Eternal Fighter ZEROとは、同人サークル「黄昏フロンティア」制作の格闘ゲームである。略称の「EFZ」で呼ばれることが多い(略称が似ているせいで、よくオンラインゲームのFEZと間違えられる)。
Eternal Fighter ZEROは、ゲーム「ONE ~輝く季節へ~」および「Kanon」に登場するキャラクター同士が戦う格闘ゲームとして、2000年の夏に発表された。なお、これがサークル「黄昏フロンティア」の処女作である。
その後「AIR」のキャラなどを加えた「-Blue Sky Edition-」、および「MOON.」のキャラ(天沢郁未)などを加えた「-Bad Moon Edition-」といったアペンドディスクの頒布を経て、2005年冬にこれらを統合した最終作「Eternal Fighter ZERO -MEMORIAL-」がリリースされた。
ほぼ全てのキャラの技・性能に元ネタがあり、格闘ゲームだったり某少年雑誌御三家だったりオンラインゲームだったりと幅が広い。
所謂必殺技ゲージ。ストリートファイターZEROシリーズの必殺技ゲージのシステムを採用しており、各種エタニー必殺技を使用する際に消費される。レベル3およびファイナルメモリー使用時のみ、KOF2000のように背景がネガ反転する。
KOFXIのスキルゲージに近い性質を持つゲージで、こちらは時間経過でのみ増加していく。インスタントチャージ・RF必殺技を使用するために必要。1本目と2本目で溜まるスピードが大きく異なり、2本貯めるとMAX状態となりRF必殺技を使用する際の消費量が25%に抑えられる他、インスタントチャージで回復する補正量が爆発的に伸びるなど多大な恩恵が受けられる。
ギルティギアシリーズでおなじみの『ロマンキャンセル』に準ずるシステムで、暗転演出後に操作キャラがニュートラル状態に戻り、補正値(POWER)が一定値回復する。レインフォース(以下RF)ゲージが赤かMAX状態の時に使用でき、後述のRF必殺技とは異なり消費量は一律RFゲージ1本。ただし、MAX状態の際は使用時のゲージが多ければ多いほど補正値の回復量が高くなる(最大50%)。
体力が点滅状態でのみ使用できるもので、性能はキャラによって大きく異なる。お楽しみ要素の面が強く、基本的にはCPU戦の賑やかしとして用いられる。
餓狼MOWの『ジャストディフェンス』に相当するシステムで、この作品が良バランスである最大の理由ともされる。
相手の攻撃を一定のフレームでガードすると特殊なエフェクトが発生し、ガード硬直が大幅に縮小され、削りダメージが無効化される。そのため、通常では不利フレームが発生する攻撃に対しても切り返す事が可能になる。ただし、リコイルガードキャンセル攻撃に対してのみ、相手にもリコイルガードをするフレームが発生する(リコイルカウンター)ため熟練者同士の対決ではリコイルガードの応酬が見られる場面も。
ストリートファイターIIIやIVにおける『SP必殺技』に相当する。
RFゲージを消費し、通常とは異なる性能を持つ必殺技を放つ。消費量は赤ゲージ時は1本、MAX時は25%を消費する。
原作のバイオリン奏者という設定を活かした、音符システムを絡めてのトリッキーな立ち回りと高火力コンボで攻めるキャラ。各種必殺技で設置した音符は屈Cや236+攻などの対応技に連動して破裂し、相手にダメージを与える。
最初期は玄人向けな性能に火力が追いついておらずランクは下位だったが、バージョンアップによって複数回炸裂するフォルテ音符や、音符をばらまく超必殺技・RF必殺技などが実装され、凶悪な置き攻め・固め・コンボ火力をすべて兼ね備えた最上位キャラとなった。また、全キャラ中唯一補正バグを半意図的に狙えるキャラでもある。
パロディ技としてラルフ・ジョーンズ(KOFシリーズ)の『馬乗りバルカンパンチ』がある。
近距離モードと遠距離モード、2つのモードを使い分けて戦うオールラウンダー。同人ゲームならではの露骨なモーションパロがふんだんに脈絡なく詰め込まれているため、おそらく今作で最も原作とかけ離れているキャラといえる。
近距離モードは格ゲーの基本ともいえる突進技と昇竜技を持っており、通常技の性能も並の水準。屈Bと屈Cが多段性能のためゲージ回収がよく、そこをRF必殺技とICでうまくダメージへと繋げていくというのが基本戦術である。
対して遠距離モードは某ヨガの人よろしく各通常技が伸びるようになる反面、コンボによる大ダメージが狙いにくいという弱点を抱えている。置きタイプの飛び道具や超必殺技の性能は高いが、常時運用できるほどの水準とは言いがたい。
彼女と後述の佳乃に限り、ほぼ全てのモーションがパロディである。
