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この記事は小説『とある魔術の禁書目録』及び外伝『超電磁砲』『アストラル・バディ』のネタバレを含んでいます。ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
弓箭猟虎とは、『とある科学の超電磁砲』の登場人物である。
学園都市の第7学区『学舎の園』にあるお嬢様学校、枝垂桜学園に在籍している生徒。
学園都市の研究機関『才人工房(クローンドリー)』の第3研究室『内部進化(アイデアル)』出身。上条当麻や佐天涙子らと同じくレベル0の無能力者。常盤台中学3年生で弓道部主将を務める弓箭入鹿の実姉でもある。
一見、友達付き合いが苦手で人見知りなことを除けばごく普通の学生である。が、その正体は垣根帝督率いる暗部組織『スクール』の正規要員であり狙撃手(スナイパー)。『スクール』の正規要員の中では新参者であり、誉望万化が彼女の教育係を務めている。
作中では、垣根帝督が『ピンセット』の情報収集を行う過程で、誉望から連絡を受け取り佐天涙子とフレンダを襲撃。交戦当初は有利な戦闘を展開するが、執拗に追い詰めすぎたことが仇となり、フレンダに逆襲され敗れる。かろうじて命は繋ぎとめたが敗戦の代償は大きく、左目・鼻・口を失う重傷を負う。
その後、詳細は不明だが10月9日に勃発する暗部抗争前に『アイテム』の面子と交戦し死亡。後任のスナイパーには砂皿緻密が着任している。
ツーサイドアップに纏められた長髪、服の上からでもはっきりと分かる豊かな胸、学友からも認められているバイオリンの腕前など、端から見れば容姿端麗な美少女である。が、任務では標的(ターゲット)を限界まで追い詰めなぶり殺すことに悦楽を感じるサディストな一面を露わにする。彼女と対峙したフレンダは「実力を誇示し獲物が悶え苦しむ様に悦びを見出すタイプ」と評し、自分と同じ性格の人間と分析している。
幼い頃は気弱で泣き虫な性格でありサディストな一面はなかった。『内部進化(アイデアル)』の特殊な環境下で無能力者故の肩身の狭さに苛まれながらも、妹の入鹿や蜜蟻らの励ましもあり何とか堪えていた模様。ただ、姉妹仲は良かったものの猟虎は入鹿への依存心が強く、入鹿が能力開発で結果を出していく様子を羨望の眼差しでみつめていた。そして、入鹿の関心が実姉の猟虎よりも帆風潤子に移っていく過程で孤独感を更に募らせてしまい、「抵抗できない弱者を痛めつけることで愉悦に浸る」サディストな人格が芽生えていく。
暗部組織『スクール』へ加入した後も自分に友達がいないことに病的なまでのコンプレックスを抱いており、ぼっちからの脱却を心の底から願っている。ぼっちであるという劣等感から、作中でフレンダを追い詰める際も「ゴールド(リア充金髪)」「イチャイチャしやがって」と一方的にレッテルを貼り内心で毒を吐いている。しかし、最終的に自分が敗北し重傷を負ったにもかかわらず、全力で殺し合いをしてくれたフレンダに友情を感じてしまっている様子から、内心は愛憎入り混じるものだったのかもしれない。
なお、ぼっちであるという認識は本人の思い込みによる部分が大きく、実際は学園の生徒からは比較的好かれている。が、悲しいことに猟虎本人はそのことに気付いていない。また、根が真面目で任務を全てに優先させるため、友達作りの機会をことごとく逃してしまっている。
作中で1年半ぶりにクラスメイトから声を掛けられた時も狙ったようなタイミングで任務の招集がかかったり、バイオリンの演奏でクラスメイトの関心を惹こうとした際も「話しかけたら迷惑になる」と逆に遠ざけられてしまったりと、不幸体質も相当なもの。友達に飢えている故か、上記のクラスメイトに話しかけられた際はいきなり「クラスの人気者」「学園のアイドル」を夢見てしまったりと、飛躍的な妄想をしてしまうこともある。
友達付き合いに必要な会話も致命的に不得手。学園の人間に対してはコミュ障気味で学園の人間から話しかけられても緊張して上手く言葉がでない。
「同じチームということは私達もう友達…いえもはや親友ですよね あ私明日からお弁当作ってきます 服装もペアルックにしましょうか それと一ヶ月の記念日には…」
と、『スクール』加入時に飢えた獣の如くいきなりゼロ距離まで詰め寄り海美をドン引きさせ『心理定規(メジャーハート)』の能力で心の距離を遠ざけられてしまっている。
無能力者(レベル0)であるが、『スクール』の正規要員に選ばれるだけあり戦闘能力は高い。
狩猟民の追跡技術を習得しており、獲物が残した痕跡(血・匂い・遺留品等)から情報を分析しターゲットを執拗に追い詰める。局所的な状況下に限られるがその追跡(トラッキング)は滝壺理后の『能力追跡(AIMストーカー)』を上回る精密さであり、相手のトラップやフェイントを看破し行動の全てを把握できる程に優れている。
ぼっち故の影の薄さも合わさって人混みに紛れ気配を消す能力に長けており、そこから服の中に仕込んだ狙撃銃で獲物を狙い撃つ。狙撃銃は服の袖の中に分解され収納されているため全く目立たず、炭酸ガスの圧縮で弾丸を飛ばす特殊構造により銃声もほぼ皆無。猟虎本人の射撃精度も高く、フレンダが投擲した手の平サイズの小型爆弾の隅を射撃して弾道を逸らしてみせたほど。なお、狙撃銃は右腕が近距離用、左手が中距離用となっている。
素の身体能力も高い。頭蓋が陥没しても不思議ではないフレンダのヒール込みドロップキックが側頭部に直撃しても持ち直して即反撃を行ったり、誉望のサポートがあったとはいえ口に複数の小型爆弾を詰め込まれビルから落とされた挙句トドメに数個の爆弾で追い打ちをかけられ大爆発に巻き込まれても生還してみせるなど、外見とは裏腹に恐ろしいタフネスを備えている。
掲示板
46 ななしのよっしん
2021/09/06(月) 00:05:04 ID: sWIdMIrhOi
仕事時は「誉望さんに叱られる」と思ってるけどオフ時はメスガキ煽りする誉望との関係性好き
能力使って全力で遠ざけないと距離0になる心理定規の子との関係性も好き
使い捨てキャラにしては色々とユニークな設定詰め込みすぎなんだよ
女の子の親友に心底飢えたぼっち(と思い込んでる)サディストスナイパーとかいないだろ他
47 ななしのよっしん
2022/06/27(月) 19:21:11 ID: InUBq5OKpu
48 ななしのよっしん
2023/07/30(日) 18:02:22 ID: lzimfaY5e5
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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