益田直也(ますだ なおや、1989年10月25日-)とは、和歌山県出身のプロ野球選手(1488km/hを投げられる投手)である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。
| 千葉ロッテマリーンズ #52 | |
|---|---|
| 益田直也 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 和歌山県紀の川市 |
| 生年月日 | 1989年10月25日 |
| 身長 体重 |
178cm 80kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 右投右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2011年ドラフト4位 |
| 経歴 | |
| プロ野球選手テンプレート | |
和歌山商業高等学校時代は内野の控え選手だった。当時の同級生に女子プロ野球選手の川端友紀がいる。
関西国際大学に進学後、投手に転向。ツーシームを覚えて先発とリリーフの両方でフル回転し、ベストナインにも輝いた。2年時に出場した第58回全日本大学野球選手権大会を機に中継ぎに転校した。
2011年ドラフト4位で千葉ロッテマリーンズに入団した。背番号は52。
2012年はオープン戦から結果を残し、同じルーキーの藤岡貴裕、中後悠平と共に開幕一軍入り。カルロス・ロサの不調や伊藤義弘の離脱もあり、開幕からセットアッパーに抜擢されフル回転する。前半戦ではリーグトップのホールド数を挙げ、オールスターゲーム出場も果たした。結局そのままシーズンを通してセットアッパーとして投げ続け、新人の最多登板記録を更新する72試合に登板、2勝2敗41ホールド1セーブを挙げ(41ホールドはリーグ2位で新人記録を大幅に更新)、武田翔太(現:福岡ソフトバンクホークス)を制して新人王を受賞した。
2013年は薮田安彦と内竜也の故障に伴いクローザーに君臨。3月~4月は10救援で0.00と鬼神の如き活躍を見せたが、段々ほころびが出るようになる。最終的には33セーブで最多セーブ投手のタイトルを獲得、防御率2.76という成績を残すが、救援失敗は12、6敗するなど劇場型投手の成績となった。また埼玉西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスとの相性が悪く、更にはKスタ宮城ではバッティングピッチャーと化すなど、相性によるムラが顕著に出た。
2014年は右肘の違和感で開幕に間に合わず、その間に西野勇士がクローザーに定着してしまったためセットアッパーに回る。52試合に登板して7勝3敗1セーブ23ホールドの成績を挙げたが、5失点が2回、4失点が1回、3失点が3回と打ち込まれるときは盛大に炎上し、防御率は4.94に終わった。
2015年は開幕から前年の不調が続き、交流戦終了時点で防御率7.27と投げれば打たれる状態であったが、その後復調。交流戦終了後は防御率2.36と別人のような好投を見せ勝ちパターンの中継ぎに復帰。シーズントータルでは51試合に登板し3勝2敗11ホールド。一時は7点台だった防御率も3.91にまで良化させ、ここ数年の不調からの脱却を感じさせる一年となった。
2016年も中継ぎを務め、防御率0点台と絶好調。強力リリーフ陣の一角を担う。6月まではセットアッパーを務めていたが、内竜也、西野勇士らの相次ぐ離脱により7月からは3年ぶりにクローザーにまわった。怪我人が続出したリリーフ陣において南昌輝と共に最後まで一軍に残り続けトータルで61試合登板 3勝2敗14セーブ 防御率1.83と抜群の安定感を見せた。
2017年は前年に引き続きクローザーを任されたが、開幕から打ち込まれる試合が多く5月には内竜也に守護神の座を譲り中継ぎに転向。中継ぎ転向後も不安定な投球が続き、0勝4敗9セーブ6ホールド、防御率5.09と大きく数字を落とした。また38試合登板に留まり入団以来続いていた50試合登板もストップした。
2018年は前年の不振から脱却。リーグ2位の70試合に登板し2勝6敗3セーブ17ホールドを挙げ、松永昂大と共に不振のリリーフ陣を支えた。9月5日の北海道日本ハムファイターズ戦で通算400試合登板を達成した。
2019年は抑えを務め、60試合に登板。4勝5敗27セーブ12ホールドを挙げた。国内FA権を取得したためオフの動向が注目されたが、行使せずに残留した。
2020年も抑えを務める。8月7日のオリックス・バファローズ戦で通算100セーブを達成。史上5人目、球団初の100セーブ100ホールドを達成した。最多セーブには2セーブ足りなかったものの、リーグ最多タイの54試合に登板して31セーブを挙げ、防御率2.25。
2021年も抑えを務めたが、開幕からいきなりソフトバンクに2試合連続サヨナラ負けを食らう幸先の悪い滑り出しだった。しかしそこから大きく崩れることはなくシーズンを通しては例年通りの鉄腕ぶりを披露。6敗を喫したが、終わってみればリーグ最多の67試合登板で自己最多の38セーブを挙げ、2013年以来8年ぶりの最多セーブ投手のタイトルを獲得した。
2022年は4月12日のソフトバンク戦で通算600試合登板、6月11日の横浜DeNAベイスターズ戦で通算150セーブ、150ホールドを達成する。この年は52試合に登板するもセーブ失敗が多く25セーブに留まったが、通算645試合登板となり、村田兆治の持っていた球団登板記録を更新した。
2023年6月16日のDeNA戦で通算200セーブを達成。セ・パ交流戦以降に調子を崩し、10月1日に発熱で登録を抹消された。58試合の登板で2勝5敗36セーブ13ホールドを記録した。
2024年は44試合の登板で1勝4敗25セーブ6ホールドだった。
2025年は22試合の登板で1勝4敗5セーブ2ホールドに留まった。9月7日には上半身のコンディション不良でシーズン中の復帰は絶望的と報じられていたが、8月19日の楽天戦の救援失敗がきっかけで左手でロッカーを殴って左手甲を骨折していたことが9月19日に報じられた。
「プロ・大学交流試合 阪神4-2阪神リーグ選抜」(12日、鳴尾浜)
ドラフト候補の益田直也投手(4年=関西国際大)が、阪神リーグ選抜の先発として阪神(二軍)とのプロ・大学交流試合に登板。威力ある直球を軸に2回を2安打無失点、2奪三振に抑えた。クリーンヒットは1本もなく、視察した阪神の山本スカウトは「面白い投手。直球も147~1488キロは出るし、秋にもう一回見て」と評価。西武、ロッテなどのスカウトも投球を見守った。