必殺技の性能は若干低いものの、それを補って余りある各種通常技によって手数で攻めるスピードキャラ。ガードさせても有利フレームが発生するものが多く、JBのめくり性能もなかなかのもの。伸びはしないものの縦に強い飛び道具も所持している。
パロディ技として、ベガ(ストリートファイターシリーズ)の『ニーアサルト』、若ギース(龍虎の拳)の『烈風拳』などがある。
最初期のラスボス。2.0x以降はコンティニューした場合のラスボスを担当する。
プレイアブル版は各種技の性能がデチューンされており、全キャラ中最強の前ダッシュ(出がかり数フレーム以降無敵判定)を基点とした強引な攻めと、トリッキーな飛び道具を強みとする。某マーヴルキャラよろしく飛行もできるが、RFゲージを消費するため永パはできない。
パロディ技として、一条あかり(月華の剣士シリーズ)の『式神・六合』、トロン/コブン(MvCシリーズ)の『昼食ラッシュ』などがある。
CPUがやたらリコイルしてくる事で有名だが、別に彼女だけリコイルの受付フレームが長いとかそういった事はない。
発生の早い通常技を基点とした高火力コンボを持つ所謂お手軽キャラ。対空・突進技・切り返しに使えるエタニー必殺技と必要な要素を一通り持っていて、立ち回りと基本コンボをマスターすれば性能の8割は引き出せるため、栞と並んで初心者向けのキャラとして挙げられる。Unknownと同様飛行を使えるが現在では封印安定。
パロディ技として、ケーブル(MvC2)の『シミター』がある。
高性能の飛び道具・置きタイプ&中段判定の必殺技・あらゆる場面から画面端へ引きずり込む運び性能がウリで、あゆ以上に立ち回りだけでほとんどのキャラ相手に有利が取れる。死角となる場所も皆無に等しく、3.01まではファイナルメモリーですら実践レベルであったため最初期から現在までお手軽強キャラの地位を獲得している。
パロディ技として、アイスマン(MvCシリーズ)の『アイスビーム』、マグニート(MvCシリーズ)の『マグネティック・テンペスト』がある。
魔法が使えるようになって素敵な事が起こってしまった完全遠距離キャラ。その正体は某最大手MMORPGの世界からやって来たWIZ様。
全ての必殺技・エタニー必殺技に詠唱時間が設定されており、長ければ長いほど強力な魔法が放たれる。また、彼女のみ一定時間でSPゲージが一定量『回復』する。元ネタ的な意味で。
2.0xの間は完全にネタキャラ扱いだったが、3.0xから詠唱ゲージを即座にMAXにするRF専用技『詠唱』が追加され、各種スキルの性能向上やSPゲージの回復量増加も相まって中堅クラスの性能になった。
『-Bad Moon Edition-』の目玉キャラとして参戦。
実際に全要素が実装されるまでに3ヶ月ほどかかった背景があり、要素が追加されるたびにダイヤが落ちていくというトンデモな経歴を持つ。通常攻撃しかない時代が黄金期という格ゲーキャラも珍しいが同人ではよくある事。
原作の不可視の力の再現として『BLOODゲージ』が搭載されており、足技以外のすべての攻撃によって飛び散る血液を採取・消費する事で各種技の性能が変化するという非常にクセのある性能をしている。ゲージが最大になると暴走状態となり、一定時間全ての必殺技・エタニー必殺技の性能が血液最大状態になり攻撃力・移動速度も上がる。必殺技の性能はお察しな分、調整されてもなお余りある通常攻撃とダッシュの性能で立ち回り、いかに暴走状態を効率よく回転させられるかが勝敗のカギとなっている。
ワイヤーバウンドを利用したノーゲージ5割、IC含み7割強を叩き出す壁コンこそが彼女の真骨頂。
パロディ技としてゲーニッツ(KOFシリーズ)の「よのかぜ」「やみどうこく」などがある。
掲示板
52 ななしのよっしん
2019/04/14(日) 13:41:42 ID: Jmkr1DNIQ7
移動起き上がりがないのがなぁ
53 ななしのよっしん
2019/06/04(火) 21:42:46 ID: 0lzwL64P6e
天沢郁未の
>要素が追加されるたびにダイヤが落ちていくというトンデモな経歴を持つ。
一体何があったのか気になる
要素が追加される度に通常攻撃が弱体化でもしたのか?
54 ななしのよっしん
2023/08/22(火) 02:20:29 ID: qvBJjaVhkC
oneリメイクされるしこれもリメイクされてkanon以降も実装されてほしい。
もしくはsteamに来てほしいわ
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 16:00
最終更新:2024/04/25(木) 16:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。