御坂美琴(みさか みこと)とは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』のヒロインであり、そのスピンオフ漫画『とある科学の超電磁砲』の主人公である。
学園都市の「常盤台中学」に通う14歳。
また、7人しかいないレベル5の1人でもある。
学園都市230万人の中における序列は第3位。
能力名は「超電磁砲(レールガン)」。
この能力名は、彼女の通り名ともなっている。
常盤台中学の二年生にしてエースであり、後輩の白井黒子からは「お姉様」と呼ばれ慕われている。
男勝りでさばさばとしており、面倒見が非常に良い。
友達や後輩が理不尽な被害にあうと烈火のごとく怒る。
そうした男勝りな性格に反して趣味はファンシー系。ぬいぐるみやらストラップやら、可愛い物や子供っぽいものが好き。中でも特に『ゲコ太』というカエルのマスコットにご執心である模様。
自分の能力を打ち消し、勝敗をうやむやにして逃げる上条当麻を見ると勝負を挑まずにはいられずいつも追い掛けている。そんな目の敵にしていた上条が、いつしか心の支えとなっていく。
最初はツンツン、次第にデレデレという昔ながらのツンデレであり、罰ゲームと称して上条当麻との間で携帯電話の恋人定額の契約をしたりと、行動にもデレが表れ始め、原作16巻にてついに自身の内にある莫大な(恋愛)感情を自覚するに至った。
原作17巻では理性が吹っ飛ぶほど上条のことが好きになっており、それ以降、自分の与り知らぬところで大きな戦いに巻き込まれている上条の力になるため行動している。しかし、原作22巻では彼を救うためにロシアに赴くも、上条は行方不明になり、手掛かりも掴めず失意の内に学園都市へ帰還する。
新約3巻では、無事生還し再び戦地へと赴こうとする上条と共にハワイへ行き、上条の助力となる傍ら、彼にペアの指輪を渡そうとしたが、未だ渡せないままになっている。
新約6巻ではフロイライン=クロイトゥーネを守ろうとする上条に協力するためにブリュンヒルド=エイクトベルと対峙し、聖人クラスの強キャラと互角の攻防を繰り広げた。
能力抜きでも大分身体能力が高く、かけっこにて同年代の男子をごぼう抜きにするほど足が早く、黒子はお互い能力抜きのケンカだと勝てないと思っている。細かい描写を見ると時速300km以上出てる輸送機に宙吊りになってる男性を片手で長時間支えていたり、超音速魔術兵器相手に対等に戦える高速飛行を生身で行うなど、人間離れした力を見せる事もある。
『超電磁砲』では主役を張り、『禁書目録』では見る機会の少ない彼女のヒーロー的な側面を思う存分発揮している。
一見天才型のように見えるが、レベル1からレベル5まで這い上がった努力型の人である。
原作22巻にて最初からレベル5になれる才能があったことは書かれているが、最終的にそこまで這い上がったのは彼女の努力ゆえである(この辺りの設定は素養格付を参照)。
能力のカテゴリは「電撃使い(エレクトロマスター)」。
超電磁砲(レールガン)は御坂美琴の能力名であり、異名でもある。
電撃使いの名に恥じず、電気量や磁場の操作などがかなりの規模で行える。作中では最大10億ボルトの雷撃を発生させたことも。
雷撃は矢のように飛ばしたり、全周囲に発生させたり、落雷を誘引させる他、自分を中心に10mほどの大型雷球を作ったこともある。また雷光や雷音を強くしてスタングレネード代わりにも使用できる。
応用の幅が非常に広く、砂鉄を集めて剣を作ったり、周囲の金属片で即席の盾を作ることも可能。最大時は200m範囲の砂鉄を集めて渦を作り、戦車一個中隊を壊滅させたこともある。
電子ロックなどの解錠も容易にこなすほか、かなり限定された環境下であったとはいえ、水分子を利用して飛行するという芸当まで成し遂げた。
美琴は自身の能力を応用し、物理的なレールを使用することなく、コインを弾丸として音速の3倍の速さで毎分8発程度の連射速度で発射することが出来る(後に新約8巻にてタイムラグ無しの零距離連射を行う)。これが「超電磁砲」と呼ばれる由縁である。
しかし、持ち歩いてるコインは普通のゲームセンターのものなので、空気抵抗で燃え尽きてしまう。そのため射程は約50メートルだが、自動車を空中に吹っ飛ばす威力を持っている。
作中での能力に関する説明で「雷撃の槍の速度が光速と同等」「(レールガンは)リニアモーターカーと同じ原理」などと現実的に見るとよく分からない設定もある。
強力かつ応用の幅が広い能力だが、体質的なネックとして身体からは常時電磁波が出ており、猫や小動物に逃げられることも。
その反射波がレーダーとして機能しており、目を閉じていても空間把握が出来るなど便利な側面もあるのだが……
それでも、魔術サイドの聖人クラスや第二位以上の面々からはパワー負けすることもあるが、魔術サイドの異能は破壊力などに重点が置かれすぎて微調整が難しく繊細さに欠けるものが少なくないので、技巧面の練度の高さで差別化できると思われる。
美琴が一定の能力を使い続けるとほとんど能力が使用できなくなる場合がある。本人は「電池切れ」と呼んでいる。
これらの要素から学園都市第3位のレベル5として位置づけられている。
第3位に位置するその高い演算力ゆえにずば抜けて頭もよく、18桁の暗号を一瞬で記憶したり、カジノのポーカー勝負にて相手の心理を読みきって大勝をする片手間、大型サーバーへのハッキングを敢行したりしている。
新約15巻で美琴が偶然手に入れた謎多き兵器群。
「対魔術式駆動鎧(Anti Art Attachment=A.A.A.)」は、アレイスター=クロウリーの理念「魔術の殲滅」を目的とした兵器であり、美琴が入手したのは木原脳幹が使用していた物のスペアである。