との記事が載り、「最速1488キロ投手」として一部で話題になった。なお、当該記事
は結局修正されずにプロ入りから1年以上経ってから削除された。
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ | ブ |
ホ | ル ド |
勝 率 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2012年 | ロッテ | 72 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 41 | .500 | 75.1 | 61 | 2 | 19 | 2 | 57 | 2 | 25 | 14 | 1.67 |
| 2013年 | 68 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 33 | 9 | .250 | 62.0 | 65 | 3 | 16 | 4 | 66 | 3 | 24 | 19 | 2.76 | |
| 2014年 | 52 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 1 | 23 | .250 | 51.0 | 56 | 3 | 16 | 2 | 57 | 2 | 28 | 28 | 4.94 | |
| 2015年 | 51 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 11 | .600 | 53.0 | 48 | 2 | 21 | 2 | 42 | 7 | 23 | 23 | 3.91 | |
| 2016年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 14 | 21 | .600 | 59.0 | 53 | 2 | 16 | 0 | 36 | 1 | 13 | 12 | 1.83 | |
| 2017年 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 6 | .000 | 35.1 | 46 | 8 | 15 | 0 | 29 | 1 | 20 | 20 | 5.09 | |
| 2018年 | 70 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 3 | 17 | .250 | 64.1 | 44 | 6 | 30 | 3 | 61 | 2 | 26 | 22 | 3.08 | |
| 2019年 | 60 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 27 | 12 | .444 | 58.2 | 36 | 5 | 22 | 2 | 56 | 1 | 15 | 14 | 2.15 | |
| 2020年 | 54 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 31 | 5 | .375 | 52.0 | 42 | 1 | 17 | 2 | 53 | 4 | 15 | 13 | 2.25 | |
| 2021年 | 67 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 38 | 0 | .333 | 64.1 | 43 | 5 | 15 | 0 | 68 | 2 | 17 | 16 | 2.24 | |
| 2022年 | 52 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 25 | 8 | .333 | 52.0 | 46 | 6 | 19 | 3 | 47 | 8 | 21 | 19 | 3.29 | |
| 2023年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 36 | 13 | .286 | 53.1 | 49 | 9 | 14 | 1 | 54 | 4 | 23 | 22 | 3.71 | |
| 2024年 | 44 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 25 | 6 | .200 | 41.2 | 27 | 2 | 14 | 3 | 35 | 2 | 16 | 12 | 2.59 | |
| 2025年 | 22 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | 2 | .200 | 20.2 | 19 | 1 | 8 | 1 | 17 | 2 | 10 | 10 | 4.35 | |
| NPB:14年 | 769 | 0 | 0 | 0 | 34 | 56 | 248 | 174 | .378 | 742.2 | 635 | 55 | 239 | 25 | 678 | 41 | 276 | 244 | 2.96 | |
| タイトル | ||
|---|---|---|
| 最多セーブ投手 | 2回 | 2013年、2021年 |
| 表彰 | ||
| 新人王 | -回 | 2012年 |
| その他 | ||
| オールスターゲーム出場 | 4回 | 2012年、2013年、2016年、2021年 |
| 1球勝利 | 1回 | 2014年9月9日 |
掲示板
18 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 19:16:06 ID: LhWUojm3eu
無事これ名馬感の印象からもう一歩先に行ってほしいな
300セーブくらいいければ… 今後達成者出なさそうだし
19 ななしのよっしん
2025/09/19(金) 07:43:24 ID: Lg8go7NXQ8
ロッテ益田投手、ロッカー殴り骨折 250セーブ目前に…全治数カ月
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20 ななしのよっしん
2025/09/27(土) 22:39:26 ID: /GP+1fv/IM
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最終更新:2025/12/16(火) 12:00
最終更新:2025/12/16(火) 12:00
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