浅草駅とは (アサクサエキとは) [単語記事]

浅草駅とは、東京都台東区にある東京地下鉄銀座線[G19]、東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）[TS01]、都営地下鉄浅草線[A18]の駅である。

つくばエクスプレスの駅については浅草駅(TX)を参照(Google Mapsによればこの駅から徒歩11分と余りにも離れ過ぎているため)。

また、東武鉄道で本駅開業前に浅草駅を称していた駅についてはとうきょうスカイツリー駅を参照。

概要

駅名の通り、浅草寺、浅草神社、浅草花やしきの最寄り駅である。
ただし、JRの路線から乗り換えなしでは辿り着けず、主要なJRのターミナル駅からの移動に若干の時間を要する点が不便な点かと。

東京地下鉄

1927年（昭和2年）開業。相対式ホーム2面2線。
東京地下鉄の駅の中で最も古い駅（つまり日本初の地下鉄駅）であるため、バリアフリー設備は少ない。とはいえ、2番線からであれば車椅子でも地上に出られるルートができるなど整備は進められている。
留置線は終端に3本存在し、イベント時には1番線を乗車専用、2番線を降車専用とする。

都営浅草線との連絡通路は1番線のみ存在することと、前述のとおりバリアフリーで地上に出られる経路は2番線にのみ存在するため、神田駅～末広町駅間、稲荷町駅～田原町駅間などの車内放送や、末広町駅〜田原町駅間の接近放送、東京メトロ1000系の方向幕などで到着番線の案内をしている。
東武鉄道との連絡通路の横には昔ながらの地下商店街がある（→浅草地下街）。

東武鉄道

1931年（昭和6年）開業。開業当時は「浅草雷門駅」名義だったが、1945年（昭和20年）10月に現駅名に改称。頭端式ホーム3面4線。駅ビル「松屋浅草店」の2階にホームがある。
一応、東武のターミナル駅である。一応としたのは、浅草が繁華街として栄えていた当時ならいざ知らず、現在では当駅を利用するより、JR 常磐線やつくばエクスプレスと接続する北千住駅を利用したほうがはるかに便利だからである。

すぐ近くに隅田川があるため、駅のすぐ側に隅田川鉄橋があるのだが、あまりにも近いので、鉄橋上に分岐器がある、急カーブで15km/h制限になる、浅草駅のホームが狭いと言った問題がある。
これは、当初2両分で十分間に合わせていたものを、輸送量の増強に伴い無理にホームを延ばしたためである。
実際、1番線がなんとか8両対応になっているのに（前寄り2両はドアカット）、2～5番線は6両対応で必ず電車とホームの間に隙間が出来る状態である。
特急列車発着の際には、必要箇所にブリッジを渡して対応している。
10両の電車は確実に入線不可能であり、北千住駅で増結・解結する必要がある。
このことが、地下鉄半蔵門線との直通運転まで輸送上のネックになっていた。

1・2番線は区間急行・区間準急・普通、3・4番線は特急が使用する。5番線は長らく快速・区間快速が使用していたが、2017年 4月に廃止されたため一旦使用停止となった。その後、2023年 7月から特急「スペーシアX」専用ホームとなる。
特急ホームには有効な特急券を所持していないと立ち入ることができない。

駅ビルに入っている松屋は地下1階地上7階建のビルであるが、2010年 6月から地下1階～3階に規模を縮小している。
長らく「東武電車浅草駅」の昭和チックなネオンサインが駅の顔になっていたが、2012年 11月21日の「浅草エキミセ」としてのリニューアルオープンに伴い撤去。駅舎側面を覆っていた化粧板を外し、開業当初の雰囲気に近づけた。