装備の種類はブースター、要塞攻略用大口径レールガン、ガトリング砲、速射砲、大型ミサイルコンテナ、火炎放射器、レーザービーム、ドリル、液体窒素、殺人マイクロ波など多岐に渡る。
装着した姿はMS少女やIS、艦これ、フレームアームズガールなどに代表されるアーマーガールそのもの。
A.A.A.の本質は美琴を上回るほどの超火力でも機動性でもなく、「魔術」に対する絶対的な優位性。「魔術を絶滅させる者の装備」と表記される事もある。
この兵器にかかれば、世界を片手間で消滅させる真正の『魔神』を相手にしても葬り去る事ができる。
実際にはアレイスター=クロウリーから供給される力を撃ちまくる砲台のようなものなので、単なる軍事的な科学技術のみがこの兵器を成立させているわけではない。
新約18巻でオリジナルパーツを食蜂操祈と共に分解したところ、内部の電子回路の一部は「おまじないとかに出てきそうな魔法陣の形」である事が判明。通電(起動)の際に周囲に「魔法陣のような磁場」が形成されるが、これがアンテナ・受信装置の役割を持つ。
初出:第7巻
史実にも存在するアレイスター=クロウリー本式のテレマ魔術体系。1904年に来たる「ホルスの時代」を支配すると言われ、クロウリー系の魔術師は今なお同系統の魔術を使っている。
実は…、
魔術(Magick)とは、意志に従って変化を起こす科学であり業である。
アレイスター・クロウリー『Magick in Theory and Practice』より
(※新約22巻にて同書から引用)
オティヌス:
アレはあくまでも学園都市の機械製品という話だが、
どこからどう見たってクロウリー本式の魔術、Magickの匂いが強過ぎる。
モノを拾ったあのガキ自身が気づいているかどうかはさておいてな。鎌池和馬『新約とある魔術の禁書目録』第22巻より
という事らしく、対魔術式駆動鎧はそのMagickが色濃く反映されているため、科学と魔術の融合を図ったような兵器と言える。
なお、上里勢力の魔術師「豊山琉華」はA.A.A.の解析から「テレマ」に関係する法則を発見し、科学サイドとテレマの関連性を早期から見出していた。
「テレマ」とはギリシャ語で意志を意味する言葉で、聖守護天使エイワスがクロウリーに授けた『法の書』を聖典とした、現実に存在する宗教の名である。
(エジプト神話から程遠いエジプトの三神、呼び出されし従わぬ者、アブラ・クアタブラの護符などは、テレマ教もしくはテレマ教を立ち上げたクロウリーに関係する言葉)
そもそも、学園都市はクロウリーがかつて創設した「テレマ僧院の形を変えた姿」と言われており、科学サイドや学園都市自体がテレマの隠れ蓑・延長だったらしい。
A.A.A.には第11学区のコンテナに隠されたオリジナルパーツの他、美琴が自分用にチューニング・アレンジした改良型も存在する。美琴用A.A.A.は常盤台中学に設けた専用ガレージに格納されているのだが、エレメント事変時に木原唯一の襲撃に遭い、一度ハンガーと校舎が壊滅している。
なお、コアが魔術関係なので能力者の美琴では使用する度に身体が崩壊してしまう。運が良いのか美琴の場合は数回起動しても鼻血で済んでいたが…。
木原唯一との交戦で倉庫に不時着した美琴は、倉庫内でA.A.A.を発見。それらは木原脳幹が使用していた対魔術式駆動鎧のスペアだった。
この時の美琴は「魔神」や上里の義妹「去鳴」との接触で精神に異常を来していた。彼女自身A.A.A.の異常さに勘付いてはいた。
後戻り出来ない事を理解しつつ、さらなる強さを求めて電磁操作で強引に兵装ユニットを構築・装着し、その力を以て木原唯一を消し飛ばした(唯一はまだ生きてる)。
起動前後の美琴の狂気に満ちた様子や去鳴の発言、さらに上条が抱いた「悪魔」というイメージから、読者の間ではもっぱら美琴の闇落ちが危惧されるようになったとか…。
掲示板
2995 ななしのよっしん
2024/05/21(火) 08:51:22 ID: RIC71C6a4w
もうその原作勢とやらは全盛期の十分の一
以下しか居ないんですよ・・・
そうやって雑魚は俺達強者に屈服しろ
っていう面白味が無い展開ばっかりで
原作にネガキャンされて売上が落ちた
電磁砲はそんな状態で3倍客いるんですよ
状況わかってるの?
もうすぐ電磁砲終わったら見捨てられるぞ?
強かろうが弱かろうが読者の期待を裏切る
ライバルも主人公も行間ヒロイン以下だって
20年経ってまだ気づかないの?
2996 ななしのよっしん
2024/08/07(水) 06:50:54 ID: HNDWCJ09uB
とりあえず人気投票1位おめでとう!
こりゃ何度やっても1位だな(確信)
2997 ななしのよっしん
2024/09/27(金) 01:02:22 ID: yDBWp8sKa7
みこっさんは超電磁砲の描写が積み重なった結果あんま見ない理想的な女性ヒーローになったからそんなにヒロインヒロインして欲しくない
本編の美琴が上条に拘って道を踏み外していくとしたら何か解釈違い(上条に惚れてること自体は全然良いけど)
失恋しても引きずりながら前に進んでいくか、乗り越えて前に進んで行ってほしい
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最終更新:2024/11/08(金) 06:00
最終更新:2024/11/08(金) 06:00
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