ブレイム 単語

5件

ブレイム

3.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

Blameとは英単語の一つで、「非難する」「責任を負わせる」といった意味の動詞、もしくは「非難」「責任」「罪」といった意味の名詞である。


本項では、この単語をそのまま名とする2006年生まれのアメリカ競走馬・ブレイムについて記述する。

ゼニヤッタに生涯一のを付けたが、単なるヒールでは終わらない実力も兼ね備えていた。

概要

Arch、Liable、Seeking the Goldという血統。
アーチラストランBCクラシックこそ大敗したがそれ以外はGI1勝を含め6戦5勝2着1回と安定した成績を残している。アーチの全には阪神3歳牝馬Sを勝った*ヤマニンパラダイスがいる。
ライアブルは15戦6勝で重賞勝利だが、その祖母NureyevFairy Bridge(*フェアリーキングSadler's Wells)を出したSpecialという良血。
シーキングザゴールドは詰めが甘いところがありGI2勝を挙げたものの勝ちきれないレースも多かったが、種牡馬としては大活躍を収めている。

はクレイボーンファームとアデル・B.ディルシュナイダーという人物の共同生産所有馬としてアルバート・M・トールJr.調教師に預けられた。

2~3歳時

2歳9月デビュー戦で3着の後、翌の次戦を勝ち上がり、2歳時はこれで終え2戦1勝だった。

3歳時は三冠競走が全て終わった6月に復帰し、初戦の一般競走で3着の後次戦の一般競走を勝利した。続けて非重賞カーリンSを勝利し、初重賞出走となるスーパーダービー(GII)ではUAEダービーRegal Ransomの2着となった。続く10月ファイエットS(GII)を勝利し、重賞初制覇をマークした。更に11月クラークハンデキャップ(GII)ではGI5勝を挙げていたEinsteinGIは1勝のみだが前年のプリークネスSなど2着が3回あったMacho Againなどを破って連勝し、3歳時は6戦4勝で終えた。

4歳時

4歳初戦はプリークネスSアンダーカードであるウィリアムドナルドシェーファーS(GIII)で迎え、中団からしっかり抜けて勝利した。続くスティーヴン・フォスターハンデキャップ(GI・9ハロン)では関節に慢性の不安を抱えながらデビュー戦8着のみの5戦4勝でGII勝ちを挙げた*バトルプランが1番人気に推され、スロー逃げた同が一旦はブレイムを含む後続を突き放したが、ブレイムがここから勢いよく追い込んで3/4身差で差し切り勝利した。

その後は約2ヶけてホイットニーハンデキャップ(GI・9ハロン)に出走。GI2勝を含む3連勝中のQuality Roadが単勝1.5倍の断然人気に推されたが、逃げた同馬ール前でアタマ差で交わし、これで5連勝とした。しかし続くジョッキークラブゴールドカップではスローペースでげたHaynesfieldに翻弄されて4馬身差付けられた2着に敗れ、連勝はストップしてしまった。

続くブリーダーズカップ・クラシックでは、日本から遠征したエスポワールシチー、中間にウッドワードSを圧勝したQuality RoadプリークネスSなどGI5勝を挙げていた3歳トップのLookin at Luckyなどが出走したが、最大の玉はここまで前年のこのレースなどGI13勝を含む19戦19勝という成績を残していた女傑Zenyattaだった。Zenyattaが単勝2.0倍で1番人気、Lookin at Luckyが5.9倍で2番人気、本が6.2倍で3番人気となった。

ただでさえ出遅れのあるZenyattaが普段以上に出遅れ最後方に置かれる中、ブレイムは中団につけてレースを進めた。Quality Roadエスポワールシチーなど4頭がミドルペースで先行したが、競り合ったのが災いしたか先行勢は4で失速。一旦先頭を伺ったエスポワールシチーを含めて先行勢は直線入口で総崩れとなり、一緒になって上がってきたLookin at Luckyを残り300ヤード地点で振り切ったブレイムが先頭に立った。そこへ後方からZenyattaが物凄い勢いで飛んできたが、を見せたブレイムがアタマ一つゴール通過Zenyattaに初をつけ、同時に創設100周年を迎えたクレイボーンファームに初のBCクラシックタイトルを贈った。

はこれをラストランとして引退した。通算成績は13戦9勝・GI3勝で、2010年エクリプス賞最優秀古に選出された。

種牡馬成績

引退後はクレイボーンファームで種牡馬入りし、初年度から100頭強の繁殖牝馬を集め続けている。初年度産駒から重賞が出たほか、2017年には3世代のSengaがディアヌ賞を勝利GI勝ちを挙げるなど、まずまずの成績を残している。日本では2020年のアーカンソーダービーを敗で制したものの故障で三冠競走に出走出来ず引退した*ナダル種牡馬として導入されている。

血統表

Blameの血統
Arch
1995 黒鹿毛
Kris S.
1977 黒鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Sharp Queen Princequillo
Bridgework
Aurora
1988 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Althea Alydar
Courtly Dee
Liable
1995 鹿毛
FNo.5-h
Seeking the Gold
1985 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Con Game Buckpasser
Broadway
Bound
1984 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Special Forli
Thong
競走馬の4代血統表

クロス:Northern Dancer 4×4(12.5%)、Raise a Native 5×4(9.38%)、Nashua 5×5(6.25%)

主な産駒

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/11/09(土) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/11/09(土) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP