童子と姫 単語

ドウジトヒメ

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童子と姫とは、特撮作品「仮面ライダー響鬼」に登場する怪人である。

演:村田充&

概要

魔化魍と共に現れる不気味男女二人組。
魔化魍に餌となる人間を与え、彼らを育てようとしているが、その的などは不明。
たちにも古くからその存在は認知されていて、に童子たちと呼ばれる。

普段は人間の姿で行動しているが、衣装や言動などが魔化魍を思わせる奇妙な物になっている。
戦闘では「怪童子」や「妖」と呼ばれる怪人態に変化する。このとき、衣装は首元にまとまりマフラーのようになる。
外見とが一致しないのが特徴であり、見たは男でが女なのは童子、見たが女でが男なのがである。

魔化魍と同じく数の個体が存在し、出現地域によって衣装の色が多少違う。
また、個体ごとに育てる魔化魍が決まっており、それにより衣装肌色が異なるが、顔など大部分は共通。
こういった違いは怪人態にも現れており、特に顔や腕に顕著に見受けられる。
公式サイト等では「ツチグモの童子と姫」のように育てる魔化魍名前を最初に付けて分類するのが通例である。

物語が進行するにつれて裏で暗躍する存在が明らかになり、彼らによって強化された個体も存在する。
後半では「スーパー童子とスーパー姫」という万な新個体が現れたことで一般の童子たちは出番を失った。

登場した童子と姫

ツチグモの童子と姫

屋久島地方に登場。
短い和服に薄手の上着で、全体的にモノトーン調の衣装を着用。
、童子はメインカラーとなっており、対を成すようになっている。

口から粘着糸を吐き出す力を持っており、これを用いて魔化魍の餌となる人間を捕えていた。

怪人態は頭部と両腕がクモを思わせる黄色の配色になっており、マフラーがアクセントになっている。
両腕は状に変化させることで、武器にもなる。

ヤマビコの童子と姫

奥多摩小菅地方で登場。
奥多摩では黄色といった手な衣装だったが、小菅では全体が色の落ち着いたものになっていた。
ポイントとして使われている毛皮の素材や、元に引かれたラインを思わせる。

怪人態では頭と両腕がサルのようになっており、鋭いによる引っ掻き攻撃を得意とする。

身の軽さが特徴であり、木の上でも自在に動き回る。

バケガニの童子と姫

房総・日光大洗野の4箇所に登場。
童子はロング丈の上下にベスト付きなのに対し、ノースリーブハーフパンツショールだけと露出度に差がある。
出現した場所によって衣装の色はばらばらだが、全体的に鮮やかな配色で印に残りやすい。

腕には甲羅を思わせる手甲を付けているが、戦闘用ではない模様。
身体から泡を放出させ、人間になるまで溶かすことが出来る。
怪人態では頭と両腕が甲殻類のようになり、腕をハサミに変化させて戦う。

最初に登場した房総では童子の戦闘シーンカットされたため、怪童子は未登場。
残った妖響鬼火攻撃で倒れた。
なお、それ以降の童子たちに関しては斬鬼さんか轟鬼に2人って敗れ去っている。

イッタンモメンの童子と姫

久慈地方に登場。
それぞれ衣装で、共にマントを着用しておりその各所に長方形の布が取り付けられている。

足を自在に伸ばすことができ、戦闘以外でも餌となる人間を捕えるのに活用する。

怪人態ではい頭と両腕が特徴になっているが、やはり伸縮性のある足を中心とした戦闘スタイルになっている。

オオアリの童子と姫

藤岡地方に登場。
全身を衣装に包んでおり、それを際立たせるためか濃いの肌が若干露出している。

思わせる体勢を下げたまま動き回る仕アリを思わせる。

怪人態では昆虫のような頭部と両腕を持ち、腕をのように変化させて戦う。

響鬼から音を奪ってみせたものの、最終的には変身を許し、新技の棒術烈火弾によってまとめて倒された。

オトロシの童子と姫

秩父大月地方に登場。
革の上下にワンポイントとして薄い色の布掛けを合わせている。また、には着物を思わせる帯を巻いている。
顔にはひび割れのような模様があり、乾燥肌を連想させる。

怪人態ではサイのように硬化した顔と両腕を持つ。
右肩には鋭いがあり、これを利用した突進攻撃を得意とする。

ヌリカベの童子と姫

下野地方に登場。
迷彩柄の上下だが、ポンチョやミノで上半身を包み隠している様子がヌリカベを連想させる。

強固な身体が持ち味であり、童子と姫がターゲットとなる人間に左右から駆け寄り身体で挟んで圧死させる。

怪人態ではさらに硬化した体を持っており、パワフル戦闘スタイルを持つ。
狩りの様子を眺めていたクグツに与えられた「イガイガ」によりパワーアップできるようになる。

ウブメの童子と姫

西湖浅間山に登場。
グレーといった薄い色の衣装が基本だが、西湖では浅間山ではがアクセントになっている。

怪人態は他の種にべると大きな特徴はないが、荒々しい表情に印を受ける。
西湖では怪童子が乱れ童子となって暴走したことで、妖や幼ウブメが殺されてしまい力などは不明。
浅間山の個体を見る限り怪人態では飛行力を持っており、機動力に長けているようである。

ヤマアラシの童子と姫

足尾地方浅間山に登場。
地味な色のトップスに革のパンツを合わせており、細長いドレッドヘアがヤマアラシの針を連想させる。
出現場所によってトップスや帯などの色が異なっており、特に童子はトップスが明るくなったことで印が変化した。

怪人態は針の生えた頭部や、毛皮に覆われた腕で一層ヤマアラシっぽくなっている。
しかし、変身前後に関係なく攻撃方法は口から針を飛ばすことである。

オオナマズの童子と姫

東雲地方に登場。
薄暗い下水道を思わせるような地味な色に上下が統一されている。
ナマズのようなを持ち、その血の気を感じさせない不気味な表情が印深い。

中に繰り出して人間を探すが、流行遅れのような格好でも何故か町に溶け込んでいる。
オオナマズに地割れを起こさせて、人間を彼らのいる地下へ引きずり込んでいた。

怪人態もやはり禍々しいものとなっていて、口元にはのようなものが残されている。
口から流を発生させることによって攻撃する。

アミキリの童子と姫

大洗地方に登場。
童子・共に袖の短い和服を着ており、童子はと色が微妙に違っている。
童子は崩れた襟の間からインナーが見えるのに対し、チュートップのシャツを重ねることでこれを防いでいる。

触手のように伸ばすことができ、これによって人間刺しにしてアミキリに与える。

怪人態では頭と両腕が紫色甲殻類のようなものになっている。
腕は甲殻類のように変化させることができ、これを飛行力を駆使して戦う。

ドロタボウの童子と姫

に登場。
っぽい和服に身を包んでおり、童子はノースリーブへそ出しと露出度が高い。
露出度の高さを除けば、田舎の農民のような衣装であり、ドロタボウが身を隠す田んぼマッチしている。

やたらとテンションが高く、陽気に歌い踊るなどの奇行が立つ。
口から性のある泥を放つことができ、攻撃のほかに田んぼに落とした人間を溶かすのに用いる。

怪人態は泥のような腕を持ち、全体的に黄色っぽい胴体に稲っぽい緑髪などエルフのような外見となっている。

カッパの童子と姫

秩父地方に出現したらしいが、その姿は確認されていない。
裁鬼さんとカッパ戦闘が爆破シーンからスタートしており、ここで死亡した可性が高い。

バケネコの童子と姫

地方に登場。
何故か衣装ボロボロになっており、左右で袖の長さが違っている。
所々にネコを思わせる毛皮があり、にはのようなラインが引かれている。

めずりや招きポーズなど動作がネコっぽくなっている。
曲芸のような素い動きと、鋭いを駆使して攻撃する。

バケネコ爆発の巻き添えになる形でまとめて消滅し、怪人態は未登場となった。

ヨロイツチグモの童子と姫

榧ノ木山に登場。
ツチグモの童子と姫のような和服に上着のスタイル
蜘蛛の巣のようなペイントがあり、蜘蛛を思わせるような四つん這いポーズを取る。

イガイガ」を飲んで強化されたクグツにより生み出されたため、誕生時点でパワーアップ力が備わっている。

オロチの童子と姫

劇場版にのみ登場。
戦国時代に存在する個体であり、全体的にっぽい和服を着ている。
現代の童子たち衣装べると重工で手になっているように思える。

顔の一部分を仮面で隠しており、戦闘時には怪童子や妖になる変わりにこの仮面が顔全体を覆う。
高速で移動することができや扇を使って攻撃するほか、炎を操る力を持つ。

関連キャラクター

童子と姫の派生体

武者童子と鎧姫

童子と姫がクグツに「イガイガ」を与えられたことで変身になった強化形態。
名前の通りのように硬い装甲を持ち、唾液武器に変化させて戦う。
また、育てる魔化魍によって全体的なデザインに差異がある。

劇中ではヌリカベの童子と姫が怪人態から二重変身する形で初登場。
しかし、急パワーアップ体が耐えられず、一定時間を過ぎると元の怪人態へ戻ってしまう欠点があった。
録画された戦闘記録からそのことを見抜かれてしまい、怪童子と妖に戻ったところで響鬼に倒された。

次にウブメの童子にも同様の強化を行おうとするが、突然変異で後述の乱れ童子になってしまう。

3度はヨロイツチグモの童子と姫が変身
今度は人間体から直接この形態へ変化する他、時間制限なく活動することができる。
轟鬼威吹鬼の2人がかりで倒され、童子はこれに鋭鬼を加えた3人の同時攻撃に敗れた。

猛士にも資料が残されており、過去にも出現事例があるようである。

乱れ童子

西湖に出現したウブメの童子が突然変異で変化した姿。

顔から胸にかけてがく変色しており、背中にはウブメを思わせるがあり飛行による移動が可
武者童子と同じ唾液武器に変える力を持つが、その戦闘は本の赴くままといって良い。
そのため、敵味方を問わず襲いかかる欠点があり、クグツにもイレギュラーな存在と見なされている。

やはりこちらも資料が残されており、過去にも出現していたようだ。
共食いをする変種との記載があり、より強い個体を生み出すための実験体と推測される。

スーパー童子とスーパー姫

物語後半にて登場した新の童子と姫。
あらゆる種類の魔化魍を育てることができ、改造された個体も育てたこともある。

共に平安時代男性貴族のような和装で、普通に童子たちとは違いと身体の性別が一致する。
怪人態にはならないが、生身でも単独で複数のを同時に相手にするほどの戦闘力を持つ。
や扇を駆使して戦うほか、妖術のようなものを使用する描写もある。

当初はコミカル描写の立つ邪気な性格だったが、次第に暴な性格に変貌していく。
物語終盤ではたちとの関係も変化したことで、洋館の男女に反発するようになる。

黒クグツ・白クグツ

魔化魍や童子たちの裏で暗躍するの人物。
その正体は、洋館の男女によって作られた文字通りの傀儡。

測量器のようなものが取り付けられたを持ち、これと特殊なによって魔化魍や童子たちを生み出すことができる。
巨大魔化魍を生み出す衣装の個体と、等身大魔化魍を生み出す衣装の個体が存在する。
また、洋館の女の直属である女のクグツも確認されている。

物語後半では「人員整理」と称してスーパー童子とスーパー姫によってスタッフ数名と一緒に一掃された。

洋館の男女

にある洋館で魔化魍に関する研究を行う二人組。
洋館の男女とはいっても衣装和服であるが、明治ごろの貴族ような近代を思わせる。

クグツやスーパー童子たちを使って魔化魍を密かに操り、たちと戦わせていた。
なお、クグツに関しては念力のようなもので直接動かすこともできるようである。

童子たちやクグツと同じ顔を持つが、やはり入れ替わりはない。
童子たちがみんな同じ顔を持つのは、彼らがこの二人のクローンであるためと思われる。
しかし、後述する別の男女の登場によってこの二人さえもクローンである可性が浮上した。

謎の男女

洋館の男女とは別の怪しげな二人組。
こちらは洋装であり、やはり明治貴族を思わせる。

洋館の男女の前に現れ彼らに餌を与えたことからより、上位の存在と思われるが詳細は一切不明。

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