャパットがいる。

スタッフは、監督・脚本に谷口悟朗・大河内一楼他、テレビシリーズから引き続き主要メンバーが担当している。

なお、今後のシリーズ化について、谷口監督は「製作委員会がジャッジすること」とし、「いろいろな人たちが監督をすること」に期待している^[4] 。

公開は、2019年 2月9日から全国劇場で上映^[5] 。

あらすじ

光和2年。
世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。
しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、
2人は連れ去られてしまった。
シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。
そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。

かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。
果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは——。

―公式サイトより―

主な登場人物/キャスト

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア：福山潤　復活を遂げたかつての悪逆皇帝。いかなる命令を誰にでも下すことができる「絶対遵守」のギアスを持つ。冒頭では廃人同然だったが、C.C.の助力により、“Cの世界”で自身の精神を取り戻す。その後、ジルクスタン王国から拉致されたスザクとナナリーを奪還するために、再びゼロを引き受ける。
C.C.：ゆかな　ルルーシュにギアスを与えた不老不死の少女。ある目的のために世界中を旅している。ルルーシュとともにジルクスタン王国に潜んでいたところ、偶然カレンらと再会することに。
ゼロ：福山潤、櫻井孝宏　悪逆皇帝ルルーシュを討った正義の味方。ナナリーとともに行動していたところ、謎の組織の襲撃を受ける。ルルーシュが戻ってくるまでは、スザクがゼロを引き受けていた。劇中では、“ゼロの存在”について、ルルーシュとスザクの間で意見をぶつけ合う。そして“ナナリー奪還”のために、一旦はルルーシュが再びゼロを引き受けることになる。
枢木スザク：櫻井孝宏　冒頭では、ルルーシュのいなくなったあとのゼロを演じていた。しかし、ナナリーとともに、ジルクスタン王国の一派により拉致され、拷問を受ける。ルルーシュの奪還作戦により、ルルーシュと再会するも、ユフィとの因縁もあり、ルルーシュに対して一方的に辛く当たる。その後、その実はルルーシュのことを思っていたことを打ち明け、和解。ルルーシュとともに再び戦うことになる。
ナナリー・ランペルージ：名塚佳織　母の暗殺に巻き込まれ、足の自由を奪われたルルーシュの妹。世界人道支援機関の名誉顧問として活動をしている。しかし、スザクとともにジルクスタン王国の一派により拉致される。その目的は、シャムナのギアス能力のためであった。
紅月カレン：小清水亜美　黒の騎士団のエースパイロット。予備役中に大学生活を送っていたが、黒の騎士団の要請を受け、ジルクスタンへと入る。そこでルルーシュと再会し感涙。以降、ルルーシュ、C.C.と行動をともにする。
ロイド：白鳥哲　ランスロットを開発した元、特別派遣嚮導技術部の技術者。咲世子、カレンとともにジルクスタン王国への潜入調査を命じられる。
咲世子：新井里美　篠崎流三十七代目。体術や変装術に長ける。ロイド、カレンとともにジルクスタン王国への潜入調査を命じられる。
ニーナ・アインシュタイン：千葉紗子　セシルと行動を共にする若き研究者。劇中では、TV シリーズの後半、ゼロの正体がルルーシュであると分かった時のような、負の感情をたぎらせる描写は見られなかった。
コーネリア・リ・ブリタニア：皆川純子　超合集国の将校を務める元ブリタニア帝国の第２皇女。ジルクスタン王国での潜入調査中に、ルルーシュと再会。最愛の妹、ユーフェミア・リ・ブリタニアに汚名を着せられた恨みは消えていなかった。ただ、ナナリー奪還という共通目的のためにルルーシュの指揮下に入る。
扇要：真殿光昭　元黒の騎士団の副指令。ゼロレクイエム後、一度は日本国首相になったものの、“小心者”ゆえに、辞退し、一兵卒になった様子。妻となったヴィレッタ・ヌゥとの間に子どもをもうけて、無事平和な家庭を築いている。
玉城：檜山修之　元黒の騎士団のメンバー。現在はCafé ZEROを営む。仲間からは、「意外な才能」と評されている。相変わらず、ゼロという存在へは心酔しているようで、「ゼロ」と大きく刻まれたハートマークをあしらった制服を着ている。
ジェレミア・ゴットバルト：成田剣　ゼロ・レクイエム後、アーニャと一緒にオレンジ農園を営んでいる。ジルクスタン王国での作戦に、民間人の立場から参加する。
アーニャ：後藤邑子　元ナイトオブラウンズ。今はオレンジ農園を手伝っている。ジェレミアとともに、ジルクスタン王国での作戦に参加する。
セシル・クルーミー：井上喜久子　長年ロイドの補佐を務めていた才女。ジルクスタン王国での作戦に、ロイドらとともに参加。その前の晩、ロイドに“毒物”を飲ませて昏倒させた。
シャーリー・フェネット：折笠富美子　劇場版 3部作で生存ルートを与えられた。ルルーシュと直接出会う描写はなかったものの、エンドロールで泣きながら電話をしている様子を見るに、声を聞くことは出来た様子。
シャムナ：戸田恵子　ジルクスタンの聖神官。「予言の力」でジルクスタンを勝利に導く。その力は、実はギアス能力で、死ぬと一定時間時間が巻き戻るというもの。その力を用いて、民族の幸せを実現させようとしていた。そして自身のギアス能力を改変するため、ナナリーを利用しようと拉致する。
シャリオ：村瀬歩　ジルクスタンの国王でシャムナの弟。身体が不自由だが、ナイトメアフレームの高い操縦技術を持つ。姉シャムナに心酔しており、「予言の力」を信じ切っていた。
ボルボナ・フォーグナー：大塚明夫　シャリオに仕えるジルクスタンの大将軍。息子シェスタールが黒の組織によって犠牲になるとその敵討ちのために率先して名乗りを上げる。黒の組織との作戦終盤、自身が絶体絶命の状況になった時も、自身の命より戦果を重視するなど軍人としての挟持を持つ。
シェスタール・フォーグナー：島崎信長　ボルボナの息子にして、シャムナの親衛隊隊長。ジルクスタン王国に侵入したルルーシュ一派の逮捕作戦を担当するものの、ものの見事にルルーシュの作戦にハマり、犠牲になる。
ビトゥル：高木渉　大監獄にいる男。シャムナの予言により、事前にルルーシュらが大監獄に来ることを知らされていたため、中で他の王国側の一員とともに待機していた。しかし、分が悪いと見ると、その場から逃げ出すなど、必ずしも王国への忠誠は誓っていない様子。
クジャパット：津田健次郎　暗殺部隊の隊長。「敵と味方を視覚的に入れ替わったかのように見せる」ギアス能力者。ジルクスタン王国内で、スパイ摘発活動をしていたところ、偶然にカレンらとC.C.らが同じ場所にいたところで、カレンらを発見。しかし、C.C.にギアスが効かないと分かると、撤退する。