ラブせつとは (ラブセツとは) [単語記事]

ラブせつとは、『フレッシュプリキュア!』における桃園ラブと東せつなの、ある意味友達を通り越した仲睦まじさを現した百合萌えカップリング用語である。

その逆の、せつラブはほとんど見られない。その理由は本編をみればおのずとわかる。

概要

なぎほの、咲舞などに通ずるプリキュア百合萌え用語の一つ。

プリキュアといえばメインヒロイン達の仲の良さが百合としてネタにされやすく、この二人もそれの流れを組んでいる。

だが、この二人はある意味決定的に他のカップリングを超越している要素がある。

それは、同棲である。

流石に二年のお付き合いであるなぎほのですら達成できなかった境地だが、この二人は劇中の流れから、後半からはラブの家である桃園家に同じ屋根の下で暮らしている。

おまけにラブがあまりにも頼れる兄貴すぎて、せつなが元々のドSな攻めタイプなのにも関わらず、劇中ではラブ攻めがほぼ一択という異様な状態となっている。

同棲前から同棲後まで、とにかくラブラブネタには事欠かない。同棲後の新婚夫婦みたいな買い物シーンは必見。

せつなのキャラソン第二弾においては、あまりにラブが好きすぎるためか、せつなが歌詞の最後で「ラーブ！」と叫んでしまっている。

ラブせつ～愛の軌跡～

出会い

初めての出会いは占い館である。この時、デタラメな占いで「幸せが訪れる」とラブのことを喜ばせた。
ちなみにこうして顔を合わせた際、ラブが自分達の驚異になることを悟っていたが、何故か見逃した。
つまりこの時点でせつなはラブに一目惚れしたとも考えられる。
その後イースとキュアピーチとして間接的に対峙することとなるが、戦いの後「長い付き合いになりそうだ」と嬉しそうに語っている。
これが恋・・・！

再会

その後プリキュア襲撃は行っているが、実際に接触したのは7話の出来事である。

せつながプリキュアの力を奪うために、東せつなとしてプリキュアからリンクルンを奪おうとラブ達と友達になるため近付く、というエピソードである。

予告時点で赤らめた頬を見せるせつなの映像が流れ、当時からフラグが立っていたことを視聴者からネタにされていた。

この時ドーナツの味を覚え、四葉のクローバーペンダントをラブからもらう。このペンダントは「プリキュアに近付くため」となかなか離さなかったが、必要なくなったとしてゴミ箱に捨てようとする。

・・・が、大好きなラブがきたので満面の笑みでそれを首から下げていることをひっそりアピールしていた。

なお、この際ラブから「せつなとデートなんだぁ！（素）」という名言が飛び出した。同時にデートにずかずかと付いてきたmktnやブッキーのことをせつなが「あっち行ってよ」という台詞も話題になった。

そりゃ初デートくらい、二人きりにさせてほしいものである。

心境の変化

こうしたことを続けているうちに、せつなの中に動揺が生まれた。
既に主人公達に近付くという時点でフラグであるが。

ラブを追い詰めるための言葉のつもりが、知らないうちにラブを本気で心配する言葉になっていたり、自然とラブに惹かれて行く描写が所々で描かれるようになっていた。

この間にナキサケーベのカードをもらい、メビウスへの忠誠を示そうとしていたが、その痛々しさはどこかに救いを求めていたともとれる描写である。

四枚目のカードを使う時は、いきなり貧血で倒れるなど目に見えて危ない状況に陥っていた。この際のラブとのやりとりは見てるこっちがラブに惚れてしまうような兄貴母性的シーンがある。

暴露と告白

ナキサケーベカードを完全に破壊されて追い詰められたせつなは、イースの状態からせつなの姿に戻ることで、ラブの思いをクローバーのペンダントとともに文字通り踏みにじった。

目論見通りラブは精神的なダメージを受けて塞ぎこんでしまうが、同時にイースとしての自分は寿命を言い渡されることとなる。

二人の思いが交錯し、占い館の森において拳と拳のぶつかいあいによる思いのぶつけ合いが行われた。

この戦いの最中、とうとうイースがラブのことを「羨ましい」と思っていることを暴露、一途にイースがせつなであると信じ続けるラブのまっすぐな告白に、とうとう彼女も折れてしまった。

ようやく和解できたのにも関わらず、ついに例の寿命がきたイースは死亡してしまう・・・。

が、アカルンの力でイースは本当の意味で東せつなとして転生し、蘇った。喜ぶラブだったが、せつなは今まで悪事を働いてきた罪悪感・・・というのは建前で、その心はラブの心を酷く傷つけてしまった罪悪感で一度はラブの前から去った。

同棲

その次話において、ラブ執念の捜査によってせつなは発見された。同時にラブは家族の食事会にせつなを誘い、その流れで（パッション覚醒？こまけぇこたぁいいんだよ！）桃園家での同棲を提案する。

実質百合派な視聴者にはプロポーズ宣言ともとれるこの発言に、せつな号泣。二人は正式に両親にも認められ、幸せな家庭と築いていくようになる。

「みんなでおうちでゆうごはーん」だったり、家具を一緒に揃えにいったり、ラブとビーチボールを投げ合ったり、お互い嫌いな野菜を詰め合ったり（ニンジンとピーマン）・・・新婚早々だからってイチャつき過ぎである。

夫婦喧嘩

しかし二人の仲もずっと円満だったわけではない。

ソレワターセによって桃園あゆみことお母さんが入れ替わってしまい、それに気づいたせつなが反抗的な態度を見せたことで、ラブと和解後初めて本気の喧嘩をすることになる。

ラブが怒ったのは、直前にあゆみお母さんがせつなを「本当の娘だと思っている」ことを語っていたからである。しかしせつなは冷静に状況を判断し、mktnとブッキーに事情を話して本物のお母さん捜索に乗り出し、見事成功。

同時に冷静になってきたラブが、自分の母の様子がおかしいことに気づいたことで誤解が解け、二人は今まで喧嘩してたとは思えないくらいのコンビネーションで縁切りソレワターセを打ち破る。

せつな帰郷

ラビリンスとの戦闘が終わったせつなは、まず自分の故郷を立て直そうと決めて国に帰ることになった。

おそらくこれはあえて別居することでお互いの愛をより確かめ合うために違いない・・・というのは決して公式見解ではなく大きなお友達の淡い予想である。

その後、大輔の告白を見送ったりしているが、玉砕することが見え見えだったから許したのだろう。恐ろしい子・・・！

その後～現在

プリキュアオールスターズDX2では、せつながラブ達の世界に帰ってきているシーンがある。

どうして帰ってきたか、などのシーンはないが、あれだけの別れのシーンを見せたということは本編ではあまり帰郷しないことを仄めかしている（故郷の復興・自立に時間がかかる）にも関わらず、放映終了から約二ヶ月で帰ってきてしまった。（馬鹿息子同僚達も一緒である）

きっとあまりにもラブの胸が恋しくて、フェアリーパーク建設を口実に帰ってきてしまったのだろう。

映画では今までに見せなかったSっぷり・・・もとい奥さんっぷりを見せており、ラブの暴走を見越してドーナツを守ったり、尻餅をついたラブをジト目で眺めたり、すっかり旦那の破天荒っぷりに慣れきった感じになっていた。

ちなみに映画ポスターではそんな本編の展開とは裏腹に、二人仲良く手を繋いで先方の立ち位置を飾るなど、そのラブラブっぷりをアピールしていた。

ラブせつ単語

概要

ラブせつ～愛の軌跡～

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