ローリー(アズールレーン)とは (ローリーセンセイとは) [単語記事]

「ローリーは言うことを聞かない子に厳しいですよ」

ローリーとは、STG アプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属オマハ級軽巡洋艦4番艦〈USS Raleigh, CL-7〉をモチーフにしたロリっこ先生KAN-SENである。
デザイン：馬甲、CV：木村珠莉

ロリじゃなくて、ちゃんとローリー先生って言ってくださーい！（概要）

ユニオン（アズレン世界でいうところのアメリカ）に所属する軽巡洋艦。レアリティはノーマル。誰だ駆逐艦じゃないかって言ったのは？

オマハ級姉妹の一人であり、オマハの妹にしてリッチモンドの姉。なお妹のはずのリッチモンドの方がいろいろと大きい。見た目がちびっこなのは艦名由来であろうが、指揮官と初めて会ったときにちゃんと契約書を交わし、以後は先生役として指揮官を導いていく、割とオトナな人である。が、見た目に加えて可愛い声のせいか、指揮官には何かとぎゅぎゅっとされている模様。むしろ立ち絵よりもSDの方がオトナっぽく見えるという希有な存在である。

実装当時、アズレンではまだまだ希少だった眼鏡っ子の一人。蒼いスクエア型アンダーリムのレンズの向こうには赤い瞳を持つ。茶色の髪をくるくると巻いており、アホ毛も装備。上はノースリーブのセーラー服。丈が短いためイカ腹おへそが見えている、下はちょっと判りにくいが、ミニのプリーツスカートにスパッツというスタイル。右手にペンを持ち、左手には手帳を開いて持っている。

姉のオマハとは絵師が同じだが、服装で共通しているパーツはよく見るとほとんど無かったりする。妹はそもそも絵師が違うので衣装も異なっている。

みんな、久しぶりの実戦ですから、集中してください～（性能）

スキル1:快速装填
20秒毎30.0%(最大レベルで60.0%)で発動。10秒間自身の装填が20.0%(最大レベルで40.0%)アップ

性能については、……まぁノーマル艦だし、史実的にも旧式艦である。オマハ級というのがそもそも艦Cで言うところの天龍型的な立ち位置なのでお察しください。なに、愛があれば多少の性能差なんてなんともないさ。

…これでは投げやりなのでフォローしておこう。

スキル「快速装填」は、20秒毎に最大60.0％で発動。ローリー自身の装填が最大40％上がる。地味なスキルだと言うなかれ、レベルを上げてステータスの装填を強化すれば、スキルもどんどん発動するようになり、主砲の回転率が上がる。つまり全弾発射の発生も早くなるということである。この全弾発射が前方一点集中型なので、うまく叩き込めば一気にダメージを奪うことが可能。魚雷も然り。1戦闘で何回も魚雷をぶち当てれば、ボスキャラもタダでは済むまい。

まあ結局の所、指揮官自ら操縦してローリーの特性を完全に把握すればSSR キャラにも負けぬ活躍が可能なのである。とはいえ、基本的な能力値の低さはいかんともしがたいので、高難度海域ではバルジ・消火装置・応急修理装置などで耐久値を上げたうえで、出来ればリアンダー、ブルックリン、ライプツィヒといった巡洋艦のバフスキルを持つ者と組んで支援を受けよう。

くどいようだが、愛を注げば性能差は絶対的な戦力差ではないのだ。それを指揮官に教えてくれる、ローリーはまさに先生の鑑なのだ。

史実でわからないことがあったら、先生に聞いてください

〈USS ローリー〉は、1924年2月6日に竣工したオマハ級軽巡の4番艦である。艦名はLoliではなくRaleighで、ノースカロライナ州の州都の名前から取られている。さらにその元を辿ると、イギリス人でアメリカに初のイギリス植民地を造ったウォルター・ローリー^[1]である。そんなわけで、イギリスにも何隻か「ローリー」の名を持つ艦が存在している。なお、アメリカ現地では「ラリー」と発音する模様。

なお、日本での同世代は長良型～川内型になる^[2]。

それはさておき、〈ローリー〉はその後主に大西洋で運用された後、太平洋艦隊に所属となり、そして1941年 12月7日のその時を真珠湾で迎えた。

真珠湾の中でも北よりの停泊地に停泊していた〈ローリー〉にも、容赦なく攻撃機隊が襲いかかり、魚雷の直撃を受けて大きく左に傾いてしまう。乗組員達は重量物を投棄してこれ以上傾かないように必死にダメコンを行いながら対空戦闘を行い、5機を撃墜してなんとか攻撃を乗り切った。その後は現地で仮修理を受けてから、サンフランシスコに移動して本格的に修理を行った。

1942年 7月に復帰した後は、主に北方任務となり、アリューシャン列島や千島諸島方面で活動した。目立つ戦果こそないが、輸送護衛や上陸支援など堅実に作戦をこなし続けた。終戦直前にはエンジン不調のためアメリカ本土に戻ると、そのまま前線に戻ることなく、今度は士官候補生達の訓練航海に携わっている（ローリーの先生キャラはここから来ていると思われる）。そして終戦を迎える。

終戦後、1945年 11月2日に退役。同年11月28日に除籍。翌1946年 2月27日にスクラップとして売却され、22年にわたる艦生を終えた。〈ローリー〉は第二次世界大戦でバトルスターを3つ受章した。

指揮官、未視聴の関連動画を忘れないでください！

新米にとって、一回一回の静画はとても重要ですよ～

新しい関連項目は整理しました。ご確認ください

アズールレーン
アズールレーンのKAN-SEN一覧
アズールレーン（陣営） / ユニオン
オマハ級軽巡洋艦
- オマハ（アズールレーン）
- ローリー（アズールレーン）
- リッチモンド（アズールレーン）
- コンコード（アズールレーン）
- メンフィス（アズールレーン）
アズレン先生仲間
眼鏡っ子
ロリ

脚注

*余談だが、ガレオン船〈アーク〉をウォルター・ローリー卿が購入し、自分の名前をつけて〈アーク･ローリー〉と呼んでいたが、この船がその後エリザベスⅠ世に献上され、王家所有という意味で改名されて〈アーク・ロイヤル〉になった。これが初代〈アーク・ロイヤル〉で、ロイヤルネイビーでその名が受け継がれることになる。なのでわたアーク・ロイヤルとローリーには不思議な縁があるわけで、わたアーク･ロイヤルが可愛い妹として愛でても何ら問題は無いのだ。
*同世代なのにオマハ級は旧式呼ばわりされる一方で、長良型や川内型が現役バリバリ扱いされるのには理由があり、実は日本は川内型の後、15年あまり新しい軽巡を造らなかった（大淀型や阿賀野型が建造されたのは太平洋戦争の開戦が迫る頃）。そのため、太平洋戦争でも主力の軽巡が長良型・川内型だった。なお、アメリカはその15年の間もせっせとブルックリン級やアトランタ級といった軽巡を建造していた。